能天気の意味とは?能天気な人の特徴から普段の生活で注意するポイントを解説

HaRuKa 2020.11.30
能天気な人の特徴を知りたい人へ。本記事では、能天気な人の特徴から、能天気であることのメリット&デメリットまで大公開!能天気な人が注意すべきポイントについても解説していますので、気になった方はぜひ活用してみてください!

そもそも、能天気の意味とは?

能天気の意味とは?

能天気(のうてんき)とは、物事を深く考えることのない状態や、その様子を指しています

細かいことを気にせずに行動してしまう人に対して使われる言葉で、問題が起こったり不安要素があったりしても「何とかなるでしょ!」と軽くあしらって悩んだり考えすぎたりすることがありません。

人によっては能天気な状態を羨ましがることもあるし、呆れることもあります。能天気とは長所にも短所にもなるため、グレーなニュアンスで使われる言葉でもあるのです。


脳天気な人に共通する特徴|性格や行動から診断してみよう!

どこか地に足のついていないような状態の能天気な人。

悩みなど感じさせない姿は、周りの人を元気にすることもできますが、時には「もっとしっかり向き合って!」と思われることも多いのではないでしょうか。

ここでは、能天気な人の性格や行動の特徴を詳しくご紹介します。

「能天気だね。」と一度でも言われた経験がある人は、本当に自分が能天気なのかチェックしてみましょう。


【性格】脳天気な人の特徴6つ

能天気な人に共通する性格を把握しておくと、ネガティブ思考や失敗することを少しでも減らせるため、日々の生活がより過ごしやすい環境になっていきます。

ここでは、能天気な人の性格の特徴6つをご紹介します。

能天気の性格あるあるとは、どんなものがあるのでしょうか。


性格の特徴1. ポジティブに物事を捉える

何かミスをしたり嫌な出来事があったりしても、落ち込む様子もなく突き進む能天気な人。

「落ち込んでも解決しないし。」「明るくいこう!」といった前向きな思考が根本にあり、暗い話題も明るく転換してしまう切り替えの早さがあります。

生きていれば失敗することくらいあるというスタンスなので、ミスもかすり傷程度にしか捉えない性格なのです。


性格の特徴2. おおらかで感情的にならない

能天気な人は、自分も周りの人も笑顔になるような空気感を好みます。

頭の中からネガティブな思考を消し去る能力に長けているため、喧嘩を売られても「今は腹の虫の居所が悪いんだろうな。」程度で受け流し忘れてしまうのです。

基本的に相手の感情に引きずられない性格の持ち主が多いこともあり、周りから余裕があるように見える点も、能天気な人の性格の特徴なんですよ。


性格の特徴3. 計画性がなく、行き当たりばったり

言動や行動が突発的で、ミスも多くなりがちな能天気な人。

仕事では先々に考えられるリスクや問題を考えられないため、ミスをして他の人にも迷惑をかけてしまいます。改善方法を考えないから何度も同じミスを繰り返すのが常。

立ち止まって冷静に自分を振り返れないタチだから、計画性のないことにも気が付けないでしょう。


性格の特徴4. 周囲に対して関心が薄い

能天気な人の性格は、共通して猪突猛進型が多いのも特徴で、自分の目標や欲望にはまっすぐ突き進みます。

周囲からの指摘やアドバイスには耳を貸さずに、マイペースに続行することも。そのため、自分に真摯に向き合ってくれる相手すら怒らせてしまうケースも少なくありません。

興味がないことに時間を割くのは無駄だと考えているので、相談されることがあっても上の空ということは多々あります。


性格の特徴5. 天然で抜けていることが多い

考えるより先に行動してしまって忘れ物も多い能天気な人。

買い物に出かけたのはいいものの財布を忘れていたり、休日なのに仕事に出かけてしまったりすることも能天気な人あるあるです。話を聞いていて理解したかのように見えても、別の解釈をしているケースも多く、すぐに同じ質問を繰り返すことも。

周囲の人は「天然なの?」と笑われていても、なぜ笑われているかすら分からず、キョトンとした顔をしたりします。


性格の特徴6. 何事もなんとかなると思っている

能天気な人は驚くほど楽観的で、近くにいると「本当に大丈夫なの?」と不安になってしまうほど。

能天気な人のバックボーンには、環境が大きく関係しています。失敗しても親が手厚いサポートをしすぎる、仕事で失敗しても優しい先輩や上司が何事もなかったようにカバーしてくれるなど、甘えが育つ環境に慣れていることも。

痛い経験が少ないから、「今回もなんとかなる!」とお気楽に構えてしまうのでしょう。


【行動】脳天気な人の特徴6つ

能天気な人は、どんな場面においても自己中心的な行動をとってしまいがち。

本人は無意識のうちに行動してしまうため、あまり自分の特徴を把握していない人も多いでしょう。「何でこんなにうまくいかないのかな…。」と感じている人もいるのでは?

ここからは、能天気な人の行動の特徴6つをご紹介します。

周囲からの評価を少しでも変えられるよう、能天気な行動を客観視しておきましょう。


行動の特徴1. 全体的に動きが遅い

とにかくマイペースな行動が多い能天気な人。

自分のペースを最優先してしまうため、周囲の人の予定に合わせて行動するのが苦手です。恋愛してデートの時間が迫ったとしても、「このくらいは許してもらえるだろう。」と慌てる様子もなく、堂々と遅れて来ることも。

自分の計画にプラスして、依頼された仕事も無計画に受けてしまうため、一人でバタバタ動き回ってしまうのです。


行動の特徴2. 同じミスを繰り返してしまうことがある

能天気な人は、慎重さが不足しています。

ミスをした時も改善点や起きてしまった理由を考えないため、呆れるほど同じミスを繰り返すのです。メモを取ることやマニュアルを見ることもないから、失敗から学ぶことができません。

自分自身を過信して深く考えたり細部まで確認したりする習慣もないので、能天気な人がミスを失くすには相当な時間と努力が必要です。


行動の特徴3. 誰に対しても平等に接する

深く考えることが苦手な能天気な人は、相手がどんな人でも大抵は警戒しません。

同僚はもちろん、明らかに期限の悪そうな表情の上司や先輩にも、臆することなく「おっはようございます!」と挨拶もしますし、社内で嫌われている人や少し孤独な立ち位置の人にも同じように話すでしょう。

周囲のうわさや評価は気にも留めません。また、相手の反応もあまり気にしませんので、何も考えずに平等に接するのでしょう。


行動の特徴4. 考える前に行動や発言してしまうことが多い

場の空気や相手の気持ちを考えずに発言してしまうのも、能天気な人に共通する特徴。

例えば、結婚式の二次会で盛り上がっている雰囲気に流されて十八番の別れ歌を熱唱してしまったり、社長の訓示中に「足が疲れたね。」などと他の人に話しかけたり、非常識と思われかねない行動もあります。

言動、行動前の一呼吸が壊滅的なので、脳裏に浮かんだことを垂れ流してしまうのです。


行動の特徴5. 周囲の意見や流行に流されない

能天気な人は、自分は自分、人は人というスタンスの人が多い傾向があります。

自分の基準で物事を見るため、自分と違う意見を聞いても「そうなんだ。」と受け止めるだけ。共感して相手に配慮したりはしません。

相手のやり方や好みを否定したりしない点は長所ですが、何を話しても響かない様子は、周囲との摩擦を生むこともあります。


行動の特徴6. 興味のないことは人任せにしてしまう

考え込むことのない能天気な人は、新しいチャレンジもできません。

責任感や計画性のなさが根本にあるため、「なぜ私がやらなくてはいけないの?」「○○さんの方が絶対得意だし、お願いしちゃおう!」と考えて、人任せな仕事をしがちです。

興味のないことは全く適当な仕事になってしまうから、信用や信頼を欠く理由にもなるでしょう。


能天気な人のメリット&デメリット|能天気にも良い意味があるの?

相手から「能天気でいいね!」などと言われた経験がある人は、相手から馬鹿にされたように感じてしまい、悩むこともあるのではないでしょうか。

実は、褒め言葉として『能天気』を使う人も多いんですよ。

ここからは、能天気な人のメリットやデメリットをご紹介します。

自分の良し悪しを把握することは、長所を残したまま短所の改善をするためにも大切なことですので、しっかり見ていきましょう。


能天気な人のメリット3つ|どんな長所があるの?

ネガティブな思考を持たない能天気な人は、仕事の人間関係や恋愛においても明るくて元気な印象を持ってもらえるため、相手に好印象を与えることも多いのが魅力です。

ここでは、能天気な人のメリットを3つご紹介します。


メリット1. 落ち込むことが少なく、ストレスが溜まりにくい

不安や緊張、過度の期待が降りかかると、人はストレスが溜まってネガティブになってしまうもの。

しかし、能天気な人は「何とかなるでしょ!」と楽観的に考えるのが長所で、いつまでも暗い顔をしていることがありません。

いつも前向きで明るく過ごす人の側にいると、周囲の人の気分まで明るい雰囲気になり、場の空気も和ませられるのです。


メリット2. 周囲を和ませることができる

思いもよらない言動や行動が多い能天気な人は、「天然だね。」という褒め言葉で周囲の人を笑顔にできるのもメリットの一つ。

社内のピリピリしたムードも一瞬にして和ませられるし、恋愛では天然さが相手をほっこり癒してモテる要因にもなるでしょう。

人を笑顔にさせる方法を自然に身につけているのは、誰にでもできることではありません。ある意味、素敵な才能と言えるでしょう。


メリット3. 自然と人の長所を見ることができる

能天気な人はネガティブな思考をいつまでも持たないから、相手が暗い表情でいるのが耐えられません。

仕事が遅い人のことは「丁寧だから。」とポジティブ転換するし、イライラした人がいれば「本当に裏表がなくていいよね!」などと感じて、長所に捉えます。

相手が自分のダメなところだと反省していても、能天気な人だけは長所として肯定してくれるのです。


能天気な人のデメリット3つ|どんな短所があるの?

行動や言動が突発的なために、周囲から批判されることもある能天気な人。

慎重さや正確性が求められる仕事や、空気を読むべきシーンでの行動には、自制することも求められています。

ここでは、能天気な人のデメリットを3つご紹介しましょう。


デメリット1. 周囲を振り回してしまうことがある

能天気な人は、思ったことを即座に発言したり行動したりしてしまうから、ミスを連発して周囲の人が対応に追われることも少なくありません。

職場では「いい加減にして!」と叱責を受けることもあり、慎重さを欠く発言や行動を見直さないと人間関係に摩擦が生じやすくなります。

自分勝手な人というレッテルを貼られてしまうのも、能天気な人の特徴でありデメリットといえるでしょう。


デメリット2. 信頼を得れず、仕事を任されにくい

無計画でマイペースな行動が目立つ能天気な人。仕事をする上でも遅刻したり納期が守れなかったりして、どんどん仕事を任されなくなっていきます。

深刻に考えすぎない性格も手伝って、何度指摘しても改善できない状況が続くと信用も信頼性もなくなってしまうでしょう。

いつしか会社も居心地の悪い場所になってしまうのです。


デメリット3. 妬みや嫉妬の対象になる

どんな失敗をしても前向きでへこたれない能天気な人は、理解のある上司などから「根性あるな!」と可愛がられたり「天然だから仕方ないか!」と失敗を大目に見てもらえたりして妬みや嫉妬を買う対象になることも。

同じ失敗をしても優遇されるから、社内で無視されたり嫌味を言われたり、精神的苦痛を味わう人も多いはずです。


能天気な人が注意すること|周囲と上手に付き合うコツとは?

能天気な人本人は、良かれと思ってする発言や行動にも配慮が欠如している傾向があります。「なぜか人間関係がうまくいかない。」「自分をどう改善したらいいの?」と感じている方もいるのでは?

最後に、能天気な人が注意したい4つのポイントをご紹介します。

大切なのは、事前準備と一呼吸置く冷静さですよ。


能天気な人が注意すること1. 出来ないことは事前に伝えておく

深く考えずに仕事や約束事を受けてしまえば、相手に迷惑を掛けてしまうかもしれません。

そうなる前に、自分の不得意な作業やジャンルを相手に伝えることで、ミスを予防して得意な仕事で役に立てるでしょう。

互いの得意不得意を明らかにする方法は、より仕事のしやすい環境を作って、チームワークや人間関係もいいものにできるのですよ。


能天気な人が注意すること2. 現状に満足せず、向上心を持つ

現状維持は一番ラクでストレスのない状態ですが、挑戦したり真摯に向き合ったりするのをやめ、自分で成長の停止線を引くことになります。

まずは、小さな目標やタスクを少しずつ乗り越えていくことで、できることを一つ一つ丁寧に増やしていくのがベスト。

自分に自信が持てるようになれば、急いで突っ走らなくても、ゆっくりじっくり物事に向き合えるようになるはずです。


能天気な人が注意すること3. 過去の失敗を記録し、繰り返さない

能天気な人は、良くも悪くも前しか見えないタチだから、過ぎ去ったことを振り返ることができずにミスを重ねて信頼を失っていきます。

言動や行動でどんな失敗をしたのか可視化するために、1日の終わりに失敗内容・原因・改善方法を書き出して、翌日仕事を始める前に必ず目を通すことをルーチン化するところから始めるのがおすすめです。

毎日の記録で自分を客観視できるようになれば、注意深さも丁寧さも備わっていきますよ。


能天気な人が注意すること4. 周囲の迷惑を考えて行動する

何も考えずに突発的な発言や行動をされ、人の尻拭いまでさせられては、いくら仲のいい人でも「嫌だな。」「迷惑だよな。」と感じてしまいます。

まずは、何をするにも事前に一呼吸置いて、自分ではなく相手に負担がかからないかどうかを考える時間を作りましょう。

行動や発言の後のシミュレーションをすることで、関係する部署や担当者、必要になる物事や期間など、細かい点に気づけるようになり周囲を振り回さない方法が見えてきます。


能天気が褒め言葉になるように、良い特徴を伸ばしていきましょう。

能天気とは、「褒め言葉」でも「けなし言葉」でもあります。

周りから「能天気だよね。」と言われる人は、相手がどちらの意味で声掛けをしているのか考えるのも億劫に感じるのではないでしょうか。無意識に相手を不快にしているなら、言動や行動も見直さなければなりません。

せっかく前向きで明るい性格を持っているのですから、ぜひ短所を克服して能天気を卒業できるよう努めていきましょう。

【参考記事】はこちら▽

よく一緒に読まれる記事

関連する記事