社会人におすすめの勉強方法とは?勉強を継続させる5つのコツも解説

HaRuKa 2021.04.07
社会人におすすめの勉強法について知りたい方へ。今記事では、社会人が勉強するメリットや働くと勉強をしなくなる原因から、社会人におすすめの勉強の仕方や内容まで詳しくご紹介します。これから勉強に取り組もうと思っている社会人の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

社会人におすすめの勉強方法を知りたい方へ。

社会人におすすめの勉強方法

社会人になって、学生時代のように「勉強しろ」と言われなくなり、ほっとしている方も多いでしょう。机に向かってノートを開く日々が苦痛だった方からすれば、働く方が何倍も楽だと思ってしまうかもしれませんね。

しかし、実際社会に出てみると、日々勉強が必要だということを実感するようになる方がほとんどです。では、先生がいない社会人はどのようにして勉強をしていけば良いのか、その方法や学ぶ姿勢を継続させるコツについて解説します。


社会人こそ勉強した方が良いの?勉強することで得られるメリット

社会人になると、常に成長が求められる立場となります。学生の頃のように勉強範囲がなく、自分のスキルアップのために自分で計画を立てながら勉強をしていかなければなりません。

では、なぜ勉強が本業の学生より社会人の勉強が大切なのか、得られるメリットをもとに解説します。


メリット1. 知識量が増えるため、スキルアップに繋がる

社会人は、勤続年数やスキルに応じてどんどん業務内容が難しくなっていくのが一般的です。責任のある立場を任されたり、やったことがない業務にも挑戦させられたりする場面もあるでしょう。

だからこそ、スムーズに対応できるよう知識量を増やすことが大切なのです。自分で学ぶことでスキルアップにも繋がり、その努力が会社で認められることも期待できますよ。


メリット2. スキルが向上することで、昇格や給料アップが見込める

会社は、企業利益を生み出せる優秀な人材を常日頃から求めています。それぞれが持って生まれた才能やセンスだけでなく、自身で努力をしていくことも必要となるでしょう。

そこで注目すべきが、スキルアップにつながる勉強を行うことです。努力によって身についたスキルが認められれば、昇格や給料アップなど目に見える形で評価してもらえる可能性が高くなります。


メリット3. 毎日継続することで自信になる

人間のモチベーションというのは、その時の気分で変動してしまうもの。「勉強をするぞ!」と思って参考書を買ってみたものの、次の日にはもう机に向かわなくなってしまうこともあります。

しかし、自分なりにモチベーションを維持させる術を身に着け継続させていくことで、決めたことを継続して頑張ることができる自分に対して自信がつくようになります。新しい仕事を任されたとしても、「自分ならできる」とポジティブに考えることができるようになるでしょう。

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メリット4. 読解力や理解力が高まる

社会というのは非常に複雑で、思っていることをストレートに言えば成り立つような世界ではありません。時には建前を、時には空気を読んで言葉を選ばなければならないこともあるのです。

こういった社会を上手に渡っていくためにも、社会人には相手が何を言いたいのかを読み取る読解力や理解力が必要となります。この2つの能力がしっかり備わっていると、社内でのコミュニケーションもスムーズに取れるはず。

教育する側も理解力のあるあなたを高く評価してくれるでしょう。

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どうして社会人になると勉強しない人が増えるのか?主な原因とは

社会人になると、自分のための勉強が必要となります。しかし、実際は日々の仕事をなんとなくこなす毎日を送り、勉強をしていない方もたくさんいます。

では、なぜ社会人になると勉強をしない人が増えてしまうのか、その主な原因を探っていきましょう。


原因1. 仕事を毎日こなしていればスキルが取得できると思っているため

一般的に「勉強」という言葉で連想されるのは座学でしょう。しかし、社会人になると、日々の業務は実務の勉強と捉えられます。

つまり、「座学ではないけれど毎日実務による勉強をしているので、スキル取得にはこれで十分だ」と考えてしまうのです。特に、楽観的であまりこだわらない性格の方に多く、現状で満足してきちんと勉強をする姿勢までつながらないと考えられます。


原因2. 何を勉強すれば良いのか把握できていない

会社によっては、社員に日頃から「勉強をしなさい」と言っているところもあります。そのため、「いかに勉強が必要か」ということはひしひしと伝わっているはずです。

ただ、具体的に何を勉強しなければならないかまでは理解できていないことがほとんど。自分に足りない部分を勉強で補う必要があると分かっているものの、それをしようとしないのは自分に何が不足しているのかも見えていない証拠です。


原因3. 仕事が忙しすぎて勉強する時間を確保できていないから

「新しい資格取得を目指そう」

「知識が定着するようノートまとめをしておこう」

このように、勉強の必要性を理解している社会人の方もたくさんいます。しかし、日々の仕事が忙しいと、勉強の時間を確保するのが難しくなります

そのため、結果的に勉強ができず、そのままだらだらと時間ばかりが過ぎてしまうという事態を招いているようです。


原因4. 勉強する理由を見いだせていないから

足りない部分を補うためには、勉強で知識を吸収することが必要です。幅広い知識やスキルが身に着けば、会社での活躍の場も広がるでしょう。

ただ、社会人全員が仕事に対して貪欲なわけではありません。「平穏な毎日を維持できればそれでいい」という方も多く、向上させることを目的とした勉強が必要ない場合もあります。

結果、自分の中に勉強の理由もメリットも見出すことができず、学ぶことをしない社会人となってしまうのです。


具体的に何から始めるべき?社会人が勉強すべきことや内容とは

勉強と一言に言っても、学生の頃のような様々な教科を勉強するわけではありません。何を勉強したいかを自分で決めることができ、その知識は今後の人生に役立つ武器となるでしょう。

では、社会人として具体的にどんなことを勉強をすると良いのか、おすすめの内容をいくつか紹介します。


勉強内容1. 今就いている仕事に活きる資格

今の仕事を続けていくのであれば、その業界に役立つ知識が必要となります。特に専門職となると、資格の有無で待遇が大きく変わることがあるでしょう。

昇進や昇給のチャンスに繋がり、今よりもっと仕事に対してやりがいを感じられるはずです。日々の業務から学ぶ内容が見つけられない方は、その業界を極めるつもりで関連資格の取得を目指してみることをおすすめします。


勉強内容2. 英語などの語学勉強

グローバル社会となった現代では、私たちが海外に行くか行かないかに関係なく、語学のスキルが必要な時代と言えます。今まで日本だけで展開していた事業も、数年後には海外進出したというケースも珍しくありません。

だからこそ、世界に視野を広げて語学の勉強をしておく必要があります。特に英語力は多くの企業が求めているスキルと言えるので、勉強をしておいて損はないはずです。


勉強内容3. 仕事術等のビジネススキル

業務効率化が重要視されるようになり、多くの企業が社員1人1人の仕事スキルに注目しています。これは学力が優れているという意味ではなく、要領よく仕事ができるかどうかというのがポイントとなっています。

つまり、「限られた業務時間内でより効率よく仕事ができる人間こそ、優れた人材だ」と判断する企業も多いということです。資格やスキルがなくても社内評価アップにつながるので、社会人は仕事術などが学べるビジネス書を勉強すると良いでしょう。


勉強内容4. 自分のやりたい分野や興味があることについて勉強する

苦手な分野ばかりだと、集中力を維持するのも難しいでしょう。仕事のストレスと相まって、体調を崩す可能性もあります。

それでは勉強をしても身になると期待できないので、思い切って自分が興味のある分野に絞って勉強をしてみましょう。日々の業務とは関係ない仕事でも良いのです。

大切なのは、勉強への意欲を維持させること。興味のあることであれば知識の吸収も早いので、達成感も得られるはずですよ。


仕事で忙しい場合、勉強時間の確保の仕方とは

社会人にとって勉強がいかに大切かが分かっていても、本業は仕事なので勉強を優先させた生活を送ることはできません。そのため、なかなか時間が確保できず悩んでいる方も多いでしょう。

そこで、忙しい場合に実践してほしい勉強時間の確保の仕方をいくつか紹介します。


確保の仕方1. 朝早起きして勉強時間にあてる

仕事が多忙だと、体も休息を求めているはず。「勉強をしなければ」と思っていても、眠気に襲われてぼーっとした体に鞭を打って勉強をするのはあまり得策とは言えません。

そのため、夜はきちんと睡眠をとり、朝少しだけ早起きをして勉強をしてみましょう。すっきりとした状態で勉強に取り組めば、知識もスムーズに頭に入っていくはずです。


確保の仕方2. 移動時間やちょっとした隙間時間を有効活用する

人間の集中力は、長時間持つわけではありません。そのため、勉強時間を何時間も取ったところでたくさん知識が吸収できるわけではないのです。

大切なのは、短時間でも良いので集中できる時間を作ること。5分や10分程度の移動時間でも、集中すればきちんと身になる勉強ができます

日常的に生まれる隙間時間を見つけ、その範囲内でできる勉強法を考えてみましょう。


確保の仕方3. 勉強時間をあらかじめ区切って習慣化する

勉強は1日にして成らず。日々忙しい業務を習慣化しているのと同じように、勉強にも習慣を作ってみましょう。

例えば、1日20分勉強をすると自分の中で決め、それを毎日実行します。ノルマを与えることで「やらなければ」という使命感が湧いてくるだけでなく、ノルマ達成すれば「それ以上の勉強はしなくて良い」と適切な場面でストップをかけられるので、無理なく継続させやすいでしょう。


社会人の方におすすめの勉強場所は?

身になる勉強をするためには、集中できる場所選びも重要なポイントです。そこで、社会人の方におすすめの勉強場所をいくつか紹介します。

学校でなくても勉強ができるところはたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。


場所1. カフェ

香ばしい香りが漂う落ち着いた雰囲気のカフェは、居心地の良さを感じますよね。そのため、リラックスした状態でノートを開けるでしょう。

また、最近はカフェの中にWi-Fiやコンセントがあるところもあり、スマホやパソコンを使っての勉強も可能。勉強はもちろん、仕事も進めたいという方にも最適なスポットですね。


場所2. 近所の図書館

私語が厳禁の図書館は、周囲のノイズを気にすることなく勉強するにうってつけの場所です。「人の話し声があるだけでも集中できない」という方にはぴったり。

また、調べ物をしたい時にすぐ資料を探せるのも図書館で勉強する大きなメリット。ただ、あまり夜遅くまでは開いていないので、休みの日や仕事が早く終わった日などに利用することをおすすめします。


場所3. ファミレス

24時間営業をしているところも多いファミレスは、時間を気にせずノートを広げることができます。仕事終わりに食事しながら勉強をしたいという方や、ドリンクを飲みながら勉強をしたいという社会人の方に特におすすめです。

人が多いと賑やかになりがちですが、雑音もBGMと捉えられる方であれば気にせず勉強できるでしょう。


場所4. ネットカフェ

どうしても周りの話し声や視線が気になる方は、個室がある場所を選ぶと勉強しやすいはず。そこでおすすめしたいのはネットカフェです。

ネットサーフィンが趣味という方にとっては誘惑が多いですが、ネット環境が整っているのでパソコンを使いながら勉強をすることも可能。フリータイムやパック料金なら時間も気にせず勉強に集中できるでしょう。


場所5. 自分の部屋

もっともリラックスできる場所と言えば、やはり自分の部屋でしょう。ネットカフェと同様に誘惑が多いですが、勉強への意思がしっかりキープできれば問題ありません。

自分のペースで勉強ができ、お金もかからない最高の勉強場所と言えますね。実家など複数人で住んでいる場合は、邪魔をしないように事前に勉強する旨を伝えておくと集中力も続きやすいですよ。


勉強する習慣を継続させるためのコツとは?

毎日仕事をしている社会人が勉強の習慣を続けるのは、そう簡単なことではありません。そのため、「1日休んだらその後一切ノートを開かなくなった」という方もいるでしょう。

しかし、勉強は続けることで身になっていくもの。続かないと悩む方のために、どうすれば習慣化できるのか、おすすめの方法を紹介します。


コツ1. 勉強する理由を明確にする

社会人は常に勉強をしていくことが強いられますが、ある程度ゴールを決めておかなければ走り続けることはできません。資格取得やスキルアップなどの明確な目的があれば、それに向けてノートを開きやすくなるはず。

そこで、まずは勉強をする理由を明確にしておきましょう。なぜ仕事をしながらも勉強をしなければならないのか、その理由が分かっていると勉強へのモチベーションも維持させやすくなります


コツ2. 少しずつ勉強時間を増やしていく

「勉強=長時間」が必ずしも良いとは限りません。なぜなら、知識の定着には反復させるための日数も必要だからです。

特に、忙しい社会人の方は勉強時間の確保が難しいことがほとんど。無理に長時間を確保しようとすると、いつまで経ってもノートが開けません。

だからこそ、少しずつでも時間を確保していくことが大切なのです。最初から長時間を目指さず、少しずつ勉強時間を延ばせるようにしていくと継続しやすいですよ。


コツ3. 自分に合った勉強法を発見する

「早朝の方が集中できる」という方もいれば、「朝が苦手だから夜に勉強をしたい」という方もいるように、勉強のやり方は人によって様々。合わない方法で頑張ろうとしても、ストレスが溜まる一方です。

しかし、自分に合った勉強法を見つけることができれば継続もさせやすいはず。勉強の効率を考えることも大切ですが、自分に合うか合わないかで判断することも大切ですよ。


コツ4. 計画やタイムスケジュールをしっかりと立てて実行する

毎日仕事に励む社会人は、業務に優先順位を立てながらスケジュール管理をして仕事を進めますよね。だからこそ、やるべきことが明確になり計画的に仕事ができるのです。

それと同じことを勉強でも実践しましょう。漠然と「勉強をしよう」と考えるのではなく、「いつどんな内容を勉強するのか」を事前に決めておくと、スムーズに勉強に取りかかることができるはずです。


コツ5. 「ここまで勉強したらスイーツを食べる」など、自分で上手にモチベーションを保つ

「勉強をしなければ」という気持ちはあるものの、その使命感に応じて勉強を進めるのはそう簡単ではありません。人間なので、時には怠けたくなることもあるでしょう。

しかし、自分を甘やかし続けるといつまでも勉強が進みません。そのため、甘やかすのは勉強を頑張った後と決めておきましょう。

「勉強が終わったら大好きなものを食べよう」

「このページまでやったら後は趣味の時間に費やそう」

そうやって自分なりにモチベーションを保つ工夫をすれば、勉強を習慣化させやすいはずです。


勉強して、スキルアップを目指しましょう。

社会人になると、学生の頃に比べて周りから「勉強をしなさい」と言われる機会は減りますが、自分のためを考えると学ぶ姿勢をいつまでも持っておくことは大切です。

しかし、仕事をしながら勉強時間を確保するのは難しいですよね。無理をすれば、ストレスなどで体調を崩す恐れもあります。

それを防ぐためにも、趣味や好きなことに費やす時間も作ったり、短時間だけ集中する勉強法を見出したりなど、自分なりに無理なく勉強ができる工夫を考えてみましょう。


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