結婚したくない理由とは?一生独身でいるメリット&デメリットを解説

高峰ナナ 2022.06.10
結婚したくないと思っている人へ。本記事では、結婚したくないと思っている男女の割合から、結婚したくないと思う理由まで大公開!結婚しないメリット&デメリットも解説していますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

結婚したくないと思っている男女の割合は?

結婚したくない男女の割合

国立青少年教育復興機構が20代~30代の男女を対象に行った調査によると、男性は23.3%が、女性は16.0%が「結婚したくない」と回答しています。

男性の場合は4~5人に1人が、女性はおよそ6人に1人の割合で結婚したくないと考えている、ということですね。

男性よりも女性の方がやや割合が少ないものの、男女共に結婚に消極的な若者が一定数いるということがわかります。


結婚したくないと思う理由|なんで独身でいたいと思うの?

ひと昔前までは「結婚こそ人生の幸せ」という価値観が一般的でしたが、その常識も時代とともに変化しつつあります。結婚願望がない人たちは、なぜ独身のままでもかまわないと思うのでしょうか。

ここからは、人が結婚したくないと思う理由として代表的なものを7つご紹介します。


結婚したくない理由1. 一人のほうが楽だから

基本的に自分1人で何でも決めて行動できる独身と違って、結婚をすると、何をするにもパートナーのことを考慮する必要が出てきます。

休みの日に出かける場所や食べたい物などで意見が分かれた場合、相手に合わせて我慢しなければいけない場面も時にはあるでしょう。

何でも自分の思い通りにならないことに息苦しさを感じるというのは、結婚あるあるです。


結婚したくない理由2. お金が自由に使えるから

生活費を除いたお金は全て自分の好きなことに使えるのは、独身の大きな特徴であり魅力。結婚すると、仮に貯金にゆとりがあっても好き放題お金を使うことは難しいでしょう。

ちょっと値段の張る物が欲しくなった時、相手に相談することなく勝手に買ってしまっては、後々夫婦ゲンカのもとになりかねません。

そういった意味では、自由に使えるお金が制限されない独身というのは、既婚者と比べて身軽といえるでしょう。


結婚したくない理由3. 時間に縛られることがないから

夫婦にとって、一緒に過ごす時間は円満な関係を続けるために重要なポイント。ですが、1日の限られた時間を家族で過ごす時間に充てるため、自分だけの時間は当然減っていきます。

特に子供が生まれると、休日に一緒に遊んだり、旅行に連れて行ったりといった「家族サービスの時間」が必要。

1人でゆっくりとする時間が好きな人にとっては、家族のために時間を割かなければいけないことをデメリットだと感じてしまうのです。


結婚したくない理由4. 子供が欲しいと思わないから

恋愛関係にある異性がいても、将来2人の子供を欲しいという目的がなければ、必ずしも結婚という形にこだわる必要はありません。

子供を作るのであれば結婚して「両親」という形を取るのが一般的ですが、そうでなければ恋人やパートナーとして十分に相手との関係を築くことは可能です。

子供が欲しいという願望がないことによって結婚への必然性を感じず、結果的に独身でも構わないというスタンスに落ち着く人は少なくありません。


結婚したくない理由5. 恋愛するのが面倒だから

恋愛結婚の場合、まずは惹かれる相手を見つけてお付き合いを始める、という手順が必要。

お互いのことを知って少しずつ関係性を築いていくというのは、エネルギーが必要なことですよね。

彼氏や彼女候補となる人を探して、気持ちが高ぶったり不安になったりという一喜一憂が面倒な人の場合、結婚願望が薄れてしまうのも無理はありません。

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結婚したくない理由6. 結婚したいと思える異性がいないから

もともと結婚願望があまりない人の場合、「どうしてもこの人と一緒にいたい!」と思えるような相手がいないと、結婚の必要性自体を感じられないもの。

彼氏や彼女がいても、生活スタイルや価値観があまりにも違うと、なかなか結婚したいという感情には至らないというのが本音ではないでしょうか。

肝心の結婚したいと思える相手が見つからない以上、結婚に対して積極的になるのは難しいことです。


結婚したくない理由7. 結婚しても幸せそうでない知人友人を見ているから

「結婚はゴールではなくスタート」という言葉があるように、結婚したからといって幸せな未来が待っているとは限りません。

結婚相手から経済DVを受けたり、性格が合わず険悪な仲になってしまうといった夫婦は、少なからず世の中に存在しています。

身近に幸せでない結婚生活を送っている人がいると、デメリットばかりに目がいって、結婚に対して消極的になってしまうのです。


結婚しないで生きる場合のメリット&デメリットは?

結婚したくないという人のなかには、漠然と「しない方がメリットが多そう」と思っている場合もあるのではないでしょうか。

ここからは、結婚をしないメリットとデメリットについて、具体的に解説していきます。


結婚しないことで得られるメリット5つ

まずは、結婚をしないことで得られるメリットとして代表的なものを5つご紹介します。

自分では気付いていなかった、結婚しないことの良い面が見つかるかもしれませんので、ぜひ一つ一つチェックしてみてくださいね。


結婚しないメリット1. 縛られず好きに生きられる

結婚とは、相手と人生を共にするもの。転勤や出産といった人生の分岐点になるような出来事が起こった場合、お互いの意思を尊重し合って決断を下さなければなりません。

その点独身であれば、人生の舵取りを自分1人ですることができるので、住む場所や仕事先などをフットワーク軽く変えられます。

何か新しいことを始めたいと思った時、何にも縛られず自分の意志で決められるというのは、結婚しない大きなメリットでしょう。


結婚しないメリット2. やりたいことができる

一緒に暮らしている家族がいると、1つのことに長時間没頭するのはなかなか難しいもの。

独身であれば誰にも邪魔されず自分1人の空間で好きなことに打ち込みやすい環境が整っているので、趣味や資格取得のための勉強などに集中できます。

同居している相手のことを気にせず、自分だけの世界に入り込めるのは、結婚しない大きな魅力ですよね。


結婚しないメリット3. 自分で稼いだお金は自分で使える

結婚を機に2人の貯金用の口座を作ったり、毎月決まった額しか使わないルールを設けるようになるのは、既婚者によく見られる特徴です。

独身の場合は、自分で稼いだお金のうち、生活費以外は全て好きなように使うことができます。

いつでも欲しいものが気兼ねなく買えたり、お金の使い道を自分で決められる自由さは、独身でなければ味わないものといえるでしょう。


結婚しないメリット4. 名字を変える必要がない

女性が結婚をすると、ほとんどの場合名字を変えることになります。自分の名前が変わるというのは人生で大きな変化ですし、免許証やクレジットカードの名義を変えるといった手続きはとても面倒なもの。

結婚をしなければ、こういった手間は一切不要になります。

事務手続きが苦手な人や自分の名字を気に入っている人には、嬉しいメリットです。


結婚しないメリット5. 自由に恋愛ができる

一夫一婦制である日本では、結婚したらその相手と一生添い遂げることが一般的とされています。結婚してパートナーがいる状態になった以上は、独身の頃のように自由に恋愛をするわけにもいきません。

その点、結婚を約束している相手がいない人の恋愛は、自由そのもの。気になる相手と試しにお付き合いしてみたり、気が合わないと思った相手とは気軽に別れることも可能です。

その時1番好きだと思える人と恋愛ができるというのは、独身の大きなメリットといえるでしょう。


結婚しないことで起こりうるデメリット4つ

続いて、結婚しないことによるデメリットを4つお伝えします。

デメリットを整理することで、結婚に対する見方が変わる可能性も十分にあるので、独身でいることの悪い面もしっかりと見ておくことをおすすめします。


結婚しないデメリット1. 寂しさを感じる時がある

普段は1人の方が気楽という人でも、1人での生活が長くなると、時には寂しくなるもの。

心が弱っている時や夜寝る前など、ふとした瞬間に寂しさを感じてしまうのは、人間なら誰にでも見られる特徴なのです。

自分1人で時間をたっぷり使えても、その分寂しさを感じてしまうというのは、独身のデメリットですよね。


結婚しないデメリット2. 周囲の目が気になる

世の中には、「結婚をしてこそ一人前」「いつまでも独身でいるには、何か理由があるに違いない」といった古い価値観や偏見を持った人が一定数います。

特に職場や友人など、自分の周囲に結婚している人が多い場合、何か言ってくる人がいなくても居心地の悪さを感じてしまうもの。

他人の評価や意見を真に受けてしまう人には、辛いデメリットといえるでしょう。


結婚しないデメリット3. 病気をした時や老後が心配になる

パートナーや子供がいると、「自分に何かあっても大丈夫」という安心感を得ることができますが、独身の場合はそうはいきません。

自分が病気をした時や歳をとった時のことを考えると、そばにいてくれる人がいないというのは大きな不安要素なのではないでしょうか。

こういった漠然とした将来への不安というのは、結婚をしない大きなデメリットといえるでしょう。


結婚しないデメリット4. 経済的に自立することが必須になる

結婚をしないと、自分で稼いだお金を自分の好きに使えるというのは大きなメリットですが、その一方で生きていくために必要なお金を自分の力で稼がなければいけません。

もし今の仕事を失ったり、怪我や病気で働けなくなった場合、貯金を切り崩して生活する必要が出てくるでしょう。

こういった安定感の少なさは、独身でいる以上は避けられません。


生涯独身を貫く場合に準備すべきこと4つ

結婚したいくないという気持ちがありながらも、独身のままでいることに不安を抱いている人は、少なからずいるのではないでしょうか。

そこでここからは、一生独身でいるために準備しておいた方が良いことを4つご紹介します。

今から準備を万端に備えて、安心して独身ライフをエンジョイできるようにしていきましょう。


独身でいる場合の準備1. 貯金をしっかりする

怪我や病気・失業など、人生にはいつピンチが訪れるかわかりません。そんなピンチを解決するためには、やはりお金がとても重要。老後資金は、男性なら920万円、女性なら1150万円必要だといわれています。

毎月決まった額を貯金に回して、ある程度まとまったお金を口座に残しておくことをおすすめします。

お金で解決できる問題は多いため、将来への心理的負担を減らすことができますよ。


独身でいる場合の準備2. 交友関係を広げる

1人でいることの寂しさは、年齢を重ねるとともに大きくなっていく傾向にあります。

そこで、社会人サークルに入ったり友人と定期的に会うなどして、今のうちからできるだけ交友関係を広げておきましょう。結婚に対する価値観が一致している彼氏や彼女を作るのもいいかもしれませんね。

大切な友人や恋人に囲まれていれば、生涯独身でも寂しさを感じず楽しく生活できることでしょう。


独身でいる場合の準備3. 一人の時間も楽しめる趣味を見つける

趣味や人生の楽しみがないと、家族がいない独身生活は味気ないものになってしまいます。

せっかく自由に使える時間があるのですから、楽器の演奏や読書など、1人でじっくり楽しめる趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。

心から楽しめる趣味を見つけてそれに没頭することで、1人で過ごす時間が長くても、人生が豊かなものになりますよ。

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独身でいる場合の準備4. 健康管理を徹底する

生活習慣病などの病気は、どんな人でもできればかかりたくないものですが、頼れる配偶者がいない独身の場合は特に気をつけなければいけません。

日々の食事・運動・睡眠に気を配り、できるだけ健康でいられるよう努めましょう。

健康でいれば歳を取っても元気にバリバリ働けるので、充実感にあふれた日々を送ることができますよ。


結婚しなくても準備さえすれば幸せに暮らせる!

今、若者のなかで増えつつある「結婚したくない」という悩み。その理由は、自分の時間を大切にしたい、子供を欲しいと思えないなど様々。

将来や老後のことを考えると不安になるかもしれませんが、もしもの時の準備さえしておけば、生涯独身を貫くことは十分に可能です。

今回ご紹介したメリット・デメリットや、準備すべきことを参考に、結婚について今一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

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