愚痴ばかり言う人の心理的特徴とは?うんざりな不満や文句への対応の仕方も解説!
「愚痴ばかり言う人」と一緒にいるとどんな悪影響がある?
「仕事が大変」「人間関係が面倒」などと、愚痴ばかりを言う人が周りにいませんか?
愚痴というのは耳に入ってくるだけで疲れてしまうものです。
愚痴をたくさん聞くということは、ストレスを感じ続けることになるでしょう。
加えて、ネガティブな発言ばかり聞くことで、自分自身も気分が落ちてやる気がなくなってしまうことも。
相手の愚痴によって、こっちまで被害を受けないように、早めに対処することが大切ですよ。
愚痴ばかり言う人の心理的特徴とは|多く見られる共通点を大公開
「あの人、なんでそこまで不満が口に出るの?」
「いつも愚痴を言っているあの人は、やっぱり性格悪いのかな?」
多少の愚痴なら言う人の気持ちも分かるでしょう。人間誰しも弱音を吐きたくなることはあります。
しかし、いつも不満を言っている人は一体どんな心理なのでしょうか。
ここからは、愚痴ばかり言う人の心理的特徴を解説。
共通点を理解して、上手く対処できるようになりましょう。
特徴1. 「認められたい」という欲求が強い
愚痴を言う人は、人よりも優位に立っていないと気が済まない性格です。
「愚痴を言えるほど頑張っている」ということを周囲に認めさせることで、快感を得ているのかもしれません。
「最近仕事が忙しくて眠れていないんだよね」といった寝てないアピールは有名でしょう。愚痴という形で「仕事を頑張っている」ということを伝えたいのです。
こういう愚痴には付き合わないのが一番。肯定もせず否定もせず流してしまいましょう。
【参考記事】承認欲求が強い人の特徴を詳しく解説▽
特徴2. ストレスをすぐに発散しないと気が済まない
愚痴ばっかり言うのは、嫌なものは嫌だとはっきり思ってしまう子供っぽい性格だから。
ちょっとしたストレスでも耐えられず、口から文句が溢れ出てしまいます。
- ちょっと移動しただけで「疲れた、面倒だ」
- 他人に少し注意されただけで「なんで自分ばっかり怒られるの!?」
などとすぐに言葉に出してしまうのです。
そういう人とは距離を置きましょう。近くにいたら事あるごとに愚痴に巻き込まれてしまいます。
特徴3. 全部自分の思い通りにしてきた
甘やかされて育ってきて、自分が気に入らないことに我慢ができないからすぐに愚痴を言う人もいるでしょう。
全てを思った通りにしたいので、とりあえず口に出して、自分に合わせて変えてもらうのを待っているのです。
会社やチームの決まり事なのに、「何でそんなルール守らないといけないんだよ」と言ってしまう人がいますよね。
大人になっても周りに合わせてもらって生きてきたので、愚痴を言えばどうにかなると思っているのでしょう。
こういう人には、一度じっくり話をするのも手。
正当な理由があるなら段階を踏んでしっかり主張すること、守るべきものは守るべき、などという当たり前の事を教えると改善してくれる可能性がありますよ。
特徴4. 本気で努力したことがない
愚痴を言う人には、頑張らなくてもなんとかなるだろうという心理から、努力を怠ってきた人もいます。
努力する上で、疲れる事や辛い事は付きものです。しかし、それを直視しないため愚痴が止まりません。
- 大した仕事でもないのに「キツい、面倒だ」
- 何も成し遂げていないのに「自分が評価されないのは周りのせい」
などと主張する人は、単純に本気で努力をしたことがないのでしょう。
特徴5. 周りの人を見下している
愚痴を言う心理として、自分が一番だと思っていることも挙げられます。
変に自信があるので、自分よりできる人がいる現実を認められないのでしょう。
愚痴を言う事によって相手の価値を下げ、相対的に自分の価値を高めようとしているパターンです。
他人の成果に対して、
「自分がやった方が早くできた」
「ここの部分、もっと上手くやってくれたら後が楽なのに」
などとケチをつける人がいますよね。素直に相手の良いところを認められず、粗探ししてしまうのです。
【参考記事】人を見下す人の心理はこちらで解説▽
特徴6. 人付き合いが苦手で仲のいい友人が少ない
そもそも人付き合いが苦手だからという場合もあります。
「友達=ストレスの捌け口」という歪んだ認識を持っていて、少しでも仲良くなると愚痴を言ってしまうのです。
愚痴をコミュニケーションの1つと考えていることもあります。そのため、愚痴が多くなり、ほとんどの人が耐えられず、その人の元から去っていくでしょう。
友達が少なくなったことで、更に愚痴が溢れ、周りにまき散らしてしまうことになってしまいます。
愚痴ばかり言う人への対処法|上手な付き合い方を徹底解説
「もう他人の愚痴や不満はうんざり!どうにかしたい!」
「同僚の愚痴を止めさせたいけど、何をすればいいの?」
愚痴ばかりをいう人の特徴が分かっても、どう付き合っていけばいいのか分からないですよね。
対処法を間違えると、怒らせてしまったり、嫌われたりすることもあるため慎重に接する必要があります。
そこでここからは、愚痴ばかり言う人への上手な対処法を紹介します。
対処法1. 「そっか〜」と聞き流す
相手が愚痴を言ってくるのは、あなたのリアクションが良いから。
「確かにそうだよね。」などと真剣に返事をしているから、相手は気持ち良くなって愚痴を言い続けるのです。
そういう時は、「そっか~」と軽いリアクションで話を終わらせると良いでしょう。
そして、「そういえば、~~」「ちょっと話変わるんだけど、~~」などと自然な流れで、次の話題に移行するのがベスト。
相手の話を遮るのではなく、しっかり聞き終わってから言うのがポイントです。
適度に相槌を打って話を終わらせることで、最低限の被害で済みますよ。次第に相手も離れていくでしょう。
対処法2. 物理的に距離を取る
あなたが一番捕まえやすいから、相手は愚痴を言うのかもしれません。とりあえず誰かに聞いてほしくて身近にいるあなたに話しているのでしょう。
その場合は、話しかけられないような距離を保つのが一番。
- 自由席なら遠くの席に座る
- 相手が近づいて来たら、トイレに行くようにする
- 仕事や勉強に集中しているオーラを出して近づかせない
など、なるべく関わりを減らせば、愚痴の雨にさらされることが少なくなりますよ。
そしてしばらく続けると、自分が愚痴のターゲットになることはなくなるでしょう。
【参考記事】ムカつく人への上手な対処法もこちらで解説▽
対処法3. 二人きりにならない
相手は二人だけの空間だからこそあなたに愚痴を話している可能性大。
他の人がいたら話しづらい愚痴も、あなたと二人きりだとより止まらなくなるのです。
まずは、二人きりにならないように意識してみましょう。
- 相手が一人きりの時に近づかない
- 自分は常に誰かと一緒にいるようにする
- 二人きりになりそうな時は、必ず誰かを捕まえる
などを実践すると効果的。
他の第三者を挟むことで相手は愚痴を言わなくなるでしょう。また、もし相手が愚痴を喋りだしても、もう一人誰かがいれば別の話に切り替えやすくなるのもメリットですよ。
対処法4. 褒め続けて機嫌を取る
相手は愚痴を言って満足感を得たいだけ。
だったら、ひたすら相手の意見を讃えてあげて、気持ちよくさせてあげましょう。
- 「◯◯さんは間違ってないよ」
- 「そこまで考えられるのすごいね」
- 「それは立派な意見だと思う」
などと、相手を褒め続けるのがカギです。
愚痴を出し尽くした相手は、しばらくすれば黙るでしょう。
ただし、相手によっては永遠に止まらない可能性もあります。その場合は他の対処法に移行するなど臨機応変に対応しましょう。
対処法5. 「愚痴は聞きたくない」と伝える
愚痴ばかりを言う人は、相手にストレスを与えていることに気づいていないことが多いです。ただの会話の1つとしか考えていないことも。
そう言う場合は、「愚痴は聞きたくない」とはっきり伝えましょう。
その際、相手との関係性がポイント。
友達や彼氏彼女などの近い存在なら、そのまま伝えても大丈夫です。
職場の上司や同僚、知り合い程度ならば、「明るい話をしませんか」「別の話をしましょう」などと、話題を変える程度にするのがベター。
相手はこちらとの関係性を失ってまで愚痴を続けたいと思うことはないでしょう。
自分が愚痴ばかり言う人にならないためには|気をつけるポイントを紹介
「あれ?自分も影響されてよく不満を言っているかも。」
「この話は愚痴になってしまうのかな。」
愚痴ばかり言う人の近くにいると、感覚が鈍って似たようなことをしてしまうかもしれません。
これから、愚痴ばかり言う人にならないためのポイントを紹介。気をつけるポイントをチェックして、周りに悪影響を与えないようにしましょう。
ポイント1. 言葉を口にする前に「1秒考える」
愚痴は言いたくないと思っても、自然と言ってしまう事があります。こんなこと言うつもりじゃなかったと後悔することもありますよね。
そういう場合は、言葉を口にする前に1秒ほど考えるのが大事です。
ポジティブな話題なのかネガティブな話題なのかを考えるだけでOK。ポジティブだったらそのままで大丈夫。しかしネガティブだったら愚痴にならないよう伝え方を工夫しましょう。
また、最終的にポジティブなオチに持っていけるとGOODです。思った事を即座に口に出さなくなるだけで、愚痴を言わなくなりますよ。
ポイント2. 話したことを覚えておく
自然と話の流れで愚痴っぽくなってしまう事もあるでしょう。この場合は、愚痴を言い過ぎていないかどうかが大切。多少の愚痴なら相手も許してくれるはずです。
その際、話したことを覚えておくと言い過ぎを防げますよ。
- 何分くらい自分が喋っているか
- 何個の話題で愚痴になっているか
がチェックポイント。
10分以上愚痴が続いていると長いといえるでしょう。また、3個以上愚痴を話すと相手が疲れてしまいます。
日々振り返ることで少しずつ改善されていきますよ。
ポイント3. 反面教師になる人を見つける
そもそも自分が愚痴を言いがちなのかが分からない人もいるでしょう。どこまでが愚痴でどこからが相談なのか判断しにくいものです。
そういう方は、愚痴ばかり言う人を反面教師にしましょう。
- どのくらいの頻度で愚痴を言っているのか
- どういう話題で愚痴っぽくなっているのか
- 周囲はどういう反応をしているのか
確認することで愚痴ばかり言う人を判断することができます。
「こんな人になりたくない」と考えることで、自然と愚痴を言わなくなりますよ。
愚痴を言われたら上手く対応し、自分も影響を受けないようにしましょう!
愚痴ばかり言う人が周りにいる人は大変でしょう。聞いているだけで嫌な気持ちになりますよね。それに付き合って、いちいち対応するのも面倒です。
この記事で紹介した対処法を参考にして、上手く巻き込まれないようにしましょう。
また、自分が愚痴っぽくなっていないかなと思う方も、気を付けるポイントを読んで上手く悪影響から抜け出しましょう。
【参考記事】イライラする人の特徴はこちらで解説▽
【参考記事】逆に愚痴を言わない人の特徴を解説▽
【参考記事】嫌われる人の特徴はこちらで解説▽
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