優柔不断な人の特徴8選|改善して決断力をつける5つのコツを紹介
そもそも、優柔不断とは?気になる意味を解説します。
優柔不断とは、物事の決断がなかなかできない事を意味します。
例えば、レストランやカフェで自分が頼みたいメニューが決まるまでに時間がかかったり、 好きな人への告白を迷いに迷って、なかなか踏み出せなかったりする状態です。
そして、決断までに時間がかかりすぎてしまう優柔不断な人は、迷っている間に、売り切れになったり、他の人に奪われたりと、せっかくのチャンスを失ってしまう可能性もあります。
悪いことばかりじゃない!優柔不断は長所にもなる。
決定までに時間がかかる優柔不断は、短所でしかないと思われがちです。
しかし、優柔不断であるという事は、比較検討にじっくりと時間をかけるという事。
そのため、判断が難しい局面でもどちらを選ぶべきか、できるだけ正確な判断をしやすいという長所にもなりうるのです。
「絶対、優柔不断を治さなくちゃ!」と、躍起になるのではなく、時間をかける必要がないシーンでは、手早く決断できるようにするなど、柔軟な判断力を身に付けるようにするのがおすすめですよ。
優柔不断な人の特徴8個|自分が当てはまるかどうか自己診断してみよう!
男性女性問わず、答えを出すまでに延々と悩んでしまうのが優柔不断な人。
では、優柔不断な人は、一体なぜ、答えが出るまでに時間がかかってしまうのでしょうか?
ここからは、優柔不断な人にありがちな特徴をチェック!
当てはまる数が多ければ多いほど、優柔不断度が高いという自己診断にもなりますよ。
優柔不断な人の特徴1. 心配性で不安になりやすい
優柔不断な人は、基本的にポジティブな事よりもネガティブな事の方に想像力が働きがち。
そのため、「新作ケーキを頼んで美味しくなかったら、どうしよう?」と、つい心配になってしまうのです。
自分の決断が良くない結果を招くのではないかと、不安な気持ちが強いため、最終的な決断をするまでに時間がかかってしまいます。
優柔不断な人の特徴2. 成功体験が少なく、自己肯定感が低い
優柔不断な人は、自分が選んだ結果に満足できなかった経験が豊富です。
そのため、「自分の決断=失敗するはず!」という思い込みも強く、必然的に自己肯定感が低くなっています。
「どうせ、よくない結果になるだろうし…。」と、自分の行動に自信が持てないため、満足できない結果を先延ばしにしようと素早く決断するのが難しくなってしまうのです。
優柔不断な人の特徴3. 人に頼ってしまうことが多い
優柔不断な人は、自分の決断に自信が持てないため、他の人に頼ってしまいがち。
仕事では、「この件に関して、君はどう対応すべきだと思ってるの?」などと、相手の意見を尊重する風を装って、相手の意見に便乗する場合があります。
また、恋愛では、デートプランを相手に任せっきりにしたり、「〇〇君が行きたいところに行きたいな。」などと、あざと可愛い風を装って相手の行動に便乗したりするケースもあります。
優柔不断な人の特徴4. 自分の意見をあまり言わない
自分の意見を持っていても、それをできるだけはっきりとは言いたくないのも優柔不断な人の特徴の一つ。
特に周囲の人と意見が食い違う時など、自分が意見を言う事で結果が良くない方になる事を恐れて、口を固くつぐんでしまいがちです。
また、意見を求められても、その意見を本当に言ってしまって良いのか迷うため、発言するまでにも時間がかかってしまいます。
優柔不断な人の特徴5. 過去の失敗を後悔することが多い
過去の失敗や自分が満足できなかった過去の結果をいつまでも引きずってしまいがちなのも、優柔不断な人の特徴。
「やっぱり、あんな色のバッグ買わなきゃ良かったな。派手すぎて恥ずかしすぎる…。」
などと、延々と後悔ばかりしてしまいます。
そのため、新しい決断をする時でも、「また、同じように後悔するかも…。」と、過去の失敗ばかりが頭の中でぐるぐる巡ってしまうのです。
優柔不断な人の特徴6. 何事にも正解や完璧を求めすぎる
できるだけ正確で完璧な結果を得ようと奮闘してしまうのも、優柔不断な人の特徴の一つ。
そのため、最終的な決断を下すまでに、頭の中で何度も比較検討し、より自分にとってメリットの大きい方を選ぼうと頑張ってしまいます。
しかし、その比較検討の時間が時に長くなりすぎてしまうため、周囲からは、「なかなか決められない優柔不断な人。」と思われてしまうのです。
優柔不断な人の特徴7. 面倒なこと後回しにする
なかなかやる気が起きない面倒な事を後回しにしてしまいがちなのも優柔不断な人ならではの特徴。
面倒な事は決断もよりしにくいので、どうしても一番最後まで手をつけないで放っておいてしまうのです。
その結果、時間ギリギリになってから、焦って、充分に考える時間がないまま決断し、後から後悔してしまいます。
優柔不断な人の特徴8. 好きな人には自分からアプローチできない
大きな決断はもちろんのこと、小さな決断もなかなかできない優柔不断な人にとって、好きな人に自分からアプローチするなんて、夢のまた夢。
「お茶に誘ったら、好きだってバレちゃうかな?」「迷惑だって思われたらどうしよう?」などと、自分がアプローチした時の相手の反応を何千通り、何万通りも、悪い方向へ想像しすぎてしまい、結局、遠くから眺めているだけになってしまうのです。
優柔不断になる原因|どうして決断力が欠けてしまうの?
直感で物事を判断できる人から見たら、理解しにくい優柔不断な人の言動。
一体、なぜ、決断まで時間がかかるのでしょうか?
ここからは、優柔不断になってしまう原因や心理について一つずつチェックしていきましょう。
優柔不断になる原因1. 考える時間が欲しいから
「なんとなくいいと思ったから?」「こっちの方が好きな色だから?」など、最初に感じた印象だけでは決められないのが優柔不断な人。
「なんでいいと思ったんだろう?デザイン?それとも、機能性?」「この色好きだけど、飽きないでずっと使えるかな?」などと、直感で感じた印象をさらに深掘りし、じっくりといろんな角度から検証したいのです。
そのため、優柔不断な人は、納得がいくまで考えようとしてしまい、気がつけばあっという間に時間が過ぎています。
優柔不断になる原因2. 失敗するのが怖いから
できれば失敗したくないのは、みんな一緒。
とはいえ、優柔不断な人は、失敗を恐れる気持ちが人一倍強いのです。
そのため、できるだけ、失敗しないように最終的な決断を下す前にじっくりと考えます。
「本当に、こっちを選んでいいのかな?もしかして、あっちの方が良いんじゃない?」
などと、頭の中でなかなか答えが決まらないため、時間がかかってしまいます。
優柔不断になる原因3. 答えに自信がないから
自分が考えて出した答えに、いつも自信が持てないのが優柔不断な人。
誰かが、自分とは少しでも違う答えを出しているのを見るだけで、途端に自分の答えを変えたくなってしまいます。
また、自分の答えに自信がないため、胸を張って自分の答えを主張できません。
「あれ?多分、間違ってないと思うんだけど、本当に合ってる?」
と、正解が分かるまで延々と不安な気持ちを抱えてしまうのです。
優柔不断になる原因4. 他者の意見が気になってしまうから
自分の発言に自信が持てないため、周囲からどんな事を言われるか怖いというのも優柔不断な人の特徴の一つ。
そのため、自分の意見が他の人と同じかどうか、どれくらいの人が自分と同じ意見なのかなどを、非常に気にしてしまうのです。
そして、自分と同じ意見の人が多ければ多いほど、優柔不断な人は安心できます。
優柔不断になる原因5. 決めることに慣れていないから
何事も繰り返し行うことで出てくる「慣れ」がないと、どうしても緊張してしまうもの。
優柔不断な人の中には、自分で物事を決断した経験が少ない人もいます。
特に、いつも他者の意見に便乗してきた場合、自分一人で決断しなくてはならない場面になると、その局面に不慣れすぎて挙動不審になり、決断まで時間がかかってしまうのです。
優柔不断を改善する方法|どうしたら決断できるようになる?
「もっと早く決断できるようになりたい!」
優柔不断な考え方を改善し克服するためには、何よりも本人の地道な努力が欠かせません。
ここからは、優柔不断な性格や行動を直すためにおすすめの方法をチェックしていきましょう。
どれも今すぐ試せる直し方ばかりなので、優柔不断な性格を改善したい人必見ですよ。
優柔不断な性格の直し方1. 意思決定をする期限を設ける
即決できない優柔不断な人は、意思決定までにかかる時間を少しずつ短くしていくために、期限を設けてできるだけ短い時間で決められるようトレーニングしましょう。
「レストランやカフェのメニューで迷うのは5分間だけ!」
「A社へのプレゼンの方向性を12時までに決定する!」
おすすめのトレーニングは、最初は少し長めに、期限設定に慣れてきたら、少しずつその期限を短くしていく事。
この方法を繰り返し行う事で、焦らず迷い過ぎず意思決定ができるようになっていきますよ。
優柔不断な性格の直し方2. 失敗を怖がらない
自分の決断による結果が、満足のいかないものだったとしても、その結果の良い面も探してみましょう。
「アイスじゃなくて、どら焼きにしたのは失敗だったかも。アンコが甘過ぎだよ。」
などと、自分が選んだ結果の悪い面ばかりに注目してしまうと、失敗が怖くなるばかりです。
「アンコ甘過ぎたけど、これだけ甘いと、緑茶が一層美味しく感じるな。」
などと、どんな結果でも良い面が発見できるようになると、少しずつ失敗も怖く無くなっていきますよ。
優柔不断な性格の直し方3. 紙に書き起こして整理する
意思決定までに頭の中でぐるぐるとめぐっていた考えを、紙の上で可視化してみると、悩んだ「原因」、そう感じた「心理」、迷った「理由」などがよりはっきりと理解できるようになります。
決断までなぜ、時間がかかってしまったのか?どの部分で思い悩んでしまったのか?出した結果のどの点に不満を感じたのか?
など、一連の流れを全て、紙に書き起こしてみましょう。
紙に書いてみる事で、自分の頭の中の考えを客観的に判断しやすくなるので、必要以上に思い悩まなくなりますよ。
優柔不断な性格の直し方4. 決断力のある人の考え方を真似る
「習うより慣れろ」とはよくいったもの。
決断力のある人の考え方や行動の仕方を繰り返し真似てみる事で、自分とは何が違うのかを実際に体感する事ができます。
真似るのは、自分とは正反対なぐらい、スパッとなんでもすぐに決断できる人がおすすめ。
最初は、自分との考え方や行動の違いに大きく戸惑いますが、ひたすら繰り返し真似て素早く決断してみる事で、何故、自分がそんなに時間がかかっていたのか、客観的に分析する事もできるようになりますよ。
優柔不断な性格の直し方5. 自分の中で信念や意思決定の基準を明確にする
なかなか決断が下せないのは、自分の中で軸となる基準がないから。
まずは、自分の中で「これだけは譲れない!」という基準を決めていきましょう。
人生に直接関係するような大きな軸をいきなり決めるのは、ハードルが高すぎるので、最初は、「同僚と飲みに行った時に最初に注文するドリンク」や「唐揚げはレモンを絶対かける!」など、小さな軸から始めていくのがおすすめです。
優柔不断な性格の直し方6. 決断した自分を褒めるあげる
優柔不断な人は成功体験が少ないため、どうしても決断しにくくなってしまいます。
まずは、「決断した自分偉い!」と、決断した事自体を成功体験として、自分を褒めてあげましょう。
「今日は、10分かからず決断できたから、コンビニスイーツ買っちゃおう!」
など、決断するという行為が楽しく感じられるように、自分自身を上手に調教していくのがおすすめですよ。
優柔不断な性格は日々の意識から変えていこう!
優柔不断な人は、決断までに頭の中で繰り返し考え比較し、答えを決定するために自分が充分納得できるだけの理由を探しています。
しかし、その頭の中の葛藤は他の人には見えません。
そのため、優柔不断な性格や考え方は、ぐずぐずといつまでも決められないだけの人と誤解され、時に他の人との関係にも大きな影響を及ぼしてしまいます。
でも、決断までの時間が短くなるだけで、このネガティブな誤解を解く事が可能です。
自己診断で優柔不断な性格だと判断した場合は、今すぐ試せる改善方法で、少しずつ決断力を高めていきましょう。
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