筋持久力を高める方法|基礎体力を上げる効果的なトレーニングメニュー

織田琢也 2024.02.07
筋肉を長いこと動かすために大切な筋持久力。その筋持久力を高めたい方へ。今回は、筋持久力が落ちてしまう原因や、筋持久力を高める私生活でできる習慣を解説。さらに、効果的なトレーニング方法も紹介していくので、スタミナアップを狙うためにぜひ取り組んでみてくださいね。

筋持久力とは?

筋持久力とは

筋持久力とは、トレーニングにおいて繰り返しの負荷を何回続けられるかという筋肉の持久力のことを指します。

筋持久力が必要とされるスポーツとしてはマラソンが有名。長い距離を走っているうちに足が上がらなくなったり、肩の筋肉が動かなくなってくるという経験がある方も多いでしょう。

そういった継続的な負荷にどれだけ耐えられるかが筋持久力の高さと大きく関わっているのです。


筋持久力が落ちる原因|あなたの生活習慣がダメだから?

筋持久力が落ちる原因|あなたの生活習慣がダメだから

「そういえば最近ちょっと歩いただけで疲れを感じやすくなってきた」と、日常で筋持久力の衰えを感じている方も多いでしょう。そもそもなぜ筋持久力は低下するのか、その理由が気になるところですよね。

ここからは、筋持久力が落ちていく原因を4つご紹介します。

自分に当てはまるものがないかぜひチェックしてくださいね。

筋持久力が落ちる原因
  1. 運動不足
  2. 筋力低下
  3. 体力の低下
  4. 栄養不足
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1. 運動不足

運動不足

車移動が多かったりデスクワークばかりになっている方は、意識していなければ日常的に身体を動かす機会が減っています。

運動が不足して負荷が与えられていない状態が続くと、筋持久力の衰えは加速。特に30歳を超えると筋肉は1年に1%ずつの割合で減っていくので、年齢が高くなると筋持久力の低下も起こりやすいのです。

身体を動かさない生活習慣が筋持久力の低下を招き、さらには疲れやすい体質を作り出してしまいます。疲れやすくなるとますます動きたくなくなるので、そうやって運動不足になって筋持久力がどんどん低下していくのです。


2. 高齢とともに起こる筋力低下

年齢を重ねていくと見た目の変化だけでなく、前までできていた動きができなくなったり疲れが溜まりやすくなっていきます。

これらは加齢によって筋力が低下していることに加え、柔軟性が低下したり神経伝達が遅くなることで、総合的な運動能力が低下していることが原因

そういった変化により、筋持久力も低下してちょっとしたことで疲れるなど、筋肉を動かし続けるのが辛くなっていきます。掃除や洗濯、階段の上り下りなど日常で起こる運動が辛くなってきたという方は、高齢によって筋力が落ちていることで筋持久力も低下している可能性が高いですよ。


3. 体脂肪の増加による体力の低下

体脂肪の増加による体力の低下

身体の脂肪量が増えると体重も増加していくので、同じ生活をしていても脂肪が少ない時に比べて疲労が溜まりやすくなります。疲労が溜まっていくと身体を動かす気持ちも持ちづらくなるので、運動量も落ちて体力の低下を招きます。

体力が低下して「身体を動かすとすぐ疲れる」という認識を持ってしまうと、更なる運動不足を招くので筋肉量もどんどん低下してしまいます。

一度体脂肪が増えて体力が落ちてしまうとそのような悪い循環が生まれやすいので、結果として筋持久力を維持することが難しくなってしまうのです。


4. 栄養不足

日常でたくさん歩いていたり運動を心がけている方でも、筋肉の材料となる栄養が十分に摂取できていなければ筋肉が育たず、筋持久力は低下していきます。

特に仕事や家のことで忙しい方は、栄養バランスや食事をすること自体が疎かになりがち。食事からの栄養摂取が不十分だと、身体は足りない栄養素を補うために筋肉を分解してしまい、筋肉量がどんどん下がってしまうのです。

筋肉量が下がることで筋持久力も低下してしまうので、筋肉が分解されず成長できるように栄養バランスにも気をつけていかなければいけません。


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