ワインを語れる男になるには?誰でも簡単に“ワイン通”になれる4ステップ
“ワイン通”になりたい貴方に。
お酒の中でも、特に上品なワイン。詳しくなりたい!と思っている方も多いですよね。
横文字で難しい、種類が多い、全部同じ味に感じる…と敷居が高そうに見えるワインですが、実はポイントさえ押さえてしまえば大丈夫。今すぐ“ワインを語れる男”になれる簡単な4つのステップをお教えします。
1.『神の雫』を読む(ワインの知識を得る)
『神の雫』は、ワイン好きであれば誰でも知っているであろうワインの鉄板漫画です。KAT-TUNの亀梨和也さんが主演で一度、ドラマ化がされました。知っている人は多いのですが、僕の周りのワイン関係者やお客様も意外と読んでいる人が少ないです。
ゲームをやる前に攻略本や説明書を見るようなイメージで、ワインをひたすら飲む前に漫画で軽い知識をつけてしまいましょう!
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芸術の世界の博学にもなれる
神の雫では、ワインが絵画や映画、風景、情景、音楽など違った芸術作品の観点から表現されています。ワイン以外の知識もつきますし、他のものも博学になれます!
例えば、モンドリアンという画家の『コンポジションⅡ』に例えられたワインがあるのですが、読んだ時に六本木の国立新美術館に向かい、絵を見てからそのワイン飲みに行きました。その後「好きな画家は?」と聞かれた時には「モンドリアンですね!」と通ぶっています。複製画を一つでも持っておけば、より粋な男になれます。
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浸ってほしい『神の雫』の世界観
飲んでもいないワインを飲んだ気にさせてくれたり、二日酔いでも神の雫を読み直すと「このワイン飲みたい…」と読者を魅了してくれる漫画です。
物語も「人生とは何か?」と色々考えさせられる生き方や人間模様で展開されるので、学び多きマンガに仕上がっています。
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2. 初心者向けワインセミナーに参加する
漫画で知識を蓄えたら、初心者向けのワインセミナーに参加してみましょう。ここで重要なのは頼み方、飲み方を覚えることです。
基本的に初心者向けのワインセミナーでは「心から美味しい!」というワインは残念ながら出ません。基本に忠実なワインが登場します。
覚えておきたい赤白の基本14種類
基本のワイン種として、赤白14種類の品種の特徴を覚えておくと良いでしょう。もし余裕があるなら、自分の好みまで把握しておくと店員さんに伝えやすいです。
白ワイン 7種
- ミュスカデ
- ソーヴィニヨンブラン
- シャルドネ
- リースリング
- ゲヴェルツトラミネール
- セミヨン
- シュナン・ブラン
赤ワイン 7種
- ピノ・ノワール
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- カベルネ・フラン
- ガメイ
- メルロー
- シラー
- グルナッシュ
自分好みのワインの頼み方
基本14種類の名前を出しながら、オーダーしてみてください。下記の「ワインの上手な頼み方(例)」のように伝えれば、知識のあるスタッフさんが貴方好みのワインをセレクトしてくれるでしょう。
ワインの上手な頼み方(例①)
「普段は『ミュスカデ』とか『ソーヴィニヨン・ブラン』のようにレモンやグレープフルーツのような酸味が強いものではなく、濃厚な『シャルドネ』でバターのようなコクがあるものがいい」
ワインの上手な頼み方(例②)
「『ゲヴェルツ』のような少しトロみがあって、白いバラやライチジュースを飲んでいるような甘やかなものがいい」
「辛口がいい!」はど素人だから気を付けて!
よく「辛口がいい!」とか「フルボディーがいい!」という方がおりますが、ワインは基本的に辛口です。そのため「ワインが欲しいのですが!」と言っているのと同じで、ほとんどオーダーできていないことになります。“フルボディー”も、実はワインに疎い方が使う言葉。ワインを知らないことがバレるので絶対使わないようにしましょう。
知ってればできる「ワインの飲み方」
ワインの飲み方って簡単そうに見えますが、ワインを飲み慣れている人と飲み慣れていない方の飲み方は、一目瞭然です。一つ一つの動作に時間をかけると、より通っぽさが増します。
- グラスをスワリングする(グラスの中でワインを反時計回りに回します)
- 光にワイングラスをかざす
- ワインのグラスを傾け、鼻に近付けて香りを嗅ぐ
- ワインを舌の上で転がして空気を入れ、3つのアロマを楽しむ
3つのアロマとは?
①グラスに入っているワインの香り、②口に含んだ時に鼻から抜ける香り、③飲み込んだ時に残っている香り(余韻)を指します。ぜひ味わってみてくださいね。
3. ワインの業者向け試飲会に参加する
次に業者向けの試飲会に行って、ワインの種類と自分の好みを知りましょう。飲食店関係者の知り合いがいたら、その方から開催日時などを聞いてみてください。多くの会社が春に開催する大試飲会がおすすめです。一気に200種類以上のワインを無料で飲むことができます。
最近では、一般の部を開催している会社さんもあるため、そちらに参加しでもいいと思います。一般の部の場合は有料ですが3,000円くらいで飲み放題なので非常にお得です。
ただし飲み過ぎ注意です!
私も5年前にモトックスというインポーターの試飲会に参加させて頂き、飲み倒しました。
試飲会が初めてだったので、ホテルに並ぶワイン達にひたすら目を輝かせました。そして、吐器(ワインをテイスティングしたら飲まずに吐き出すための器)にワインを捨てずに普通に飲んでしまい、67杯目で力尽き、気付いたらホテルのロビーで寝ていました…。みなさんは、そうならないように注意してくださいね!
試飲会でのポイント
漫画『神の雫』に出てきたワインや、これ飲んでみたいな!と思ったワインをピンポイントで飲むことです。あとは高いワインをひたすら飲んで、舌と鼻孔に記憶を刻みこんでください。
私は『神の雫』で出てきた“シャルドネ”というぶどう品種で造られた白ワイン『ムルソー』『モンラッシェ』『シャブリ』と、“ピノ・ノワール”というぶどう品種で造られた赤ワイン『ヴォーヌ・ロマネ』『シャンボール・ミュジニー』の表現に惚れ、それら目当てで試飲会に行きました。
例えば、白ワイン『ムルソー』
「水浴びする乙女がいて、風に舞うアカシアの花びらが香りとともにその黄金色の色彩を水面に浮かべている。乙女はそっと口づけをする。すると蜂蜜のような甘味と石を舐めるようなミネラル感、ベーゼルナッツや梨、そしてどこかレモンのような後味がいつまでも残る。」
赤ワイン『ヴォーヌ・ロマネ』
「赤い花に囲まれた果樹園。足元にはミントやシナモンなどのハーブが葉を繁らせている。両手に抱えるのはブラック・チェリー、レッド・カラント、プラム、大粒の完熟イチゴ。そして、わずかだが特徴的なオレンジの香り。」
このような綺麗な表現のワイン、飲んでみたくありませんか?
4. ワインスクールの初心者コースに通う
最後は、ワインスクールの初心者コースで実践練習です。ワイン好きの仲間を増やすこともできます。
自分は“アカデミー・デュ・ヴァン”というワインスクールで
「若いワインと古いワインの違い」
「国別の主要品種の違い」
「安いワインと高いワインの違い」
などを学びました。スクール後のクラス会では、色々な方と仲良くなりながら「レストランでのワインの飲み方」も教わりました。
ワインスクールの醍醐味は「人との出会い」
ワインスクールというだけあって富裕層の方々が多いので、とても刺激的な話や素敵な出会いがありますよ。私も5年前に通った際にある投資家の方と出会い、現在ではその方のアドバイスのもと、自分でワインバーやアパレルの会社の経営するに至っています。まさに運命的な出会いでした!
最後に
ワインは本当に素敵な出会いを創出してくれるお酒だと思います。ワインを少し知ったかぶりできれば繋がるご縁も。ワインに少し詳しくなって、今よりもちょっと素敵なライフスタイルを送りましょう!
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