会話力を鍛えるトレーニング方法8選。トーク力が高まるおすすめの本も紹介
会話力を鍛えて、話し上手になりたいですよね。
他人と良好な関係を築いていくためには、会話によるコミュニケーションが必要不可欠。誰にでも対応できるような会話力が身につけば、プライベートはもちろんビジネスにおいても人から愛される人間となれるでしょう。
しかし、会話力を磨くと言っても、具体的にどうしていけば良いか分からない人も多いはず。
そこで今回は、会話力の重要性を交えながら、会話力を鍛えるコツについて解説します。
そもそも「会話力」の意味とは?
「会話力」というのは、その名の通り他人と会話をする際に必要となる力のことです。
自分から話題を出す発想力や、他人の会話に合わせられる柔軟性など、会話に関する能力全てを総称していると言っても過言ではありません。
特に、立場や空気をわきまえる必要があるビジネスの場においては、非常に重要な力と言っても良いでしょう。
具体的にどんな人?会話力がある人の特徴5つ
「会話力を身につけたい」と思うのであれば、まずは会話力がある人とはどんな人のことを言うのか、その特徴について理解をしておく必要があります。
そこで、会話力がある人の特徴を5つ紹介するので、自分がどれだけあてはまるかをチェックしてみてください。
会話力がある人の特徴① 聞き上手で相手の話を引き出すのが上手い
同じ内容の話でも、相手によって「話しやすい人」と「話しにくい人」とで分かれますよね。これは、相手が聞き上手かどうかが影響していると考えられます。
例えば、聞いている側のリアクションが大きかったり、「それでどうなったの?」と話を広げてくれると、その流れに乗って言葉が出やすくなるはず。
「聞いてもらえている」「話しやすい」など会話に対する心地よさを感じられるので、聞き上手な人は会話力があると言えます。
会話力がある人の特徴② 話題や会話のネタが豊富
話し上手な人の中には、会話を途切れさせることなく延々と喋っている人もいます。そういった人を目の当たりにすると、「なぜそんなに話題がポンポンと出てくるのだろう?」と不思議に思う人もいるでしょう。
これは、ネタの引き出しが多い人によく見られる特徴です。普段からニュースやSNSなど様々な情報にアンテナを張り、話題を仕入れようとする努力家と言っても過言ではありません。
「次に何を話そう」と話題探しで気まずい空気が流れにくいので、話していて楽しいと感じられるはずです。
会話力がある人の特徴③ 初対面の人でも自分から積極的に話しかけられる
気心が知れた仲であれば、会話もスムーズに進めやすいですよね。
しかし、初対面の人が相手だと、どんな会話をどれくらいのテンポで話せば良いのか分からなくて声をかけられないという人も多いはず。
しかし、会話力がある人は柔軟性にも富んでいるので、たとえ初対面の人が相手でも柔軟に対応できる自信があります。そのため、物怖じせず声をかけることができ、友達作りが上手とも言えますね。
【参考記事】はこちら▽
会話力がある人の特徴④ 愛想がよくて親しみやすい
「いつも怖い顔をしている人」と、「いつもニコニコ笑っている人」で比較すると、どちらかと言えば後者の方が声をかけやすいでしょう。このように、本人が自然と発している雰囲気も会話力に影響します。
他人が近寄りやすい雰囲気を出すことは、コミュニケーションを取るきっかけとなるはず。
普段から愛想よく親しみやすい人が相手であれば、周りも「話しやすい」という印象を抱いてくれますよ。
会話力がある人の特徴⑤ 自分の意見や主張をハッキリと相手へ伝えられる
スクールカーストや社会の荒波を経験すると、周りの反応が気になって自分の意見を発することに対し臆病になりますよね。そうして自分の気持ちを人に言わない癖がつくと、周りは「あの人は本当はどう思っているのだろう?」と疑問を抱くようになります。
つまり、本音でぶつかってこようとしない分、信用できない対象として見られてしまうのです。
会話力がある人はしっかり自分の意見が言える人。周囲からも表裏なく信用できると認識され、相手との会話もスムーズに進みやすくなっています。
トーク力を向上させたい!会話力を鍛えるトレーニング方法8選を紹介!
会話力を向上させるためには、ただ話し上手になるだけでは不十分です。
そのため、聞き上手になることや会話中の姿勢など、様々なトレーニングをする必要があります。
では、具体的にどのようなトレーニングをすれば会話力が鍛えられるのか、おすすめのトレーニング方法をいくつか紹介します。
会話力の鍛え方① 相手の話に耳を傾けて、何を一番伝えたいのか見抜く
相手の話の要点をきちんと理解し、そこを上手く広げてあげられるのが聞き上手の特徴です。ただ「うんうん」と聞くだけでは、会話が噛み合わなくなってくる可能性もあります。
それを防ぐためにも、相手の話を傾聴する癖をつけてください。内容をきちんと理解しようと耳を傾ければ、その熱心な姿勢が相手に伝わるはずです。
また、何を伝えたくて話しているのかを読み取る理解力が身につき、意味を理解した上での返しができるので「この人なら分かってくれる」と心を開いてくれるようになるでしょう。
【参考記事】はこちら▽
会話力の鍛え方② 話し相手と自分の共通点を一つでも多く見つける
会話を続けていても、その中に共通点がなければ話し手も聞き手も会話に飽きてしまいます。時には、「これ以上話をしても無駄」だと思われてしまうこともあるでしょう。
そこで磨くべきは、会話の中から相手との共通点をできるだけたくさん見つけることです。「僕もこの観光スポット行ったことがあります!面白いですよね」というように同調することで、話し相手も会話を広げるきっかけを見つけやすくなります。
仕事や恋愛など様々な場面で活用できる会話力なので、鍛えると多くのメリットが感じられますよ。
会話力の鍛え方③ 5W1Hを活用して、相手の話を上手に深掘りする
会話を終わらせることは簡単ですが、続けるのは難しいですよね。しかし、会話力を向上させるためには、自分の返しによって会話が終わらないようにすることが大切。
そこで鍛えるべきなのは、相手の話を深堀するスキルです。「会話の内容が難しすぎて意味がよく分からない」という人が相手であっても、5W1Hを意識すれば意外と簡単に会話を続けられます。
自分が質問をすることで相手に返答のチャンスを与えられるので、相手もあなたに対して「話しやすい」と思ってくれるようになるでしょう。
会話力の鍛え方④ 相槌やリアクションは大きめにする
話し手は、相手が会話内容の意味をきちんと理解してくれているかを伺いながら話しています。
そのため、聞き手は傾聴の姿勢を示すことが大切です。
長い言葉で返そうとしなくて良いので、まずは相槌やリアクションで「あなたの話を聞いていますよ」という姿勢を示しましょう。それだけで、相手は話しやすい雰囲気を感じ取ってくれるはずです。
【参考記事】はこちら▽
会話力の鍛え方⑤ 普段から人と話す機会を意図的に増やす
会話力を向上させるためには、話し手と聞き手、どちらにも回れる柔軟さと聞く姿勢が大切。
頭では分かっていても、実際にやってみようと思うと難しいものです。だからこそ、会話力を磨くためには実践を積むことが必要。
家族や友人、仕事関係の人など、誰でもいいので話をする練習をしましょう。自分から声をかけていくことで、面白い会話につなげるコツが分かってくるはずです。
会話力の鍛え方⑥ 話すのが上手な人をロールモデルにして真似してみる
会話力を磨くための本を参考にすると、様々なノウハウが書かれていますよね。どれも参考になることばかりで、きちんと自分の身になるようにトレーニングをすれば、仕事や恋愛などに役立つスキルとなるでしょう。
しかし、話す時のトーンや聞く時の姿勢、愛想が良い雰囲気などを本で伝えるのはなかなか難しいもの。そこでおすすめしたいのは、誰かお手本となる人を見つけることです。
会話力があると思う人を参考にし、同じように真似をすれば、会話力が自然と自分のものになっていきますよ。
会話力の鍛え方⑦ 話す時は相手の目を見て、ハキハキと喋ることを心がける
「目は口ほどに物を言う」と言うことわざの通り、人の意思というのは言葉より目線で伝わるもの。だからこそ、話す時にはしっかり相手の目を見るようにしましょう。
「あなたに聞いてほしいんです」という気持ちを込めた目線とハキハキした話し方を心がければ、相手もきっとその気持ちを受け取ってくれるはずです。
【参考記事】はこちら▽
会話力の鍛え方⑧ 雑学から時事ネタまで知識をインプットして、話題や会話のネタをストックしておく
どんな話をしようかと考えながら話していると、会話に集中するのが難しくなります。そのため、普段から頭の中を整理しながら話す癖を身につけましょう。
「話題が切れてしまわないか不安」という場合は、事前に様々なネタの引き出しを用意しておき、それをアウトプットするトレーニングを行えば解消できます。
話題のネタはどこに転がっているか分からないので、日頃からテレビやSNS、本など様々な物事に興味を持つことが大切です。
【参考記事】はこちら▽
会話力が向上すると得られるメリットは3つ!
会話力を鍛えるのは、決して楽なものではありません。話し手と聞き手の両方の観点から鍛える必要があるだけでなく、実践を交えたトレーニングをしなければ身につかないからです。
では、そこまでの努力をしてどのようなメリットが得られるのでしょうか。大きなメリットを3つピックアップして解説していきます。
会話力を向上させるメリット① 初対面の人でも速やかに人間関係が構築できる
会話は、人に合わせていくことが重要。誰に対しても同じ話題が通用するわけではないので、相手の様子を伺いながら出方を変える柔軟さが必要となるのです。
会話力のある人は、その柔軟さに長けているため、初対面の人が相手でもスムーズに仲良くなれる傾向があります。
「進学して新しい友達作りを頑張りたい」「ビジネス関係で人脈を広げたい」と思っている人にとっては、非常に大きなメリットと言えますね。
会話力を向上させるメリット② 営業や商談を円滑に進められる
お客さんの心を掴まなければ、営業や商談は成功しません。つまり、「社外ゆえに接することがない人が相手でも、仲良くなれるかどうか」に会話力が試されるのです。
会話力が身につくと、相手の希望を汲み取る理解力と、それに合わせて自分が伝えたいことを言葉にする発言力が備わります。この2つが上手に成り立つことで、仕事の成果が得られるようになるでしょう。
会話力を向上させるメリット③ 異性からモテやすくなる
恋愛において、「一緒にいて楽しい人」や「会話が面白い人」を異性に求める条件としている人も多いですよね。これらの条件を満たせるのが、まさしく会話力がある人。
話していて楽しい雰囲気を作り出すことが上手なので、異性からモテるようになるはずです。
そのため、「モテるような人間になりたい!」と思っている方にとっては、会話力を鍛えることに大きなメリットを見出せるでしょう。
会話術を向上させたい人へ読んでほしいおすすめの本3冊
「異性からモテるため」「仕事で成果をあげるため」など、様々な目的で会話力を身につけたいと思っている人も多いでしょう。そんな向上心に溢れる人をサポートしてくれるおすすめの本を3冊紹介します。
会話術に関する本はたくさん発刊されているので、どれにしようか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
おすすめの本① 『1分で話せ』伊藤 羊一(著)
無駄な話が続くと、聞き手には「結局のところ何が伝えたいのか」が分からなくなってしまいます。だからこそ、話し手に大切なのは短い時間で簡潔に述べる力。
その重要性を教えてくれるのが、この本の魅力です。特に、管理職や役員などの常に忙しい仕事に携わる人にうってつけの本と言えるでしょう。
Amazonで詳細を見るおすすめの本② 『伝え方が9割』佐々木 圭一(著)
同じ会話内容でも、伝え方によって相手の印象は変わるもの。そのことについて述べている本で、会話の際に意識すべきことや仕事に使える会話術などが学べます。
「相手の理解力と関係なく、きちんと伝わる話し方をしたい」という人に、ぜひ手に取ってほしい本です。
Amazonで詳細を見るおすすめの本③ 『超一流の雑談力』安田 正(著)
雑談というと、「ただ何となく話しているだけ」という印象を持つ人が多いでしょう。しかし、人を引き付ける雑談は努力があってこそできること。
「どんな人が相手でも、しっかりコミュニケーションが取れるようになりたい!」という人には、ぜひ読んでほしい本です。
Amazonで詳細を見る会話力を上げて、仕事や恋愛に活かしていきましょう!
会話力がある人は、会話の内容だけでなく親しみを感じやすい雰囲気をまとっている特徴があります。そのため、話し方を意識するだけではなかなか会話力を身につけることが難しいでしょう。
しかし、少しずつ努力を積み重ねていけば、自然と人が集まるようなキャラクターとなれるはず。
「たくさんの人とコミュニケーションがとれるような人になりたい」と思う人は、お手本となる人を見つけたり、会話術が学べる本などを参考に、一歩ずつ変わっていく努力をしてみましょう。
【参考記事】はこちら▽
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!