31歳の転職は厳しい?転職を決意する理由や内定のための心構えとは

長谷川大輔 2018.10.01
20代の頃は仕事を覚えるのに必死で、転職を考える余裕もないほど毎日が忙しく過ぎていきます。しかし、30歳に突入すると仕事も慣れて落ち着いてくるので、転職を考え始める方が多くなります。今回は、31歳で転職を決意した人の理由や未経験でも転職を成功させた人の特徴をまとめて紹介します。

31歳で転職は遅い?転職が成功する人と失敗する人の違いとは

31で転職を成功させる転職エージェントの選び方

会社の中でも中堅層になる31歳。男性も女性も責任のある仕事に就いている人が多いのではないでしょうか。しかし、一見順風満帆に思えても、これからのキャリアやライフプランを考えて転職を考えている人が多いのもこの年齢。

31歳での転職は遅いと一般的には言われていますが、本当に厳しいのでしょうか?

実際は、そんなことありません。転職が厳しいと言われる30代でも、希望の職種や未経験の業種・未経験職種への転職を成功させている人はたくさんいます。

もちろん、反対に転職が失敗する男女が多くなるのも現実。では、31歳での転職が成功する人と失敗する人の違いは何でしょうか。

無闇矢鱈に転職回数を増やして経歴を崩さないためにも、効率よく転職を成功させた人の特徴を紹介するので、転職を希望している人は参考にしてみて。


転職が成功/失敗する人の違い① 自己分析をして自分の強みを理解しているか

31歳だからというわけではなく、どの年齢でも大切なことの一つですが、自己分析が正確にできている人は、どんなに厳しいと言われる年齢でも、転職を成功させられる確率がグッと上がります。

理由としては、自己分析をすることで、自分がどんな業界・職種に向いているか理解できるから。その業界や職種は、もしかしたら自分がなんとなく働いてみたいと思っていた仕事ではないかもしれません。

しかし、自己分析ができる男女は、自分がやりたい仕事と自分が向いている仕事が客観的にわかるので、その上でどの業界・職種を狙うか選択できます。

選ぶ仕事がたとえ未経験の業界だとしても、自分に向いているということを堂々とアピールできるので、その自信のある姿が好印象になり、転職を成功させやすいのです。


転職が成功/失敗する人の違い② 未経験の仕事でも臆すること無く挑戦しているか

自己分析をして、自分に向いている職業がわかったところで、もしかしたらその職業は未経験の職種、未経験の業界かも知れません。

でも、自分に向いているということを面接で説明し、実際に会社に入ってからも全力で勉強していくという前向きの姿勢を示すことで、企業側から欲しがられる人材になります。

受かった会社が未経験の仕事だとしても、柔軟に対応していける人になれるよう意識していきましょう。


転職が成功/失敗する人の違い③ どんな仕事でも自分で楽しみを見つけられるか

転職活動を進めていく上で、もしかしたら第一希望の企業に落ちてしまうかもしれません。でも、転職を成功させる人はそこでメンタルが折れません。

他にも、自分の能力が活かせて、自分の希望する条件を満たしている企業がないかどうか、すぐに調べて応募します。

すぐに気持ちを切り替えられるのは、転職はスピード感を持って行うべきものと理解しているのと、仕事は与えられるのではなく自分で切り開いていくものと知っているから。

このタイプの人は男性も女性もどんな環境でも成果を残せるタイプの人材。初めに自分が希望した職種でなくても、自分で仕事に楽しみを見つけられる人は上司や後輩から愛される人になれるので、転職先で年収アップやキャリアアップを望めますよ。


転職が成功/失敗する人の違い④ 女性は妊娠・子育てを考慮して転職先を選んでいるか

最後は特に、31歳の女性の転職で重要なこと。30代になると、女性は結婚をして妊娠・子育てなど、人生の大イベントが立て続けに来る人も多いでしょう。

最近は男性も女性も産休を取る人が多いですが、特に女性は子供の急な体調不良で会社を休むこともあるかもしれません。

まだ妊娠・出産をしていない人でも将来のライフスタイルを考えて、子育てに理解のある会社を選ぶことが得策です。


31歳で転職活動をするときに考えること・やるべきこと

30代前半は今後のキャリアを考える上でとても大切な時期。一般的に厳しいと言われる31歳で転職活動をするときに、心がけたいポイントを4つ紹介していきます。

転職活動を成功させるには、事前にしっかりと人生のプランを決めておくことが大切です。会社を辞めたのに、なかなか新しい転職先が見つからない、なんてことにならないよう、しっかりと計画的に進めていきましょう。


① 30代後半から40代以降のライフプランやキャリアプランを設計する

31歳の転職を成功させるには、事前に30代後半から40代以降のライフプランやキャリアプランを設計しておくことが大切です。31歳であれば、大卒でも9年の社会人経験があります。

そのため、何かしらのスキルや実績を持っているはずですので、自分のスキルや実績を上手に活かして転職・キャリアアップにつなげましょう。

未経験職種へ転職する場合、「年収が下がっても未経験職種へ挑戦したいか?」などを突き詰めて考え、今後のライフプランを計画的に立てていきましょう。


② 結婚や出産など、将来起こる人生の大きなイベントを考慮する

30代前半は、結婚や出産などで人生が大きく変化する時期です。独身だと自由の時間も多いので、毎日のように夜遅くまで残業したり、休日に出勤することもできます。

しかし、結婚して子どもができると、家族との時間も大切にしなくてはなりません。仕事内容やキャリアアップだけで転職先を決めてしまうと、土日祝日も仕事で、家族との時間が全く取れなくなってしまう可能性もあります。

そのため、転職する際は男性も女性も人生の大きなイベントを考慮しながら転職先を決めていきましょう。


③ 問題の解決策が転職以外に無いのかしっかりと検討をする

転職を成功させるために、転職することが本当にベストなのかをしっかり検討することが大切です。

というのも、転職するということはまた一からキャリアを積み上げる必要があるからです。もしかしたら、入社してから3ヶ月は正社員ではなく契約社員かも知れませんし、転職理由がハッキリしない状態で転職をしてしまうと転職回数を無意味に増やしてしまう可能性も…。

まずは、転職したいと思ったきっかけは何なのかを突き止め、それを解決する方法は転職以外にないのかを追求しましょう。

給与や福利厚生のサポート不足に不満を感じている方や希望通りの仕事が出来なくなって不満を感じている方でも、上司に相談することで問題解決につながる可能性もありますよ。


④ 夫婦で話し合い、相談をして、転職の意思を共有する

既婚者で転職するか悩んでいる方は、全て自分一人で決めるのではなく、夫婦できちんと話し合うことが大切です。

転職すると、休日や給与、労働時間などが変わるかもしれません。もしかしたら、正社員スタートではない可能性も…。このような理由から、結婚している方が転職すると、家族全体の生活も変化してしまう可能性があるのです。

夫婦で相談することで、本当に転職したいのかどうかがハッキリ見えてくる場合もあります。まずは、転職に対してパートナーがどう思っているのかを確認し、転職の意思を共有しましょう。


応募から内定まで、転職エージェントのサポートで転職成功を目指しましょう。

転職することを決意したら、まずは転職エージェントを探しましょう。転職のプロが集まっている転職エージェントのサポートがあれば、一人で転職活動を行うよりも心強く、転職を成功させられる確率も高くなります。

多くの転職エージェントは無料で利用することができ、人気の公務員への転職などの仕事探しはもちろん、応募から内定までしっかりとサポートしてくれますよ。それでは早速、31歳におすすめの転職エージェントをご紹介します。


31歳におすすめの転職エージェント1. リクルートエージェント

リクルートエージェントは、転職支援実績No.1を誇る人気転職エージェント。

リクルートエージェントが人気の理由として、転職サポートが充実していることや実績豊富なアドバイザーが在籍していること、一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人数が多いことなどが挙げられます。

転職のプロによるアドバイスや面接対策など、応募から内定までしっかりとサポートしてくれるので、初めて転職する方でも心強く安心して利用できます。


リクルートエージェントのおすすめポイント

リクルートエージェントのおすすめポイントとして、非公開求人数の多さが挙げられます。非公開求人とは、転職サイトや企業のホームページなど、一般の求人サイトには掲載されていない非公開の求人を意味します。

企業が求人を非公開にしている理由として、経験者のみを募集していることや効率良くスピード重視で採用活動を進めていくことなどが挙げられます。転職エージェントに非公開求人を預けて採用活動を行うことで、効率良く最適な人材を見つけているのです。

また、リクルートエージェントは、非公開求人数が多いだけでなく、人気の公務員転職情報も多数掲載されています。31歳になって安定した公務員職への転職を考えている方は、ぜひ一度サイトに登録してみましょう。

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31歳におすすめの転職エージェント2. ビズリーチ

ビズリーチは、国内最大級のエグゼクティブ向け会員制転職サービスです。エグゼクティブとは、管理職やグローバル人材などを指します。ビズリーチには、8,200社以上の国内外の優良企業や2,500名以上の一流のヘッドハンターが在籍。

応募者にはこれらの企業や一流のヘッドハンターからスカウトが届く仕組みになっています。一般の求人では見つけることが難しいエグゼクティブ向けの求人でも、ビズリーチなら見つかる可能性が高く、選択肢を増やすことができますよ。


ビズリーチのおすすめポイント

ビズリーチのおすすめポイントとして、厳選された国内外の優良企業や一流のヘッドハンターによるスカウトが受け取れることが挙げられます。

スカウトを受け取ることで、自力で見つけることが難しい情報が得られたり、未経験でも秘匿性の高いポジションが見つかる可能性が高くなるため、自分の可能性を広げることに繋がります。

さらに、スカウトが届くことによって、自分の市場価値を把握できることもメリットとして挙げられます。

スカウトが受けられるスタンダードプランは、誰でも無料で利用できます。自分の市場価値を確認したい方は、ぜひ一度試してみてくださいね。

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31歳におすすめの転職エージェント3. パソナキャリア

パソナキャリアは、25,000件以上の求人数や利用者の年収アップ率が67.1%の実績を誇る人気転職エージェントです。

各専門分野に精通したキャリアアドバイザーも多く在籍していており、応募者一人一人の経歴や資格に合わせた最適なキャリアプランを提案してくれます。

専任アドバイザーによる転職サポートが無料で受けられるのも魅力的。求人数が多く、サポート体制も充実しているので、初めて転職する男女も、転職回数が何度かある男女も、効率良く転職活動を進めることができます。


パソナキャリアのおすすめポイント

パソナキャリアのおすすめポイントとして、求人を探して応募するだけではなく、スカウトサービスも利用できることが挙げられます。スカウトサービスに申し込むと、自分で仕事を探す手間が省けるので、忙しくて仕事を探す時間がない方でも気軽に利用できます。

また、企業からスカウトを受けることで、自分の可能性を見出したり、自分の市場価値を把握することができるので、自分に向いている仕事を知りたい方にもおすすめ。

経験豊富なキャリアアドバイザーがきちんとサポートしてくれるので、転職に不安を感じている方でも安心して利用できます。

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万能な転職サイト型の【リクナビNEXT】も併用してみて

株式会社リクルートキャリアが運営しているリクナビNEXTは、最も多くの社会人に利用されている転職サイトの一つです。便利な検索機能を利用すれば、日本国内外の求人情報や勤務地、職種、スキルなどから自分に合った求人を検索することができます。

さらに、職務経歴や転職の希望条件などを登録しておくと、求人企業や転職エージェントなどから直接スカウトが届くサービスも行っているので、毎日残業三昧で時間がない男性でも気軽に利用できます。


リクナビNEXTのおすすめポイント

リクナビNEXTのおすすめポイントとして、圧倒的な求人数の多さが挙げられます。毎週2回も求人情報を更新しており、1回の更新・新着求人件数だけでも3,500件以上。求人数が多いので、自分に合った求人が見つかる可能性がグンと高くなります。

リクナビNEXTは転職サイトですが、数多くの大手転職エージェントと提携しているので、一般の転職サイトでは公開されていない非公開求人をチェックすることも可能。

それぞれの提携エージェントのメリットを活かしたアドバイスも受けられます。転職エージェントと一緒に活用することで、転職の可能性が広がりますよ。

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31歳で転職する理由は何?一般的に多い転職理由を大公開!

31歳で転職した人は、何がきっかけだったのでしょうか。「キャリアアップのため」だったり「会社に不満があった」など、転職する理由は人それぞれ。

ここでは、31歳で転職を意識するようになったきっかけや理由の中で、特に多く見られるものを4つ紹介していきます。31歳で転職するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。


① 30歳を超えて、キャリアや実績をもっと充実させたいと思った

新卒で入社した20代の頃は、初めての社会人ということもあり、慣れないことや不安もたくさんあります。20代は仕事を覚えるだけでも大変なので、毎日とにかくがむしゃらに働いています。

しかし、高卒や大卒で会社に入社してから10年近く経ち、仕事にも慣れてくると、キャリアや実績をもっと充実させたいと思う人が多いようです。

確かに、自分が働いている会社でキャリアや実績を充実することができないと判断した場合、転職を早めに考え始めた方が良いでしょう。


② 会社の方針や待遇に不満を持った

男性も女性も31歳で転職を決めたきっかけで最も多かったものの一つが、会社の方針や待遇に不満を持ったという意見です。

自分が目指しているゴールと会社のゴールが異なっている場合、毎日どんどん不満やストレスがたまってしまいます。

31歳という年齢は、まだまだ若く働き盛りです。定年するまで30年以上、毎日、不満やストレスをためて働くのはあまりおすすめできません。

もし、自分が目指すゴールと同じゴールを目指している会社があるのであれば、転職を考えてみると良いでしょう。


③ 希望通りの仕事ができなくなってきた

新卒で希望通りの仕事に就けたとしても、年数が経ってくると「希望通りの仕事ができなくなってきた」と感じる方が多くいます。

仕事内容で会社を選んだ場合、別の部署に回されたり、新人教育に回されたり、希望通りの仕事ができなくなってしまうと、就職した意味がなくなると感じる人も多いようです。

1日のほとんどの時間は通勤や労働に費やすため、どうしてもやりたい仕事や小さい頃からの夢がある方は、たとえ未経験だとしても希望通りの仕事ができる会社に転職したほうが得策です。


④ 家庭環境の変化で、年収や福利厚生のサポート不足を感じた

会社の年収や福利厚生のサポートが不十分だったことが、転職を考えるきっかけになる方も多くいるようです。30代になると、男性も女性も結婚や出産などで家庭環境が大きく変化する時期でもあります。

20代で独身だった頃は普通に生活できていたとしても、結婚して家族が増えると今のままの年収だと生活が厳しくなることも。

将来、給与が上がる見込みがあるのであれば、転職するのは少し待ったほうが良いでしょう。しかし、年収の上限が見えていて、将来もずっと生活していくことが難しいと感じた場合、早めに転職を考えることをおすすめします。


31歳の転職は、将来を見据えたライフプランを考えることが大切

31歳で転職を悩んでいる方は、まず転職することがベストな選択かをきちんと検討することが大切です。転職したいと思った理由やきっかけを追求し、その問題を解決することは本当に不可能なのか、じっくりと探っていきましょう。

転職の意思が固まったら、仕事探しから内定までしっかりとサポートしてくれる転職エージェントをぜひ活用してくださいね。

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