“客観的に見る”の意味とは?第三者の目で見る癖をつける6つの方法

高峰ナナ 2022.02.21
「焦ってしまうと、自分のことが見えなくなってしまう」と悩んでいる方へ。この記事では、客観的視点を身につける方法を詳しく解説します!

客観的視点を身につける6つの方法|今すぐできる具体的なコツとは?

客観的視点を身につける方法

「つい感情的になる私でも、落ち着いた判断ができるようになれる?」

「物事を客観的に見る方法を教えて欲しい」

常に冷静でいると聞くと、なんだか精神的に辛そうだと思ってしまいますが、コツさえ掴めば誰にでも客観的視点を身につけることができます。

では、どのようなことを意識すればいいのか?ここからは、客観的視点を身につける具体的な方法を解説していきましょう。


身につける方法1. 自分の発言などを録音して「外から見る」ことに慣れる

客観的に見るということは、文字通り自分を自分ではない誰かが見るということ。

それを自分一人で実行するためには、自分の言ったことを自分自身が後で見ることが大事。

例えば、

  • 会議を録音し、自分の発言を聞きなおしてみる
  • 恋人に送ったメッセージを見返してみる

など、自分から発したものであれば何でも構いません。

その後、「この言い方をされたら、相手はこう思うだろう」「この言い方をした方が、相手は喜んでくれたかもしれない」といったような分析をしてみましょう。

行動の改善点を見つけられることで、客観的視点を学ぶきっかけになりますよ。


身につける方法2. 友人や家族に自分がどういう性格なのか聞いてみる

自分の性格はわかっているようで、実は理解できていない人が多いもの。

自分では気が付いていない強みや弱点を知ることができれば、考えの幅が広がります。

信頼できる身近な人に「私ってどんなイメージ?」と聞いてみましょう。

「自分の意見をしっかり持っていて素敵だけど、たまに頑固なところもあるよね」
「恋愛になると周りが見えなくなるよね」

など、様々な意見を冷静に聞いてみるのがポイント。

自分が思っていた性格と、相手から見た性格に大きな差があるほど、主観的な考えをしていることもわかりますよ。


身につける方法3. 根拠のある意見や考えを持つように心がける

客観的視点を身につける方法は根拠のある意見を心掛ける

なんとなくで考えた答えなど、主観的な意見は人を納得させることができません。

数字のデータを収集するなどして、多くの人を納得させられる客観的な意見を持つことを習慣にしましょう。

例えば商品をアピールする場合、

「これはいいものですよ」と伝えるよりも、

「実際に使った人のうち、90%の人がまた使いたいと回答するほど、これはいいものですよ。」と伝えるほうが説得力がありますよね。

ちなみに客観的なデータは反論の余地がないため、オフィシャルな会議でも、単なる言い争いでも力を発揮できますよ。


身につける方法4. 自分の友人との共通点や相違点を探してみる

似ている部分や異なる部分を分析することで、なぜ仲がいいのか、なぜ一緒にいて楽しいのか、など、自分と友人との関係性を第三者の視点から見ることができます。

まずは、二人の共通点を考えてみましょう。

そうすることで、「お互い食の好みが似てるから、一緒にランチに行きやすいんだな」というような客観的な考え方がしやすくなります。

また、相違点においても、友人の考えと自分の考えを比べてみましょう。

「主観的に考えると私には理解できないな」、「でも客観的に考えると友人はこう思っているのかもしれない」など、冷静に考える習慣がつきますよ。


身につける方法5. 感情で行動する癖をやめる

常に感情に流されないように意識することで、どんな物事も冷静に対処できるようになります。

これまでに思い浮かばなかったような新しい選択肢が見つかることも。

しかし、感情による行動を制限することは、簡単そうで意外と難しいものです。いざとなると、別にいいやと諦めてしまいがち。

最初から完璧にはできないとしても、

  • 感情が込み上げてきたら深呼吸をする
  • 自分の行動をノートに書きだして、感情に流されていなかったか振り返る

など、日常的に客観的な選択ができるように心がけることが大事。

自分がどんな場面でどんな感情になりやすいのかも分析してみましょう。


身につける方法6. 客観的な意見を周囲の人に聞いて参考にする

客観的視点を身につける方法は客観的な意見を周囲の人に聞いて心掛ける

様々な意見を聞くことで、自分の考えの幅や、判断の選択肢が広がります

意見を持つ人に、なぜそう考えているのか、理由もしっかりと聞きましょう。

そうすることで、

「自分の意見とは異なるけど、そういう観点もあるんだな」
「自分の意見は、意外と少数派だったんだな」

などと新しい気付きが得られるからです。

ただし、自分と異なる意見が客観的なものだとは限りません。

数人よりも、数十人とより多くの人の意見を聞くことで、客観的な意見なのか主観的な意見なのかが判断できますよ。


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