脂肪はどうやって消える?脂肪燃焼&排出のメカニズム|効率的なダイエット方法を解説!

織田琢也 2022.07.01
脂肪はどうやって消えるのか?を知りたい方へ。本記事では、脂肪燃焼のメカニズムや仕組みから、脂肪燃焼効率の高い運動まで大公開!効果的にダイエットしたい方にもおすすめの内容になっていますので、気になった方はぜひ活用してみてください!

そもそも脂肪とは?脂肪は何に変化して消えるのか解説!

脂肪はどうやって消える?

そもそも脂肪と呼ばれているものは、身体に貯えられた脂肪細胞のこと。細胞脂肪は身体の機能を維持するためのホルモン物質を作る働きを持っています。しかし必要以上に蓄積されてしまうと、肥満などの健康リスクが高くなるため注意が必要です。

血液中にある中性脂肪は、炭素・酸素・水素から成り立っており、代謝した場合、老廃物の水と二酸化炭素に変化します。二酸化炭素は息を吐くときに放出され、水は、尿や汗などの体液として排出されて消えるという仕組みです。

ここからは、脂肪燃焼のメカニズムなどを解説していきましょう。


脂肪が燃焼されるメカニズムは?

脂肪が燃焼されるメカニズムは?

まず、消費されずに体内で余ったエネルギーが、中性脂肪として白色脂肪細胞内に貯蔵されています。運動などを行なうと、中性脂肪は、遊離脂肪酸とグリセロール(グリセリン)に分解

遊離脂肪酸は運動によって消費され、グリセロールは脂質の合成や代謝の過程に利用されます。その後、さらに二酸化炭素と水に分解されて、結果的に消費された脂肪の84%は息を通して、残り16%は汗や涙などを経由して排出される仕組みです。

例えば、脂肪1kgが燃焼された場合、840gは二酸化炭素として吐き出し、160gが尿や汗になります。


脂肪を1キロ落とすには20時間程度のランニングが必要になる

1時間ジョギングすると、40gの二酸化炭素が排出されます。燃焼した脂肪の約80%が二酸化炭素として排出されることから考えると、脂肪1kgを落とすには20時間前後のジョギングが必要です。

20時間なら、ゆっくりとしたペースでも150~200kmの距離になり、脂肪を排出することの難しさがよく感じられるでしょう。こちらはジョギング中に排出する二酸化炭素が100%脂肪燃焼による場合の計算なので、実際は呼吸による二酸化炭素の排出量もプラスされ、さらにハードルは高くなります。

そのため、ダイエットをして脂肪が減ったと実感できるまでは、1ヶ月程度の期間がかかることも多いです。

【参考記事】はこちら▽


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