堅実な人の特徴とは?真面目になる方法と仕事や恋愛に活かすコツを紹介!
そもそも『堅実』とは?どんな意味?
『堅実』とは、「手堅いこと、危なげがないこと」の意味を持つ言葉です。
主に、
- 堅実な手段をとったおかげで仕事が無事に成功した
- 身の丈に合う堅実な暮らしを心がける
- 堅実な方法でリスクを最小限に減らす
といった形で使われます。
物事や人に対して、誠実でしっかりとした考え方や言動をする人は『堅実な人』と言い表されることも。
- 将来を考えて、日ごろから定期的にライフプランを見直している
など真面目な性格の男性や女性が該当します。
堅実な人の特徴|誠実な人に共通することは?
「堅実な人って見た目とか性格に共通点はあるの?」
「周りから堅実だと言われる人の特徴が知りたい」
堅実な人の意味合いはなんとなく理解できたものの、特徴や性格については分からない人も多いはず。
ではどんな人が堅実な人と言われるのか。
ここからは堅実な人の共通点について解説します。
堅実さを感じる人の特徴についてみていきましょう。
特徴1. 物事を何でも慎重に考える
堅実な人は物事を選択する際、直感で行動することはありません。
失敗しないことを最優先にしているため、少しでも不安を感じるものには手を出さないのです。
例えば、新しい仕事に携わる時、堅実な人は過去の成功体験だけで仕事を進めることはないでしょう。
まずは時間を作り、今回取り組む仕事の内容やゴールまでの手順などをしっかりと考えます。
特徴2. 常に冷静な対応ができる
堅実な人と言われるのは、周囲の人や物事を客観的に見られるから。
むやみやたらに感情を表に出さず、常に落ち着いて状況判断ができるため、冷静に対応するスキルが高いです。
仕事で大きなトラブルが発生した際も、堅実な人は慌てずに心を落ち着けます。
先方への謝罪や状況を好転させるための最善策など、とるべき行動を順序よくこなせるでしょう。
特徴3. 先読みして行動する
何事もすぐに行動に移すのではなく、最初にじっくりと考えることも堅実な人の特徴。
結果を予測してから実践するので、物事を効率的に進められます。
- 試験問題にサッと目を通し、確実に解答できる問題から着手する
- 効率よく回れる順番を考えてから外回り営業に出かける
など、頭の中で道筋を立てることに慣れているため、実際に行動した際の失敗が少なくなります。
特徴4. 恋愛は理屈を考える
堅実な人は、将来を見据えた正しい決断を強く求めがち。
失敗を恐れて慎重になるのは恋愛や結婚も同様で、感情よりも自分が求める条件を優先して相手を選んでしまいます。
例えば、
- 気になる女性がいても、アウトドア派とインドア派だからきっと合わないと考える
- 仲のいい男性から告白されたけど、希望年収を満たしていないから付き合わない
など、好意を抱いても恋愛に発展しないケースが多いです。
特徴5. 意外と頑固な一面がある
堅実な人に多いのが、失敗したくないという気持ちが強いこと。
大胆な行動を嫌う傾向があり、どんな状況であっても自分の意志を曲げることはないでしょう。
仕事で確実性は高いが時間がかかるA案と、短期間で終わるもののエビデンスに不安が残るB案から選ぶ場合、時間がなくても堅実な人は一か八かの勝負には出ません。
仕事を成功させるため、入念に計画を練ってからベストなほうを選択します。
特徴6. なかなか信用しない
失敗への不安から、堅実な人は安心感を強く求める傾向にあります。
そのため何事にも疑い深いところがあり、周囲の人を簡単には信用しないでしょう。
- 大事な仕事は同僚に任せず、自分だけで取り組む
- 男性や女性から告白されても、付き合っていい相手かじっくり吟味する
などの理由から、堅実な人は周囲との信頼関係を築きにくいです。
特徴7. 頼もしく信頼されやすい
堅実な人はビジネスでもプライベートでも、常にしっかり真面目に取り組む人。
ゆえに周囲からは誠実な人だと思われることが多く、仕事仲間やパートナーからの信頼度は高いです。
会社で重要なプロジェクトがスタートする時、責任者には誰しも誠実に物事を考えて取り組む人を選びたいもの。
周囲は「真剣に考えてくれるだろう」と思い、堅実な人を責任者として任命するのです。
特徴8. 些細なことにも気が遣える
堅実な人は大きなリスクを嫌うため、普段から目の前の物事や状況をじっくり推察しがち。
そのため仕事やプライベートを問わず周囲に自然と目を向け、気を配れるようになります。
- 仕事関係者の誕生日にお祝いのメッセージを伝える
- 服装や髪型の変化を察知し、「似合ってる」などと言葉に表す
といったことを日常的に実践していると、「気遣いできる人だ」と思われるでしょう。
堅実な人の長所|仕事や恋愛でのメリットはある?
堅実な人に当てはまる特徴を確認するうちに、堅実な人は冷静かつ慎重で信頼できる人物であることがわかりました。
身近に堅実な人がいるだけで安心できると感じるのは、堅実さに大きなメリットがあるから。
ではその大きなメリットとは何なのでしょうか。
ここからは堅実な人の長所について解説します。
長所1. 真面目で人から頼られやすい
人は突然のトラブルに見舞われると取り乱し、落ち着いた判断ができなくなるもの。
堅実な人は冷静に状況を判断できるので、優れた対応料力が備わっています。
発注ミスがあっても別の仕入れルートを探すなど臨機応変に対処するため、堅実であればあるほど周囲からの信頼が厚くなるでしょう。
とっさの出来事でも慎重に考えて行動できるため、「この人なら安心して頼れる」と思われるのです。
長所2. 失敗するリスクが低い
堅実な人は、自分が新しく始めること、知らないことに直面した時に直感で行動はしません。
挑戦するよりも失敗しないことを優先的に考えるので、先のことまで考えてから物事に取り組みます。
もし、今の自分には向いてないことならそもそも挑戦はしません。取り組む際は、リスクを取った大きな成功よりも、リターンは少ないけど確実に成功する手段を選ぶ判断を下せるでしょう。
長所3. 目標達成がしやすい
難関資格合格など、人生で困難な目標が目の前に立ちはだかった時、達成するまでに無駄な回り道をしてしまうこともありますよね。
しかし堅実な人は目標から逆算して、自分がどのくらい頑張ればいいのか考えてから物事を進めるので、無駄のない学習法で合格をつかみとります。
目標のためにすべきこと、しなくていいことが最初に分かる分、効率的に物事を進められるでしょう。
無駄な回り道をせず、最短ルートで目標を達成しやすいのです。
長所4. 仕事が円滑に進みやすい
様々な部署が携わる新規プロジェクトのスタート時、堅実な人であれば余裕を持たせたスケジュールを組みます。
それは堅実な人がいろいろな可能性を考え、低リスクで確実性の高い方法を選びがちだから。
予備日を設けるなど、一つの工程で遅れが生じてもその後の作業に影響を及ぼさない計画なので、仕事を円滑に進められるでしょう。
失敗を恐れる性格ゆえ、スムーズに仕事を進められるのです。
長所5. クオリティが高いものを生み出せる
仕事で提案書を作成する際、企画の目的や想定される結果などをまとめる程度で終わる人も多いはず。
堅実な人は、頑固な一面がありこだわりが強いので、他人から見られた時に一番良いものを届けたいと考えます。
企画内容はもちろん、グラフや表などの見た目にも手を抜かずに求められる以上の成果を出そうと努力するでしょう。
どんなことでも妥協をしたくないと考えるからことの結果と言えます。
長所6. 結婚相手に選ばれやすい
結婚するにあたって重視されるのは、信頼性と将来性。
堅実な人は、お金を使い方や仕事に対する取り組みを綿密に計画して生きているので、安定した生活を送れそうなイメージを与えるでしょう。
例えば、将来のための貯金や投資を若いうちから始めていたり、昇給のための資格勉強を毎日コツコツこなしています。
真面目で慎重な性格をしているから、結婚相手に相応しいと思われるに違いないです。
堅実な人の短所|手堅く確実でいるデメリットとは?
ここまで堅実な人の長所をみてきましたが、非常に魅力的で頼りがいのある人物であると理解できたはず。
ですが一方で、堅実な人にはつまらない、モテないなどのイメージもつきものです。
ここからは堅実な人がなぜつまらないと言われるのか、その理由となり得る短所を解説します。
短所1. 新たな挑戦がなかなかできない
堅実な人は物事を慎重に考えすぎてしまう特徴があります。
転職したいと思っても、堅実な人は
- 新しい職業に就いても上手くやっていけるか
- 職業を変えたことで大きなデメリットは生じないか
などと考えて、思い切った行動ができません。
失敗を恐れるあまり、新しいことへの挑戦に抵抗を感じてしまうのです。
短所2. つまらないと思われることがある
堅実な人は、どんなことにも全力で取り組もうとする真面目すぎる性格がネック。
仕事で切羽詰まっている状況で、場を和ませるために誰かがジョークを言っても「え、何ふざけてるの?」と、冗談を冗談と気づかないで冷めた発言をしてしまうのです。
その上で相手に「どういう意味?」などと質問するため、周囲からは「真面目すぎてつまらない」と思われるでしょう。
遊び心がないため、面白みのない人間との印象を与えてしまい、モテないのです。
短所3. ”これ!”という秀でた部分がない
堅実な人は、リスクを回避できる術を常に模索しているため、堅実な人は全体的にそつなくこなしてしまうのが短所となることも。
学校の定期テストで全教科平均点以上をとれる一方で、成績が突出している教科は比較的少なめ。
その結果「自分には得意教科と呼べるものがない」と感じてしまうケースがあります。
欠点が少ない分、とりわけ得意なものも見つかりにくく、平均的なつまらない人物なのだと思い込んでしまうでしょう。
短所4. 孤独に感じることがある
堅実な人は、失敗したくない気持ちから他人をあまり信用することがありません。
学校や会社でも必要最低限での付き合いしかしないため、一通りイベント事や仕事が落ち着いた後の飲み会に顔を出すことも避ける傾向にあります。
周りがワイワイ楽しんでいる中、1人でいる時間が長くなることが多いので、ふとした時に「寂しい。つまらない。」と孤独を感じることがあるでしょう。
短所5. 慎重すぎて時間がかかってしまう
「自分が不安を感じる要素を、全て取り除いてから行動に移したい」と思うのが、堅実な人ならではの性格。
新しく何かを始める時、買い物をする時など、色々な情報や他のものとの比較、先を見据えた結果はどうなるかを人以上に考えてしまいます。
そのため、普通の人が10分で終わる決断に1時間もかけてしまうなんてことも多くあるでしょう。
短所6. 一緒にいる人が疲れてしまう
何事も全身全霊で頑張ろうとする性格から、堅実な人はいつもきちっとしているもの。
堅実な人が考える仕事に対する熱量が10だとしても、普通の人からは30くらいに感じます。真面目なことは悪くありませんが、常に頑張りすぎているところを見ると、一緒にいる人からすれば気が休まりません。
少々手を抜きたいと考える自分を「ふがいない」と感じてしまうでしょう。
堅実な人になる方法|日常生活から意識することは?
「何に気をつけたら堅実な人に近づけるの?」
「堅実さを身につける方法が知りたい」
しっかり者になるのは一見難しそうですが、実は大切なポイントを押さえることで徐々に堅実な性格へと変えられます。
では日常生活で一体何をすれば、しっかりした人になれるのか?
ここからは堅実な人になるための方法を解説します。
方法1. 行動する前によく考える
常に先のことを慎重に考え、判断してから行動することで、今後起こり得る失敗のリスクを最小限に抑えられます。
なので行動よりもまずは先読みをするように心がけてみましょう。
具体的な対策としては、
- 試験当日までの残り日数から逆算し、学習スケジュールを立てた上で資格試験の対策に移る
- 欲しいものがあってもすぐにお金を払うのではなく、他の商品と価格や性能を比較検討する
などが挙げられます。
行動する前にひと呼吸おくと、冷静に考えられるようになりますよ。
方法2. リスク回避を事前に考えておく
初めから万が一の事態を予測しておくことで、突如発生した事態にも慌てず対処できるようになります。
リスクを回避する方法をあらかじめ考えておけば失敗する可能性も低くなり、周囲からの信頼も厚くなるでしょう。
- 停電でキャッシュレス決済が使用不可になることを考え、紙幣と硬貨を持参する
- 公共交通機関の運休に備えて、別の移動手段を1~2個調べておく
などのやり方を実践してみてください。
「やりすぎかな?」と思うくらいのリスク回避を心掛けていくと、日常生活から堅実な人の思考へと近づくことができますよ。
方法3. 情報リテラシーを身につけておく
正確に先を読む力をつけるには「正しい情報を手に入れること」が大切。
数ある情報の中から正確なものだけを的確に取捨選択する方法がわかれば、スムーズかつ確実に物事を進められます。
例えば、SNSで知った情報は鵜呑みにせず、信用性の高い団体から発信された情報かチェックしましょう。
インターネットで検索した情報も、サイトの運営元を確認してください。
有益な情報だと思っても、まずは疑ってかかることが大切ですよ。
方法4. お金の使い方を慎重に考える
お金をむやみやたらに使う人は計画性がなく、何事においてもだらしない印象が。
よく考えてからお金を使うようにすると、金銭面以外にも管理能力も身につきます。
金銭感覚を養うために、
- 余裕を持った人生を送るため、毎月貯金する
- 本当に欲しいものかどうか自身に問いかけてから購入する
などの方法を試してみてください。
簡単にできることから始めると、ストレスなく長期間にわたって続けやすいですよ。
方法5. 自分本位の判断をする
堅実な人は周囲に流されず、しっかりと自分の意見を貫ける性格の持ち主。
自分の判断を尊重することが自身への信頼に繋がり、おのずと冷静な対応ができるようになります。
- 自分の判断が正しいと思えるように、その答えを出した根拠をしっかりと固めてから発言する
- 興味のあることや好きなことなど、自分の感情が動かされることに取り組む
など、まずは自分の信念をしっかりと確立させましょう。
最初のうちは、判断を大切にすることに不安を感じると思いますが、小さなことからで構わないので、少しずつ取り組んでくださいね。
方法6. 一日のルーティンを決める
日々の行動の流れを決めることで、規則正しい生活が送れるようになります。
時間を無駄にすることがなくなり、日ごろから計画的な行動が身につくでしょう。
ルーティーンの例としては、
- 起きたらコーヒーを1杯飲みつつ、朝食の準備をする
- 出勤後はPCを起動し、スケジュールを確認する
など無理のない内容にするのがコツ。
可能な範囲かつ比較的簡単にできるような流れを作ると、最初から楽しく実践できますよ。
堅実な人におすすめな職業|真面目な人が向いている仕事とは?
堅実な人の特徴といえば仕事にも恋愛にも誠実で、行動するよりも考えることを優先して物事に取り組むこと。
そんな何事においても真面目な性格の人は、一般的に責任感のある仕事が向いているとされています。
では堅実な人の真面目な性格や、物事をじっくり考える能力が活かせる仕事とは何なのか?
最後は堅実な人におすすめしたい職業をまとめました。
職業1. 公務員
公務員は警察官や教師など社会の模範となる立場の職業であり、ルールや道徳心がない人には決して務まりません。
役所ではインフラ整備をはじめとした、人々が暮らしやすい街づくりの基盤設計に関する業務も必要です。
堅実な人は決められた作業をコツコツとこなす能力が高いので、公務員に適しているでしょう。
職業2. 弁護士
弁護士はフラットな視点から情報を精査し、トラブル解決に向けて取り組みます。
誤った判断を避けるため、依頼者と向き合う際も自分の感情に流されてはいけません。
ゆえに物事をあらゆる角度から考え、思いつく限りのプランから最善策を導ける堅実な人は弁護士に向いているといえます。
職業3. 税理士・公認会計士
税理士や公認会計士は、税金相談や企業の会計コンサルティングなど、お金の管理に関係する職業です。
ルールや法律に沿った正確な作業が求められるため、真面目かつ着実に仕事をこなせる人が適しています。
仕事の内容から個人や企業の財務状況を把握できることからも、人から信頼されやすい堅実な人が適任でしょう。
職業4. 品質管理
商品の品質を管理する仕事は、顧客に安全安心のものを届けるために必要なもの。
社内の信用と信頼を守るために必要で、もっとも重要な役割を担う職業の一つです。
検査結果を考慮するなど慎重な判断が求められるので、しっかり考えることのできる堅実な人にぴったりでしょう。
職業5. 薬剤師
薬剤師はドラッグストアや病院において、医薬品の販売や患者への説明などを行う職業。
薬を扱う仕事ですから、処方薬を誤るなど万が一のミスが命取りになる可能性があります。
医薬品を厳密に管理する能力が必須ともいえるため、しっかり者である堅実な人が適任でしょう。
日々できることからこなして、堅実な人を目指していこう。
堅実な人はその真面目な人柄ゆえ、重要な仕事を任されることが多いでしょう。
プライベートでは誠実さが魅力となり、異性からモテることも。
そんな周囲から厚い信頼を寄せられるような堅実な人になるためには、今回解説した方法などを実践してみるのがおすすめです。
まずは無理せず、できることから。
堅実な人の特徴をぜひ実生活に活かしてみてください。
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