優越感に浸る人の5つの心理。イライラを抑えて上手に付き合うコツとは?
そもそも「優越感」とは?意味を紹介
優越感とは、相手よりも自分の方が優れていることに満足したい気持ちのこと。
「優越感を抱く」や「優越感に浸る」と言う使い方をされ、「優位な立場にいる」とマウントを取ることで自分のメンタルを保とうとします。
この優越感は、自分が実際に努力したことだけでなく、裕福さや容姿などでも周りと比べて自分の方が上にいると思うことも含まれます。
一見悪いことのように思われますが、多くの人が感じたことのある感情といえるでしょう。
優越感に浸りたい人の5つの心理|マウントを取りたがる理由とは?
優越感がどんなものかわかったところで、そもそもどうして優越感に浸りたがるのでしょうか?
そこには人と比べて「自分を評価したい」と言う自尊心が存在します。ここからはそんな自尊心を満たして優越感に浸りたい人の心理について解説します。
どんな気持ちで優越感に浸りたがるのか、気になる心理を詳しく見ていきましょう。
心理1. 「自分より下がいる」と安心したい
自分に自信がなくいつも劣等感を感じている人ほど、優越感に浸りたいと言う思いが強くあります。
「一番下になるのは絶対に嫌!」と言う気持ちが強いため、自分よりも下がいると思うことで安心したいのです。
見下すことでマウントを取り、自分自身が不安な気持ちにならないようにしています。
心理2. 自分の有能さをあらためて感じたい
優越感に浸る人は、ナルシストな人が多いもの。自分が大好きな性格なので、他人より優れている自分を再認識したいと言う心理があります。
誰かと比べて自分の方が価値があると思えるだけで満足でき、気持ちが落ち着きます。
心理3. 優越感を感じた時の快感が忘れられない
何かの拍子に他の人と比べられて褒められる経験をすると、「私はやっぱり特別な存在なんだな」という気持ちになり、その瞬間の勝ち誇るような嬉しさが忘れられなくなります。
そしてもっとその快感を得たいと思うようになり、たとえ人を見下してでも優越感を感じようとしてしまうことも。
心理4. 異性からチヤホヤされたい
誰しも異性から「すごい」と思われたいもの。特に男性はモテたい気持ちが強く、異性からチヤホヤされたいと言う願望があります。
なので、異性にだけ特別優しい態度を取ったり、男性であれば食事をおごったりして、他の同性よりもモテるように仕向けます。
そして、異性からの評価を上げてチヤホヤされると、同性から羨ましい目で見られるため、そこで優越感に浸ろうとするのです。
心理5. 他人から馬鹿にされたくない
男性の中には実は自分に自信がなく周りと比べてしまう人もいます。しかしプライドが高いため、他人には「下に見られたくない」と思っています。
自分の方が優位に立ちマウントを取ることで、人から馬鹿にされることを防ぎたいと言う理由があり優越感に浸ろうとします。
優越感に浸りたがる人の3つの特徴|言動でわかる共通点とは?
「優越感に浸りたがる人ってどんなタイプの人なんだろう」
「自分も優越感を感じやすいのかな?」
優越感に浸ると言う言葉は知っていても、実際にどんな人のことを指すのかわからない人もいますよね。
ここからは優越感に浸りたがる人にはどんな特徴があるのか、共通点をご紹介します。
周りにそんな人がいないか、または自分がそうではないかなど気になる人はチェックしてみてください。
特徴1. 他人の粗探しばかりしてくる
学校や職場などで人のことばかりを気にしている人は、自分より下を探したいから。
- 自分のミスは置いといて人のミスばかり指摘する
- 「これは違うと思う」「〇〇さんはいつもこうだよね」などいろいろと理由をつけて難癖を付けてくる
など、人のちょっとしたミスや忘れていることを粗探しして大ごとにしようとする人がいたら、優越感に浸りたい人といえますよ。
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特徴2. 自慢話をするのが好き
自分は優れていると思われたいため、凄いところを話して周りに認めさせて優越感に浸ろうとします。
特に自分のライバル視している人に対しては、何かにつけて突っかかってくるでしょう。
例えば、上司に仕事を頼まれたときに「私でも大変だったから、〇〇さんにはできないと思うけど頑張って」など、ライバル視して自分の方が有能だと言うことをアピールしてきます。
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特徴3. 常に上から目線で話してくる
優越感に浸りたがる人は、自分の方が優位であることを周囲に知らせたい気持ちが強く、自分も優位であることを確認したいと言う心理があります。
そのため、他の人に対して見下すような偉そうな態度をとります。
例えば職場の同期なのに命令口調で話したり、「私はもちろん似合うけれど、あなたでは無理かも」など自分よりも下の存在であるような言い方をしてきますよ。
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優越感に浸ってくる人と上手に付き合う4つのコツとは?
「優越感に浸る人の標的にされたくない」
「どうやって対処すればいいんだろう…」
優越感を得たいと思っている人とは関わりたくないと思っていても、職場や学校で完全に無視することはできませんよね。
なるべく自分がイライラしてストレスを溜めないためにも、優越感を求める人の対処方法や接し方を知っておきましょう。
ここからは優越感を求める人と上手に付き合うコツをご紹介します。
コツ1. とりあえず「すごいね」と適当に褒める
優越感を感じたい人は、自分が人よりも優れていることを確認したいものです。なんて返せばいいかわからない時は、とりあえず褒めるのが手っ取り早い方法。
「〇〇さんだからできるんだよ。すごいね」
「本当にすごいね。自分には無理だな」
など、適当に相手を褒めておだてましょう。
無視したくなる気持ちもあると思いますが、褒められるまで黙らないので無視は禁物。優越感を感じたいだけなので、褒めておくと満足するでしょう。
コツ2. 「必死に頑張ってるなー」と心の中で思っておく
優越感を感じたい人は劣等感を感じているから。そのことを知っておくと「必死なんだなあ」と思え、自分の方が余裕を持てていることに気がつきます。
例えば相手がマウントしてきた時には、
「そんなに頑張らなくてもいいのに。かわいそうに」
「自分の価値を下げてるってことに気づけないんだなぁ」
など、相手に対して怒りではなく哀れみを感じて心の中でつぶやきましょう。
無理に反応してしまうと自分も相手と同じレベルになってしまうので、心の中に留めておくようにしてくださいね。
コツ3. 適度な距離を保つように心がける
近くにいすぎるとターゲットにされてしまう可能性が上がります。優越感を感じたい人とは、関係的に離れられない場合も含めて適度な距離感を保っておくことが重要です。
例えば、
- 友人グループでは付き合うけれど個人的には仲良くしない
- 会社だけの付き合いで、私生活では連絡を取らない
など「ここまで」と自分決めて一線を引いた付き合いにしましょう。
コツ4. 優越感を感じさせないほどの実力をつける
優越感を感じたい人の対象は自分よりも下に見える人です。比較対象にすらならなければ、相手がドヤってくることも無くなります。
例えば、相手よりも多く仕事をこなしたり努力し誰からも好かれるような存在になれば、認めざるをえない状況になり相手が憂鬱感を感じることはありません。
もし何か言われても圧倒的な実力さがあれば相手にもならないし、周りもわかっているため何も感じませんよ。
【番外編】優越感を求めてしまう性格を改善する3つの方法
「もしかして自分は優越感を求めているかも」
「優越感に浸っている時があるけれど、どうしよう」
自分も知らず知らずのうちに優越感を求めてしまっている場合、誰かに嫌がられているかもと不安になりますよね。
どうにか改善したいと言う思いがあっても、どのようにすればいいのか悩みます。
ここからは、そんな優越感を求めてしまう人の性格の直し方をご紹介します。不安のある方はチェックしてみてください。
直し方1. 下を見るのではなく、上と比較する
優越感に浸りたいと思うあまり下を見る癖があり、まずそれを直さなければいけません。
- 上司や先輩など自分の業績よりもいい人に付き添い参考にする
- 自分よりも優れている人をお手本にし見習う
など、上と比較することで自分に何が不足しているのかを見るようにしましょう。
今の自分に満足するのではなく、常に成長していこうという気持ちを大切にしてくださいね。
直し方2. 自分の欠点を受け入れる
劣等感を感じる部分があると、そこを見せないためにいいところを強調したくなるものです。欠点を真正面から受け入れ、改善することでより優れた存在になれますよ。
直し方としては、
- 自分の長所ではなく、人に指摘されたところや自覚しているマイナス部分に目を逸らさずに受け止める
- その欠点を日頃から気をつけるように意識し、行動する
がおすすめ。
自分自身から目を逸らさず欠点を克服しましょう。
直し方3. 優越感を得る必要がないレベルに成長する
人と比べたがるのは自分に自信を持てない証拠です。直し方としては、自分が安心できるくらい成長すること。
- 自己分析し弱点を知る
- 弱点を一つずつ克服し自分を磨いていく
このように自分が完璧になれば、今の自分に満足し比べる必要すら無くなるので、性格も変えられます。
自分のレベルを上げると自然と優越感を得ようとしなくなくなりますよ。
優越感に浸りたがる人とは程よい距離感で付き合ってみて。
優越感を得たいと思うのは、自分が人よりも優れていると思いたいため。劣等感がある人や周りから認められたいと言う思いの強い人が、自尊心を満たすために行なってしまいます。
「そんな人とは関わりたくない」と思っていても無視するわけにはいきませんよね。そんな時は上で説明した通りうまく対処して関わらないようにしましょう。
もし自分が優越感を感じやすいと思った場合は自分の欠点を受け入れ、上と比較し努力することで優越感を感じなくてもいいレベルになることができますよ。
【参考記事】はこちら▽
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