不倫の定義とは?世の中の夫婦が思う不倫/法的な不倫の線引きを解説

高峰ナナ 2019.04.07
不倫とは何か具体的に知りたい方へ。今記事では、不倫の意味や浮気との違いから、不倫の定義や不倫する原因、既婚者が恋愛をするリスクまで詳しく解説します。不倫に関する情報をしっかりまとめたので、ぜひ参考にして、不倫とは何かしっかり把握しましょう!

不倫の明確な定義があるのかどうか解説します。

不倫と浮気の違い&世間の夫婦が思う夫婦の基準

不倫とは男性と女性だけでなく、お互いの家族まで不幸になってしまうもの。しかし男女の仲も様々ですので、具体的にどこからが不倫になるのか分かりづらいですよね。

不倫についての確かな知識を身に着けておくことは、疑惑の撤回や、異性とのコミュニケーションを取る上でも必須でしょう。ここでは不倫についての基準や知識を、徹底解説していきます。

不倫とはいったいどのようなもので、どのような定義があるのか見ていきましょう。


大前提として不倫とは?意味や定義を徹底解説!

不倫とは、既婚者が妻や夫以外の異性と肉体関係を持つということが定義。

自身が結婚をしていなくても、肉体関係を持った相手が既婚者の場合も不倫という扱いです。

不倫は法律上の定義で、不貞行為となり民事訴訟を掛けられることもあります。訴訟となり敗訴すれば、賠償金を請求される可能性もあるのです。

「人としての倫理に反すること」といったような意味合いで、不倫と呼ばれるようになりました。


「不倫」と「浮気」の違いについて

二つの言葉は混合して使われがちですが、浮気は相手や自分が既婚ではなく、恋人がいる中で違う異性と関係を持つことを指します。

パートナー以外と肉体関係を持ったことに対してのみ使用される不倫は、民法で違法となるのです。

既婚者同士であっても、食事程度あれば不貞行為とみなされにくく、不倫よりも浮気、または恋愛という扱いが一般的でしょう。

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どこからが不倫なの?法的な不倫の線引とは

法的に不貞行為となるのは、肉体関係を結ぶことからです。食事やデートや軽いスキンシップ程度であれば、浮気、恋愛とみなされます。

スキンシップにもいろいろありますが、手を繋いだり、ハグをし合ったりしている等のハードめなスキンシップの場合は、浮気ではなく不倫を疑われても仕方ありません。

なぜなら不貞行為に及んでいる現場を確認されることはほぼ無いので、日常のスキンシップや、やりとりから肉体関係があるかどうかを判断するからです。

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世の中の夫婦で、一般的に不倫だと思われる線引の基準

仕事や生活をする上で、異性との関係は避けられないもの。円滑に物事を進めるためにも、パートナー意外とも潤滑にコミュニケーションを取るのは大切ですよね。

しかし、異性とのコミュニケーションが「不倫」と言われてしまっては、全てが台無しです。ここでは、一般的に不倫だと思われてしまう基準を紹介していきます。

不倫とは、どのような線引きがあるのでしょうか。


不倫の基準1. パートナーに隠れて連絡のやり取りをする

パートナーに隠すという事は、「バレたらまずい」というような、やましい気持ちがあるやり取りをしていると思われてしまいます。

ラインの内容を非表示にしたり、電話の履歴を消したりするのが典型的な例でしょう。

もちろん仕事のやり取りなどは、いちいちパートナーに報告する必要はないです。しかし食事の誘いや、ハートマークの絵文字などを使用した連絡は、不倫だと思われても仕方ないかもしれません。


不倫の基準2. 異性と2人きりで食事やデートへ行く

一般的に男性と女性が2人で、一緒にいれば恋愛関係だと思われるのが普通です。夫や嫁がいるのに異性とデートに行っていれば、既婚者だと知っている人間からすれば、不倫だと思ってしまっても仕方ないでしょう。

しかし、仕事の関係で、ランチに行く場合などは問題ありません。不純な動機で、休みの日にデートや食事に行くことは、不倫と言えるかもしれません。


不倫の基準3. パートナー以外の異性と手を繋ぐ

スキンシップというのは、コミュニケーションの中でも余程親密でなければできないもの。その中でも手を繋ぐというのは、お互いに好意がなければできないスキンシップです。

また、一般常識的にも男女が手を繋ぐというのは、お互いに恋愛関係にあるという指標。学生や子供ではなく、良い年の男女が手を繋いでいたら、肉体関係があるのは当然でしょう。


不倫の基準4. キスをする

一般的にキスは、恋愛感情のある相手にするものです。海外在住期間が長く、文化が異なる場合や、特殊なコミュニケーションをもともと好んでいたなどを除けば、異性に気軽にキスをする人はいないでしょう。

肉体関係の一歩手前の行為ですので、まだ肉体関係になっていないとしても、周囲からみたら不倫確定と思われてしまいます。


不倫の基準5. パートナー以外の異性と体の関係を持つ

浮気と不倫の境界線が、肉体関係を持つことです。パートナー以外と肉体関係を持ってしまえば、不倫になります。たとえ本気の恋愛であろうが、一時の遊び、ワンナイトラブであろうが関係ありません。

他人から見た場合、現場を押さえることはほぼ不可能なため、相手の自宅に泊まりに行ったり、ホテルに入ったりするだけでも不倫の決定打となります。

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なぜ不倫をするの?結婚していても不倫に走る主な原因

いけないと分かっていてもなくならないのが不倫。パートナーが不倫に走ってしまう原因があるのであれば、未然に防いでおきたいですよね。

自分自身も間違いを犯さないためにも、不倫の原因を排除しておくのも大切です。夫や嫁がいながらも、不倫に走ってしまう主な原因を解説していきます。

快適な家庭生活を守るために、原因が思い当れば改善していきましょう。


原因1. 夫婦仲が冷めきっている

不倫の歯止めとなるものの一つに、パートナーへの配慮があります。

夫婦関係が冷めきっていると、他の異性と関係を持っても「仕方ない」や「そんなに悪いと思わない」という配慮を欠く心境に陥ってしまいがちです。

二人でいても会話が全くない場合や、一緒にいても何も感じず、お互い干渉しないなどは冷めきっている証拠となります。


原因2. 男(女)として扱われないから

人はいくつになっても、恋愛をしていたいもの。イチャイチャしたり、「好き」と言われてキュンキュンしたりしたい欲望は変わりません。

二人で家にいる時に裸でうろついたり、げっぷやおならなどを普通にするようになると、異性としての緊張感がなくなってしまいます。

不倫をすれば、緊張感のある、お互い秘密のあるドキドキした恋愛関係を楽しむことが出来るのです。


原因3. 性欲が満たされてないから

不倫関係とは、肉体関係がある男女関係の事。今のパートナーとうまくいっていない場合は、他のはけ口を探し求めてしまう原因になります。

中には不倫をしなくても、風俗やキャバクラ、ホストなどで満たされない欲望を満たす方もいますが、男性女性共に、性欲が満たされない状態が続くと異性からの誘惑に弱くなるのは仕方ありません。


原因4. 結婚相手よりも魅力的な人に出会ってしまったから

肉体関係目当てではなく、本気で相手を好きになってしまうこともあるでしょう。結婚は契約ですので、いくら魅力的な相手がいたからと言って、簡単に乗り換えていいものではありません。しかし人間である以上、致し方ない部分があるのも確かです。

魅力的な相手がいても、不倫をとどまれるかは、本人の倫理観や道徳心によるでしょう。


原因5. 軽い好奇心のつもりが本気になってしまったから

たった一度きりのつもりで肉体関係を持つのも不倫です。ドキドキ感を味わうために一度、デートに行く浮気をして終わらせるつもりが、相手の事を好きになってしまうこともあります。

一度だけだからと言って許されるわけではありませんが、本気の不倫は、離婚などの問題になりやすく厄介。

本当に相手の事が好きなのか、一時のスリルで舞い上がっているかは、本人のみ知るところです。しかし一回の遊びから火が大きくなる、長く続く不倫も存在しますよ。


バレたらどうなるの?不倫の問題点やリスク

不倫がいけない事とは言え、好きな人が出来てしまえば気持ちは揺らぎます。ふとしたきっかけや気の緩みから肉体関係を持ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、不倫には大きなリスクが伴います。ここでは不倫の問題点やリスクを紹介します。不倫をすることには、いったいどのようなリスクがあるのでしょうか。


リスク1. 結婚相手から離婚を切り出される可能性がある

自分のパートナーが不倫をしていれば、不快に思い、今後をどうするのかを考えるのが普通です。当然選択肢の一つに「離婚」というのが含まれているでしょう。

今までのお互いの関係にもよりますが、自分以外の男性、女性と肉体関係を持たれているというのは、相当なストレスになるはずです。単純に「悲しい」というだけでなく、女性であれば「愛されていない」、男性であれば「プライドが傷つく」という感情も生まれてきます。

たとえ改善の意志が見えても、一緒に生活していくのが辛いという状態になるはずです。


リスク2. 子供がいる場合、子供に辛い思いをさせてしまう

不倫がバレた家庭は、深刻な話し合いや喧嘩、または離婚という事になる可能性が高いです。離婚ということになれば、片親になり、経済的にも精神的にも子供に負担をかけることになります。

また離婚まで行かずとも、親同士の喧嘩や深刻な状況にしてしまうことは、子供に悪影響です。不倫をしている家庭の子供が不幸になるとは決まってはいませんが、間違いなく良い影響は与えません。


リスク3. 慰謝料を請求される可能性がある

不倫とは、民法では違法の扱いとなっています。離婚した挙句に慰謝料や損害賠償を請求されても仕方ないのです。もちろん、訴えられればの話ですので、夫や嫁が許してくれれば慰謝料を請求されることはありません。

日ごろからの夫婦関係や、改善の意志などが伝われば、慰謝料問題にまで発展するのを防げるかもしれません。愛を誓い合った二人が憎み合うなんて、不倫は恐ろしい結末になる可能性があるのです。


リスク4. 社会的信頼を失う

不倫は違法で、悪いモノというのが世間一般の評価です。不倫をしていることが知れたら、男性も女性も白い目で見られることを覚悟しなければなりません。

親しい友人や家族などであれば大丈夫もしれませんが、会社やご近所付き合いでは間違いなくマイナスになります。

違法行為を行ったという事で社会的な信用を失い、会社勤めの男性、女性ともに出世や評価にも響くでしょう。


リスク5. 仮に離婚しても不倫相手と再婚できるとは限らない

本気で不倫相手の事が好きになれば「再婚したい」と思うかもしれません。再婚の約束を交わして、今のパートナーと離婚をしても、無事に再婚できるかどうかはわかりません。

不倫だったからこそ楽しかった部分や、ドキドキした部分も少なからずあったはずです。愛情と背徳感やスリルを勘違いしてとらえており、「離婚した時には冷めていた」なんて言うことも考えられるのです。

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不倫をしても誰も幸せになれませんよ。

不倫とは社会的信用を失って、お互いを不幸にしてしまうものです。定義は肉体関係ですが、肉体関係を思わせるものも不倫と言われてしまいます。

円満な家庭生活、皆が仲良くできる友人関係や会社関係は、人生の素晴らしい財産ですよね。

結婚して愛を誓い合った夫や嫁を大事にして、万が一本当に好きな人が出来てしまった場合は、よく考えて冷静になってから行動をしましょう。


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