離婚を後悔する男女の理由|離婚前の確認事項&後悔した後の復縁方法とは

椎名ゆり 2020.09.14
離婚を後悔している夫婦って意外と多いですよね。今回は、離婚を後悔する男女の理由や離婚を後悔しないために確認しておくべきことを5つ紹介します。また、離婚してから別れた相手ともう一度やり直す復縁方法もレクチャーしていきます。

離婚を後悔している方へ。

離婚を後悔する男女の理由

愛した人との別れは、新しい人生のスタートでもあります。しかし、離婚をしたことを後悔し、「復縁できないかな…」と悩んでしまう方は多いもの。

十分考えて離婚を決めたはずなのに、どうして後悔してしまうのでしょうか。

この記事では、離婚を後悔してしまう人の理由を男女別に紹介。復縁手順についても紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。


【男女別】離婚を後悔してしまう人の理由

r離婚を後悔する人の理由

離婚をしてしまった理由は人それぞれ。離婚を後悔してしまう原因も、それぞれ異なります。しかし、離婚を後悔してしまう人には、ある程度共通の理由があります。

ここからは男女別に、離婚を後悔してしまう瞬間やその理由について、紹介していきます。


男性が離婚を後悔する5つの理由

女性より平均収入の高い男性は、離婚後、金銭面での苦労することは少ないので、後悔は少ないのではないかと思われがち。しかし、ふとした時に別れた女性のことを思い出して、離婚を後悔してしまうことがあります。

ここからは、男性が離婚を後悔する理由について解説します。


理由1. 一人暮らしに戻り、家事の大変さを実感した

家事は女性と分担、または全て女性任せだったという男性は、かなり多いのではないでしょうか。妻と別れ一人になると、妻がかつてしていた分の家事まで全て一人でこなすことになります。

今まで女性の存在に安心しきっていた分、突然家事を全て負担するのは辛く感じてしまうでしょう。家事の大変さを実感し、離婚を後悔する男性は非常に多いです。


理由2. 仕事を頑張る理由がなくなった

離婚を後悔する人は仕事を頑張る理由がなくなった

家族を心の支えにしている男性は、離婚したこと仕事に対するやる気を一気に失ってしまいます。

今までは「家族のためにもう少し頑張って働こう」と考えていたのに、離婚し、守る家族がいなくなった途端、何のために働いているか分からなくなり、仕事の辛さを余計に感じるでしょう。

頑張れない仕事を目の前にして、離婚しなければ良かったと思ってしまうのは、ごく自然な心境です。


理由3. 離婚したことに対しての周りの視線が気になる

今や離婚する夫婦は3組に1組と言われますが、やはり離婚した夫婦に対してあれこれ言ってくる人はいます。

周囲の目を気にしなければ良いだけの話ですが、職場などで離婚について陰口を言われたりすると、なんだか離婚という選択が間違っていたように感じてしまいますよね。

周囲の視線がついつい気になってしまうと、離婚自体を後悔してしまうかもしれません。


理由4. 家に帰ると孤独感を感じるようになった

離婚を後悔する人は孤独感を感じるようになった

離婚した時は「これでやっと自由になった」と思っていても、いざ一人になると一気に心細くなってしまうもの。

特に誰もいない家に帰った時、「自分は一人なんだ」と実感して、孤独感が倍増してしまいます。

孤独感がどんどん強くなってしまうと、「我慢してでも結婚生活を続ければ良かった」と感じてしまうでしょう。


理由5. 子供との別れが想像以上に辛かった

親権の9割は母親が取るとも言われます。男性の場合、親権を取れず離婚してそのまま子供とも別れるパターンは非常に多いでしょう。

しかし、妻だった女性と別れる以上に、子供との別れは辛いもの。夫婦の事情だけで血のつながった子供と離れることに申し訳なさを感じ、想像以上にしんどい思いをします。

子供と一緒に暮らしたかったという思いが、離婚の後悔につながることも多いでしょう。


女性が離婚を後悔する5つの理由

女性の場合、離婚したことで生活が大きく変化し、離婚を後悔してしまう人も多いです。

ここからは、女性ならではの理由を含め女性が離婚を後悔する理由について、解説していきますのでぜひ参考にしてくださいね。


理由1. 出産するタイミングを逃してしまった

結婚している時に出産まで出来れば良いのですが、なかなか思っている時に子供を産むのは難しいですよね。

将来、子供が欲しいと考えている女性の場合、離婚をしたことで出産のタイミングを逃し、高齢出産が確定しまうこともあります。

高齢出産はハイリスクになりやすく、また出産できる年齢のうちに新しいパートナーが見つかるかという不安もあるでしょう。

そうした不安から、離婚を後悔する女性は多いです。


理由2. 経済的に困窮してしまった

離婚を後悔する人は経済的に困窮してきた

女性の場合、結婚したことで仕事を辞め、専業主婦になったりパートタイムで働くようになった人も多いでしょう。

そうした場合、離婚したことで一気に生活が苦しくなってしまい、離婚を後悔してしまうこともあります。

もちろん離婚時に財産分与などを受けられますが、特に子供が居る場合、新たに就職して一人で子育てをするのは経済的に大変なことですよね。


理由3. 子供にいろいろな意味で悪影響を与えてしまった

両親の離婚について、子供はほとんど意見を言えません。しかし離婚が、子供に悪影響を与えてしまうことも多々あります。

父親がいないことで子供が学校でいじめられたり、日々の忙しさから子供にかまってあげられず愛情不足になってしまったりと、離婚の影響は様々なところに出てきます。

子育てが上手く行かない時、「夫がいれば良かったのに」と感じてしまうのにも無理はありません。


理由4. 他の異性と比べたら元夫の良い所に気づいた

離婚後、気持ちを新たに再婚相手を探す女性も多いでしょう。

ですが再婚のため、様々な男性と会う中で元夫の良さに気づき、離婚したことを後悔してしまうこともあります。

「離婚してしまったけれど、元夫は良い人だったな」と感じると、自分の選択が間違っていたと感じてしまい、再婚に向けて前向きに頑張ることが出来なくなってしまうでしょう。


理由5. 離婚した事に対しての世間の風当たりの強さを感じた

芸能人の離婚報道でも感じるように、なぜか離婚について女性の方が世間にとやかく言われます。

自分できちんと考え、判断した離婚であっても、周囲の人はお構いなしに文句を言ってくるかもしれません。

そうした世間の風当たりの強さを感じると、「こんなに悪口を言われるなら離婚しない方が良かった」と感じてしまい、別れを後悔してしまいます。


離婚を後悔しないために確認しておくべき5つのこと

離婚を後悔しないために確認しておくこと

離婚後、後悔してしまうのは、離婚について正しいシミュレーションが出来ていないから。離婚前に今後のことをしっかり確認しておけば、後悔が減るかもしれません。

ここからは、離婚を後悔しないために確認しておくべきことについて解説していますので、パートナーとの関係に悩む男女はぜひチェックしてくださいね。


確認事項1. 離婚後の生活をイメージできるか

離婚後、生活は大きく変化します。結婚生活が長いほどその変化に耐えられなくなり、離婚の後悔につながってしまうのです。

離婚前、出来る限り離婚後の生活をイメージし、今とどんなところが変わるのか、事前にしっかり予測しておくことが大切です。

離婚の意志が固い時は事前に別居をし、一人の生活がどんなものか、体験してみるのも良いかもしれません。


確認事項2. 次なる目標や指針が見えているか

家族のために人生をささげてきた人にとって、離婚は自分の存在意義に関わる重大な事件。

家族以外に何か目標が無ければ、何のために生きているか分からなくなり、一気にメンタルが落ち込んでしまいます。

「離婚したい」と感じた時、家族以外で何か好きなこと、やりたいことがあるかもう一度自分に問いかけてみましょう。


確認事項3. 経済的に自立できる目処が立っているか

離婚を後悔する前に確認することは経済的に自立するメドがたっているか

特に女性の場合、経済面での苦しさから離婚を後悔するケースは非常に多いです。しかしお金については、事前にある程度対策できます。

離婚前、自分が経済的に自立できるのか、家の財産や今の貯金などと合わせ、きちんと考えておきましょう。収入が少なければ、政府の援助を頼ることもできます。

また、今までフルタイム勤務でなかった人は、離婚前に就職先を探すことで、経済面での苦しさをある程度軽減できるでしょう。


確認事項4. お互いが納得した上で円満な別れ方ができるか

離婚時にトラブルになる夫婦は非常に多く、話し合いで解決しない場合離婚裁判にまでもつれ込む可能性もあります。しかし、裁判をして離婚するのは、お互い非常に大変ですよね。

離婚したいな、と感じた時はパートナーも離婚について前向きかどうか、事前に考えてみましょう。もしパートナーが納得していないままの離婚だと、後々復縁を迫られトラブルになる場合もあります。


確認事項5. 離婚したことによる子供への影響も考えられているか

子供が居る夫婦にとって、離婚後子供をどう育てていくかは重要な問題です。

女性が子供を育てる場合がほとんどですが、子供への悪影響を考えると男性が育てた方が良いケースもあります。

離婚前、どれだけ夫婦関係が冷え込んでいても離婚がもたらす「子供への悪影響」と「今後の子育て」について、二人でしっかり話し合っておく必要があるでしょう。


離婚しても復縁できる可能性がある3つのパターン

離婚しても復縁をするパターン

離婚を後悔している時、頭に浮かぶのが復縁ですよね。復縁は非常に難しいですが、離婚後の状況によっては不可能ではありません。

ここからは、離婚後、復縁できるかもしれない3つのパターンについてそれぞれ解説していきますので、復縁希望の方は参考にしてくださいね。

【参考記事】はこちら▽


パターン1. 離婚した理由が致命的な人格の問題ではない場合

お互いの性格が合わず、離婚に至る夫婦は非常に多いです。

しかし、「金銭的な問題で離婚した」「仕事が忙しいことが原因で離婚した」など、人格の問題以外で離婚してしまった場合、まだ復縁のチャンスはあります。

性格を変えるのは難しいですが、仕事やお金のことなら二人でアイディアを出し合い、解決できることもあるでしょう。


パターン2. 二人の間に子供がいる場合

子供は二人の愛の結晶。子供と一緒に暮らしていない人も辛い思いをしますし、子供を育てている方も毎日苦労をしています。

子供が居ると、お互い別れたパートナーのことを思いだす機会が増え、何となく復縁に前向きになることができるでしょう。

別れたパートナーが子供を大切にしていた場合、子供との面会をきっかけに復縁できるチャンスはあります。


パターン3. 本人や相手の親族と未だに交流がある

離婚しても復縁出来るパターンは本人や家族と交流がある

離婚はしたけれど、別れたパートナーやその家族とLINEなどで連絡を取り合っている、という方は案外多いです。

事務的な連絡だけであれば復縁の可能性は低いですが、仕事のことや子供のことなど、何でもない日常について話せるようであれば、復縁できる可能性があります。

もしあなたに何の興味もなければ、どうでもいい連絡をしてくることはありません。日常的な連絡は、あなたのことをまだ好意的に思っている証なのです。


離婚して後悔した時の復縁手順を4つのステップで解説

離婚して復縁の手順

離婚したことを心底後悔し、「絶対に元パートナーと復縁したい!」と感じている方もいるでしょう。しかしどうやって復縁すればいいのか、分からないこともありますよね。

ここからは、どうしても復縁したい時の復縁手順を4つのステップで紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。


ステップ1. 適切な冷却期間をおく

いくら復縁したいとあなたが思っていても、相手はまだ離婚した時の気持ちを引きずっているかもしれません。

離婚して早々「復縁しよう」と言ってしまうと、離婚や結婚というものを軽く考えていると相手に思われてしまうこともあります。

相手と早く仲良くなりたい気持ちは分かりますが、復縁前にきちんと冷却期間をおくようにしましょう。

【参考記事】はこちら▽


ステップ2. 軽い内容でLINEやメールで連絡をしてみる

離婚後、別れたパートナーとほとんど連絡を取っていない方も多いのではないでしょうか。しかし、連絡を取らなければいつまでたっても復縁することはできません。

「離婚した手前、連絡するのが怖い…」と思ってしまうかもしれませんが、復縁のため、勇気を出して「最近どう?」など軽くメッセージを送ってみましょう。

いきなり電話をすると相手も驚いてしまうので、LINEやメールで一言だけ連絡を入れるのがおすすめです。


ステップ3. 話し合いの場を設け、関係を戻したいことを正直に伝える

復縁をしたい時は話し合いの場を設け正直に自分の気持ちを伝える

相手から連絡が来る時点で嫌われていないことは分かりますが、二人の距離を縮めるためにはやはり直接会うことが大切

お互いある程度連絡を取り合えるようになったら、直接二人で会うことを提案しましょう。そして、その場で復縁したいという気持ちをはっきり伝えれば、相手が復縁をどう思っているのか、はっきり聞くことが出来ます。


ステップ4. 両親へ挨拶して、お互いの理解を求める

お互い、復縁したいという気持ちがあれば再度、結婚に向けて動き出していきましょう。

二人だけで復縁を進めるのも良いですが、おすすめなのは両親へ挨拶し、お互いの理解をさらに深めること。

両親を挟んでおけば再びトラブルが起こった場合も、仲を取り持ってもらえるので復縁が確定したら、それぞれ親の元へ挨拶しに行きましょう。


離婚に後悔しているなら、復縁のステップを進めてみましょう。

離婚を後悔してるなら復縁のステップを踏もう

離婚をして、後悔してしまう人は案外多いもの。別れたパートナーのことが忘れられず苦しい気持ちを、無理に隠す必要はありません。

しかし、もし復縁を考えているのであれば、あなたの方から積極的に行動することが大切です。

紹介した復縁手順に基づき、相手の気持ちも考えながら二人の距離を少しずつ縮めていきましょう。


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