半同棲の定義とは?結婚や同棲前に一緒に住む“メリット&デメリット”
「半同棲の定義って?」
「半同棲で気を付けることは何?」
大切なパートナーをもっと知りたい、けどいきなり同棲はハードルが高いという方も多いでしょう。
今回は、半同棲についてメリットデメリットを挙げながら、同棲と比較していきます!
半同棲の定義とは?どのくらいの頻度や期間を指すの?
同棲の定義は、「結婚していないカップルが、同じ家で暮らしている状態」ですが、半同棲は一緒に暮らしている頻度が少し異なります。
半同棲に関する明確な定義はないものの、一般的には週の半分以上をどちらかの家で過ごしている状況を、半同棲と呼ぶことが多いです。
週末に1泊する程度なら、それは「お泊り」の扱いになるでしょう。
具体的な例を挙げると、
- 着替えや生活用品などの私物が相手の家に置いてあり、いつでも泊まれる状態
- 日中は家にいなくても、夜だけ相手の家で過ごす日が週3〜4日ある
といった状態だと、半同棲状態と定義されます。
結婚前に半同棲をする5つのメリット・魅力とは?
半同棲の定義がわかったところで、次に気になるのは半同棲することのメリットですよね。
実は半同棲には、同棲では得られないメリットがいくつもあるんです。
ここから、半同棲のメリットを一緒に確認していきましょう。
メリット1. 普段より、2人の時間が増える
普通のデートであれば一日に数時間しか一緒に過ごせませんが、半同棲だと一緒の家で過ごすことが多いため、自然と2人の時間が増えます。
そうすることで、
- お互いのことを深く知ることができる
- 彼氏/彼女と離れている時間が短いため、寂しさを感じにくい
といったメリットがあります。
恋人関係をより深めていきたい場合や、できるだけ恋人と過ごす時間を増やしたい場合に、半同棲はイチオシです。
メリット2. お互いのライフスタイルを知れる
共同生活をしてみると、普通に付き合っている時には知らなかった、相手の家での過ごし方が見えてきます。
半同棲を通じてお互いのライフスタイルがわかってくると、
- 彼氏が家事に協力的かどうかわかる
- 「家では裸で過ごす」といったような、変わった生活スタイルが相手にないかチェックできる
- 結婚後の生活がイメージできる
といったメリットを感じられるでしょう。
結婚を前提として付き合っているカップルは、半同棲で相手の生活スタイルを事前調査してみるのがおすすめですよ。
メリット3. 1人の時間も作りやすい
いくら好き同士とはいえ、時には一人きりの時間もほしいですよね。
同棲だと毎日一緒の家で過ごさなくてはいけませんが、半同棲なら週3〜4日程度の頻度なので、一人の時間も簡単に作れちゃいます。
一人の時間があると、
- 彼氏/彼女のことを客観的に考えられる
- 相手の目を気にせずに、自分のやりたいことに没頭できる
- マンネリ防止になる
など、いいことがたくさん。共依存カップルになることがないので、お互いを尊重できます。
自分だけの時間を大切にしている人には、ちょうどいい頻度で共同生活を経験できる半同棲がおすすめです。
メリット4. 別れた時の負担が少ない
同棲の場合だと、別れる場合に片方が新しい住居を確保する必要がありますが、半同棲はお互い住む家があるので別れる負担も少なめです。
具体的なメリットとしては、
- 別れを決意したら、合鍵を返すだけですぐに半同棲状態を解消できる
- 出ていく側の私物もそれほど多くないため、部屋の整理に時間がかからない
- 部屋の契約者側は、新たに部屋を契約する必要がない
といったものが挙げられます。
「結婚するかもまだわからないから、様子を見ながら付き合いたい」と思っている方は、半同棲を検討してみましょう。
メリット5. お互いの両親に許可を取る必要がない
同棲だと片方が実家や一人暮らしの家から離れることになるため、親にも話を通しておく必要があります。
一方、半同棲は完全に家を離れるわけではないため、親へ報告しなくても問題にはなりにくいでしょう。
お互いの親から許可を取らなくていいなら、
- 相手の両親へ挨拶に行かなくてもいい
- 別れる時に、いちいち親に報告する必要がない
といったように、気軽な共同生活を体験できます。
なので、結婚はまだ早いと思っている大学生カップルには、気軽に彼氏/彼女と暮らせる半同棲がイチオシです。
結婚前に半同棲をするデメリット・リスクとは?
これまで半同棲のメリットを見てきましたが、「良い面だけでなく、デメリットもあるのでは?」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでここからは、半同棲に隠されたデメリットを詳しく解説していきます。
デメリット1. ダラダラ過ごして、結婚や同棲に進みづらい
いつでも関係を解消できる点が半同棲の魅力ではありますが、その反面、「今のままでいいや」と結婚への一歩が踏み出せないリスクもあります。
ダラダラと半同棲状態を続けていると、
- 結婚しなくても満足してしまい、婚期を逃す
- マンネリ化が進み、半同棲以上の頻度で会おうとは思えなくなる
といったデメリットがあるため、将来を本気で考えている場合は注意が必要です。
デメリット2. 部屋が狭くなる
半同棲する家は、元々1人暮らしの住居なので、片方が暮らすようになると住み心地が悪くなる可能性があります。
部屋が狭いと感じるようになると、
- 自分の私物を自由におけないストレスが溜まっていく
- 閉塞感があるため、家にいても疲れる
など、心理的な負担が大きくなるため、半同棲する前に家の間取りが十分かどうか確認して置く必要がありますよ。
デメリット3. 家賃や生活費が無駄になる可能性がある
同棲であれば、住居が1つなので家賃や生活費も折半で負担できます。
しかし、半同棲だと片方の家賃が無駄になるだけでなく、泊まる側が生活費を負担しないと、泊める側の出費がかさんでいく場合も…。
無駄な生活費が発生してしまうと、
- 結婚後の生活資金が貯蓄できない
- 彼氏/彼女のどちらが家賃や光熱費を負担するかで揉める
など、お金を巡るトラブルが起こりえます。
お金に余裕のない大学生カップルの場合は、生活費や光熱費の負担割合で揉めないよう、事前に話し合っておくのが懸命です。
デメリット4. 家事がどちらかに偏りストレスが溜まる
一般的に、家事の担当は家の主に偏ります。そのため、自分の家で半同棲を始めると家事の振り分けを切り出しづらくなり、イライラが募っていきます。
家事の負担によりストレスが溜まっていくと、
- ちょっとしたことで口論になってしまう
- 「一人のほうが家事が楽」と半同棲が嫌になってくる
といった問題や心理状況に陥るため、家事は分担して行なうよう取り決めておかないと危険でしょう。
デメリット5. デートがマンネリ化しやすい
一人暮らし同士だった頃は外へデートするのが普通だったのに、半同棲が始まってからは家でダラダラ過ごすことが多くなることも。
デートのマンネリ化が進むと、
- 相手への気持ちも冷めていく
- 別の異性へ関心が移ってしまう
といったリスクがあります。
意識して外へデートを試みたり、「日曜日は必ず外出デート」と決めておいたりすることで、デートのマンネリ化を防ぎましょう。
【参考記事】はこちら▽
【準備編】半同棲を始める前に決めておくべき4つのこと
「大学生の彼氏と半同棲してみたいんだけど、事前にやっておくことはある?」
「楽しい半同棲ライフを送るために、万全な準備をしたい」
同棲より気軽に始められそうなイメージの半同棲ですが、実は事前に準備しておいたほうがいいことが複数あります。
どんな準備が必要なのか?ここでは、半同棲前に決めておくべきポイントを具体的に解説していきます。
決めること1. 物を減らし、部屋を広く使う
半同棲では、片方の家に二人が生活することになるため、気をつけないと部屋が私物で一杯となってしまいます。
快適な住居環境を作るために、
- 大きな荷物がある場合は、彼氏/彼女と話し合ってから置くか判断する
- それぞれの私物の置き場所をあらかじめ決めておき、そのスペース内だけに置く
など、できるだけ物を増やさない取り組みが重要です。
1Rや1Kなど、二人で住むには十分な間取りがないと思っている方は、お互いの私物を減らす工夫を検討してみましょう。
決めること2. 家事や金銭面でのルールを決める
ライフスタイルは人それぞれなので、何も決めずに半同棲を始めてしまうと、のちのちトラブルに発展することも。
特に家事やお金の面で問題が発生しやすいため、あらかじめルールを設定しておきましょう。
- 一緒に暮らす頻度や期間を基に、家賃や生活費の負担割合を決める
- 部屋の掃除、料理、洗濯などの家事は分担表を作って管理する
お金に余裕がない大学生カップルの場合は特に、金銭面のルール設定で揉めないようご注意ください。
決めること3. 泊まりに行く日や期間は事前に伝える
相手にも友人を家に呼びたい日や一人で過ごしたい日があるため、相手の予定を確認せずにいきなり泊まりに行くと、「なんで連絡なしに来たの?」と険悪なムードになる可能性があります。
快適な半同棲ライフを送るために、泊まりのルールは明確に定めておきましょう。
- 泊まりに行く曜日をあらかじめ決めておく
- 急な予定などが生じた場合は、事前に連絡を取り合う
このようなルールを決めることが大切です。
「合鍵を持ってるから」と事前連絡なしにお泊りを繰り返していると、相手の心理的ストレスが溜まり、別れの原因になるので気をつけてください。
決めること4. 半同棲をする期限を決める
半同棲だからといってダラダラ一緒に過ごしていると、同棲や結婚といった次のステップに進めなくなってしまうため、半同棲期間は限定したほうがいいでしょう。
- 3ヶ月間だけ半同棲してみて、問題がなさそうなら同棲生活に移行する
- 1年間半同棲が続くなら、結婚へ向けて互いの両親へ挨拶しに行く
など、事前の話し合いが大切です。
半同棲開始前に期限を決めるのが難しい場合は、開始して1ヶ月後に話し合うと事前に取り決めを交わしておくといいでしょう。
【実践編】良い関係で半同棲生活を送る5つのコツ|結婚に繋げる方法とは?
「せっかく半同棲するなら、今よりもっと仲を深めていきたい」
「半同棲生活をトラブルなく送るコツがあったら知りたい」
結婚を意識して半同棲を始める方も少なくありませんが、逆に半同棲を始めて仲が悪くなる事態は避けたいですよね。
そこでここからは、彼氏/彼女が仲良く半同棲ライフを送るために押さえておきたいポイントを解説していきます。
コツ1. 嫌なこと、不満があったらすぐに言い合う
ライフスタイルや価値観の違いで衝突するのは、半同棲には付き物です。
我慢して大ゲンカするより、気になったことはその場で吐き出すほうがストレスも少なく済みますよ。
- 彼女が夜中でも大音量でTVを観ているので、夜中はヘッドホンを使うようお願いする
- 家事を分担する約束なのに彼氏が手伝ってくれないので、「今日は家事やってね」とお願いする
といったように、自己主張する時はできるだけ優しく伝えてあげると、相手も受け入れやすいでしょう。
コツ2. 相手の家から帰る時はきちんと片付ける
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、いくら恋人同士でも横柄な態度を取ると関係がこじれてしまいます。
相手の家にお泊りする際は、あくまでお邪魔している気持ちを忘れずに、帰りまで気を配りましょう。
- 自分の出した物やゴミは、帰る前に片付けておく
- 台所に溜まっている洗い物は、洗ってから帰る
など、ちょっとした気配りを心がけると、良好な半同棲生活を送れるでしょう。
コツ3. 裸や下着姿でウロウロしない
半同棲生活が続くと、相手のことを家族のように思えてきます。
しかし、「裸や下着姿で過ごしても大丈夫だろう。」と恥じらいの気持ちを無くしてしまうと、恋人関係のマンネリ化に繋がってしまうので、普段の身だしなみには注意しましょう。
- 家の中でもだらしない格好をせず、服をしっかり着る
- 風呂場からは服を着てから出るよう心がける
など、お互いの意識が大事。ただ、「家の中でも気を遣うと疲れる…」と感じてしまう場合は、二人で話し合った上なら、ある程度の服装の乱れは容認してもいいでしょう。
コツ4. 「ありがとう」と感謝の気持ちはしっかり伝える
半同棲していると、家事をやってもらうのが当たり前になってきます。感謝の一言もない場合、相手はその態度にストレスを感じ、愛情も冷え込んでしまう恐れがあるでしょう。
感謝の気持ちは、以下のようにいつになっても相手へ伝えるよう心がけてください。
- 夜ご飯を作って待っていてくれた相手に、「いつも美味しい料理をありがとう!」と伝える
- シャツのアイロンがけをやってくれた彼女に、「○○がいるおかげで仕事頑張れるよ!」と感謝する
感謝を後回しにすると相手へ気持ちが伝わりにくくなるので、何かしてもらったら即座に「ありがとう」と感謝していきましょう。
コツ5. 相手に尽くしすぎない
相手のことが好きであればあるほど、半同棲中も尽くしてあげたい気分になるものですが、無理は禁物です。
心理的なストレスを抱えて疲れることのないように、マイペースな姿勢で相手と向き合っていくことが大切です。
- 大学生の彼氏がお金に困っている様子でも、生活費の折半は当初の約束通り果たしてもらう
- 自分だけが家事をしないよう、あらかじめ役割分担しておく
など、快適な半同棲生活を送るためには、助け合いの気持ちが必須。もしも一人で頑張ってるな、と思ったら、今の関係を見直してみましょう。
【NG行動】半同棲中にやってはいけない“5つのこと”とは?
お互い好きだから半同棲生活をスタートさせたものの、何をしてもいいわけではありません。
関係を悪化させないために、半同棲中にしてはいけない行動を、これから解説していきます。
既に半同棲を始めているカップルも、NG行動を取っていないかチェックしてみましょう。
NG行動1. 何も言わずに勝手に家に行く
半同棲の場合、合鍵を使って部屋を行き来することが可能です。しかし、友達を呼んだりなど相手にも予定や都合があるため、 連絡なしに家へ行くのはトラブルの元です。
相手の家へ行く際は、
- 前から泊まりに行く予定であったのなら、何時に家へ行くのか連絡しておく
- 行く予定の日ではない場合は、「今日おウチ行っても大丈夫?」と相手に相談する
といったように、事前連絡を心がけましょう。
NG行動2. 帰って欲しそうなのに居座り続ける
相手の「一人になりたい」という気持ちを無視してずっと家に居座ると、強いストレスを感じさせてしまいます。
相手の心理を汲み取り、時には自分の家へ帰ってあげるのも半同棲生活を長続きさせるコツです。
- 仕事などで疲れてしまって、自分に話しかける様子もない場合は、「今日は帰るね」と伝えて帰る
- 大学生の彼女がレポート作成に忙しそうなので、邪魔しないようにそっと帰る
など。
それぞれの家があるのが、半同棲の大きなメリット。一人になりたいと片方が思ったら、大人しく別々に過ごすのが大人の対応といえるでしょう。
NG行動3. 喧嘩したら自分の家に帰る
ケンカをしてしまうと、つい「一緒にいたくない」と自分の家に帰りたくなってしまいたくなるでしょう。
しかし、相手と向き合わずに逃げてばかりでは、いつまで経っても関係を深めることができません。
少しだけ外出して頭を冷やし、家で相手としっかり話し合うようにしましょう。
ただし、相手が「今は一緒にいたくない」と頑なに思っている場合は、無理して居続けると関係を悪化させてしまうため、大人しく帰って冷却期間をとってくださいね。
NG行動4. 許可なしに自分の物を置いていく
半同棲の場合、一人暮らしのスペースに共同生活をすることになるため、間取りによっては十分なスペースが確保できないこともあるでしょう。
そのような状態で自分勝手に物を増やしていくと、どんどん閉塞感のある部屋となっていき、イライラが募ります。
- 大きな家具や生活用品を置きたい場合は、事前に相手へ相談する
- お互いの荷物置き場をあらかじめ決めておく
といったことが大切。
「こっちは家の主だから」と我が物顔で荷物を増やすと仲違いの原因となりますので、半同棲中は物を極力増やさないよう心がけていきましょう。
NG行動5. 『してもらうこと』を当たり前だと思う
深く考えずに半同棲生活をスタートさせてしまうと、家事や生活費の負担が一方に偏っていても、それが当たり前だと思ってしまいがち。
しかし、負担がかかっているほうのストレスは溜まる一方なので、いつか不満が爆発してしまうでしょう。
相手にしてもらうことを当たり前だと思ってしまいそうになったら、次のことを実践してみてください。
- 家事をしてくれるたびに、「いつもありがとう!」と感謝の気持ちを伝える
- 生活費を多めに負担してもらっているなら、「少ない負担でごめんね」と申し訳ない気持ちを伝える
お金や家事の問題は、結婚生活でも頭を悩ます問題です。相手への感謝や申し訳ない気持ちを意識して言葉に発することで、お互いストレスを溜め込まなくて済みますよ。
半同棲で良い関係を築けるように事前準備を忘れずに!
本記事では、半同棲のメリット・デメリットや、快適に過ごすコツなどを解説してきました。
ただの恋人関係とは違い、より相手と親密になれる半同棲生活。大学生や若いカップルにとって、一度は経験したい憧れの生活ですよね。
しかし、「逆に仲が悪くならないかな?」と不安に感じ、なかなか半同棲に踏み出せない人も少なくありません。
今回紹介した、正しい半同棲の過ごし方を実践して、恋人とよりラブラブな関係を築いていきましょう。
【参考記事】はこちら▽
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