“トラブルメーカー”の10の特徴。巻き込まれない上手な関わり方とは?
そもそも「トラブルメーカー」の意味とは?
トラブルメーカーとは、何かとトラブルや揉め事を引き起こす人を意味する言葉。
トラブルメーカーの中には、故意にトラブルを起こす人もいれば、自分がトラブルを引き起こしている自覚がない人も。
周囲からは「またあいつか…」と厄介な人という印象をもたれていることが多いため、ネガティブなイメージで使われる言葉といえますよ。
本人は自覚がない“トラブルメーカー”の特徴あるある10選
「部下がトラブルメーカーかも…。」
「自覚がないトラブルメーカーって本当に厄介」
トラブルメーカーの中には、自分に問題があるとは認めない人もいて、周りはどう接していくべきか悩むことがありますよね。
ここでは、自覚がないトラブルメーカーの特徴を解説。自分の周りの人に当てはまらないかチェックしてみてください。
- 絶対に謝らない
- 自分のことを最優先に考える
- 「報・連・相」ができない
- とにかく我慢ができない
- 一人でいることが多い
- 口が軽くて秘密を守れない
- 要領が悪いのにプライドが高い
- メモをとらない
- 嘘をつく癖がある
- おせっかいを焼いてしまう
特徴1. 絶対に謝らない
自覚がないトラブルメーカーは、「自分はできる人間だ。」という絶対的な自信を持っており、何かトラブルが生じても自分のせいではないと考えます。
例えば、上司に仕事のミスを指摘されても、
「わたしはきちんとやりました。」
「〇〇さんから聞いた通りにやったんですけど…。」
などと答え、なかなか自分の非を認めないでしょう。
【参考記事】はこちら▽
特徴2. 自分のことを最優先に考える
トラブルを度々起こしているにも関わらず自覚がない人は、自分大好きなナルシストな性格で、自分の欲求を優先しがちです。
先輩から「Aの業務を済ませてからBの業務に取りかかってね」と言われた場合でも、興味のあるBの業務からやるなど、とにかくやりたいように仕事を進めてしまいます。
指示を守らないので、その分ミスが増えるものの、自分優先の性格ゆえにトラブルを繰り返しても一切悪びれる様子がありません。
特徴3. 「報・連・相」ができない
トラブルメーカーの特徴として、トラブルが起きそうな状況でも何かが起きてから言えばどうにかなると思っている点が挙げられます。
大切な書類をうっかり紛失してしまったという場合でも、気づいた時点で上司に報告しようとはしません。
他にも、新規の顧客との取引の進捗状況を連絡する、納期に間に合わそうにない場合はあらかじめ相談するといったこともできないことが多いです。
特徴4. とにかく我慢ができない
問題を頻繁に引き起こす人は、今のことしか考えられず、自分の欲を抑えることが苦手な性格。
そのため、自分がやりたいと思ったことは、すぐにやらないと気がすみません。
例えば、ミーティングには時間厳守と伝えたのに、自分の仕事を終わらせたい欲が勝って、普通に遅れてくるといったことをしがちです。
こんな相手には、約束事を守れなかった時のペナルティーを用意して、欲をコントロールできるようサポートしましょう。
特徴5. 一人でいることが多い
トラブルメーカーの他の特徴として、友人を作るのが苦手な性格という点も挙げられます。
友人がいれば注意してくれることも、止めてくれる人がいないためにトラブルに進展しまいます。
大学の学園祭などの場面で一つの役割を任された時、やり方がよくわからないのに自己流で何とかしてしまうことも。
友達がついていれば、「これは違うよ。こうするんだよ」などと教えてもらえるのに、一人なので誰も止める人がいません。
その結果、周りに迷惑をかけることがしばしば…。
特徴6. 口が軽くて秘密を守れない
人を楽しませたいという気持ちが強く、そのためには手段を選ばないのもトラブルメーカーに多い特徴です。
場を盛り上げたい一心で、職場の同僚から「秘密にして」と言われたことを、周りにばらしてしまうことはしばしば。
「これ言わないでって言われたんだけど…」「ここだけの話なんだけど…」と話して注目を集めることが快感に。
もちろん、秘密をばらされて黙っている人はいないので、大きなトラブルに発展してしまいます。
【参考記事】はこちら▽
特徴7. 要領が悪いのにプライドが高い
問題を起こしてしまう人は自分ができないと思われるのが嫌で、人に相談して学ぶことが苦手です。
例えば、上司から「この仕事17時までにできる?」と尋ねられると、「もちろん」と引き受けますが、段取り良く仕事を進めることができません。
周りが「大丈夫?」と様子を伺っても、大丈夫なフリをします。
ギリギリになって無理矢理納期に間に合わせようとするので、「間に合わない」「ミスのためにやり直し」といったことも日常茶飯事といえますよ。
【参考記事】はこちら▽
特徴8. メモをとらない
自分は一度聞いただけで何でもすぐに覚えられると思い込み、自分の能力を過信しているのもトラブルメーカーに多い特徴です。
大事な取引先との約束事もメモを取らずに記憶に頼るので、うっかり忘れてしまい、取引先から指摘されることも。
そのようなミスが頻繁にあるため、周りからは敬遠されがちといえますよ。
特徴9. 嘘をつく癖がある
トラブルメーカーは、「自分を良く見せたい」「できる人と思われたい」といった気持ちが強いので、失敗やミスを隠そうとするでしょう。
職場で大きなミスが見つかって、「これ、〇〇さんがやったでしょう?」と訊かれた時も「やってません。」と平気で嘘をつくことがしばしば。
バレないこともあるために嘘を突き通す癖がついており、それが大きなトラブルを引き起こすこともあります。
【参考記事】はこちら▽
特徴10. おせっかいを焼いてしまう
困っている人を放っておけない性格で、つい手を差し伸べてしまうのもトラブルメーカーの特徴。
部下が上司に叱られたと落ち込んでいると、「そんなこと言わなくてもいいのに…。」と、変な正義感から上司にたてをつくことも。
その結果、部下がさらに叱られてしまう、自分と上司との関係が悪くなるなど問題が大きくなってしまうこともあります。
【参考記事】はこちら▽
トラブルを引き起こす人の5つの心理|厄介ごとに発展する原因とは?
自覚がないトラブルメーカーの特徴を読んで、「分かる~。」と感じることがあったのではないでしょうか。
でも、なぜ当人はそんな行動をとってしまうのか、ここからは行動の原因であるトラブルメーカーの深層心理について解説します。
次々と厄介な問題を引き起こす人の心の中を理解していきましょう。
心理1. 「誰かがどうにかしてくれるだろう」と思っている
受けた仕事は責任を持って最後まできちんとやるのが一般的な社会人ですが、トラブルメーカーには責任感がありません。
自分のミスのせいで他の人に迷惑をかけても、最終的には誰かがなんとかしてくれるので、「それでいい」と思っているところがあります。
ミスする癖を直したいと考えず、同じようなミスを平気で繰り返してしまうのです。
心理2. 他人の意見を素直に信じられない
トラブルメーカーは自分が一番正しいと思い込んでいるため、他人の意見を聞かず、いつも自分のやり方を通そうとします。
万が一、トラブルが起きた時も自分に原因があるとは考えず、人のせいにするのが癖になっているので、注意されても受け入れません。
人の意見を聞き流す癖があるため、次々とトラブルを引き起こすのです。
心理3. 自分の感情を抑えられない
一般的な社会人は、イライラしてもぐっと堪えたり、悲しいことがあっても普段どおりに振る舞うものですが、トラブルメーカーは感情をコントロールすることが苦手。
場の空気を悪くしようが、他の人に嫌な思いをさせようが、自分の喜怒哀楽をぶつけてしまいます。
その結果、周囲とぶつかって厄介な問題をひきおこしてしまうでしょう。
心理4. 「自分が助けてあげなきゃ」と考えてしまう
トラブルメーカーは、人に頼られるのが大好き。
そのため、相談事をされると嬉しくなって、「どうにかしてあげたい」と頑張ってしまいます。
また、自分から「〇〇って聞いたんだけど、わたしがやってあげる」などと頼まれてもいない仕事を引き受けてしまうことも。
親切なのは良いことですが、困っている人を助けている自分に酔ってしまうこともあり、自分の実力が伴っていないのに引き受けてトラブルにつながる原因となります。
心理5. トラブルメーカーなことに気づいていない
しょっちゅう問題を引き起こしているのにめげないトラブルメーカーは、自覚がないことが多いです。
自分ではきちんと仕事をやっている、人付き合いも上手くやっていると思い込んでいるので、
トラブル回避のための対策を立てられず、同じようなミスを繰り返してしまいます。
トラブルメーカーへの上手な対処法7選|職場や友人関係で巻き込まれないコツとは?
「友人がトラブルメーカーなんだけど、どう付き合っていくのが正解?」
「職場の同僚がトラブルメーカー。一緒に働くのがストレスなんだけど、どうしたらいい?」
トラブルメーカーとの付き合い方って悩みますよね。上手に対応しないと、ミスをこちらのせいにされることも起こり得ます。
厄介な問題に巻き込まれないように、トラブルメーカーへの対処法や接し方を把握しておきましょう。
- 仕事などは細かく指示を出して被害を最小限に
- 大事なタスクを任せないようにする
- 第三者に相談して間に入ってもらう
- 「そんなもんだろう」と過度に期待しすぎない
- 成長するまで根気を持って教える
- 深く関わらないようにする
- 問題の尻拭いをさせて責任感を身につけさせる
対処法1. 仕事などは細かく指示を出して被害を最小限にする
トラブルメーカーの部下に仕事を任せてしまうと、自分のやりたいようにやってそれが問題を引き起こす原因となります。
「普通だったらこうする」ということでも、別のやり方でやる可能性が高いので、1から10まで細かく指示を出すのがおすすめです。
以下の方法を取り入れてみましょう。
- やるべき仕事の順序を全て指示する
- 順序を守るように、それぞれの仕事を終えた時間を記入させる
- 途中経過を報告させる
上司の指示どおりに仕事をせざるを得ないような環境作りをすることで、ミスによるトラブルが発生するのを最小限に留めることができるでしょう。
対処法2. 大事なタスクを任せないようにしてリスクを抑える
何度言ってもミスを繰り返してしまう、そんな厄介なトラブルメーカーは、今後も同じような問題を引き起こすと考えられます。
自分は悪くないと考える性格が直らない限り成長は期待できないので、任せる仕事の内容を選別するのがおすすめ。
- ミスしても大きな問題にはなりにくいタスクを任せる
- 大事な仕事であれば責任者を置いて、その下で仕事をしてもらう
といった方法を取り入れるのがおすすめ。
1人前になるのを期待するのではなく、当人ができる仕事を回すことで周りのストレスを軽減することができますよ。
対処法3. 第三者に相談して間に入ってもらう
トラブルメーカーは自分の非を認めないので、まともに相手にするとイライラしてしまうことも。
1対1で話し合っても平行線になったり、関係がこじれて余計にストレスが溜まる原因となるので、第三者も交えて話し合うのがおすすめです。
第三者が入ることで自分自身も落ち着いて話せますし、客観的な意見をもらうことでトラブルメーカー自身も自分の非を認めざるを得ない状況になることもあります。
何度言っても分からない相手を見ると、すぐに問い詰めたくなるかもしれませんが、まずは先輩などを呼んで3人で話し合いましょう。
対処法4. 「そんなもんだろう」と過度に期待しすぎない
トラブルメーカーのミスにイライラしてしまうのは、「今度こそはきちんとやるだろう」と期待してしまうから。学習しないのがトラブルメーカーなので、こちらが考え方を変える必要があります。
以下の方法を実践してみるのがおすすめ。
- ミスを繰り返すことを想定して仕事を与える
- ミスをしても取り返しがつくことであれば、逐一指摘しない
完璧に仕事をこなすことはないだろうとあらかじめ思っていると、トラブルメーカーが不注意でミスをしても、そんなに気にならなくなります。
対処法5. 成長するまで根気を持って教える
トラブルを引き起こしてしまうのは能力が低いからです。そのため、一度言ったからといってすぐに直すのは難しいので、部下がトラブルメーカーなら根気よく教えましょう。
- 同じミスを繰り返しても、「前回も言ったでしょう」と頭ごなしに叱らない
- 前回言ったことでも、再度丁寧に説明する
- 何度も同じミスを繰り返すなら、どうしてそうなるのか一緒に分析する
など、成長には時間がかかるので、諦めずに辛抱強く指導していくのが人材育成に繋がります。
対処法6. 深く関わらないようにする
トラブルメーカーは結構な頻度で問題を引き起こすので、近くにいるとトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
職場の同僚や学生時代の友人がトラブルメーカーだと気づいたら、なるべく距離を取って深い関係にならないようにしましょう。
- 頼み事はしない
- 必要最低限の連絡で済ませる
- 業務以外で連絡を取らない
といった方法を取り入れるのがおすすめ。
「最近どう?」といったちょっとした挨拶から親しい関係になるということはよくある話です。
素っ気ないと思われるかなというくらい塩対応でいることで深い仲になるのを防げます。
対処法7. 問題の尻拭いをさせて責任感を身につけさせる
いつも周りが尻拭いをしていると、「誰かが何とかしてくれるだろう」と楽観的に考えるのがトラブルメーカー。
このままだと本人が「ミスする習慣を直したい」と思うようにならないので、いつまでも周りが被害を受けます。
トラブルメーカーが問題を起こした時の対処法を次のように決めましょう。
以下の方法は効果的です。
- 問題を引き起こしたら自分で解決させる
- 大変そうにしていても、極力手伝わない
自分でどうにかしないといけない状況に置かれることで、責任感を持って仕事に取り組むようになるはずです。
【番外編】トラブルメーカーを脱却する5つの改善方法とは?
「え?トラブルメーカーの要素が自分にも当てはまるんだけど…」
「自分がトラブルメーカーの場合、どうやって克服できるの?」
トラブルメーカーの特徴や心理が自分に当てはまる場合、どう克服できるのかと悩みますよね。
改善できないと友人や職場にも迷惑をかけ続けてしまい、今後の人間関係が悪化してしまうことも…。
どうすればトラブルメーカーから脱却できるのか、克服方法を把握しておきましょう。
方法1. メモをとって同じミスをしないようにする
ミスをすることは誰でもあるものですが、ミスを繰り返すと「厄介な人」という印象を持たれてしまいます。
仕事のミスを上司から注意されたなら、そのことをメモしておきましょう。
メモをすると記憶に残るので、同じような場面に面した時に同じミスを繰り返さない助けになります。
また、仕事の手順など指示されたことをメモして、その通りにする習慣を付けると、ミス自体が起きにくくなるもの。
それでもミスしてしまった時は、何が問題だったのか分析して、それもメモしておくと同じ失敗を避けられますよ。
方法2. 時間に余裕を持って行動する
時間に余裕がないと、バタバタしてしまって忘れ物をしたり、うっかりミスをすることが増えます。
そのため、ゆとりを持って行動するのを習慣にしてみましょう。
- 早めに職場に到着するよう心がける
- 集合時間よりも10分早く到着するのを習慣にする
- 与えられたタスクには早めに取りかかる
このようにして、何事も早め、早めを意識することで気持ちにゆとりが生まれます。
そのため、落ち着いて物事に対処できるようになり、くだらないミスを減らすことができるのです。
方法3. 自分の実力を過信せず予定を組む
トラブルを引き起こさないためには、自分の限界を認めて、できる範囲の仕事を受けることが大切です。
「この仕事17時までにできる?」と尋ねられた時、現在進行形の他の仕事があれば、まずはそれを終わらせるまでは引き受けないようにしましょう。
無理して仕事を詰め込むと、結局納期に間に合わなくなるので慌ててしまってミスをしやすくなります。
一つ一つの仕事を丁寧にこなすことを目標にし、仕事の予定は余裕があるくらいで組むと、大きなミスをしなくて済むでしょう。
方法4. 日頃から感謝を意識して行い、謙虚さを身につける
自分を第一に考えてしまうことで、相手と衝突してトラブルを引き起こしてしまうことがあります。
人付き合いが難しいと考えているなら、まずは周りの人達に感謝を述べることを習慣にしてみましょう。
- 仕事の段取りを教えてくれた先輩にお礼を言う
- 自分のミスの尻拭いをしてくれた同僚に感謝する
- コピーをやってくれた後輩にお礼を言う
といったことが効果的です。
当たり前と思えることでも感謝することで、謙虚さを身につけることができます。自分第一じゃなくなることで、良い人間関係を築けるようになれるはず。
方法5. 相手の気持ちを考える癖をつける
自分の感情しか見えなくなってしまうと、自分の欲求を優先させるので相手とぶつかります。
自分の感情をコントロールできるようになるために、「相手はどう思うだろうか」と考える癖を付けましょう。
例えば、場を盛り上げるために、人の秘密をばらしたいという感情が起き上がってきた時、「ばらされた相手はどう感じるだろう?」と考えてみて。
「自分が秘密をばらされたら、どう思うだろうか?」と考えることもおすすめ。
そのように相手の考えを想定する癖をつけることで、不要なトラブルを避けることができるでしょう。
職場や友達にいるトラブルメーカーには、程よく関わってみて。
トラブルメーカーの特徴と心理、対処法について解説しました。
トラブルメーカーは自分大好きな性格で、絶対的な自信を自分に持っていることが多いので、どう対応すべきかと悩むこともありますよね。
また、何度言っても変わらないことも多く、イライラさせられることもあるでしょう。
そんな時は、この記事を参考にトラブルメーカーに対応してみてくださいね。
【参考記事】はこちら▽
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!