意識高い系の特徴&思われないための対策とは?意識が高い人との違いも解説
「意識高い系」ってどんな人?
マスメディアやSNSなどで、「意識高い系」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。しかし、意識高い系とは具体的にどんな意味なのかわかりにくいですよね。
今記事では、意識高い系の意味や、その人の特徴、周囲からの印象までご紹介します。意識高い系の人への対処法も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
意識高い系とはどういう意味?
意識高い系とは、「自己啓発活動や、人脈の広さをアピールする反面、実力が伴っていない状態の人」の総称を意味する言葉。
一般的には上記の特徴をもつ大学生に対して使われる言葉ですが、その他のビジネスマンなどにも使用される場合もあります。
とにかく、「見かけ上は凄そうに演出しているが、中身が釣り合っていない人」というイメージになります。
意識高い系な人にあるあるな15の特徴から自己診断!
意識高い系とはどんな人なのかをさらに詳しく知ってもらうため、ここでは性格、行動、発言の3つのカテゴリーでそれぞれ5つずつ代表例をご紹介します。
当てはまる箇所がないか、自分の日々の生活を思い浮かべながら、確認してみてくださいね。
意識高い系な人の「性格」の特徴
意識高い系の人達は色々なジャンルの分野に存在しているものですが、共通した特徴的な性格を持っていることが多いです。
ここでは、意識高い系な人の性格の中で、あるあるなものを3パターンご紹介します。
性格1. 自己顕示欲が強い
プライドが高く、他人から一目置かれている存在という評価を受けたい願望を持っています。
そのため、社会に自分の存在を知らしめたいという自己顕示欲も強く、思いを表現することが好きな傾向があるでしょう。
自分の意見や考えをリアル、インターネット上、問わずに発信することが習慣になってしまっているケースもあります。
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性格2. とにかく自信過剰
自分の実力や、まだ眠っている潜在能力を、非常に高いものだと思い込んでいる特徴もあります。
とにかく自信過剰なため、自分の意見や考え方が絶対的な正義で完璧なものだと思っており、反論する人を馬鹿にすることもあります。
あらゆる発言の節々に自信があふれていますが、中身をじっくり見るとあまり内容が伴っていないことも。
性格3. 自分の肩書をやたらと気にする
周りからの評価や、自分がどう見えているかということを常に気にしており、それを凄そうな肩書で示そうとすることがあります。
そのため、有名大学に通う大学生であれば、学校名を大々的に押し出す傾向にあるでしょう。
友人と取り組む予定のビジネスや事業があれば、いち早くからCEOなどの肩書を使用しようとします。
性格4. 「ビジネスしている俺(私)はかっこいい」と考えがち
何も実際に動かしていないような計画や予定も、既にやっているような感覚になってしまいがちで、そんな自分が大好きな傾向があります。
まだそこまでの役職や立場でないにも関わらず、それらしいことを発言しようとしたり、身の丈を超えた悩みを持っていることもあるでしょう。
とにかくかっこいい発言をしたいので、的外れな内容のことを言ってしまっているケースも珍しくありません。
性格5. 他人を見下すことがある
一般の人がしないような勉強をしたり、努力している部分は事実としてあり、それ自体は素晴らしいことですが、少しそんな自分に酔っている部分があります。
そのため、他人を見下しがちな性格で内心馬鹿にすることも。
何となく生きている人を批判したり、大衆受けするような発言ばかりする人を風刺したりすることがよくあります。
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意識高い系な人の「行動」の特徴
ここでは、意識高い系な人の具体的な行動について、代表的なものを5つご紹介します。
他人に注目されたり、人の目につくような動きが好きだという特徴があるので、きっとどれかは見たことがあるものもあるでしょう。
行動1. 考えを行動に起こそうとしない
発言や発想は素晴らしく立派であることも多いですが、計画や予定で終わるケースが多いです。
行動に移せば様々な責任やトラブルが起こるものですが、それを恐れているのか中々実行しないという特徴があります。
言い訳や責任転嫁も上手な傾向があるため、いつも何かのせいにして考えを口だけのままで終わらることがほとんど。
行動2. 自己啓発本を読んでも、読むだけで実行しない
有名なビジネスマンや、経営者の少し尖った発言に対して、特に共感しやすい傾向があります。そのため、自己啓発本とよばれるジャンルの書籍が大好きで、数は大量に読んでいることも。
しかし、読むだけは読みますがこれも実行に移さず、世間に対して疑問を投げかけるような発言をして、口だけで終わってしまうことが多いです。
行動3. 外出先でPCをいじりがち
仕事や勉強はコーヒーショップやファストフード店など、騒がしい場所であっても、人目に付くところを優先する傾向があります。
常に何かに取り組んでいる自分を、誰かに見てもらいたいという思いが潜在的にあるため、外出先でPCを触るのが好きです。
緊急性が無い場合でもあえて家に帰らず、外でしかやらないという人もいるでしょう。
行動4. FacebookなどSNSで誰向けか分からない持論を投稿する
意識高い系な人にとって、SNSは難しそうな話を発信するためのツールになっています。
TwitterやFacebookなどで、誰に向けて具体的に何を投げかけているのかよくわからない発言をすることもしばしば。
イメージが先行しがちなので、最悪の場合本人もわかっていないまま投稿していることもあるでしょう。
行動5. お金がなくてもブランド物を身に付けようとする
実際は余裕がない時でも、他人から見た時の自分の評価を優先してしまうことも。
決してお金をたくさん持っているわけではないのに、ブランド物で服装やアクセサリーを固めていることもよくあるケースです。
積極的に自慢はしませんが、周りの人たちに気が付いてもらうようにそれとなくアピールすることも多いでしょう。
意識高い系な人の「発言や言葉」の特徴
ここでは、意識高い系な人のしてしまいがち発言や、よく口にする言葉の中で、あるあるなものを5つご紹介します。
リアルだけでなく、インターネット上やSNSでの発言をする時もあるので、確認してみてください。
発言や言葉1. カタカナのビジネス用語を使いがち
一般の人にはまだしっかりと浸透していないような、難しそうな言葉やビジネス用語が好きな傾向があります。
従来から日本語で表現されているような言葉でも、あえて英語表記にしたり、カタカナで表現したりすることも。
わかりやすさや、伝わりやすさよりも、その発言のカッコよさが最優先事項になってしまっています。
発言や言葉2. 「人脈」というワードをよく使う
少ししか話したことがない相手でも、仲間やビジネスパートナーとして扱ってしまうことがあります。
「人脈」という言葉が大好きで、常に誰か能力がありそうな人や、立派な肩書を持っている人を探しています。
大学生の趣味サークルレベルの集まりであっても、人脈探しという言葉を使って周りを驚かせてしまうことも。
発言や言葉3. あまり現実的ではない夢や目標を口にしがち
自己顕示欲が強く、自信過剰でもあるので、信じられないほどの理想を描いていることも。
高い目標や夢を持つことは素晴らしいことですが、あまりにも現状の行動と伴っていないため、周りから呆れられることも。
そんな夢をひそかに持つということはせず、必要以上に周りに言いふらしたり、SNSで投稿することも多いです。
発言や言葉4. やたらと忙しいアピールをする
大して予定が詰まっているわけでもないのに、人からの誘いには簡単に乗らない傾向があります。
たとえ誰かに聞かれなくても、忙しいアピールや疲れているアピールといった話を積極的にしてくることも特徴の一つ。
仕事のトラブルや、困難に巻き込まれている自分を知って欲しいという心理が働いていることが原因でしょう。
発言や言葉5. 交友関係をすぐ自慢する
社会人として何年も働いているならまだしも、大学生における交友関係はあまり大きな違いはでないもの。
しかし、意識高い系の人は顔の広さや、たくさんの人と交友関係があることを知って欲しく、自慢することが多いです。
セミナーに参加したり、ビジネス系のサークルに入っていることは、本人にとって誇りに感じているのでしょう。
どう思われる?意識高い系な人への周囲からの印象
自分が意識高い系に当てはまりそうな人は、周りからどう思われているか気になっていることでしょう。
ここでは、周囲の人が口に出さないまでも、心の中で思っていがちな、意識高い系な人への印象を5つご紹介します。
周囲からの印象1. 周りに影響されやすそう
意識高い系の人は、発言と行動が一貫しておらず、発言自体もコロコロ変わる傾向にあるため、周囲からの信頼は低いです。
「あの人は周りに影響されてしまう、芯のない人だ」というイメージがついてしまっているでしょう。
意識高い系の人が得意になって話していることも、周りの人は冷静に聞いていて、あまりいい印象を持っていないことも多いです。
周囲からの印象2. 発言に信憑性が感じられず、胡散臭い
意識高い系の人は、誰かの発言の受け売りでも、自分が考えたことのように発言してしまうケースがあります。
そういった口だけ達者な人という存在は、周囲の人から意外と見抜かれているものです。
一度そういったことが発覚してしまうと、全ての発言に信憑性が感じられなくなり、人格そのものが胡散臭くなってしまいます。
周囲からの印象3. 自己主張が強くてうざい
意識高い系の人は自己顕示欲が強く、話を振られてもない時や、意見を聞かれていない時でも積極的に喋ってしまうものです。
周りからしたら、求めてもない内容の話を延々とされて、うざいと感じることがあるでしょう。薄っぺらい自慢話や、いかに鋭い考えを持っているかという話は、他人からしたら不快でしかありません。
周囲からの印象4. 裏が分かるので痛い
大学生であれ、社会人であれ、意識高い系の人が人脈という名の交友関係を求めているのは既に多くの人に知られています。
そのため、いい顔をして寄ってきても、どうせ自分が自慢話のタネになるだけだということがわかり、寒々しい目線を向けてしまうことも。
裏や本心を見抜きやすいので、意識高い系の人に対して呆れた気持ちになっている可能性があります。
周囲からの印象5. 実力と発言が伴ってなさそう
意識高い系の人は、SNSや普段の会話で話す内容はいつも難しそうでかっこいいものです。
しかし、発言に見合うような実力が伴っていなさそうだということや、いつまでたっても行動に移さないことはバレてしまっている可能性も。
大きなことを言っているとして、意識高い系の人を内心馬鹿にしているということも頻繁にあるでしょう。
意識高い系と意識高いの違いが分かる「意識が高い人の特徴」を解説!
意識高い系の人は口だけで、薄っぺらい印象が強いですが、それに対して本当に意識が高い人も中にはいるもの。
「系」という言葉が付くかどうかで大きく違うものですが、ここでは意識高い人の違いと特徴を5つご紹介します。
意識高い人1. 有言実行
意識高い系の人が口だけでいつまでも実行しないのに対し、意識高い人は、しっかりと目標をもってやり遂げるというのが大きな違い。
周りに目標を伝えることで退路を絶って自分を追い込み、コツコツと努力を続けます。
何がなんでも結果を出すまで諦めず、新しいことに挑戦し続ける根気の強さも持っていることが多いです。
意識高い人2. 謙虚で他人の意見を尊重する
真面目で努力家のため、能力が高いことも多いですが、決して人をバカにしたり、下に見たりしないのも、意識高い系の人との違いの一つ。
謙虚でどんな人からの意見や、指摘を素直に受け入れて、反省したり、自分の改善点につなげたりすることができます。
他人に対して敬意を持って接することを忘れないという特徴があります。
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意識高い人3. 人からの評価が気にならない
本当に実力があって、能力がある人は自分を大きく見せようとしたり、派手に着飾ることはありません。
意識高い系の人は、ブランド物や難しいビジネス用語などで見栄を張って、人からの評価を上げようとしますが、意識高い人は人からの評価を気にしないのが大きな違い。
自分の考えにしっかりと芯を持っているため、ブレにくい特徴があります。
意識高い人4. 社会のために行動する
意識高い人は自分の夢を叶えるための努力や自己実現と合わせて、周りにもその好影響を広げようとすることに力を注ぎます。
自分さえよければ他はどうでもいい、という考え方をすることはなく、社会全体が良くなるような働きかけをするものです。
社会において、自分がどのようなことができるか、という視点を常に持っているのが大きな特徴。
意識高い人5. ひたすら努力し続けている
意識高い系の人のように、人目につくようなところですることは少ないですが、コツコツと着実に努力をするタイプが多い傾向にあります。
見せびらかすこともなく、自慢することもないので目立ちにくいですが、最も効率よく目標に向かって突き進んでいけるでしょう。
トラブルや困難があっても、挫折することなく、言い訳もせずに取り組むことが得意です。
意識高い系に見られないようにする4個の対策
意識高い系の人がダサい特徴をたくさんもっているのをお分かり頂けたはず。できればなりたくないし、他人からそう思われたくないですよね。
ここでは、意識高い系に見られないようにするためにできる対策を4個紹介します。
対策1. 無言実行を心がける
大きな夢や理想をみんなの前で語ることは、確かに気持ちよく感じてしまう人も多いでしょう。
しかし、その分全くダメな結果になるとダサいと思われてしまうので、目標や夢を他人に言わないようにするのがおすすめ。
自分が成し遂げたいことをこっそりと胸の内に抱えておき、叶えてからみんなに話すというやり方がおすすめ。
対策2. 自分アピールを控える
大学生であれ、社会人であれ、自分の過去の経歴や誇らしいことがあったりすると、ついついハイテンションで誰かに伝えたくなるもの。
しかし、その気持ちのまま自慢話や自分アピールをしてしまうと、うざい人だと思われてしまうだけです。
ですので、自分アピールをできるだけしないように我慢して、聞き役に回る努力をするといいでしょう。
対策3. 誰もが認める結果を出す
既に壮大な目標や夢を多くの人に語ってしまっている場合、今更何をしても印象を覆すのは難しい可能性もあります。
しかし、誰もが認めるような素晴らしい結果を出せば、そんな目標や夢も現実になり、実力者として認められるでしょう。
薄っぺらくてダサい人だなと思われていても、一気に自分の印象が良い方向へ変わることが期待できます。
対策4. 自ら過大評価しすぎない
特に大学生など、年齢が若い人に顕著な傾向ですが、自分の能力が実際よりも高いものだと思ってしまうことは誰にでもあるもの。
自分を過大評価していることになかなか気がつきにくいのが難点ですが、一旦自分はそんなに大した能力は持っていないと思ってみるといいでしょう。
嬉しいことがあって舞い上がっていると、さらに気がつきにくくなるので、一層注意するようにしましょう。
周囲の意識高い系な人をめんどくさいと思った場合の対処法
身近に意識高い系の人がいて、めんどくさいと思っている人も多いでしょう。ここでは、そんな意識高い系の人をうまくかわす、おすすめの対処法を3つご紹介します。
鬱陶しさに耐えられなくなったら、試してみてくださいね。
対処法1. こういう人なんだと割り切る
激しい自己主張は面と向かって対応すると、非常に苦痛に感じるものですが、割り切ってしまえば意外と気にならなくなることもあります。
自慢話をされても、わざと難しそうなことを語っている時でも、こういう人なんだと思うようにしましょう。
腹立たしかったことも、なぜか面白く感じてくることもよくありますので、おすすめです。
対処法2. 本当に大切な話以外は流す
苦手な人を相手にする時は、聞き流す技術を身につけるのが早くて効果的です。
本当に大事な話や、必要な連絡事項だけをちゃんと聞くようにして、あとは聞いているフリだけして流してしまってもOKです。
意識高い系の人は会話というよりも自分が話すことを楽しんでいるので、そのことにも気がつかない可能性もあります。
対処法3. 意識高い系な人の長所に目を向ける
意識高い系の人は煙たがられる存在になりやすいもの。しかし、勉強を人一倍していたり、特定のテーマの情報収集しようとする動きなどは、素晴らしいといえます。
自己主張が強いのは確かに考えものですが、誰しも長所はどこかに持っているので、そこに目を向けることで、その人のことが好きになってくることもあるでしょう。
意識高い系の人とは、上手に付き合っていきましょう。
意識高い系の人の特徴や印象、そう思われないための対処法などについて解説しました。
若い人たちを中心に、ついつい自慢話をしたり、他人を見下してしまう状態に、陥ってしまいそうなこともありますよね。
周りにいる意識高い系の人たちも、根本はそんなに悪い人ではないのかもしれません。今記事を参考に、意識高い系の人たちとうまく付き合ってみてくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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