“結果が全て”と考える人の3つの心理|成果主義になるメリット&デメリットとは?
“過程よりも結果が全て”と考えるメリットとは?理由付きで紹介
これまでの内容で結果重視の人の心理に触れて、ポジティブな考えが多いと気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は成果主義の考えには、行動を前向きにしてくれるメリットがたくさんあります。
ここからは、「過程よりも結果が全て」と考えることで得られるメリットを一緒に確認していきましょう。
メリット1. 判断基準が単純でわかりやすい
努力や創意工夫が評価されることもありますが、評価する人によっては見てくれないこともあるため、結果だけ意識して動いたほうが効率的な面があります。
- 取引先に行った回数
- 資料作成にかけた時間
- 担当する業務への熱意
など、上司に評価してもらえれば嬉しいですが、数値化しにくい部分なので評価が曖昧になってしまうことも。
過程よりも結果が全てと考える人は、シンプルに「できたか、できなかったか」で自分を見てもらえたほうが楽だと考えているため、明確な評価基準を持って仕事に臨めます。
メリット2. たまたまでも成果を上げることができる
自分の実力以上の結果がたまたま出せた場合でも、「結果が全て」と会社や上司が考えていれば、高い評価を受けられます。
既に購入を決めている大型顧客がお店に来た際、偶然対応したのがあなただった場合だとしても、成果主義の下では、手柄はあなたのものになります。
「できたか、できなかったか」で評価される環境であれば、過程は特に気にされないので、評価を得られるチャンスが誰にでもあるといえるでしょう。
メリット3. 結局、結果を出すために過程も努力できる
「過程は評価には関係ない。」と思っても、結果を出すために自然と過程も大切にするのがメリットの一つ。
結果を重視する人は、いい結果を出すために最善を尽くします。
大きな商談や重要なプレゼンを任されたら事前準備を徹底し、成功させるために出来ることは何でもしようと考えるのです。
「結果を出さなければ評価されない。」と認識しているからこそ、成功に向けた努力を欠かさない点が大きなメリットと言えるでしょう。
メリット4. 辛いことも結果のためなら耐えられる
結果が全てと思っている人は、辛いことや苦労に直面しても、「これを乗り越えた先に成果がある。」と前向きに考え行動できます。
- 書類作成のために膨大な資料を読まないといけない
- 月曜日の商談を成功させるために、土日返上で仕事をしないといけない
といった状況に立たされると、くじけそうになる方もいるでしょう。
しかし、成果主義の人なら結果を出す喜びを知っているため、困難にもくじけず踏ん張れます。
ストレスが溜まり大変そうですが、結果を出した時に周囲から評価されることで、大きな達成感を感じられるでしょう。
メリット5. プロ意識が芽生える
結果重視の人は、結果を残さなければ評価されないことを自覚しています。そのため、仕事にかける意気込みは人並み以上。
- 行こうと思えばもう1社訪問できるが、行かなくても上司に叱られることはない
- 資料に盛り込んだほうが良いデータを思いついたが、無くてもプレゼン資料としてはまとまっている
といったケースに立たされた際、成果主義の人は「少し手を抜いてもいいかな。」「これぐらいで及第点だろう。」といった甘えた考えにはならないので、一歩踏み込んで仕事の精度を高めようと試みます。
こうしたプロ意識を身につける効果が、結果重視の考えにはあります。
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