策士の性格や特徴とは?策士な人が策に溺れる前に気をつける注意点
「策士」と言われたことはありませんか?
何をするのにも入念な策を練ってしまう策士、頭の回転が速く場を盛り上げるのも上手なので一見人気者にみえます。しかし、策士策に溺れこじらせてしまったり、策が一気に崩れ落ちてしまうことも。
こちらでは策士の意味や、策士の特徴、ビジネスシーンから恋愛パターンまで幅広く解説します。自分や周りの人と照らし合わせて見てみましょう。
策士な人とは?意味は?
策士な人とは、自分の願望を叶えるため、または思った通りに事を運ばせるために、策略を立てる人のことを意味します。
時には自分が有利になるために立てた策に、仲の良い友人などを巻き込むことがあります。策士な人だと知っている人からは、いつでも冷静に策を練る、どこか冷たい人と思われていることもあります。
また、策を練ってしまったが故に、失敗してしまうこともあります。策士な人とは、必ずしも思惑通りに翻弄する人のことを指すわけではなく、策士策に溺れてしまう失敗例もあるのです。
策士な人の特徴は?
物事の策を練る策士にはいくつかの特徴があります。相手が策士かどうかを判断するには、性格や思考を分析してみましょう。
策の細かい内容までは読めなくとも、策士の考えていることは意外と分かりやすいものです。
策士な人の「性格」の特徴
まずは、感情に振り回されることなく策を練る、策士な人の性格や特徴について見ていきましょう。
周囲からは『したたか』『ドライ』と思われがちなのが策士な人です。策士な人は付き合いをしていきたいと思う人には良い自分を演じ、付き合いたくないと思う人には雑な反応をする特徴があります。
策士と言われる性格の特徴1. いつも冷静に物事を判断できる
目の前に大好物を出されても、感情を抑え冷静に策を練るのが策士な人です。
例えば、目の前にタイプな人が現れたら、嬉しさや興奮を抑え『この人を手に入れるにはどうするべきか』冷静に作戦を立てます。
策士な人は感情よりも先に策を立ててしまうのが癖なので、無意識に行っている場合がほとんどです。慌てることが少ないので、感情のない人と見られがちなのが策士な人の特徴と言えるでしょう。
策士と言われる性格の特徴2. 頭が良く、論理的な思考に長けている
策士な人がいつでも冷静に判断できるのは、頭の中で素早く整理したり、良い言い回しを考えたりできる頭の良さ故できることです。
感情より先に頭が働く策士は、論理的な思考に長けているのでお堅く感じられる一面があります。何事も頭で考える真面目さは時に仇となってしまうことがあり、周りからは近寄りがたいイメージが付きやすく、機械的な冷たさに受け取られ壁を作られてしまうことも。
【参考記事】はこちら▽
策士と言われる性格の特徴3. 影響力のある人物と率先して仲良くなる
策士とはこの人と付き合うべきか、付き合わないべきかの判断を瞬時に働かせます。時には自分の損得で人を判断する場面も。特に影響力のある人物は仲良くしておけば自分の特になるという判断から、率先して仲良くなろうとする傾向にあります。
生活の中で分かりやすい例が会社の上司に対しての対応、策士な人は仕事上で得を得ようと上司に取り入るのが上手です。話し上手なのが策士な人の特徴のひとつでヨイショはお手の物、上の立場の人に可愛がってもらうことにも慣れています。
人によって態度がコロコロ変わりやすい
利害関係を判断したら態度に出してしまうのも策士な人の特徴です。自分にとって利益のある人間だと判断すれば、策を練りながら取り入ろうとします。逆に自分にとって損害のある人間だと判断すれば、急に雑な対応になります。
人によって態度を変える様は周囲から冷たく感じられ、あまり仲良くしたくない人というイメージを持たれることも。仲良くしたら自分も損得で判断されるんじゃないか、価値観を押し付けられるんじゃないか、という不安な気持ちから壁を作られてしまうこともあります。
策士と言われる性格の特徴4. 口が達者で、コミュケーション能力が高い
策士な人は話し上手な人が多く、人と接するのも上手です。言葉一つでさえ頭で考え選択しうまい言い回しを考えているので、話している相手は気分良く楽しめます。また、コミュニケーションを取るのも上手で、初対面の席であってもいとも簡単に場を盛り上げてみせます。
しかし時には、口だけのお調子者と取られてしまうことがあり、周囲から冷ややかな目で見られ相手にしてもらえないことも。
策士と言われる性格の特徴5. 周りが客観的に見えており、気が利く
策士は同じ空間に何人かでいたとしても、自分だけは違う場所から様子を見ているかのように、客観的に様子を伺い一人一人の特徴や場の雰囲気を読み取ります。そして『ここぞ』という場面で、気の利いた行動や発言をし自分の評価を上げるのが上手です。
気が利く人というのは、恋愛においても仕事においてもデキる人が多いと言えるでしょう。人から求められ人に好かれる言動をスマートにやってのけます。
【参考記事】はこちら▽
策士と言われる性格の特徴6. あまり周りを信用していなく、自分の本心や弱みを見せない
策士な人はまず疑いの目から入る癖があり、あまり自分の心を開きません。信用していないので、自分の本心や弱みを見せることが少ないと言えるでしょう。
策士の策は相手の本心を見抜けなければ失敗します。相手の本心がどこにあるのかを探ることが人を疑うことにも繋がっているのです。
また、相手に対しても自分の本心や弱みを見せても良いのか、自分をさらけ出したらどう感じる相手だろうかということまで考え、なかなか自分をさらけ出すことがありません。
【参考記事】はこちら▽
策士と言われる性格の特徴7. 向上心が高く、明確な将来のビジョンがある
策士が策を練るのは自分の願望を叶える為や、自分が優位な立場に立つ為といった目的があります。人生においても将来のビジョンを明確に描いている人が多く、計画通りに進めるためにはどうしたら良いのか策を練っています。
そして、ビジョンに向かって高い向上心を持って行動するのです。策士は人より欲が強く、行動力が優れていると言えるでしょう。時に自分の欲の為に人を利用していると取られ、反感を買うこともあります。
策士と言われる性格の特徴8. 誰に対しても警戒心が高く、疑いから入る
策士な人はどこかで「自分の策を知られたくない」という気持ちがあります。策を知られることで自分の思った通りに事が運ばず、策に溺れる結果になりかねません。相手に策を読み取られないよう、警戒心を持って疑いの目から入り目的を果たしていくのが策士です。
疲れてしまいそうに見えますが、策士はこの性格でうまくバランスを取っています。しかし、一度バランスが崩れると一気に崩壊し、立ち直るのが難しい状態に陥ることも。
策士な人の「仕事」の特徴
あなたの仕事場にも策士な人が存在しているかもしれません。こちらでは策士の仕事上での特徴をご紹介します。
策士の努力や、闇の部分、隠された策略など職場に当てはまるひとがいないか、確認しながら見ていきましょう。
策士と言われる人の仕事の特徴1. お客さんから信頼を得るのが早い
策士はお客さんを目の前にしても策を練ります。まずは信頼を得ることを第一に考え行動し、お客さんもまたその策に乗ってしまうのです。
言葉一つ選ぶのにも頭を使い、信頼を得るための下積みは入念で、結果的に厚い信頼を手に入れます。持ち前の口の上手さだけではトラブルに対応しきれないことを見越して、抜け目のない努力をし、多少の時間を費やすことこそ、早く信頼を得る策士の策なのです。
策士と言われる人の仕事の特徴2. 出世のために誰と仲良くすれば良いか心得ている
利害関係を考えた人付き合いは、肩書など誰もが分かる立場だけではなく、この先出世するだろう人を判断する嗅覚が優れています。誰と仲良くすれば良いかの判断だけではなく、上司や同僚に対して先手の策を立て振舞っているのが策士です。
出世の為ともなれば多少の汚い手も使います。出世争いをしている同僚の悪い噂を社内で流したり、良い人を装って同僚の相談を聞き上手く利用したり、時には上司の弱みを握り優位な立場に立って揺さぶりをかけることも。
策士と言われる人の仕事の特徴3. ライバルには情報を渡さない
策士はスポーツマンシップのような、ライバルを仲間として思う気持ちが欠けています。ライバルが得になる情報を渡すようなことは考えられません。自分の損害になることだけではなく、自分の利益にならないことには一切口出しせず、手を貸すようなことはしないのです。
こういった行動を決して悪意とは考えず、これが策士の正々堂々な戦い方と捉えましょう。策士の中ではごく普通な行動として、自然に行ってることなのです。
策士と言われる人の仕事の特徴4. 報告や相談はこまめにする
お互いの思い過ごしを回避したり、近況を知ることができたり、スムーズに事が運ぶだけでなく、こまめな連絡は策士にとって他の思惑があります。報告や相談をこまめに行うことで、信頼度が高くなるのが狙いです。
仕事上では特に報告や相談を怠らないことを大切なこととする人が多いですが、策士な人は仕事をこなす為だけの報告や相談ではなく、『こまめに連絡をくれる人は、几帳面で頼りになるイメージが付く』ということを知っているのです。
必ずメールの文章を証拠として残す
先に起こりうるトラブルを見越して行動しているのが策士です。人と人のやりとりでは、言った言わないの相違が頻繁に起こります。
トラブルが起きたときのために、上司や取引先などに対し報告や相談をこまめに行うことで、自身を守る為の手段を作っておきます。
メールのやりとりをこまめに行いパソコン上に残して、何かトラブルが起きたときには、自分にミスがなかったことの証明にするのです。
策士と言われる人の仕事の特徴5. 職場では評判を上げるために明るく振る舞う
策士は自分が策士と気付かれないように生活しています。職場では策士であることが悟られてしまうと、事が思い通りに進みにくいので特に隠しているのです。
策士とは暗くいつも一人で何かを考えているイメージがありますが、策士は悟られないよう明るい性格で振舞っているものです。
明るい人は周りからの評判も上がりますし、話しやすいイメージを持ちます。しかし実際は、常に策を練り頭の中でビジョンを描いているのです。
策士な人の「恋愛」の特徴
何事も策を練る策士は、恋愛においても戦略的です。ほとんどの方が気持ち優先になってしまう恋愛を、策士は相手をリサーチしたり、友人を使ったりとあの手この手で成就させます。
こちらでは策士な人の恋愛の特徴を具体的にみていきましょう。
策士と言われる人の恋愛の特徴1. 相手のことを徹底的にリサーチする
策士な人は気になる相手ができたら、まずは相手のことを出来るだけ細かく知り、自分にどう興味を持たせるか策を練ります。
相手の好みや、相手が喜びそうなこと、趣味などを知り、さり気なく自分を相手の好みに寄せていくのです。相手はまさか策だとは気付かず、自分の好みで気が利いて趣味も合うと思い込んでしまい、恋愛へ進展する可能性は大きくなるでしょう。
こう見ると策士な人とは嫌な人間に見えますが、策士自身は悪気はなく癖のように策を練ってしまう人も多いでのす。
策士と言われる人の恋愛の特徴2. まずは好きな人の周り友人の評判をあげようとする
好きな人の友人を味方につけることで、恋愛をスムーズに成就させようとします。友人から良い人という評価を得ることで、「付き合った方が良いよ!」と後押ししてくれる場合があり、友人からのアドバイスは絶大な影響力があることを策士は知っているのです。
更に、付き合いが長くなってくると友人だけではなく、家族まで味方につけ今度は結婚を成功させる準備に突入することも考えられます。
策士と言われる人の恋愛の特徴3. 相手の好きなタイプの異性になりきる
策士は頭で策を練り、物事をどう進めていくかイメージする癖が付いています。これは、人より想像力がつき演技も上手になります。
相手の好きなタイプをイメージし自分をそのイメージに寄せ、本来の自分とは違う人間になりきるのです。
「そんなことが出来るの?」と思うでしょうが、策士にはそう難しいことではありません。恋愛だけではなく普段の生活の中で、自然に演技をして過ごしているのです。
策士と言われる人の恋愛の特徴4. 無駄に自分の情報を話さず、ミステリアスな雰囲気を出す
芸能人など普段の生活が見えない人は、なんだかミステリアスで興味を持ったりします。策士も同じで無駄に自分の話はせず、生活が読めない一面を装います。
仕事の雰囲気や、家の様子、休日の過ごし方など想像ができないので、自然と「今何しているのかな」と考える時間が増えていきます。
そう、自分のことを考えさせることが策士の狙いです。策にハマった人は「気付けば考えている」「もしかして、好きなのかも」と錯覚に似たような感覚に陥っていきます。
策士と言われる人の恋愛の特徴5. たまに甘えたりしてスキを作るのが上手い
固い人より甘え上手な方が親しみやすいものです。スキがあり軽く感じるかもしれませんが、少しスキがあるくらいの方が恋愛はうまくいきます。
策士は甘えるのに徹するわけではなく調度良いくらいに甘え、スキを作り親しみやすさを与えます。そこから恋愛を発展させるのが上手いのです。
ココという絶妙なタイミングを狙うのが上手いのも、常に人を良く見ている策士ならではと言えるでしょう。
策士と言われる人の恋愛の特徴6. イベントごとを利用してサプライズをする
人を良く観察しているからこそ、人が喜ぶシチュエーションを良く知っています。イベントごとは自然に誘うことができ、サプライズをするにはぴったりなタイミングです。
調度良いイベントを探し、どんなサプライズをしようか策を練るのは得意なのです。喜びそうな演出をリサーチし、最高のサプライズを用意してくれるので、相手は気分が盛り上がり恋愛に発展しやすい環境を作るのが狙いです。
策士と言われる人の恋愛の特徴7. LINEの返信をわざと送らせたりして駆け引きをする
何事も頭で考え入念に策略を練る策士は、恋愛においても戦略的です。LINEの返信ひとつにしても返信をわざと遅らせ、相手の気を引こうとします。
会っている間は大好きな気持ちを伝えるのに、LINEの返信は時間を置いたりと、駆け引きをし相手の気持ちをコントロールしようとするのです。
駆け引き上手は誰でもなれるわけではなく失敗するリスクが大きいので、日頃から策を練るのが習慣になっている策士でも失敗する可能性があります。
【参考記事】はこちら▽
策士策に溺れる!?策士な人が足下をすくわれないために気をつけたい4つのこと
戦略を練るのが得意な策士も、足元をすくわれ策士策に溺れるといった状況に陥ってしまうことがあります。
策士な人が失敗しがちなパターンを4つご紹介しますので、是非参考にしてこれからの生活に活かしてください。
策士な人が気をつけるべきポイント1. 利害関係関係なく、誰にでも平等に接する努力をする
自分の損得を考え人付き合いしてしまう策士は、周囲の人からみて気分の良いものではありません。どんなに策を練り良い人を演じたとしても、利害関係を考え人と接していることは周囲に気付かれてしまいます。
これでは、人が離れていく原因となってしまいますので、誰にでも平等に接する努力をしてみましょう。損得関係なく人と接する癖が付けば、持ち前のトーク力や観察力でもっと良い人間関係が築けるはずです。
策士な人が気をつけるべきポイント2. 心を開いて、素直な感情表現を心がける
本心を話したり弱音を吐くことが苦手な人は、相手から「信用されていない」と思われてしまいます。特に恋人になってある程度の期間が過ぎても、心を開いてもらえない場合に相手は寂しい気持ちになり、好きという感情が薄れてしまうことがあります。
策よりも素直な感情表現の方が、大切になる日がいつか訪れます。大切な人の前では心を開き素直になるよう心掛けましょう。少し勇気がいるかもしれませんが、新たな関係性が築けるはずです。
策士な人が気をつけるべきポイント3. 人の恨みを買うような行いはしない
恨みを買っているつもりはなくとも、気付かぬうちに人から恨みを買っているということは良くあることです。入念な戦略を立ててい経つもりが恨みを買っていた人に全て戦略だとバラされてしまった上に、策士だということまで多くの人に知れ渡ってしまうことも予想できます。
策士が策に溺れてしまわぬよう人の恨みを買わないように心がけ、気付かぬうちに人を傷付けたりしていないか振り返ってみると良いでしょう。
策士な人が気をつけるべきポイント4. 他人の悪口や噂話をやめる
決して悪意はないのかもしれませんが、自分を上げるために他人の悪口や噂話を流してしまう癖があります。言われた相手は当然良い思いはしませんし、悪口や噂の元を辿るでしょう。
また、聞いている人も気分を害している可能性があり、あなたの言動が逆に噂され人が次々と離れていってしまうということも考えられます。悪意がないのなら尚更、自分の言動に細心の注意を払い生活しましょう。
策士な人の悪い部分は改善していきましょう。
頭の回転が速いのも、トーク上手なのも良いことで、周りをよく見ているので気を遣えるのも策士ならではです。
しかし、反対に周りから良いように思われない一面も存在し、これは長く一緒に居る人は特に気になってしまうもので、人から嫌われるのが嫌なのであれば改善部分が出てくるでしょう。
自分を変えようとばかり考えるのではなく、策士策に溺れてしまわぬよう悪いところを直す努力をすれば、仕事も恋愛も更に良いものになりそうです。
【参考記事】はこちら▽
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!