共依存親子の特徴とは?過干渉な親&甘えている子供が互いに自立する方法を解説!
共依存親子になってしまう原因はどうして?
共依存親子の特徴についてご紹介しましたが、やはり共依存というのは、母にとっても息子や娘にとっても、決して良い関係とは言えませんよね。
ここからは、親子が共依存関係になってしまう原因について解説します。共依存について知るためにも、まずは原因を探ってみましょう。
共依存になる原因1. 母親が子供に対して過保護を超えて過干渉になっている
過干渉というのは、過保護とは全く違うものです。
過干渉は、母親が息子や娘に干渉するあまり、自分の思い通りにしようとするなど、支配的な要素が出てきてしまい、異常な関係にある場合が多いです。
中には子供の意思、気持ちなどは無視してしまい、母親の思うままに子どもを動かそうとすらする親も。
母親は「こうするのがこの子のためだ」と思い込んでいるため、罪悪感などがありません。子供は母親に心の中まで支配されてしまっているため、いつの間にか母親なしでは生きられない人になってしまうのです。
共依存になる原因2. 子供の要望は全て叶えるなど、甘やかしすぎている
こちらもある意味、過干渉とも言えますが、母親が自分の時間などを一切持たず、全てを子供のために尽くすことも、共依存の原因になってしまいます。
何年もそういった状況を続けていると、次第に母親の中の自分の存在意義が「子供を喜ばせる事」になってしまうのです。
子供を喜ばせるために自分は生きているとすら思ってしまうので、いつまでも子供から離れる事ができなくなってしまいます。
共依存になる原因3. 執着心が強く、子供に対して依存や執着している
愛情を受けずに育った母親など承認欲求が強いタイプには、執着心が強く、執着する事で自分の価値を見い出す人もいます。
そういったタイプの人が母親になってしまうと、子供に対して強い執着をしてしまい、子供との関係も異常なものになってしまう事が。
本来であれば、子供が大人になるに従って、自立させる事が親の役目ですが、執着しているために、手放せなくなってしまうのです。
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共依存になる原因4. 子育て以外に人生の意義を見出せていない
過干渉、執着心にもつながる部分もありますが、母親としての自分しか持っていない人は、子供から離れる事が怖くなってしまうのです。
子供がいなくなってしまうと、「自分の存在価値がなくなってしまう」と考えてしまい、子供に強く依存してしまう事があります。
一見すると、子供に深い愛情がある母親にも見えるため、自分で自分を肯定してしまいます。そのため、なかなか共依存に気づかないのです。
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