変わった職業は何があるの?あまり知られていない特殊で珍しい仕事を紹介
一般的に知られていない変わった職業は数多く存在する
「人とは違う仕事やちょっと変わった仕事がしてみたい。」そんな風に考えたことがある人も少なくないのではないでしょうか。
日本には多種多様な仕事があり、一般的に知られていないだけで数多くの変わった職業は多数存在します。
社会的意義のある仕事や特殊な資格やスキルが必要なもの、趣味を活かせる仕事など。今回は、そんな珍しいニッチな職業を徹底ガイドしていきます。
もしかしたら、あなたの天職がここにあるかもしれませんよ。
変わった職業をチェックする際のポイントとは?
「変わった職業に転職しよう。」そう思って、何も知らないままいきなり今の仕事を辞めることは、多少のリスクを背負う恐れが。
職業によっては、資格や研修、特殊な能力が必要なものもあります。また、未経験者でも大丈夫なのか、収入はどのくらいなのか、求人はどのくらいあるのか、そしてどのような仕事内容なのかなど。
生活を続けていくのに必要なポイントは、事前にチェックしておきましょう。
ただの好奇心だけではどんな職業も長続きしないだけでなく、あなたのスキルによっては転職できない可能性もあります。
リアルな人生プランややりがいなど、自分に合った職業なのかどうか必ず把握しておくことが大切ですよ。
変わった職業一覧|ちょっと珍しい仕事の全貌を徹底ガイド
一般的に知られていない変わった職業とは、一体どのようなものなのか気になりますよね。
ここから、数多く存在する珍しい職業の中からおすすめのものをピックアップ。
聞いたことのある職業から身近には存在しない職業まで、あなたが気になる珍しい仕事を見つけてみてください。
- 遺品整理士
- ドローン操縦士
- バイオアーティスト
- 刀鍛冶
- 特殊清掃員
- ひよこ鑑別士
- 家畜人工授精師
- 木こり
- 石材施工技能士
- 切手デザイナー
- せどり
- ソムリエ
- 発破技士
- いのちの電話相談員
- インフルエンサー
- ゴルフボールダイバー
- スタントマン
- 探偵
- プロゲームプレイヤー
- 構成作家
変わった職業1. 遺品整理士
亡くなった人の部屋を遺族に代わって整理・清掃、遺品の搬出や供養をするのが遺品整理士です。
『一般社団法人遺品整理士認定協会』が実施している試験があり、年齢制限はなく受験可能。しかし、資格がなくても遺品整理士として働くことはできます。
年収は会社によって様々ですが、正社員で400~800万といったところ。亡くなった人の部屋や遺品を扱うため精神的な負担が大きくなりがちですが、命の尊さや儚さなどを再確認できる職業でもあります。
変わった職業2. ドローン操縦士
宅配や測量、調査など、日常の中で急速に浸透し初めているドローンを扱うドローン操縦士は比較的新しくできた職業です。
映画やテレビなどでの空撮のイメージが強いですが、実際は公共インフラや農業、人命救助や防災などのセキュリティ分野でのニーズが高くなっています。
スクールはありますが資格は必要なく、純粋なスキルのみで評価される職業。従って、収入もスキルによって大きな差が生まれてきますが、「社会貢献したい」と思っている人にはおすすめですよ。
変わった職業3. バイオアーティスト
バイトアートとは、生命(=バイオ)を題材としたアートで、生命をテーマにした芸術作品のことです。
生命組織やバクテリア、生命体、生命プロセスなどを扱い、3Dプリンターや粘土、動画など表現の仕方は自由。
スタジオやギャラリーだけでなく研究所や自宅でも作成でき、資格などは必要なく、実力や能力があれば誰でもバイオアーティストとして認められます。
まだあまり知られていない職業で収入はピンキリですが、未来の新しいアートに興味がある人はチェックしてみてください。
変わった職業4. 刀鍛冶
日本刀を作るイメージが強い刀鍛冶。しかし現在はそれだけではなく、最高級と謳われる鋼製の刃物や鉄製のフライパンなどを制作しています。
刀鍛冶になるには、刀匠資格を持つ刀鍛冶の下で5年以上の修行が必須。さらに、文化庁主催の『美術刀剣刀匠技術保存研修会』を終了する必要があり、この研修会へは4年の修行を終えた人から参加を認められます。
厳しい修行を終えて刀鍛冶になっても、純粋な実力世界のため作品が売れないと収入はゼロのまま。
そもそも入門先を見つけるのが非常に困難な職種ですが、刀匠会に相談窓口が設けられているので、興味がある人は相談してみてはいかがでしょう。
変わった職業5. 特殊清掃員
孤独死や自殺などの現場の掃除を行う特殊清掃員。死臭が漂い、見るも無残な現場に入って掃除したり死臭を除去したりするため、精神的にも体力的にも強さを求められる職業です。
求人はインターネットやハローワークで探せ、働きはじめの正社員で年収300万円前後、3年勤務で400~500万円、5年で500~600万円、8年勤務でそれ以上が相場と言われています。
給料だけ見れば悪くありませんが、心身共に非常にタフな仕事と言えるでしょう。
変わった職業6. ひよこ鑑別士
ひよこのオスとメスを見分ける仕事であるひよこ鑑別士。ひよこは一目見ただけでは性別の判断が非常に難しいため、瞬時の判断力と高い精度が求められる職業です。
ひよこ鑑別士になるには、公益社団法人畜産技術協会が主催する『初生雛鑑別師養成講習』を受講して資格を得たあと、実務経験が必要となります。
ひよこ鑑別士の多くは一羽当たり4~5円の歩合制。卵を産むため価値の高いメスと需要が少ないオスを素早く見分けられる能力が身につけば、収入が上がりますよ。
変わった職業7. 家畜人工授精師
牛や馬、豚や山羊といった家畜のオスの中から、遺伝的に優秀な精子を採取してメスの子宮に受精させ、優秀な子供を多く出産させる専門家。
家畜人工授精師になるには、講習を受けて修了試験合格で資格を取得できます。求人は、牧場や農協、家畜診療所などにあり、年収は大体300~400万円ほど。
手に職をつけられるので能力によっては独立も可能なため、畜産業界に関わりたい人や盛り上げたいと思っている人におすすめです。
変わった職業8. 木こり
昔話などによく出てくる木こりは、木を切り倒す伐採作業を行う職業です。もちろん現代にも存在し、斧やノコギリを使用していた昔と違って電気機械を使って行います。
民間の林業会社や林業の第三セクターなどで就職でき、勤め先によって様々ですが年収は大体300~400万円ほどです。
自然に囲まれながら日没と共に仕事が終わるため、毎朝の満員電車や残業が辛いという人はチェックしてみても良いかも。
変わった職業9. 石材施工技能士
様々な分野で使われている石材は、普段の生活の中でもよく目にする材料です。石材施工技能士は、石材の特性に応じて建築や土木からお墓まで、用途に合わせて石材を施工する職業。
各都道府県の職業開発能力協会が実施する技能検定に合格する必要があり、年収は会社によって様々ですが、最初は一般のサラリーマンより少し少ないくらいです。
しかし、職人の仕事なので経験を積んで能力が上がれば昇給が期待でき、公共事業など仕事の需要も多いため、資格を持っていれば重宝されますよ。
変わった職業10. 切手デザイナー
切手デザイナーという肩書ですが、切手だけでなくハガキもデザインし、販売するにあたってプロモーションや広報活動まで行います。また、関係する団体・関係者などと交渉したり事務手続きを行ったり、仕事内容は多岐にわたる職業です。
2017年4月の時点で7人のみという珍しい職業で、定期的に求人を出しているわけではなく、欠員が出た場合のみ募集がかけられます。
収入は公開されていませんが、変わった職業に興味がある人にとっては魅力的で面白い仕事の一つです。
変わった職業11. せどり
せどりとは、商品を安く仕入れて高く販売することで利益を生み出す職業で、転売のことです。最近では、使わなくなった服などをメルカリやヤフオクを利用して売っている人も多いですが、これもせどりと言えます。
ビジネスとして成り立たせるためには、安く仕入れるための情報収集や掘り出し物のチェックなど、他の人にはない人脈やルートが必要です。また、無許可で古物を扱うのは違法のため、『古物商許可証』は取得しておきましょう。
収入は完全に歩合制ですが、副業として行っている人も多い人気の職業です。
変わった職業12. ソムリエ
ワインのスペシャリストであるソムリエ。ゲストに対して料理に合ったワインを提供するだけでなく、仕入れるワインの選定やワインリスト作り、在庫管理なども行います。
日本では、『日本ソムリエ協会』と『全日本ソムリエ連盟』というふたつの民間団体がソムリエの資格認定を行っており、ソムリエの平均年収は約380万円。しかし、能力によって収入を上げることは可能。
味覚や嗅覚をはじめとした敏感で繊細な五感と、圧倒的な情報力が必要なソムリエは、ワイン好きの人にとって憧れの職業ですよね。
変わった職業13. 発破技士
発破技士とは、建物の立地状況や岩石の硬さ、周囲への影響など様々な条件を考慮し、爆発物を使って山などを切り崩す職業です。
危険と責任が大きく伴う仕事であり、国家資格の『火薬類取扱保安責任者』を取得する必要があります。
年収は約600万円で、一般的なサラリーマンより少し高いところが多いようです。
失敗の許されない非常に重大な役割を持つ発破技士は、仕事にやりがいを持ちたいと思っている人におすすめです。
変わった職業14. いのちの電話相談員
様々な苦悩を抱え自殺を考えている人や、その家族からの相談に24時間体制で対応する、いのちの電話相談員。
人命にかかわる仕事で、選ぶ言葉や言い方を間違えてしまうことで命が失われてしまう可能性がある責任重大な職業です。
相談員になるには、25歳以上58歳以下で2年間の研修が必要。完全ボランティアなので、収入が発生することはありません。
転職先にすると生活できなくなるため、誰かの悩みを聞いたり親身になったりすることが得意な人は、ボランティアとして参加してみるといいですよ。
変わった職業15. インフルエンサー
インフルエンサーとは、世間に大きな影響力を持っている人のこと。近年急速に発達しているSNSで、コンテンツを発信したり企業の商品やサービスを体験して紹介したりします。
自分が事業主となるため、収入は人気や能力によって変動。
いきなりインフルエンサーになることは難しく、毎日コツコツと投稿したり自分の得意ジャンルを追求したりして、ファンを増やすことが必要です。
まわりからインフルエンサーとして認められれば、SNSだけでなく幅広い場面で活躍することができ、収入もグンと上がるでしょう。
変わった職業16. ゴルフボールダイバー
ゴルフ場には池があり、そこにボールを打ち込んでしまうとボールを回収することができません。ゴルフボールダイバーは、池に入ったボールを集める職業のこと。
拾ったゴルフボールを洗浄し、販売することで利益を上げます。収入は様々ですが、高い人は1000万円以上という高給取りも。
特別な資格は必要ありませんが、池に潜るためダイビングの資格を持っていると優遇されやすくなります。
もちろん勝手にゴルフ場に入ると怒られるので、興味がある人はゴルフ場に相談してみてください。
変わった職業17. スタントマン
映画などでビルから飛び降りたり車に惹かれたりする場面において、役者の代わりに演じるのがスタントマン。
中には役者自ら危険なシーンを演じることもありますが、それ相応の訓練を受けたスタントマンが行うのがほとんどです。
資格や免許は必要ありませんが、技術が必要となるためスクールや養成所で学ぶのが最も効果的です。
年収は200~1000万円と実力によって様々ですが、危険なシーンであればあるほど報酬が良くなります。
変わった職業18. 探偵
難事件を解決する探偵に憧れたことがある人もいるのではないでしょうか。しかし実際の探偵業は、浮気調査やペット探しなどが主な依頼内容となっています。
探偵会社や興信所は日本全国に数多くあり、求人も多いため探すことは難しくありません。会社で正社員となれば、平均年収は400万円前後と言われています。
依頼内容によって拘束時間が長くなったり生活リズムが不規則になったりすることもあり、体力的にはハードな職業ですが、探偵への憧れがある人は要チェックです。
変わった職業19. プロゲームプレイヤー
プロゲームプレイヤーとは、ゲームで報酬を得る人のこと。多くのプロゲームプレイヤーはプロゲーミングチームに所属し、日々の練習や大会への出場を行っています。
最近は『eスポーツ』と耳にする機会が増えた人もいるかもしれませんが、世界的には既に知名度が高く盛り上がりを見せる職業であり市場です。
大会も数多く開催され、賞金額が何十億というものも。遊びの延長線上にある真剣勝負は多くの人の心を惹き付けており、もはや変わった職業というより、大注目の職業と言えるでしょう。
変わった職業20. 構成作家
テレビやラジオ、動画などで、番組の企画や台本の作成をする職業が構成作家です。特別な資格は必要ありませんが、ユニークな発想を基にした企画力や文章力、情報収集力などが求められます。
テレビ局や映像制作会社などの正社員として働く人もいれば、フリーランスとして活躍する人も数多く存在。収入は実力次第ですが、売れっ子になれば何千万という報酬を受けることも可能です。
今後はYouTubeをはじめとしたインターネット上での需要が見込めるため、ユニークな企画や発想に自信がある人にはおすすめです。
自分の適性を見極めて、変わった職業に就いてみよう!
一般的にはあまり知られていない変わった職業といっても、仕事であることには変わりません。それぞれがプライドを持ち、技量を高め、世のため人のためになっている職業ばかりです。
転職を考えている人は、まだ知らないところに天職がある可能性も。しかし、どんな仕事にも努力は必要で、生きていく上で様々な視点から考えることは大切です。
変わった職業であってもそうじゃなくても、しっかり自分と向き合ってベストな選択をして、充実した毎日を過ごしてください。
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!