「ろくでなし」の意味や使い方とは?ろくでもないと言われる人の特徴も解説

HaRuKa 2024.10.15

「ろくでなしとはどんな意味?」
「ろくでもない人の特徴とは?」

ろくでもない人っていますよね。しかし、しっかり意味を理解している人は多くはないでしょう。

今回は、ろくでなしの意味や語源、ろくでなしと言われる人の特徴、ろくでなしになる心理的な原因を解説します!

ろくでなしってどんな人?意味や特徴を解説します

「ろくでなし」の意味や使い方

相手の酷い行動を指して、ろくでなし、ろくでもないと表現することがあります。しかし、ろくでなしの意味を正しく知っている人は非常に少ないはず。

そこで今回は、ろくでなしの言葉の意味や使い方、ろくでなしな人の特徴を詳しく解説します。ろくでなしな人との関係や、ろくでもないと思われないためにも、言葉に含まれた意味や行動をチェックしていきましょう。


「ろくでなし」とはどういう意味?

「ろくでなし」とはどういう意味?

「ろくでなし」とは、役に立たないもの、どうしようもないことという意味を持つ言葉です。怠けている姿や性格がねじ曲がっているなどのニュアンスも含まれており、最低な行為をする人などを指して使われています。

また、漢字を使用した表現として「碌でなし」表されますが、正しく「陸」という字が使われ「碌」は当て字だと言われています。


ろくでなしという言葉の正しい使い方

「ろくでなし」を使う場合、相手の行為や態度などに対して侮辱する意味を込めて使用します。

例えば、家族をないがしろにして他の女性と遊ぶような男性へ向けて、「本当にろくでもない男だ」と怒るように使います。


ろくでなしの語源

ろくでなしの漢字で使用されている「陸」は大陸のように平らなことから、真面目やきちんとしている、という意味で使われていました。

しかし、ろくでなしは「陸でなし」という否定形であるため、「陸」の反対の意味から今のような意味へと変化したと言われています。


「ろくでなし」と「ひとでなし」の違いとは

ろくでなしとは役に立たないものという広い意味で使用される言葉です。しかし、「ひとでなし」は人の道から外れた行為を表すため、より相手の性格や生き方を否定する言葉となります。

そのため、相手を強く責めたいのであれば「ひとでなし」が当てはまりますよ。


詳しい意味がわかる!ろくでなしと呼ばれる人の特徴14選

詳しい意味がわかる!ろくでなしと呼ばれる人の特徴14選

ろくでなしの意味が表す範囲は広く、どのような人や行動を指すのか分かりづらいです。そこで、ろくでなしと呼ばれる人の14の特徴を解説します。

ろくでなしの詳しい意味をきちんと把握し、ろくでもない人と関わらないように注意しましょう。


ろくでなしと呼ばれる人の特徴:性格編

まずは、ろくでなしと呼ばれる性格の特徴から解説します。ろくでもない人には、私達には考えられない性格や考え方の癖があります

自分がろくでもない人にならないためにも、一つずつチェックしていきましょう。


性格1. 物事を後回しにする癖がある

真面目な人は物事に優先順位を付けて、スケジュールに沿って物事を行います。しかし、ろくでなしな人はどんなことも後回しにする癖があります。

特に、何か優先するべきことがあるわけではなく、単に今やりたくないという理由で後回しにしています。そのため、期日を過ぎても仕事が完成せず、最終的に何もしない人も多いのです。


性格2. 自分勝手で自己中心的

一般的には、相手の心境や思いを考えてから行動に移します。そのため、自分勝手で自己中心的に振る舞うことが、ろくでなしな人の特徴として挙げられます。

ろくでなしな人は他人の気持ちに興味はないため、自分の好きなように振る舞います。さらに、何をしても許されると思っていますので、仕事先でも失礼な態度をとることも珍しくありません。

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性格3. 他人任せで努力する気がない

明確な根拠がないにもかかわらず、自分は何もしなくても誰かが助けてくれるという考え方。実は、ろくでなしな人ほど他人任せな考えを持っているのです。

また、自分から努力しないのに、最高の結果だけを求めるのもろくでなしな人の特徴です。誰かから施されることが当たり前という生き方は、まさにろくでもない生き方ですよね。


性格4. 関係性がない人には態度が悪い

自分を助けてくれる人は生きるために必要ですが、それ以外の人は必要ありません。そのため、関係性がない人は見下し態度が悪くなることも、ろくでなしな人の特徴的な性格です。

ろくでなしな人は失礼な態度をとった人が、将来自分を助ける可能性があることを考えません。その場の関係性でのみ対応するため、見下した相手でも後から態度が急変することも多いのです。


ろくでなしと呼ばれる人の特徴:行動編

次は、ろくでなしな人の行動の特徴について解説していきます。ろくでもない人は、人生は自分中心に動いていると思っており、人に迷惑を与えるような行動をします。

ろくでなしな人に傷つけられないためにも、行動からろくでもないかどうか判断できるようになりましょう。


行動1. 恋人のことを大切にしない

他人が何を思うのか考えないことがろくでなしな性格の特徴です。そのため、恋人でさえも大切に扱わないことが行動にも現れています。

急に連絡をしなくなったり、お金や欲しいものをねだる時だけ優しくしたりと、周りから見ても引いてしまうような行動をします。特に、暴力を振るったり暴言を吐いたり、危険な行動へエスカレートすることも。


行動2. 浮気癖がある

自分優先の考え方によって、信頼している人のことも平気で裏切るのがろくでなしの行動です。恋人がいても他の異性と関係を持つような浮気癖があっても、珍しいことではありません。

さらに、特別な関係を持たず、浮気癖ではなく全員が遊びの場合もあり、モテるから仕方ないのだと正当化するような、身勝手な恋愛関係を築きます。

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行動3. 後先考えずに行動しがち

ろくでなしは、行動する前に考えることが少なく、その場の気分で行動します。

例えば、後先考えずに行動するため、貯金せずに全額ギャンブルに使うことも多いのです。ただ、自分が被害を受けるだけなら良いのですが、こうした行動の責任を他者に転嫁することも。

当たり散らしたりお金を無理やり借りたりして、周りに迷惑をかける人もいます。


行動4. ヒモになろうとする

自分では何もせずに、誰かに助けれることを目的にしているのがろくでなしの性格です。特に、この傾向は男性に多く見られ、女性からお金などを貰うヒモになろうとする傾向があります。

さらに、恋人から生活費などを貰っても、自分のお金は全て自分のために使い、恋人には何もしない男性も多いです。

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行動5. 言い訳ばかりで反省しない

ヒモになったりお金を貸してもらったりするためには、高圧的な態度では上手くいきません。そのため、調子の良いことばかり口にするのがろくでなしの特徴です。

特に、自分に否があることを言われても、それを認めず言い訳をして反省する素振りすら見せません。そもそも、自分が悪いと思っていないため、反省するという選択肢が無いのです。


行動6. 約束を破りがち

ろくでなしの人にとって重要なのは、いかに利益を得るかということです。つまり、約束と言っても1つの手段であって、自分が得をすれば約束は守らなくても良いという勝手な結論をすることも。

2つの選択肢があったとしても、先に約束をしているかしていないかは関係ありません。ろくでなしの人は、その都度自分にとって利益のあるほうを選ぶため、元々の約束を破ることが多いでしょう。


行動7. 他人に迷惑をかけても反省しない

ろくでなしの人は自分が最も大切です。自分の行為で他人に迷惑をかけても気にしないため、反省することもありません。

また、ろくでなしの人に中には迷惑だと思われていることすら考えていない場合もあります。自己中心的な考え方だからこそ、自分の行為は問題ないと考え、迷惑だと文句を言われると逆ギレすることもあるのです。


行動8. 嫌なことからすぐに逃げようとする

ろくでなしの人は、苦労せず結果を求めます。そのため、仕事などで嫌なことや大変なことがあると、自分ではやらずに逃げてしまうのです。

さらに、逃げたことで悪い結果になれば、代理で仕事を行った人を責めて自分の責任ではないことを強調します。仕事も責任も負わないという全てのことから逃げる姿勢は、ろくでなしの人に見られる大きな特徴です。


行動9. 恩を仇で返す

その時の自分にとって有益な対応をしてくれるかが、ろくでなしの人の価値基準となります。つまり、前に助けてもらったからといって、自分が相手のピンチに助けるかどうかはわかりません

そのため、恩を仇で返す行為はろくでなしの人に共通した特徴です。さらに、以前助けなかったとしても、今度は助けてほしいとお願いされることもありますよ。


行動10. 家族のことを大切にしない

ろくでなしの人が他人を大切にしないのは、友人や恋人だけではありません。家族のことも大切にしておらず、自分を助けることが当たり前だという考えを持っています。

さらに、家族だから何もしても良いという気持ちが強く、他人よりも見下したり態度が悪くなったりします。身勝手な行動に遠慮がなくなることで、行動に歯止めが効かなくなるのです。


ろくでなしと言われる人になる心理的な原因

ろくでなしと言われる人になる心理的な原因

自分では普通だと思っていることが、もしかすると周囲の人からろくでなしと言われてしまう原因になる場合があります。そのまま行動に移せば、本当にろくでなしな人になってしまうでしょう。

そこで、ろくでなしと言われないためにも、ろくでもない人に繋がる心理的な原因を解説していきます。


原因1. 何をするにも面倒くさい

結果だけを求めるようになると、自分から行動を起こすやる気がなくなります。すると、何をするにも面倒くさいという考え方が強くなるのです。

さらに、こうした考えが強くなると「面倒くさい」が口癖になるなど、少しずつ行動にも現れ周囲に漏れていきます。楽な人生を送りたいという考え方が、ろくでなしだと言われる原因になるのです。

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原因2. 自分が常に偉いと思っている

友人や恋人など、人間関係で上に立つことは滅多にありません。ほとんどの人間関係は対等であり、上司と部下など上下関係が生まれるのは限られていますよね。

しかし、ろくでなしの人ほど自分のほうが常に偉いのだと考えています。偉いのだから何をしても許されるという身勝手な心理が、行動や態度に現れているのです。


原因3. 人の立場になって物事を考えない

「自分の考えが正しい、自分は間違っていない」など、相手のことを考えない心理は、ろくでなしの人に共有した心理です。人の立場になって物事を考えないため、身勝手な行動をとっても気にしません。

特に、自分は正しいという気持ちから、思った通りに進まないと怒ったりキレたりします。相手のことは考えないが自分のために行動して欲しいという、自己中心的な考え方がろくでなしの原因です。


ろくでなしな人への4つの対処法

ろくでなしな人への4つの対処法

実際にろくでもない人が周囲にいたら、どのように接すればいいのか悩んでしまいますよね。ここでは、ろくでなしな人への対処法を4つ紹介します。

自分に不利益なことが起こる前に、ろくでもないとわかった時から迅速に対処しましょう。


対処法1. 大切なことを任せない

ろくでなしの人は責任を感じると逃げ、代理を見つけないまま簡単に仕事などを放り出します。そこで、初めから大切な仕事を任せないようにして、ミスしても問題ないことだけを任せましょう。

大切なことに関わらないだけでも、成功率はグンッと上がります。大切なことを必ず成功させるためには、ろくでなしの人を信用してはいけません。


対処法2. 期待をしすぎない

助けても簡単に裏切り、恩を仇で返すのがろくでなしの人の特徴です。そのため、ろくでなしの人に対しては、過度な信頼や期待をしてはいけません。

例えば、必ず返すと言ってもお金を返さないことは珍しくありません。さらに、借りた上で姿を消したり、再び借りに来たりしますので、相手の言うことに期待しないように気をつけましょう。


対処法3. 深く関わらないようにする

ろくでなしの人は自分中心で行動するため、一緒に居ても振り回されることが多いだけです。深く関わってもあなたの人生にメリットはありませんので、なるべく関わらないようにしましょう。

特に、ろくでなしの相手が恋人の場合、あなたが幸せになる可能性は低いです。幸せになるために別れることも選択肢に入れておくことが大切ですよ。


対処法4. 深い仲であれば、きちんと指摘する

幼馴染や恋人などがろくでなしの場合には、きちんと行動や態度を注意しましょう。ただし、こちらの注意をそのまま聞き入れるかどうかは分かりません。

そのため、注意した後の相手の行動から今後の付き合い方を考えるのが良いでしょう。繰り返し言っても反省をしないのであれば、深い仲であっても距離をとることが必要ですよ。


ろくでなしと思われないようにする2つの方法

ろくでなしと思われないようにする2つの方法

ろくでなしだと思われると、自分への評価は大きく下がります。そのため、ろくでなしだと思われないようにする2つの方法を知っておくことが大切です。

行動や考え方の中で2つの方法を意識して、少しずつでも改善していきましょう。


方法1. 物事の重要性を考えてから行動する

後先を考えない場当たり的な行動をすると、無責任な人だという印象を持たれやすいです。そこで、物事の重要性を考えてから行動する癖を身につけましょう。

一つ一つの作業や行動を慎重に行うと、失敗が減るだけでなく丁寧な対応が好印象に映ります。周りからの評価は上がるため、失敗してもろくでなしとは思われませんよ。


方法2. 自分の言動が周りにどう影響を与えるかを考える

周囲の人を傷つける言葉や、責任から逃げる行動は、ろくでなしだと思われる大きなポイントになります。そのため、自分の言動によって、周りにどんな影響を与えるのか考えることが大切です。

そして、自分の言動に責任を持つことで、あなたへの信頼感は大きくなります。言動の一つ一つに気を配り、自分から行動するようにがんばりましょう。


ろくでなしと思われないよう、堅実に生きましょう。

ろくでなしと思われないよう、堅実に生きましょう。

ろくでなしは相手を行動を批判する時に使用し、軽蔑している意味を伝えます。そのため、ろくでなしだと思われないことが、円滑な人間関係には必要です。

ただし、ろくでなしな行動の中にある自由さは、どこかで羨んでしまうこともあります。しかし、ろくでもない行動は今は楽しくても最後は幸せになれません。

堅実に考え行動することは、たとえ不自由でもあなたの幸せを作り出してくれますよ。


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