「後悔先に立たず」の意味とは?座右の銘になる“ことわざ”の使い方を解説

「後悔先に立たず」ということわざを聞いたことはありますか?本記事では、「後悔先に立たず」の意味、ことわざと四字熟語の類語から、例文や英語/中国語/韓国語の言い換えまでご紹介!さらには、10年後に後悔しない人生を送るための方法も合わせてお教えします。

そもそも「後悔先に立たず」の意味とは?

後悔先に立たずの意味とは

どんなに悔やんでも取り戻せない時間や物事は、誰にでも起こりうること。人生に一度は「後悔先に立たず」を知らず知らずのうちに実感したことがある人もいるでしょう。

後悔先に立たずとは、過ぎ去ってしまった物事を悔やんでも時間は戻せず、後悔しても手遅れであるという意味をもつことわざです。

また、後悔しないように今に注力した方が良いという注意喚起でもあり、人生経験の豊富な人からの教えとしても使用される言葉です。

また、事後に「○○しておけば良かった」と悔やむ気持ちにならないよう、事前に対策を打ち、リスク回避方法を考えて行動したほうが良いという意味も併せ持っています。


「後悔後に立たず」と「後悔後を絶たず」は間違い

ことわざの読み方や使い方の間違いは、よくあることです。後悔先に立たずのよくある言い間違えには、「後悔後に絶たず」というものがあります。漢字だけ見ると正しいように感じますが、正解は「後」ではなく「先」なので注意しましょう。

また、「立たず」を「絶たず」として勘違いしている人も少なくありません。同じ意味を持ち、同じ読み方をする漢字は間違えやすいですが、謝って使わないように気をつけましょう。


「後悔先に立たず」の類語は?ことわざや四字熟語からご紹介!

「後悔先に立たず」には、ことわざや四字熟語の中に同じ意味合いで用いられるものが数多くあります。

ここでは、「後悔先に立たず」の類語をことわざや四字熟語からご紹介していきましょう。


1. ことわざの類語

  • 後の祭り(あとのまつり)」意味:時期を逃し手遅れになること
  • 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)」意味:一度起きた出来事は二度と元に戻らないこと
  • 死んだ後の医者話(しんだあとのいしゃばなし)」意味:死後に「あの医者に掛かっていれば…」と話しても手遅れで、今さら話しても意味がないこと。
  • 転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)」意味:リスク回避のために前もって用心し備えること

2. 四字熟語の類語

四字熟語の中で「後悔先に立たず」に一番近い意味合いがあるのは、「油断大敵」です。

普段から手抜きをしていると、思わぬ大失敗で恥をかき、泣くことになるという意味があり、常日頃から油断せず目の前のことに細心の注意を払って取り組みなさいという警告的な意味合いがあります。

<例文>

・連戦連勝が止まらないわ。でも、最後まで油断大敵よ。


「後悔先に立たず」の正しい言葉の使い方は?

後悔先に立たずとは、アドバイスや助言で使われることが多いですが、他にも様々なシーンで使われています。身近なことわざですので、ぜひ使い方を覚えてみましょう。

次に、どんなシーンで使われることが多いのか、いくつかの例文と一緒に解説します。


「後悔先に立たず」の例文とは?

<例文1>

友達にかなり難しいと言われていた試験。自分を過信しすぎて勉強が足りず、不合格になってしまった。はぁ…、これが後悔先に立たずということなんだね。

<例文2>

大切な仕事で後悔先に立たずということがないように、念には念を入れて事前準備しないといけないな。

<例文3>

恋は盲目って怖いよね。皆が恋愛に反対していて、傷つけられることはもっと前から分かっていたはずなのに。本当、後悔先に立たずだわ。


「後悔先に立たず」って、外国語ではなんて表現するの?

グローバル化した現代では、外国語で日本のことわざを表現する機会も増えています。ビジネスや恋愛、日常生活でも遭遇する反省や後悔の時、どんな表現をすればいいのでしょうか。

ここでは、「後悔先に立たず」の英語、中国語、韓国語の表現方法をご紹介します。


外国語表現1. 「後悔先に立たず」の英語表現

What’s done is done.「後悔先に立たず」

終わったことはどうすることもできないという、日本語と同じ表現です。

Repentance comes too late.「後悔は遅れてやってくる」

英語では「先に立たず」という表現がないため、遅れてやってくるという表現が適切でしょう。

It’s too late to be sorry.「後悔するには遅すぎる」

「本当はもっと早くに気付けたはず」という意味を含んでいます。

It’s no use crying over spilt milk.「覆水盆に返らず」

「こぼれた牛乳は戻らないから泣いてもムダよ」という直訳ができますが、意味合いは後悔先に立たずの類語と同じ扱いになります。


外国語表現2. 「後悔先に立たず」の中国語表現

中国語での表現は以下の通りです。

后悔莫及「後悔先に立たず」同じ意味で「後になってから悔やまれる」

日本の漢字に直すと、「追悔莫及」と書きます。莫及が後悔を指しています。

噬脐莫及「おへそを噛もうとしても届かない」転じて「後悔しても願いに及ばない」

「どんなに悔やんでもできなかったという結果は変わらない」という意味があります。


外国語表現3. 「後悔先に立たず」の韓国語表現

韓国語での表現は以下の通りです。

소 잃고 외양간 고친다「後悔先に立たず」

間違いが起きてしまった後に手を加え直そうとしても、意味がないという表現です。

후회막끕「後悔先に立たず」

日本語の意味合いとほぼ同等の意味合いをもっている言葉です。

このように英語や中国語、韓国語などの外国語にも、後悔先に立たずに該当する言葉が存在しています。


「後悔先に立たず」を座右の銘にしている人も多い

後悔先に立たずとは、せっかくの努力も小さなミスでダメにしてしまった時などに使用されることわざです。座右の銘にする人は責任感が強く、リスク回避を慎重に行う人に多い傾向があります。

座右の銘にしておくのは、自分のミスが多大な影響を及ぼす可能性があることを常に意識するため。少しの油断で多くの人を巻きこんでしまえば、会社に多大な迷惑がかかるからでしょう。

特に社長やチームの代表など、重大な意志決定をしなければならない立場の人が座右の銘にすることが多いそうです。


10年後に「後悔しない人生」を送るための5つの方法

誰しも「後悔の少ない人生を送りたい」と思いますよね。そのためには、一体どんなことに注意しながら、毎日を過ごせばいいのでしょうか。

10年後に後悔しない人生を送るための5つの方法をご紹介します。


後悔しない人生を送る方法1. 何事にも事前準備を徹底する

失敗をしないために何よりも大切なのは「目標設定」と「事前準備」です。明確な目標を持ち段階を経ていく中で、どんなものが必要になるのかを準備できていれば、突発的なトラブルやリスクがあっても慌てずに対応できます。

このように、あらゆる物事を予測して対策を打つことができれば、失敗しても最小限で済みますよね。10年後の自分の人生に後悔しないためには、何事にも事前準備を徹底することが大切です。


後悔しない人生を送る方法2. ”後悔”と”反省”の違いを理解する

後悔と反省の違いを理解できていないと、「自らを省みる」という行動ができなくなります。

何度反省してもいい結果が出せない人は、結果が出るまでの過程には満足している傾向があるため、「何が足りなかったのか」「もっとできることがあったはず」と結果を出すまでの過程に過不足がなかったか悔やむ機会がありません。

結果の出る過程でベストを尽くしたか、全力で臨んだかという点を磨きあげることは、徐々に後悔しない人生を送ることにつながっていきます。


後悔しない人生を送る方法3. やりたくない事に対して「No!」と言える勇気を持つ

ビジネスでも恋愛でも、相手にばかり支点を置いて行動してしまう人がいます。自分の望むような結果が得られなかった場合、人のせいにして、自分で選択してこなかったことを後悔する人も少なくありません。

やりたくない事をやる=やりたい事をする時間が減るため、後悔したくない人は、何事も自分で意思決定をし、やりたくないことにNoが言える勇気をもつことが大切です。


後悔しない人生を送る方法4. やりたいと思ったことは躊躇せずチャレンジする

人生はやった後悔よりやらなかった後悔の方が多い傾向があります。自分がやりたいと思ったことを、周囲の意見や前例の有無に関わらずチャレンジできるかどうかが、10年後の自分の人生に後悔しない方法の1つです。

自分の思いに素直に躊躇せずチャレンジできる人は、失敗することは多くても後悔することは少ないのです。小さな夢や希望を叶え続けることが習慣化することも、10年後に後悔しないための方法と言えるでしょう。


後悔しない人生を送る方法5. 自分と他人を比較する事をやめる

人はどうしても周囲の環境や状況と自分の「違い」ばかりを気にしてしまいます。他人と考え方の違いや好みの違いがあって当然なのに、世間体に怯えてしまうのでしょう。

でも、周囲の目ばかりを気にしていると、本当にやりたい事を躊躇してしまう原因になります。他人の価値観の中で人生を送っても、全く充実感が得られないまま終わってしまうでしょう。

10年後に後悔しないためにも、自分の価値観を大切に、勇気を出して自分と他人を比較することをやめることも大切です。

【参考記事】はこちら▽


人生を後悔しない選択をしていきましょう。

人生において失敗を経験しない人は、誰一人いないはずです。失敗すると自己肯定感も下がり、気分も落ち込んでしまいがちですが、失敗は成功につながる大切な成長材料でもあるため、怖れすぎずに何事にも挑戦していくことが大切。

しかし、中には悔やんでも悔やみきれない「後悔先に立たず」の状態があるかもしれません。そうならないためにも、自分の目標に向かって努力し続け、二度と戻れない「今」を全力でかけぬけ、後悔しないようにしていきましょう。


【参考記事】はこちら▽

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