気にしいな人の7つの特徴。気にしすぎる性格を絶対に改善できる方法とは?
「気にしい」の意味とは?
気にしいとは、他の人は気にしないような細かいことまで何かと気にしすぎてしまう性格の人のこと。
対人関係では、周りの人から自分がどう見られているのかをあまりにも気にする人のことを指します。
例えば、「私って仕事ができない人間って思われてるのかな」「友人から嫌われてたらどうしよう」などと、1人で考え込むのです。
また、物事をネガティブに捉えることが多く、上司から間違いを少し指摘されただけで、「俺はダメ人間だと思われてるに違いない…。」と引きずってしまいます。
常に周囲からの印象を気にして、人間関係で疲れてしまう人が、気にしいな性格の人と言えるでしょう。
気にしいな人になってしまう4つの原因|気にしすぎる人はどんな心理状態なの?
「何が原因で、俺は気にしいな人間になってしまったのだろうか…」
「仕事でもプライベートでも周囲の意見を気にしてばかり。私がここまで繊細な理由は何なの?」
自分が気にしいだと自覚していても、そうなった理由まではわからないですよね。自分の性格に問題でもあるのでしょうか?
そこでここからは、気にしいになってしまう4つの原因について解説します。
原因1. 自己肯定感が低く、自分に自信がない
気にしいな人は、「私は何をやっても上手くいかない」と物事をネガティブに捉えるせいで、自信を無くしてしまいます。
そのため、
「好きな人と付き合えたとしても、周囲から『あの2人は不釣り合いだ』と陰口を言われるに決まってる」
「友達を遊びに誘ったけど、断られた。やっぱり私って嫌われてるのかな…」
などと思うことが多いです。
自己肯定感が低くて自分に自信が無いというのは、一番多い気にしいさんの理由といえるでしょう。
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原因2. 自分の意見よりも他人からの評価を重視してしまう
どんなことでも、周囲の人全員が同じ意見になるなんて不可能。
しかし繊細な人は、「みんなから嫌われたくない」「自分だけ普通から外れたくない」といった理由で、過度に他人からの評価を気にするのです。
例えば、以下のような考えがあるあるといえます。
「本当はA案よりB案の方が良いと思うけど、みんなと同じAに投票しよう」
「本心を言ったら友達に嫌われそうだから、何も言わないでおこう」
他人からの評価を重視する気にしいな人は、なかなか自分の意見を主張できません。
原因3. 育ってきた環境からの影響が大きい
幼いころ両親から厳しい教育を受けていると、無意識に完璧を求めるようになってしまい、大人になってもこだわりが強くなりがち。
そのため、
「会議で少しでも間違ったことを言えば、上司に怒られるかも」
「明日の初デート、彼女の機嫌が悪くならないよう完璧にしなきゃ」
などと考えてしまいます。
頭の片隅に、親から怒られたり躾けられた昔の記憶が残っているため、それが原因で社会に出てからも些細なことを気にしすぎるのです。
原因4. プライドが高いので、自分に求めるレベルも高い
自尊心が高く「自分は何でもできる」と考える人ほど、理想とする目標も高く、それに達していない場合「恥ずかしい」と感じるもの。
例えば、以下のように思いがち。
- 英会話クラスで発音の間違いを指摘され、その場から逃げ出したくなった
- 先月はノルマを120%達成したのに、今月は105%に落ちてしまい自分が情けなくて上司に顔向けができない
高い完成度を求めるあまり、その結果を出せないと自分のことが許せず、いつまでも切り替えできなくて気にしてしまうのです。
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【自己診断】気にしいな人に当てはまるか“7つの特徴”をチェック!
「小さなミスをずっと引きずる私って、気にしいなのかな?」
「そもそも気にしいな人って、どう見分ければいいんだろう」
気にしいという言葉はよく聞くけど、どんな特徴かわからない人も多いですよね。
そこでここからは、気にしいな人の特徴を詳しく解説。
自分が気にしいな性格に当てはまるのか、ぜひ一緒にチェックしてみましょう。半分以上当てはまる人は気にしいさんといえますよ。
特徴1. 間違いを指摘されただけで、人格まで否定されてると思ってしまう
考え過ぎな人は物事をネガティブに捉えるので、自分のためになるような良い指摘でも、悪い方向に考えてしまいます。
例えば仕事の面接で、面接官から「次はここをこんな風にすると、もっと良くなるよ」とアドバイスを貰っても、素直に受け止められません。
真面目で完璧主義な一面もあるため、「ミスしたってことは、俺はダメ人間なんだ…」と思ってしまうでしょう。
特徴2. 自分のいないところで友達が話していると悪口だと思ってしまう
気にしいな人は思い込みが激しく、どんなシチュエーションでもネガティブに考える癖があります。
もし友達が自分のいないところで集まって話していれば、
「私抜きで話すってことは、私の悪口を言ってるからだよね」
「今、私の名前が聞こえた…なんか良くないこと言われてそう」
「私がいないこと確認してから、みんなでコソコソ話し始めた?」
などと、常にネガティブ思考で、よくない方向に考え過ぎてしまうでしょう。
特徴3. ”嫌われたくない”から周りの意見に合わせてしまう
些細なことを気にしすぎる人は、周りから仲間はずれになることが怖くてたまりません。
そのため、本音で話せる親友だとしても「嫌われるのはイヤだ」と感じて、なかなか本音を言えないのです。
例えば、友人のBちゃんが「Aちゃんはぶりっ子だから嫌い」と話していれば、自分はAちゃんのことが好きだとしても、「そうだよね。私もAちゃん苦手」と意見を合わせます。
いつも自分の意見を言わないので、周囲の人からは八方美人だと思われることも。
特徴4. 小さなミスを自分の中でどんどん大事にしてしまう
繊細で気にしいな人は、自分の失敗に対して過剰に反応しがち。些細なことだとしても、一度ショックを受けると、なかなか頭の切り替えができないのです。
もし仕事で先輩から「〇〇さんが作ったこの書類、最後の方に誤字あったよ」と指摘されれば、
「他の箇所にも誤字がありそう。書類そのものを作り直さないとダメかも」
「こないだ作った別の書類にも何か間違いがあるはず。今すぐ確認しないと」
などと、頭の中でどんどん悪い方に考え、その日はミスのことで頭がいっぱいになります。
特徴5. 一度気になり出したらずっと気になってしまう
他人のちょっとした表情や態度で不安になり、ついつい深読みしてしまう気にしいな人。
例えば、朝の登校時に「Aちゃんと目が合った時、なぜか笑われてた気がする」と感じたら、
- 家に帰ってからもそれを思い出して、夜ご飯をまともに食べられなくなる
- 翌日Aちゃんと接する時も、よそよそしくなってしまう
- 「私って本当は嫌われてるのかな…」と思ってしまう
など、他人の些細な行いですら、自分の中でどんどんマイナスに発展させてしまうのです。
特徴6. 飲み会の後は「言い過ぎたかな」と一人反省会をする
飲み会でお酒が入ると、普段は絶対に言わないようなことも、気分が良くなってポロッと話してしまうことってありますよね。
気にしいさんはできる限り飲み会の最中も変なことを言わないように気をつけているし、酔っぱらいすぎないようにセーブしていますが、たまにタガが外れてしまうことも…。
そうなったらもう大変。家に帰って酔いが冷めた後は一人で猛反省会スタート。
しまいには、
「昨日私こんなこと言ってなかった?」
「本当にごめん!私のこと嫌いになった?」
と友達に連絡してしまう人もいるでしょう。実際は友達が全く気にしていないようなことでも、自分の中でネガティブに考える結果、しばらく自責の念にかられてしまうのです。
特徴7. 100%を出せるまで納得できない完璧主義
気にしいな人は他人から認められたい性格なので、仕事やプライベートで取り組むことに対して、「なんとしてでも最高の状態で自分を出し切りたい」と考えます。
例えば、仕事の納期が迫っているとしても、早く提出することより、一発で完璧を目指して「すごい!」と思われることに重点を置くのです。
その結果、相手が微妙な顔を少しでもしたら「またやり直してきます!」と変なスイッチが入り、100%の出来になるまで誰にも頼らず繰り返し修正するでしょう。
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気にしすぎる性格を改善する“5つの方法”|今すぐできる対処法とは?
「気にしいじゃなければ、もっと楽に生きられるのにな…」
「細かいことを気にしすぎる性格を直したい…対処法はないのかな」
もし自分が気にしいな人の特徴に当てはまった場合、どう改善すればいいのか悩みますよね。
気にしいを克服しないと、うまく人間関係が築けず、心が疲れてしまいます。
では、気にしいの対処法は一体何なのか?
気にしすぎてしまう性格を改善する方法を一緒に確認しましょう。
改善方法1. 仕事や趣味の予定で毎日忙しく過ごし、考える時間を減らす
気にしすぎる人は、何もしていない暇な時に、物事をどんどん悪い方向に考える傾向があります。
そのため、考える暇がないほど忙しくすれば、ネガティブな状況になりにくく、他人のことを気にしてしまう瞬間も減りますよ。
- 仕事に関連した資格の勉強に励む
- スキルアップを目指して勉強会に参加する
- ゲーム好きならオンラインゲームを始める
- 自宅でレシピ本や動画を活用しながら料理を学ぶ
このように1人でも集中できることを見つけて、まずは気楽に挑戦してみましょう。
改善方法2. 何事も”あえて”ポジティブに捉える癖をつける
考え過ぎる人は、今まで悪い方向に考えてしまったことを今後は良い方向に捉えるだけで、気にしいが少しずつ改善されますよ。
具体的には、以下の通り。
- 間違いを指摘されたら「俺は期待されてるんだな」と考える
- 小さなミスをした時は「誰だって小さなミスくらいあるよね。それに次はもう同じミスをしないはずだ」と前向きになる
このように、ポジティブ思考に切り替わると、大抵のことが「まあいっか」と思えるようになるでしょう。
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改善方法3. 他人よりも自分がどうしたいかで考える
気にしいな人は、他人の評価を気にしすぎるあまり、他人と比べて自信がなくなったり、自分の意見を言えなかったりします。
そこで、もっと自分本位で考えるようにすれば、気にしいを克服できますよ。
例えば、いつも周りの仕事を手伝ってサービス残業をしているのなら、「自分の仕事は終わったんだから今日は早く帰って寝よう」と退社してみましょう。
周りにどう思われるかではなく、たまには自分に優しくしてみるのです。そうすることで知らずしらずに無理していた自分の気持ちが少しずつスッキリしていきますよ。
改善方法4. ジョギングなどの軽い運動をして、リフレッシュする
運動はストレス発散や気持ちの切り替えにぴったり。週1で1時間行うより、5〜10分だけでもいいので毎日体を動かすことが大切です。
- 夕飯前に、家の近所をジョギングする癖をつける
- 運動が苦手な人であれば、ヨガやストレッチから始める
など、少し身体がポカポカする程度行うだけで、気分がリフレッシュして、余計なことを考えなくなりますよ。
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改善方法5. 手を抜いて仕事することを覚える
気にしいな人は、物事をきっちり行わないと気が済まない性格が原因で、いつも疲れてしまいます。
しかし100%完璧にこなせる人はいないので、「80%くらいできればいいや」と思うようにしましょう。
「最初から働いていたアリが疲れて休むと、それまで仕事をしていなかったアリが代わりに動き出す『働きアリの法則』」があります。
人間の世界もこれと同じで、もし自分が仕事を少しサボったとしても、案外仕事は回るものなのです。
意外とそのほうがいい結果になる可能性もあるので、最初はキツイかもしれませんが手を抜けるところは手を抜いて仕事をしてみてくださいね。
気にしいな性格を改善したいなら、今すぐ対処法を試してみて!
いつでも他人からの評価を考え過ぎてしまう、気にしいな人。
「もっと自分の人生を楽しめるように、この性格を直したい」と思っても、気にしいを克服するのはなかなか難しいですよね。
しかし、正しく自己診断を行い、自分に合った対処法を見つければ、気にしいは改善できます。
ぜひ今回ご紹介した改善方法を参考に、「人付き合いが楽しい」と思えるよう頑張ってくださいね。
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