“結果が全て”と考える人の3つの心理|成果主義になるメリット&デメリットとは?
“過程よりも結果が全て”と考えるデメリット|意外な落とし穴とは?
「結果が全て」という考え方には多くのメリットがあると理解できたでしょう。
しかし、実は、結果論で物事を考えるのはプラス面だけでなく、デメリットも存在します。
成果主義の考えで押さえておきたい注意点は何か?
ここからは「結果が全て」という考え方のデメリットや注意点を解説していきます。「結果が全てではない」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
デメリット1. 外的要因によって成果が左右される可能性がある
本人の努力だけで結果が毎回出せればいいのですが、時には本人の力の及ばないところで結果を出せないこともあります。
結果論で評価されてしまうと、外的要因で失敗した時にも評価されない可能性があるでしょう。
身内の不幸や自身のケガなどで、仕事に支障が出ることは誰にもあります。
それにもかかわらず、「結果を出せなかったことに理由はいらない。」と低い評価を付けられてしまうリスクが、成果主義の考えには存在します。
デメリット2. 結果が目に見えにくい立場では評価されにくい
営業の仕事のように、成績が一目でわかる業務だと評価しやすいものですが、直接結果を上げるわけではない中間管理職などの立場の人は、評価基準の設定が困難です。
部下が業務に集中できるように進捗管理やフィードバックに力を入れても、「それで、あなた自身はどんな結果を出したのか?」とバッサリ評価されるのは悲しいですよね。
結果が形として見えにくい業務を評価するためには、結果が全てではない考え方のほうが望ましいこともあるのです。
デメリット3. 過程を疎かにしがち
結果が重要だと考えすぎてしまうと、途中の過程がどうでもよくなってしまいます。
一度きりの仕事であれば、過程を気にしなくても上手くいくことがあるかもしれません。
しかし、何度も繰り返す業務の場合は、
「うまくいかなかった理由は何だろう?」
「次回失敗しないために、気をつけるべき注意点はどれか?」
といったように、次の仕事のために過程を振り返る必要が出てくるでしょう。
過程を疎かにしてしまうと改善点がわからず、仕事から得られる学びが少なくなるため、気をつけてください。
デメリット4. 結果のために手段を選ばなくなる
結果論で考えてしまうと、成果を出すためには何をやってもいいと思ってしまう可能性があります。
- 営業成績で同僚に負けたくないからと、嫌がらせをして相手の業務を邪魔する
- ポケットマネーで顧客を物で釣って契約させる
など、「結果が何よりも重要だから。」と強引な行動に走る人が世の中には一定数存在します。
手段を選ばない方法は他人から信頼を得られないため、たとえ結果を出したとしても評価されないことが…。
自分でも気づかないうちに悪に手を染めていることもあるので危険なのです。
上司が「結果が全て」と考えているかどうか見極めてみて。
本記事では、「結果が全て」と考える人の特徴や心理を紹介すると共に、成果主義のメリット・デメリットについて解説してきました。
結果が全てではないと思っている人でも、会社や上司が成果主義を掲げていたら、それに合わせて働かないといけませんよね。
相手がどんな気持ちで結果を重視しているのか把握し、良好な人間関係を築いていきましょう。
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