「後悔先に立たず」の意味とは?座右の銘になる“ことわざ”の使い方を解説

HaRuKa 2021.03.01
「後悔先に立たず」ということわざを聞いたことはありますか?本記事では、「後悔先に立たず」の意味、ことわざと四字熟語の類語から、例文や英語/中国語/韓国語の言い換えまでご紹介!さらには、10年後に後悔しない人生を送るための方法も合わせてお教えします。

そもそも「後悔先に立たず」の意味とは?

後悔先に立たずの意味とは

どんなに悔やんでも取り戻せない時間や物事は、誰にでも起こりうること。人生に一度は「後悔先に立たず」を知らず知らずのうちに実感したことがある人もいるでしょう。

後悔先に立たずとは、過ぎ去ってしまった物事を悔やんでも時間は戻せず、後悔しても手遅れであるという意味をもつことわざです。

また、後悔しないように今に注力した方が良いという注意喚起でもあり、人生経験の豊富な人からの教えとしても使用される言葉です。

また、事後に「○○しておけば良かった」と悔やむ気持ちにならないよう、事前に対策を打ち、リスク回避方法を考えて行動したほうが良いという意味も併せ持っています。


「後悔後に立たず」と「後悔後を絶たず」は間違い

ことわざの読み方や使い方の間違いは、よくあることです。後悔先に立たずのよくある言い間違えには、「後悔後に絶たず」というものがあります。漢字だけ見ると正しいように感じますが、正解は「後」ではなく「先」なので注意しましょう。

また、「立たず」を「絶たず」として勘違いしている人も少なくありません。同じ意味を持ち、同じ読み方をする漢字は間違えやすいですが、謝って使わないように気をつけましょう。


「後悔先に立たず」の類語は?ことわざや四字熟語からご紹介!

「後悔先に立たず」には、ことわざや四字熟語の中に同じ意味合いで用いられるものが数多くあります。

ここでは、「後悔先に立たず」の類語をことわざや四字熟語からご紹介していきましょう。


1. ことわざの類語

  • 後の祭り(あとのまつり)」意味:時期を逃し手遅れになること
  • 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)」意味:一度起きた出来事は二度と元に戻らないこと
  • 死んだ後の医者話(しんだあとのいしゃばなし)」意味:死後に「あの医者に掛かっていれば…」と話しても手遅れで、今さら話しても意味がないこと。
  • 転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)」意味:リスク回避のために前もって用心し備えること

2. 四字熟語の類語

四字熟語の中で「後悔先に立たず」に一番近い意味合いがあるのは、「油断大敵」です。

普段から手抜きをしていると、思わぬ大失敗で恥をかき、泣くことになるという意味があり、常日頃から油断せず目の前のことに細心の注意を払って取り組みなさいという警告的な意味合いがあります。

<例文>

・連戦連勝が止まらないわ。でも、最後まで油断大敵よ。


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