社内恋愛成功のコツ?職場で「好き避け」をする男性と女性の心理とは

椎名ゆり 2024.05.07

好きなのに好きな人を避けてしまう行為が好き避け。職場恋愛になると、好き避けをする男女がたくさんいます。

どうして職場だと好き避けをしないといけないのか、自然と好き避けになってしまうのか、

今回は異性に対して疑問を持っている方のために、職場で好き避けをする男性と女性の心理を紹介します。

職場だからこそ好き避けをする理由とは

職場で好き避けする心理

職場で目を合わせてもらえない、わざと避けられている気がする、素っ気ない感じがするなど、「自分は相手に嫌われているのかも」と思わせる行動。これは、もしかすると「好き避け」かもしれません。好きだからこそ、恥ずかしくて素っ気なくしてしまう人が多いのです。

今回は、職場で好き避けをしてしまう男性・女性それぞれの心理をご紹介します。



そもそも、好き避けとは?

好き避けとは、好きな人に対して素っ気なくしたり、冷たい態度を取ったり、好きな気持ちに反して相手に「自分のことを嫌いなのかな」と思わせるような行動を取ってしまうことを指します。

好き避けには、意識的なものと無意識なものとが存在。意識的に好き避けしている場合は、「冷たくすることで自分に興味を持ってもらいたい」という気持ちが根底にあることが多いです。

それに対して無意識な好き避けは、好きだから緊張してしまったり、好意を持っている相手にどういう対応をしたらいいかわからなかったりすることが原因です。

それでは男性・女性が好き避けしてしまう理由を、詳しく見ていきましょう。


【男性&女性】職場で好き避けをしてしまう心理とは

職場男性の好き避けサイン

好き避けには意識的なものと無意識なものがあることがわかりました。実際に好き避けをしてしまう男性と女性はどのような心理から好き避け行動を取ってしまうのでしょうか。

男性と女性に分けてそれぞれ5つの心理をご紹介します。


男性が職場で好き避けをする5つの心理

職場男性の好き避け

まずは職場で好き避けをする男性心理から。仕事とプライベートをきっちり分けている男性は多いもの。公私混同をせず、会社ではあくまでも仕事を優先したいと考えている場合、職場で好き避けをしてしまいます。


職場で好き避けする男性心理① 会社では仕事に集中したいため

男性は、「会社では仕事、プライベートでは恋愛」と何かひとつに集中して頑張りたいと考える傾向にあるのが特徴。そのため、会社では仕事で成果を出すために、好きな人のことは考えないようにしているわけです。このタイプの男性は、会社では恋愛をシャットアウトしていることが多いので、無意識で好き避けをしてしまっています。


好きなタイプの女性がいても、社内では敢えて避けてしまう

中には、意識的に好き避けをしている男性も。職場に好みのタイプの女性がいたとしても、「ここは会社だから」と強い意志を持ってあえて避ける男性もいます。「好きな気持ちがバレて仕事がやりにくくなったり、周りの人間や相手の女性に気を使わせたりするのが嫌だから」という理由が大きいでしょう。

その分、社内の飲み会や懇親会では、好き避けをせずにフランクに話す男性が多いですよ。


職場で好き避けする男性心理② 周りの同僚や上司にバレたくないため

男性の心はいつまでたっても少年のまま。好きな気持ちが周りにバレると、上司や同僚に「おまえ、◯◯のことが好きなんだろう」とからかわれてしまいます。「からかわれて恥ずかしい思いをしたり、相手の女性に迷惑をかけたりしたくない」と、周囲の人間にバレることを恐れる気持ちが、好き避けにつながっているパターンです。

周りの人間が互いの好意に寛容だったり、からかわない大人な心の持ち主が多い環境だったりであれば、好き避けはおさまるでしょう。


女性社員までバレると噂が広まることを恐れている

職場は狭いコミュニティ。どの職場でも少なからず「うわさ好きの女性社員」がいるものです。彼女に好意がバレたら、社内に広まるのは一瞬。好き避けをしないことで、自分の好意が女性社員に広まるのを懸念している男性もいます。

もし相手も同じ気持ちでいてくれたら良いですが、好意を拒否されたら肩身の狭い思いをしなくてはいけませんよね。それを避けるために、好き避けをする男性が多くいます。


職場で好き避けする男性心理③ 結婚するまでは同じ対応をしたいため

男性の好き避け特徴

生涯の伴侶と決意する「結婚」をすれば、簡単に別れることはありません。そのため職場の上司や同僚、後輩にバレてからかわれても、やりにくさはありませんよね。

しかし、彼女の段階やまだ好意を持っている段階でバレるのは、「万が一別れたあとが面倒くさいから嫌だ」と考えている男性は多いのです。

別れたあとに周りに気を使わせるのも居心地が悪いですし、一度バレてしまうと、二度目の社内恋愛はハードルが高いものです。一生そばにいる覚悟ができていないうちは、バレない配慮をするのが賢明な判断だと言えるでしょう。


職場で好き避けする男性心理④ 最悪部署異動が起きるかもしれないため

同じ部署内での社内恋愛が規定によって禁止されている場合、バレると部署異動をさせられる可能性があります。この場合の好き避けは、お互いの仕事環境を守るために必須ですよね。

「どうして大人なのに、部署内で恋愛が禁止されているのか」と思うかもしれませんが、上司と部下が恋愛関係にあった場合、他の後輩と自分の彼氏・彼女とを公平に評価できるかわかりませんよね。もしひいきがあった場合、同じ部署内の同僚から反感を買うことは目に見えています。こういったトラブルの芽を摘むために、部署内での恋愛を禁止している会社もあるのです。

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職場で好き避けする男性心理⑤ 他にも気になる子がいるため

まだ付き合っておらず、好意を寄せている状態の場合、「他にも気になる子がいるから」という理由で好き避けをすることも。複数人が気になっていると、誰にもバレたくないですよね。なぜなら、誰かひとりに好意がバレると、他の人のことを好きだと公言しにくくなるから。

「まだ誰を好きになるかわからないし、どの選択肢もまだ残しておきたい」という気の多い男性が使いがちな、好き避けのパターンです。女性は、誰にでも異様に優しい男性には注意しておきましょう。


職場内で過去に付き合った女性がいる場合も

職場内で過去に付き合った女性がいる場合、バレないように細心の注意を払っている可能性もあります。社内でバレると、前の彼女や周りとの関係もギクシャクしますし、今回の恋愛もうまくいかなくなるかもしれません。

社内の人間関係を良好に保つことはとても重要です。そのための好き避けと考えましょう。

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女性が職場で好き避けをする5つの心理

職場女性の好き避けサイン

続いては女性における好き避けの心理。ツンデレな女性がよくしてしまう行為だと言えます。具体的にどのような心理があるのか見ていきましょう。


職場で好き避けする女性心理① 普通に会話をすると自分の好意がバレてしまうため

大人になればなるほど、自分の好意を伝えるためには勇気が入ります。なぜ勇気がいるかというと、「ダメだったときのダメージの恐怖」に打ち勝つ必要があるから。

また、普通に過ごしている中で「好意がバレて勝手に振られる」ことも避けたいため、普段の生活の中で自分の好意が伝わるような行動や言動をしない人が多くいます。

成長すれば、自分の喜怒哀楽や好き嫌いを上手に隠せるようになっていきますが、中には自分の感情を上手に隠せない人も。そのため、普通に会話をして相手や周囲に自分の好意がバレてしまうことを恐れて、好き避けをしてしまうのです。


職場で好き避けする女性心理② 気になって仕事が手に付かないため

誰かを好きになったとき、その人のことを考えてぼーっとしてしまったり、その人とのデートの妄想をして幸せな気持ちに浸ったり、そんな経験をしたことはありませんか?

好きな相手や彼氏のことが気になって、仕事が手につかなくなるのは、男性よりも女性に多いと言われています。このタイプの女性は、仕事とプライベートの境目がはっきりしていないことが特徴です。

意識をしていないと、好きな人と話したあとに仕事が手につかなくなってしまうことも。それを避けるために、好き避けをしてしまうというわけです。


仕事のON・OFFを意識している女性も

一方で、女性の中にはプライベートと仕事をきっちり分けている人も。真面目な女性ほど仕事と恋愛との境目がはっきりしている傾向があり、職場では好き避けをする人が多くいます。

真面目な性格ゆえに、好き避けをすることで、仕事に集中できる環境を作り込んでいるのです。このタイプはしっかりものに多く、「会社は仕事を優先する場所」という認識が強いのが特徴です。


職場で好き避けする女性心理③ 周りの女性に知られるのを恐れるため

好き避け女性の心理

女性がたくさんいる職場に多いのが、女性同士のいがみあい。陰でこそこそ悪口を言い合ったり、足を引っ張りあったりすることが多くあります。

女性が多い職場には男性が少ないため、複数の女性が同じ男性を好きになることも起こりやすくなります。そんなシチュエーションで、周りの女性に自分の好意がバレると厄介ですよね。

また、例えば好きな相手と付き合っている場合、周りの女性に彼氏だとバレると、嫉妬されてしまう可能性も。女性同士のトラブルに巻き込まれないために、好き避けをしているというわけです。


職場で好き避けする女性心理④ ヤキモチを妬いてしまうため

自分の好きな人が他の女性と仲がよさそうに話している姿を見ると、ヤキモチを妬いてしまいますよね。その姿を見ないために好き避けをする女性もいます。懇親会や飲み会の場は、特にその光景を目にする機会が多く、好き避けをしてしまいやすい状況です。

「本当は私が仲良くしたいのに」という嫉妬の感情が、冷たい対応となって表れてしまうのです。しかし、言い換えると、それほど好きな気持ちが大きいということ。相手に対して素直に接する努力が必要です。

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職場で好き避けする女性心理⑤ 好きな人に迷惑をかけたくないから

同じ職場に好きな人や彼氏がいる場合、仕事を頑張っている姿を知っているからこそ、迷惑をかけないために好き避けをするパターンもあります。「バレることで、相手が周りからからかわれたり好奇の目にさらされたり、仕事に集中できない状況に置かれてしまうのが嫌だ」という思いが、この好き避けには隠されています。

彼氏・彼女の関係であれば、社内でいきなり冷たくされるのはびっくりするもの。もしあなたがこのパターンで好き避けをするなら、しっかり「あなたのためを思っての行動です」ということを、事前に伝えておくといいでしょう。


既婚者が職場内で好き避けをする心理や理由とは

既婚者が好き避けする理由

好き避けしてしまう女性と男性の心理についてわかったところで、職場では既婚者の男女が職場内で好き避けをすることもあります。異性で既婚者の上司や先輩からなんとなく避けられているような気がしたら、当てはまることがあるかもしれません。


既婚者が好き避けする理由1. 一度の出来心で一生を棒に振ってしまうから

社内恋愛の中でも意外と多いのが不倫。既婚者の余裕に心をひかれる後輩社員が多くいます。しかし、結婚している相手との恋愛は、大きなリスクを抱えるもの。

そして、既婚者は好き避けの達人です。たとえ「いいな」と思う相手が会社にいたとしても、そんな素ぶりを見せません。

では、なぜ既婚者は好き避けをするのでしょうか。まず理由として言えるのが、不倫をすることで一生を棒に振ってしまうから。不倫がバレると、裁判にまで発展する可能性が大いにあります。一時の快楽で一生償わなければいけない状況になることがわかっているから、好き避けをするのです。


既婚者が好き避けする理由2. 守るべきものが他にあるから

不倫にハマるのは一瞬。ダメだと分かっていても目の前の誘惑に勝てない人がハマっていきます。しかし、どんなに会社に好きなタイプの人がいても、「自分には家で待ってくれている人がいる」と割り切り、好き避けをしている人もいます。

男女問わず飲み会や懇親会では、お酒のせいにして羽目をはずす人がたくさんいるにも関わらず、このタイプの人はそんな場面でもしっかりと理性を働かせられることが特徴ですよ。不倫に走ったあとのリスクと、結婚と恋愛が次元の違うものだということをしっかり認識できているのです。


既婚者が好き避けする理由3. 小さな噂でも命取りになるため

既婚者が好き避けをする一番の理由は、やはり「自分を守るため」。少しでも変なうわさがたつと、会社では一気に広まって取り返しのつかないことになる可能性が高いのです。フリーの人にうわさがたつのと、既婚者の人にうわさがたつのとではリスクの大きさが違います。

「既婚者なのに、私に好意を抱いているみたい」と感じ取られないために、好き避けをしているのです。


好き避けは職場恋愛を手助けする手段のひとつ

好き避けサインを見逃さない

会社は小さなコミュニティなので、いろいろな種類の人がいます。その中でうまく生き抜いていくために、男性にも女性にも好き避けは必要な手段だというわけなのです。

大人の恋愛は複雑なので、上手にテクニックを使うことは必須事項。好き避けをしすぎて相手を困らせるのも良くありませんが、素直に気持ちを表現しすぎるのもナンセンス。会社はあくまでも「仕事をする場所」だということを忘れずに過ごしましょう。

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