スイスのおすすめ観光スポット35選。エリア別に人気都市の名所を厳選
スイスってどういうところ?
「山岳国」というイメージが強い観光地、スイス。国土面積は日本の九州地方ほどですが、そのほとんどが山岳地帯になります。治安が良く、観光地としても非常に人気のある国です。スイスには、アルプスなどの美しい山々の他にも、旧市街のきれいな街並みなど、自然だけでなく様々な魅力があります。
また、スイスは『鉄道の国』と言われ、公共交通機関が発達しています。現地での交通手段は、鉄道とタクシーが主になりますよ。
今回は、そんな人気観光地「スイス」のおすすめ観光スポットを【中央部・東部・南部・西部】の4ヶ所に分けてご紹介します。スイス旅行を充実させるプランを作ってみてください。
1. スイス中央部のおすすめの観光スポット
スイスといえば、スイス中央部にある山岳リゾート。世界遺産に登録されている『ユングフラウ』や、ベルナーオーバーラント観光の拠点となる『インターラーケン』の街は、ホテルやレストラン、お土産屋さんなどの施設が充実しています。
また、アイガー北壁とヴェッターホルンの山々に囲まれた『グリンデルワルト』の街は、美しい自然が広がっています。登山やハイキングの拠点として、日本人観光客からの人気が高い村です。スイスの首都・ベルンも、中央部に含まれます。旧市街の街並みは、世界遺産にも登録されているほど。
ここからは、スイス中央部のおすすめ観光スポットを10スポット厳選してご紹介します。旅行プラン作りの参考にしてみてください。
おすすめ観光スポット1. 【ベルン】ツィットグロッゲ(時計塔)
世界遺産にも認定されている定番の観光名所、強大な時計塔。ベルン旧市街の中に建っています。1191年から1256年までの間は西の城門の役割を果たしていましたが、1405年に焼失し、1530年に時計塔として蘇りました。
東側にある天文時計は、曜日・日にち・月・星座・太陽と月の位置関係などを示しているのだとか。その横にあるからくり時計は、毎時4分前になると鶏が鳴き、道化師の人形が鐘を鳴らして、楽器や武器を持った子熊たちが行進して時刻を知らせてくれます。そして、正時には尖塔にいる鐘撞き男がハンマーで鐘を打ち、時を刻んでいますよ。ベルンにきたら一目見ておきたい定番スポットでしょう。
ツィットグロッゲ(時計塔)の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット2. 【ベルン】ブンデンスハウス(連邦議事堂)
2つの議事堂と中央ドームからなる建物で、1902年に建てられました。緑色のドーム型の屋根が特徴的なルネサンス建築物で、ドームの窓ガラスには、スイス各州の紋章が並んでいます。ステンドグラスには、スイスの代表的な産業が描かれていますよ。
ブンデンスハウスは、スイスの首都らしい政治の中核を担う場所です。議会が開かれていない時には、館内をみて回れるガイドツアーや、プロジェクションマッピングなどのイベントも開催。観光客からの人気も高い定番スポットですよ。
ブンデンスハウス(連邦議事堂)の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット3. 【ベルン】ベルン大聖堂
旧市街の中、アーレ川の近くに建つ『ベルン大聖堂』。後期ゴシック様式の大聖堂です。1893年に完成した大尖塔は高さ100mもあり、スイス最大。美しい景色が一望できますよ。
西側正面入り口の上にあるエルハント・キュンクによって作成された彫刻「最後の審判」のレリーフは、ベルン大聖堂の一番の見どころです。全部で234体もの小像によって、“神に選ばれた人々”と“地獄に落ちていく人々”が表現されています。教会内のステンドグラスも美しく、見どころたくさん。じっくりと時間をとって見学するといいでしょう。
ベルン大聖堂の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット4. 【ベルン】ベーレンパルク(熊公園)
ベルンの旗の紋章にも熊が描かれているように、熊はベルンの街のシンボルとなっています。『ベルン』という地名も、ドイツ語で熊を表しているんです。元の熊公園は、1857年に街の中心部に作られていました。しかし、老朽化に伴い、2009年にアーレ川沿いの今の場所に新しくオープンしたんです。
動物愛護の観点から前の公園の10倍の広さに拡大されていて、3頭のヒグマがのびのびと暮らしています。アーレ川で可愛らしく水浴びをする姿を見ていると、まるで熊のリゾート地のよう。アーレ川の辺りから土手の上までを結ぶケーブルカーも通っているので、利用するといいでしょう。公園への入園料は無料です。
ベーレンパルク(熊公園)の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット5. 【ベルン】アインシュタインハウス
「20世紀最高の物理学者」「現代物理学の父」などと称され、世界的な偉人として知られるアルベルト・アインシュタイン。1903年は、『光量子説にもとづく光電効果の理論』『ブラウン運動の理論』『特殊相対性理論』の3つが立て続けて発表されたため、奇跡の年と呼ばれています。そんな偉業を成し遂げた彼が、1903年から1905年まで家族とともに暮らしていたアパートが、ベルン旧市街のクラム通りの中に残っています。
当時のアインシュタインの暮らしを想像させるかのように、使用されていた家具や洋服などがそのまま残されているのが特徴。2005年からは記念館として、一般に公開されています。研究資料や写真、手紙の写しなども展示されていますよ。
アインシュタインハウスの詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット6. 【バーゼル】バーゼル大聖堂
スイス観光の穴場都市として人気の高いバーゼル。そんなバーゼルの市街地から歩いていける中心地に、バーゼル大聖堂があります。12世紀から15世紀にかけて建築されました。当時はロマネスク様式でしたが、1356年に大地震で一度倒壊しています。その後、後期ゴシック様式で建て直され、何度か改修を重ねて現在の姿になりました。
大聖堂の塔に登れば、バーゼルの街並みやライン川、その向こうに広がる自然の緑まで、素晴らしい景色が堪能できます。夜間はライトアップされているので、遠くからバーゼル大聖堂を見るのもおすすめですよ。
バーゼル大聖堂の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット7. 【バーゼル】エリザベート教会
バーゼル駅から徒歩10分ほどの場所にあるのが『エリザベート教会』。コンサートなど、カルチャーセンターとして利用されている教会です。
エリザベート教会には、カフェが併設されています。外にカフェテラスがあるだけでなく、教会の中にも席があるため、エリザベート教会に訪れた方はぜひ中でティータイムを楽しんでみてください。美しいステンドグラスを眺めながら、荘厳な雰囲気を感じて一休みできます。他の教会ではなかなかできない貴重な体験ができるでしょう。バーゼルの町歩きに疲れたら、ぜひ利用していただきたい穴場スポットです。
エリザベート教会の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット8. 【ラ・ショードフォン】国際時計博物館
スイスといえば、やっぱり時計が有名ですよね。世界遺産に登録されているラ・ショードフォンには、日本でも人気の高い時計メーカー『タグ・ホイヤー』の本社があります。そんな時計産業のメッカ『ラ・ショードフォン』にある、スイス最大級の時計博物館が『国際時計博物館』。
4500点を超える時計がコレクションされていて、16世紀の懐中時計から最新の掛け時計まで、ありとあらゆるものが展示されています。また、時計を修復するアトリエも併設されているので、見学も可能です。
国際時計博物館の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット9. 【ルツェルン】カペル橋
自然豊かでスイスを代表する観光名所であるルツェルン。ロイス川にかかる「カペル橋」は、14世紀中頃に建造されたヨーロッパ最古の木造の屋根付き橋です。ルツェルンの街のシンボルであり、定番の観光スポットでもあります。
橋の途中にある八角形の塔は『水道塔』。橋がかかる前からあり、一時には監獄塔として使用されていたこともありました。昼間は、ルツェルンの美しい風景を堪能しながら橋を歩くといいでしょう。夜には、橋がライトアップされ一味違った幻想的な姿を見せてくれるので、おすすめですよ。
カペル橋の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット10. 【ルツェルン】瀕死のライオン像
砂岩の断崖に彫られた『瀕死のライオン像』。18世紀のフランス革命において、フランス王家を守ろうとして戦い、パリのチュイリー宮殿で命を落としたスイス傭兵が700人以上もいます。そんなスイス兵の慰霊碑として、1821年に完成したものです。
勇敢なスイス兵の姿を、ライオンの姿に投影しています。ライオンが横たわっている上に刻まれたラテン語は、日本語訳だと「スイス人の忠誠心と勇気に」という意味。ルツェルンの旧市街から歩いて15分ほどの場所にあります。人気スポットであるため、混雑を避けたい場合は、早朝に訪れるのがおすすめです。
瀕死のライオン像の詳細
公式サイトで見る2. スイス東部のおすすめの観光スポット
スイス東部には、金融の街として知られる『チューリッヒ』や、高級リゾート地『サンモリッツ』、アルプスの少女ハイジの舞台として知られる『マイエンフェルト』などがあります。歴史的建造物から豊かな大自然まで、魅力がたっぷり。
特にチューリッヒ中央駅は、スイス最大の鉄道駅です。隣接するドイツ・イタリア・フランス・オーストリア間を発着する国際列車のターミナル駅でもあるんです。ヨーロッパの要所といえるでしょう。歴史的観光はチューリッヒやザンクトガレンで楽しみ、大自然を満喫するならマイエンフェルトやダヴォスを訪れるのがおすすめです。
ここから、スイス東部の観光では外せない定番から穴場までのスポットを解説していきます。
おすすめ観光スポット11. 【チューリッヒ】スイス国立博物館
スイス最大の都市であるチューリッヒには、スイスの歴史や文化が詰まった国立博物館があります。チューリッヒ中央駅のすぐそばにあり、その外観はまるでお城のよう。1898年に開館し、膨大なコレクションを展示するために、2016年に新館がオープンしました。
展示物は、先史時代の出土品から現代のデザイン作品まで様々。体感して学べるような工夫が施されている箇所もあり、見所満点です。常設展示だけでもかなりの量があるため、じっくりと時間をとって見学することをおすすめします。
スイス国立博物館の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット12. 【チューリッヒ】聖ペーター教会
チューリッヒで1000年以上もの歴史があるとされている、聖ペーター教会。857年の文献にも、聖ペーター教会のことが記されています。
一際目立つ大きな時計塔は、1534年に建てられたもの。取り付けられた時計は、ヨーロッパで一番の大きさを誇っています。街の至る所から見られるので、チューリッヒのシンボルマークだと言えるでしょう。時計塔内部には個人で立ち入ることはできませんが、教会内部は見学OKですよ。
聖ペーター教会の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット13. 【チューリッヒ】バーンホフシュトラッセ
チューリッヒの中心部に位置する通り、『バーンホフシュトラッセ』。チューリッヒ中央駅からチューリッヒ湖までを結ぶ、約1.4kmの通りです。銀行や老舗デパートなどが立ち並ぶ華やかな場所ですよ。
BALLY本店などの高級ブランドも数多く軒を連ねているので、お買い物好きにぴったり。通りを南に行けば行くほどお店のグレードが上がるとも言われていて、ウインドウショッピングだけでも楽しめるでしょう。スイーツ好きなら、有名なチョコレートやマカロンのお店に行くべし。お土産を探して歩くのもいいかもしれません。
バーンホフシュトラッセの詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット14. 【チューリッヒ】リンデンホフの丘
聖ペーター教会のすぐ近くにある、『リンデンホフの丘』。リンデンとはドイツ語で『菩提樹』という意味があります。丘の上にある公園は、菩提樹の木々が立ち並んでいて、緑豊かな場所です。
丘の上からは、リマト川とチューリッヒの街並みが一望できます。チューリッヒで有名な絶景スポットですよ。中世時代を感じさせる街並みを、是非この場所から眺めてみてください。特に、天気がいい夕暮れ時がおすすめです。また、一角には石でできた大きなチェス盤が設置されているのも面白いところ。
リンデンホフの丘の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット15. 【チューリッヒ】チューリッヒ湖
バーンホフ通りの突き当りからから南東に向かって約40kmの場所にある、大きな【チューリッヒ湖』。細く長い三日月型をしているのが特徴です。スイスには1500以上もの湖がありますが、その中でもかなり人気のあるスポットです。
湖畔の遊歩道をゆっくりと散策するのも気持ちいいですが、遊覧船クルーズを楽しむのもおすすめ。遊覧コースは、ぐるりと湖を1周する4時間コース・90分のミニコース・BBQクルーズをはじめとしたイベントクルーズなど、多彩に揃っています。時間やシーズンに合わせて好きなものを選べるのは、嬉しいポイントです。
チューリッヒ湖の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット16. 【チューリッヒ】チューリッヒ動物園
『チューリッヒ動物園』は、自然を感じながら、ありのままの状態に近い動物たちを観察できます。国内最大規模の大きさを誇り、世界中のメディアからも注目を集めているんです。
日本ではあまり見かけない珍しい動物も多数。マダガスカルの熱帯雨林では、放し飼いにされている動物たちに会えます。2014年に完成した『エレファントパーク』では、巨大プールで泳ぐゾウたちが見られますよ。その姿は圧巻。年中無休で、入場料は大人25歳以上26フラン・16〜24歳19フラン・子供6〜15歳13フランになります。
チューリッヒ動物園の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット17. 【サンモリッツ】ピッツ・ネイル
ロマンシュ語で“黒い山”という意味をもつ『ピッツ・ネイル』は、標高3057mの山。サンモリッツのドルフ駅からケーブルカーとロープウェイを乗り継いで、山頂までたどり着けます。所要時間は40分ほど。
展望台からは、サンモリッツ湖やベルニナアルプスの素晴らしい景色が望めますよ。展望台にあるヤギの1種『アイベックスの像』は、観光客から写真撮影スポットとして人気があります。是非、記念に1枚撮っていってくださいね。夏季にはトレッキング、冬季にはスキーなどのウインタースポーツも楽しめます。
ピッツ・ネイルの詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット18. 【サンモリッツ】ハンゼルマン
1894年に創業した老舗のチョコレートメーカーで、カフェも併設されている『ハンゼルマン』。チョコレートは約80種類もあり、あのオードリー・ヘップバーンも大好きだったと言われています。
エンガディン地方の伝統的な銘菓『エンガディーナ・ヌストルテ』は、名物のお菓子なので、お土産として購入するのにぴったり。併設されているカフェでは、ケーキなどのスイーツだけでなく、オムレツやサンドウィッチなどの軽食も楽しめますよ。
ハンゼルマンの詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット19. 【マイエンフェルト】ハイジの村
スイスとリヒテンシュタインの国境にある小さな街『マイエンフェルト』は、アルプスの少女ハイジの原作の舞台となった地です。物語のファンならば、マイエンフェルト駅を降りて街を歩いているだけでも、かなりテンションが上がります。
アルプスの少女ハイジの世界観を再現した博物館『ハイジハウス』もありますよ。作品の舞台となった19世紀末期の田舎の家が再現されているので、当時の様子を知りたい方は必見。ハイジハウスの上にある山小屋は、作中で印象深い干し草のベッドのある屋根裏部屋も再現しています。
ハイジの村の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット20. 【ザンクトガレン】ザンクトガレン修道院
612年に修道士ガルスが小さな庵を作ったことからスタートし、8世紀に『ザンクトガレン修道院』が創設されました。現代では、宗教的な意味合いはありません。18世紀に改装された建物は、まさにバロック建築の傑作とも言えるほどの美しさ。1983年に、世界遺産として登録されているほど。
館内では、バロック式の装飾と荘厳で美しい天井画が見られます。また、集められた貴重な図書を保管するための修道院付属図書館も穴場スポットとして知られていますよ。世界最古の建築設計図や約17万冊もある蔵書は、今でも読める状態ですので気になった方はぜひチェックしてみてください。
ザンクトガレン修道院の詳細
公式サイトで見る3. スイス南部のおすすめの観光スポット
スイス南部には、イタリアとの国境にそびえる『マッターホルン』や、その麓のリゾート地『ツェルマット』、スイス最大であり最長の『アレッチ氷河』などがあります。
ツェルマット周辺からシャモニー周辺までの一帯は、アルプスの中でも標高の高い山が続く山岳地帯。4000mの峰が集中しており、あのモンブランも含まれます。スイス南部での観光のメインは、ハイキングやトレッキングなどですよ。高級リゾート地であるクラン・モンタナには、世界屈指の名門言われるゴルフコースもあります。
おすすめ観光スポット21. 【ツェルマット】マッターホルン
三大北壁の一つ『マッターホルン』。標高は4478mで、スイスとイタリアの国境にそびえ立っています。観光のベストシーズンは、7月〜9月の夏季。山には高山植物が咲き乱れ、ハイキングコースが開通しています。初心者でも楽しめるコースが多いので、安心ですよ。しかし、高地のため、夏場でも夜はかなり冷え込みます。上着を持参してくださいね。
冬は、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しめます。防寒対策さえしっかりしていけば、問題ないでしょう。
マッターホルンの詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット22. 【ツェルマット】ネズミ返しの小屋
ヒンダードルフ通り周辺は、昔ながらの風景を残した保存地区。『ネズミ返しの小屋』と言われる、黒いカラマツ材で作られた伝統的な穀物倉庫が見られます。名前の通り、ネズミの侵入を防ぐために考えられた高床式の小屋です。
ネズミが登ってこられないよう、倉庫・床・小屋を支える柱の間に、円盤状の石が取り付けられています。この石が『ネズミ返し』。ヴァリス地方特有の作りで、スイスの文化遺産として登録されているんですよ。通りには、ネズミ返しの小屋が10軒以上が密集しています。
ネズミ返しの小屋の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット23. 【ツェルマット】シュヴァルツ湖
マッターホルン北壁の麓にある『シュヴァルツ湖』。「黒い湖」という意味があり、その名の通り、水は濃く深い色をしています。最もマッターホルンに近づけるスポットとして、高い人気がありますよ。「手を伸ばせば届きそう。」と感じる観光客がたくさん。
ツェルマットからは、ケーブルカーで15分ほど。天気が良く晴れた日には、湖の水面に雲や空が鮮やかに映ります。美しい大自然を満喫できるでしょう。夏場には周辺でハイキングを楽しむのもいいですし、近くにあるカフェやレストランで自然を感じながらのんびりするのもおすすめです。
シュヴァルツ湖の詳細
- 住所:Schwarzsee
おすすめ観光スポット24. 【ツェルマット】スネガ展望台
『スネガ展望台』は、ツェルマットから地下ケーブルカーに乗り、たったの3分ほど。標高は2288mですが、気軽にアクセスできる場所として人気があります。展望台からは、マッターホルンなどのアルプスの山々をパノラマのように見渡せますよ。
また、ゴンドラに乗って1分ほど降りると、ライ湖へも行けます。小さな山頂湖で、天気が良い日には湖面にマッターホルンが映るんです。さらに絶景を見渡したいなら、ゴンドラに乗って上の展望台へアクセスするのがおすすめです。
スネガ展望台の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット25. 【ユングフラウ】アレッチ氷河
アルプス最大・最長の氷河『アレッチ氷河』。2001年には、世界遺産として登録されました。全長24m・総重量270億トンもの氷河は、圧巻です!氷河の中心部は、1年に180mから200mものスピードで移動しているのだとか。しかし、地球温暖化の影響を受けており、このままでは今世紀末には消滅するのではないかとも言われています。
アルプスの山々や自然を近くに感じたいのなら、アレッチ氷河の周辺を歩くハイキングコースに行きましょう。夏のシーズンなら、足場に雪がないので安心ですよ。
アレッチ氷河の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット26. 【フィーシュ】エッギスホルン展望台
標高2878mに位置する『エッギスホルン展望台』。リゾート地であるフィーシュから、ゴンドラを乗り継いでアクセスできます。所要時間は、だいたい1時間。目の前には、標高4195mのアレッチホルンがそびえていて、アルプス三大名峰を全て遠望できますよ。
「スイスならではの壮大で美しい自然を満喫したい!」という観光客におすすめです。ツェルマットやユングフラウなどに比べると、日本人観光客は少ないので、穴場スポットとも言えるでしょう。
エッギスホルン展望台の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット27. 【サースフェー】ミッテルアラリン
サースフェーからロープウェイと地下ケーブルカーに乗って登ると、標高3454mの展望台『ミッテルアラリン』に到着。このスポットには、世界最高所のレストランがあります。レストランの特徴は、建物自体が回転すること。1時間かけてゆっくりと回転するので、座って食事をしながら、360度フェー氷河やミシャベル山群を眺められます。なんとも贅沢な場所ですね。
また、ミッテルアラリンには、世界最大のアイス・グロット(氷の洞窟)もあるんです。氷の彫刻などが展示されているので、のぞいてみるといいでしょう。
ミッテルアラリンの詳細
おすすめ観光スポット28. 【ロイカーバート】ロイカーバートテルメ
実はスイスにも、日本のように温泉やスパ施設があります。ロイカーバートは、スイスでも有数の温泉地。ハイキングやウインタースポーツで疲れたら、ロイカーバートテルメで癒やされるのもいいでしょう。
源泉から50度以上の温泉が毎日390万リットルも湧き出しています。お風呂の種類も、ジャグジーやバブルバスなど豊富。温泉の他にも屋内・屋外プールや、サウナもあるんですよ。暖かい温泉に浸かりながら眺める雪山は、かなり贅沢な気分を感じさせてくれるでしょう。
ロイカーバートテルメの詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット29. 【シオン】トゥルビヨン城
シオンの中心にそびえる2つの丘には、2つの城がそれぞれ建っており、街のシンボルになっています。その1つが『トゥルビヨン城』。13世紀頃にシオン司教によって建てられましたが、1788年に火事で全焼してしまいました。現在は、城と司教館の廃墟だけが残っています。
斜面に広がっているぶどう畑はのどかな印象を与えますが、登る道のりはなかなか険しいので要注意。ゆっくり登ると、15分から20分ほどで到着できますよ。ぶどう畑から見える美しい景色は、疲れを癒やしてくれるでしょう。
トゥルビヨン城の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット30. 【シオン】ヴァレール城
トゥルビヨン城のついになって建っている『ヴァレール城』。12世紀から13世紀頃に建てられ、フランス革命までは司教の居住になっていました。城まで続く道のりは、トゥルビヨン城に比べると比較的緩やか。砂利道なので、歩きやすい靴がおすすめです。
城の中には、世界最古の演奏可能なパイプオルガンが設置されています。ミサが開催されている時には、美しい音色を響かせていますよ。貴重な展示品の数々が収められている歴史博物館が併設されているので、そちらもおすすめです。
ヴァレール城の詳細
公式サイトで見る4. スイス西部のおすすめの観光スポット
スイス西部にあるジュラ地方は、時計産業の中心として有名。フランスとの国境を隔てるジュラ山脈があることでも、人気を集めています。
そんなスイス西部は、独仏言語の境界地でもあり、それぞれの歴史や文化が調和した町が多いのも特徴的です。スイスと言われて思い浮かべるチーズフォンデュも、実は西部にあるヴァリス地方の文化。国際的重要機関が集まるジュネーブや、ローマ時代からの長い歴史をもつ古都ローザンヌなど、レマン湖を中心にリゾート地も点在しています。
今回は、スイス西部のおすすめ観光スポットを5つご紹介。スイス旅行を充実させるプランを練ってみてください。
おすすめ観光スポット31. 【ローザンヌ】オリンピックミュージアム
1993年に開館し、その後大改修を経て2013年にリニューアルオープンした『オリンピックミュージアム』。オリンピックのこれまでの歴史や感動の瞬間の全てが、この博物館に集結しています。
3階建てのミュージアムの中には、古代オリンピックの様子を物語るギリシャ時代の品々が。近代オリンピックの品では、選手の着用していたウェアやメダルなど、ファンにはたまらないものばかりが展示されています。ミュージアムショップには、このスポットでしか手に入らないグッズが。お土産にもぴったりです。
オリンピックミュージアムの詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット32. 【ジュネーブ】欧州原子核研究機構(セルン)
『欧州原子核研究機構』は、世界でも最大規模を誇る素粒子物理学の研究所です。フランスとの国境を跨いでいるジュネーブの郊外に、2つの研究施設といくつかの実験施設があります。世界中から学者たちが集まるスポット。最大の目的は、宇宙誕生の謎を解明すること。
月曜日から土曜日までは毎日一般公開されていて、見学は無料。ガイド付きのツアーも開催されていますが、かなりの人気があるので予約必須です。予約はホームページから可能。
欧州原子核研究機構の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット33. 【ジュネーブ】アリアナ美術館
『アリアナ美術館』は、国際連合ヨーロッパ本部にほど近いアリアナ公園の広大な敷地の中にあります。スイス随一の陶磁器とガラス製品の収蔵量を誇っているのが特徴。中世から現代に至るまでの歴史を物語る、ヨーロッパ・中近東・アジアなどの作品が、約20000点も揃っています。
考古学者であり美術収集家でもあったギュスターブ・ルヴィリヨ・デ・ラ・リーブによって、1877年から1884年にかけて創設されました。ネオクラシック様式とネオバロック様式が組み合わさった荘厳な建物は、ジュネーブ市の文化遺産にも指定されていますよ。
アリアナ美術館の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット34. 【ジュネーブ】レマン湖
スイスとフランスの国境になる『レマン湖』。三日月型の湖は、スイスで1番、中央ヨーロッパでも2番目の大きさを誇っています。
『ジェッドー』と呼ばれる大噴水は、140mまで高く吹き上がるので迫力満点!ジュネーブのシンボルとも言えるこの噴水は、噴水守と呼ばれる人によって、毎日管理されているんです。風向きや天候などを考慮して、高さや水量が調整されています。レマン湖の船上クルーズは非常に人気があり、広大な湖を船の上から眺められますよ。湖畔から見るのとは違った魅力が感じられるでしょう。
レマン湖の詳細
公式サイトで見るおすすめ観光スポット35. 【モントルー】シヨン城
レマン湖の湖畔に佇む観光スポット、『シヨン城』。古代ローマに建てられたと言われており、湖畔に突き出した岩盤の上に建っています。まるで湖に浮かんでいるかのように見える、幻想的なお城です。
城内も見学できるようになっていて、約50個ほどの部屋があります。戦時中には、要塞や武器庫として使用されていました。当時の様子のまま残しているので、戦時中の雰囲気が感じられます。歴史好きな人にはたまらない、おすすめスポットです。
シヨン城の詳細
公式サイトで見るスイス旅行は、観光都市からスポットまでを押さえておきましょう。
大自然に囲まれ、歴史もたくさん詰まったスイス。おすすめ観光スポットを、定番から穴場まで地域別に区切ってご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
スイスを観光する際は、十分な滞在期間を確保しましょう。ジュネーブやチューリッヒなどの主要エリアのみなら3泊、山岳エリアの観光もするなら5泊、スイスをローカルなところまで満喫したいなら6泊以上がおすすめです。ぜひこの記事を参考に、満足のいくスイス観光プランを考えてみてくださいね。スイスのグルメを堪能するのも忘れずに!
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