シングルファザーの悩みあるある9選。父子家庭ならではの魅力も解説
シングルファザーならではの悩みや父子家庭あるあるとは?
父親として、一人で子供を育てていくという大きな責任を負って生きるシングルファザーには、様々な悩みがつきものです。
周囲に相談できるような同じ立場の相手が少ないこともあり、一人で不安を抱えながら日々生活しているという男性も多いでしょう。
シングルファザーならではの悩みや父子家庭あるあるにはどういったものがあるのか、代表的なものをご紹介します。
悩み1. 生活費と養育費を全て一人で賄う人が多いため、経済的に余裕がない
シングルファザーになると、金銭的な悩みを抱える男性は多いです。
自分と子供の生活費に加えて、子供が保育園や幼稚園に通っているなら利用料を、小学校低学年なら授業が終わった後預かってくれる学童保育の利用料を支払わなければなりません。
こうした出費を一人で賄う必要がある一方で、育児のために定時帰宅すると収入が減るという悪循環が起こり、日々余裕がないという状況になるケースは少なくないのです。
悩み2. 掃除・洗濯や子供の食事準備など、仕事と家事の両立が大変
一人で生活費や養育費を稼ぐためには、仕事を一生懸命しなければいけません。しかし、子供が小さいと家事や育児も全てシングルファザーである男性が担当することになります。
どんなに疲れて帰ってきても、夕食の準備や入浴、寝かしつけなどが待っていますし、休日も掃除や洗濯などであっという間に終わってしまうので、体力も気力も使い果たす日々が続くことが多いです。
悩み3. 子供服のボタン付けなど、裁縫を頼まれた時に困ってしまう
最近は、料理や掃除といった家事を難なくこなせる男性が増えてきました。シングルファザーになっても自信があるという声もよく聞きますが、多くの男性が困るのが裁縫関係です。
ボタンをつけたり、ズボンの穴を縫い合わせたり、体操服のゼッケンを縫い付けたり、子供がいると裁縫作業が意外とあるもの。
女性とは違って男性は裁縫の経験が圧倒的に少ないため、裁縫作業に困ることが多いでしょう。
悩み4. 「寂しい思いをさせているのでは?」と子供の気持ちが心配になる
シングルファザーになると、生活費を確保するために仕事をしなければいけません。
残業や出張、休日出勤などを最低限に抑えたとしても、ゼロにはできない場合、どうしても学童保育やファミリーサポートといったサービスを利用することになります。
親子で過ごす時間が少なくなりやすいため、子供に対して罪悪感を感じやすいと言えるでしょう。
悩み5. まだお子さんが小さい場合、再婚してお母さんを作ってあげるべきか迷う
シングルファザーとしてどれほど頑張ったとしても、子供に味わわせてあげられないのは母親の愛情です。
特に小さい子供にとっては母親の存在は大きいため、父親として優しく接していても子供が寂しがることは避けられないことが多いもの。
自分が恋愛をしたいというよりも、子供のために理解のある女性と再婚した方が良いのではないかと悩む男性は少なくないでしょう。
悩み6. 周囲から「なんで父親が親権もったの?」と毎回のように質問される
離婚はもはや珍しくなくなりましたが、子供がいる夫婦が離婚すると約8割は妻が親権を持ちます。
そのため、男性が親権を取ってシングルファザーになると、周囲から好奇の目で見られることは珍しくありません。
「奥さんに逃げられたの?」「父親が一人で子供の面倒見られるの?」などといろんなことを言われてうんざりするのは、父子家庭あるあると言えるでしょう。
悩み7. 本当は好きな事をさせたいけれど、お金の問題で子供へ我慢させてしまう
シングルファザーには、生活費を一人で稼いでいく責任があります。
収入に余裕があれば子供に好きな習い事をさせてあげられますが、実際には残業もままならないので収入が上がらず、日々の生活を送るだけで精いっぱいという家庭も多いでしょう。
子供から習い事や塾に行きたいと言われても、金銭的な理由で諦めさせてしまうのは親として辛いこと。「もう少し収入が増えれば」と悩みは尽きないでしょう。
悩み8. 娘の場合、女心が理解できず衝突したり、嫌われたりしやすい
シングルファザーの場合、子供が息子か娘かによって育児の悩みは変わってきます。
もともと子供の世話をするということ自体に慣れていない男性がほとんどですから、同性である息子は放任主義で何とかなるとしても、異性である娘には感情の機微を察知してこまめにフォローするのが苦手です。
特に思春期の娘の気持ちは理解しがたく、喧嘩したり「パパ嫌い!」と言われて悩むケースは多いでしょう。
悩み9. 気になる人や好きな人がいても、恋愛をして良いのか迷ってしまう
シングルファザーに何歳でなったとしても、一人の男性としてまた好きな女性を見つけたいという思いは出てくるものです。
特に20~30代の男性なら、周囲に独身の友人がいる割合が多いこともあって、恋愛に関心を持つことがあるでしょう。
しかし仕事と育児や家事の両立で忙しい毎日を送っていることや、子供への遠慮もあって、実際には新しい恋愛に踏み出すのは難しいです。
子供がいる男性との恋愛に躊躇する女性は少なくないため、恋愛のチャンスそのものがないこともあります。
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