「ネカマ」の意味とは?ネカマ男の心理&特徴・見分け方も大公開!
ネカマ男ってどんな人?
あなたは、ネカマという言葉を聞いたことはありますか?
インターネット上で、現実の自分とは全く違うキャラクターを演じる人は少なくありません。そのうちの一つとして知られているのが、ネカマと呼ばれる人たちです。
今回は、ネカマの意味や男性がネカマになる心理と特徴を解説した上で、相手がネカマかどうかの見分け方と、ネカマになる方法をご紹介します。
そもそもネカマとは?ネカマの意味を解説します。
ネカマとは、「インターネット」と「おかま」という言葉を合わせて略したネット用語です。
現実世界では男性なのに、インターネット上では女性としてチャットなどを行う人を指す時に使われます。
最近流行っているSNSやオンラインゲームなどの中で、女性キャラクターを演じる男性は増えており、インターネットの匿名性を利用した一種の変身願望と言えるでしょう。
「ネカマ」の反対の言葉は「ネナベ」
ネットおかまの略語である「ネカマ」が、インターネット上で女性を演じる現実世界での男性であるのに対して、「ネナベ」という言葉もあります。
「ネナベ」は「ネカマ」の反対言葉で、インターネット上で男性を演じる現実世界での女性を意味します。
ネカマと同じく、顔や名前が分からないインターネット上で、自分とは違う性別の人間を演じることで、現実世界とは異なる世界を楽しむ目的が大きいと言われています。
ネカマはどんな所にいるの?ネカマが多く出現する4つのスポット
現実の男性という、性別とは反対の女性を演じて楽しんでいるネカマ。
インターネットという高い匿名性を利用しているネカマは、インターネット上の様々な場所に出現します。
ネカマが多く出現する場所として、特に知られているスポットを4つご紹介します。
スポット1. 出会い系サイト
ネカマが多く出現する場所として知られているうちの一つは、出会い系サイトです。
もともとは、出会いを求めている男女がインターネットを介して知り合うために利用される場所ですが、匿名で登録できる上に性別は自分で選ぶため、女性になりすましたネカマがたくさん登録しています。
遊びで利用する人だけでなく、真剣に出会いを探している男性も多いですが、そういう人と女性として出会い、からかう目的でやりとりをする人も多いです。
スポット2. オンラインゲーム
最近急速に人気が高まっているオンラインゲームは、自分でキャラクターを作って登録するというシステムなので、ネカマにとっては利用しやすい場所です。
一人でゲームをする以外に、男性と対戦したり、チームを組んで他のチームと対戦する時も女性になりすましています。
男性が多いオンラインゲームでは、女性だと優しくしてもらえることが多いため、ネカマとして登録するのです。
スポット3. 悩み相談などの掲示板や2ch
ネカマがよく出現する場所として知られているのは、悩みを相談する目的でやり取りを行う掲示板です。
2chに代表されるような大型掲示板は、匿名やペンネームを使って気軽に利用できますから、ネカマにとっては利用しやすい場所と言えます。
女性になりすまして、女性の相談者や投稿者と親しくなろうとしたり、男性の相談者や投稿者と女性としてやり取りし、からかって遊ぶのです。
スポット4. TwitterなどのSNS
現実世界の性別とは違う性別でインターネットを楽しむネカマは、SNSにもよく出現します。
実名制であるFacebookにはあまりいませんが、TwitterやInstagramといった匿名で利用できるSNSでは多くのネカマが存在するのです。
アイコンや投稿文などを女性っぽくして、女性としてフォロワーを集め、仮想世界を楽しんでいるネカマが多いでしょう。
ネカマになる男性の心理や理由とは?
現実世界では男性であるにもかかわらず、インターネット上で女性となるネカマ。
掲示板やSNSなどを現実世界と同じ性別で利用している人にとっては、ネカマになる心理は理解しがたいかもしれません。
なぜネカマになりたいのか、その心理や理由についてご紹介します。
心理や理由1. 寂しくてかまって欲しい
ネカマをやる男性は、現実世界ではコミュニケーション能力があまり高くない人が多いです。
人付き合いが苦手で他人とうまく話せない、恋人や友達が少なくて寂しいといった悩みを持っています。
また、男性だとインターネット上でも相手にされないため、性別を変えて好きなように演じられるネカマになって、いろんな人にチヤホヤしてもらいたいという心理が働いています。
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心理や理由2. 男性を騙してお金を得たい
インターネット上では、たとえ名前や性別などを表示していたとしても、それが本当の情報かどうかは誰にも分かりません。
こうした匿名性を悪用して、ビジネスにつなげようとしてネカマになっている人がいます。
例えば出会い系サイトのサクラとして活動している男性は、本気で出会いを求めている男性にたくさん利用してもらうために、女性になりすまして相手を騙し、お金を稼ごうと考えているのです。
心理や理由3. 女性に近づき、情報を引き出したい
女性への関心が高い男性は、たくさんの女性と知り合いたいという心理からネカマになっていることがあります。
現実世界では警戒心が強いタイプの女性も、インターネット上では本音をさらけ出しているというパターンは多いもの。
そうした女性に同性として近づいて個人情報を少しずつ引き出し、仲良くなりたいという心理が働いていると言えます。
心理や理由4. 女性になることをゲーム感覚で楽しんでいる
女性を恋愛対象として見るよりも、自分自身が女性になってみたいという願望からネカマになる男性は少なくありません。
異性の感覚を味わいたいという純粋な願望のケースだけでなく、「こんな女性がいたら面白いだろう」と架空の女性像を作り出して演じているケースもあるでしょう。
変身願望を満たすことによって、心理的に充実する気がするのです。
心理や理由5. 自分が思う理想の女性を体現している
現実世界では女性と知り合う機会がなく、何年も恋愛をしていない男性が、ネカマになる場合もあります。
自分の中に理想の女性像があって、「こんな女性が彼女だといいな」という妄想を叶えるために、自分で理想の女性を演じているのです。
インターネット上で、現実では満たされない不満を解消していると言えるでしょう。
ネカマに共通する8つの特徴とは
インターネット上には、たくさんのネカマが存在しています。しかし、現実の性別とインターネット上での性別が同じなのかを判断するのはなかなか難しいものです。
ネカマに共通する特徴とはどういったものがあるのか、ネカマをする男性に共通する特徴を8つご紹介します。
特徴1. 恋愛トークを積極的にする
ネカマになっている男性の中には、女子トークを目的として女性にアプローチする人がいます。
男性だとなかなか警戒心を解いてもらえないため、女性として近づき、同性同士の恋愛トークを進めながら疑似恋愛を楽しむのです。
また、女性だと騙されて対応している男性と恋愛トークをすることもあります。男性を翻弄する女性という立場を疑似体験して、優越感にひたっているのです。
特徴2. 女性らしい言葉を積極的に使用する
ネカマの男性は、男性であることを悟られないように常に意識しています。
そのため、男性の要素を隠して女性だと相手に信じてもらいやすいように、「~だわ」「~よね」「~かしら」といった女性特有の言葉を積極的に使う傾向が強いです。
ただし、現実には女性がこうした言葉を使うことはあまりありません。
どうしても不自然さが出るため、女性を強調するような言葉を多用しているとしたらネカマである可能性は高いでしょう。
特徴3. 女性のトレンド情報に敏感に反応する
現実は男性であるものの、女性を演じているネカマの場合、インターネット上では女性だということを相手に信じてもらわなければいけません。
そのための方法として、女性が興味を持ちそうな情報はこまめにチェックしていることが多いです。
トレンドになっているファッションやメイク、雑貨、スイーツなどの情報に敏感ですし、人気のお店についてもよく知っています。
そして「これすごく良かった!」などと写真付きで投稿すると同時に、他人のトレンドに関する投稿もよく見ていてすぐに反応するのです。
特徴4. 明らかに甘えてきたり、好意を示してくる
ネカマになる男性は、現実では叶えられない願望をインターネット上で叶えたいという欲望を持っています。
構ってほしい、注目されたいという心理が働いているため、インターネット上で仲良くなるとあからさまに甘えてくるのです。
「〇〇くんみたいな人が良いな」などと好意を示したり、「実はずっと彼氏がいないんだ…」と悩みを相談したりして、相手の気を引こうとします。
特徴5. 可愛い絵文字や顔文字を多様する
感情表現が豊かで大袈裟だと、女性を演じているネカマである可能性が高いです。
大したことではなくても大げさに喜んだり、逆に悲しんだりして、女性らしさを過剰にアピールします。
「わぁいっ♪」「そう言ってくれると嬉しい☆」など、いかにも女性っぽい絵文字や顔文字を多用するのは、女性であると相手に信じ込ませたいが故に過剰な表現になっているネカマに多い傾向です。
特徴6. 男性が好きそうな下ネタを言う
どんなに女性を上手に演じていても、ネカマはもともと男性です。
女性らしい言葉遣いをしたり、女性が好むような話題を挙げていても、本来男性が関心を寄せやすい下ネタへの抵抗がないため、普通に下ネタを言います。
恋愛の話題から一歩踏み込んで、性的な話題に持っていこうとするなら、ネカマである可能性は高いでしょう。
特徴7. 積極的に悩みの相談したり、愚痴を吐く
まだほとんどお互いのことを知らないにもかかわらず、深刻な相談をしてくる場合は、ネカマの可能性があります。
現実世界では実現できない、人に構ってもらったり注目されたりしたいという願望がネカマをする理由である男性は多いので、相手に対してすぐに悩みを打ち明けるのです。
女性だと相手から優しくされやすいことを知っているため、仮想のキャラクターであっても「大丈夫?」などと心配してもらうと満足します。
特徴8. 顔の見えない女性の写真をLINEやTwitterなどのプロフィールにしている
ネカマの男性は、女性としてのプロフィール写真を自分で準備できません。
そのため、素材写真を使ったり、TwitterやInstagramなどSNSで拾った女性の写真をプロフィール写真として使います。
他人の写真を無断で使うため、横顔や顔の一部をアップしているなど、正面の顔が映っていない写真を使っているのが特徴です。
ネカマはどうやって見抜く?ネカマの7つの見分け方
インターネット上でネカマになっている男性の目的は様々です。
単に女性を演じてみたくてネカマになっている場合もあれば、悪意をもって騙すためにネカマになっている場合もあります。
悪質なネカマに騙されないためにも、ネカマの見分け方についてご紹介します。
見分け方1. 趣味を聞いて「カラオケ」と答えたらネカマの可能性が高い
ネカマの男性には、自分なりの固定した女性像があります。
「女性はこういうのが好きだろう」「女性ならこういうお店にいくはず」などと思い込んでいるのです。
そんな思い込みの一つとして多いのが、女性はカラオケが趣味というもの。
実際には趣味がカラオケと言う女性は少ないですから、「どんな曲が好きなの?」などと質問を重ねていくとボロが出やすいでしょう。
見分け方2. 掲載している写真の画質が悪いかったり、統一感がない
ネカマの場合、トレンドや女性が好きそうな話題には詳しいものの、好みがバラバラで統一できていないことがあります。
プロフィール写真や、トレンドに関する投稿に使う写真をインターネット上で拾ってくるため、テイストや撮影の角度、色合いなどがそろっていませんし、画質が悪い写真も多いもの。
例えば、スイーツ関連の投稿だけをまとめて見てみると、使われている写真に統一感がないといった見分け方は分かりやすいでしょう。
見分け方3. 女性特有の質問をしてみる
どんなに女性向けのトレンドや人気のお店、グルメなどの情報に詳しくても、ネカマが苦手なのは女性にしか分からない話題です。
例えば生理や女性特有の病気、妊娠といった女性同士だと共感できるはずの話題が出た時に、ついてこれなかったり、ちぐはぐな答えを返してきたりします。
ネカマ自身は男性なので話には共感できませんが、かといって女性としてやり取りしていますから、さりげなく話題を変えようとしたり無視したりする場合はネカマである可能性が高いです。
見分け方4. 一人称や語尾など、毎回話し方が微妙に変わる
ネカマの男性は、女性を演じることに一生懸命です。
相手に女性だと信じてもらうためにやたらと女性らしく振る舞うのですが、ネカマを始めたばかりだとキャラクターが固定していないため、話し方に統一感がありません。
LINEなどのやり取りで、自分のことを「私」と言うこともあれば下の名前で言うこともあるなど、一人称がころころ変わるといった傾向が見られるとネカマの可能性があります。
見分け方5. 好きな男性芸能人を聞いてみる
ネカマの男性は、一般的に30代から40代が中心でやや年齢層が高いです。
SNSや出会い系サイト、掲示板などを利用している女性は10代から20代で、世代が少し離れているため、好みが微妙にずれていることがあります。
「この人はネカマかも」と思ったら、好きな男性芸能人を聞いてみるといいでしょう。
福山雅治さんや木村拓哉さんなど、少し前に人気があった男性芸能人の名前を挙げる場合は、ネカマである可能性があります。
見分け方6. 車やバイクなど、男性が好きな趣味の話を振ってみる
ネカマの男性にとって、自分が好きな話題になると、一瞬女性を演じていることを忘れてしまう場合があります。
ネカマかもしれないと思ったら、車やバイクといった、いかにも男性が趣味として楽しみそうな話題を振ってみるといいでしょう。
積極的に絡んできたり話を広げようとしたり、いきなり専門的な話をしてきたら、男性としての一面が出てしまったことの証ですから、ネカマである可能性は高いでしょう。
見分け方7. プロフィールの経歴や紹介文に矛盾がないか確認する
ネカマの特徴の一つは、女性を演じようとするあまりプロフィールに矛盾が出やすいことです。
例えば、LINEや掲示板などのプロフィールでの経歴は10代の女子高生なのに、趣味や好きな芸能人が女子高生らしくないといったことがあります。
プロフィール写真も正面からの顔が見えない角度のものだったり、「~だよ☆」などとやたら女性っぽい言葉を多用していることが多いです。
ネカマになりたい!ネカマになる6つの方法やバレないための注意点
男性の中には、「自分もネカマをやってみたい」と思っている人もいるでしょう。インターネットという匿名の世界で、女性になりきるのは楽しそうだと考えて、関心を持つということはあり得ます。
どうすればネカマになれるのか、バレないための注意点を含めて6つの方法をご紹介します。
方法や注意点1. 女性に関する情報を徹底的にリサーチする
ネカマとは、ネット上で女性になるという行為です。
相手は女性だと思ってやり取りをしているのですから、女性になりきるためにも、女性についてよくリサーチすることが大切。
女性の一般的な考え方や好みはどういうものか、どんなトレンドに敏感なのかといったことをチェックして、話題のスイーツを食べてみるなど実際に行動に移すのもいいでしょう。
方法や注意点2. 学歴や仕事、趣味などキャラを細かく設定する
ネカマになりきるには、実在する女性であるかのようにキャラクターを設定する必要があります。年齢や学歴、趣味、仕事、男性の好みなど、自分が演じる女性像をこまかく作り上げるのです。
キャラクターの設定が甘いと、投稿やチャットなどのやり取りの中で相手に「本当に女性なの?」と疑われるようなボロが出やすいもの。
話にずれが起こらないよう細心の注意を払いましょう。
方法や注意点3. 女性であることの証明できる要素を加える
ネカマとしてインターネット上で他人とコミュニケーションを取るなら、演じるキャラクターの設定ができた後に、女性であることの証明を加えると説得力があります。
特にプロフィール写真は、インターネット上にある他人の自撮り写真や素材写真を使うのではなく、リアリティのある写真を使うのが良いでしょう。
女性の友人で協力してくれる人がいれば、顔バレしない程度の自撮り写真や、ネイルをぬった手など体のパーツを写した写真をもらうのが確実です。
方法や注意点4. 自分からわざわざ女性であることを言わない
ネカマに慣れていないうちは、女性であることを相手に信じてもらいたいという気持ちが強すぎて、女性であることを過剰にアピールすることがあります。
掲示板やSNSなどのインターネット上で、確認したわけでもないのに「私は女の子だよ!」などと言われると、「なぜわざわざそんなことを言うんだろう?」とかえって相手に疑念を抱かせてしまうでしょう。
ネカマをやるなら、相手に「女性ですか?」などと聞かれてから答えるのが無難です。
方法や注意点5. 写真をアップする際に自分が写り込まないように気をつける
頑張って女性を演じていても、ネカマだとバレてしまうことがあります。バレるきっかけとしてもっとも多いのは、撮影した写真の写り込みです。
例えばスマホを使って自室を撮った写真を使った場合、鏡やドアのガラス部分に自分の姿が反射していたために、本当は男性だったとバレてしまうといったケースがあります。
自撮りをする時は、周囲の状況をチェックして写り込みがないように注意しましょう。
方法や注意点6. 相手を騙して悪い事をしようとしない
純粋に女性を演じることを楽しむためにネカマになるのは、趣味の範囲内であれば問題ありません。
しかし、インターネット上で相手を騙してからかったり、お金を取ろうとしたりといった悪事が目的なら完全なマナー違反です。
たとえ現実とは違う匿名の世界であっても、一般常識をもって交流するのが大人というもの。節度を持ってコミュニケーションを楽しみましょう。
悪いネカマに騙されないよう、気をつけて!
インターネット上で様々なサイトを利用していると、ネカマに遭遇することはあり得ます。
趣味として楽しんでいるような良心的なネカマならともかく、悪意のあるネカマに騙されたり傷つけられた経験がある人にとっては、ネカマの見分け方を知っておきたいと思うでしょう。
何でもありの世界であるインターネットの世界において、自分の身を自分で守るためにも、この記事を参考にネカマに関する知識を得て、快適にインターネット上の交流を楽しんでみてくださいね。
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