礼服のおすすめ宅配クリーニング7選。料金・日数・お手入れ方法まで解説

ささおかともみ 2022.07.01
頻繁には使用することがない礼服。でも、いざ使用したいと思ったときにきれいな状態でないと困るため、ちゃんとお手入れした状態で保管したいですよね。礼服は、クリーニングに出すのが一般的です。礼服のクリーニングについて、さらに、自宅でできるお手入れ法について今回は詳しくご紹介します。

礼服をクリーニングに出す頻度の目安はどのくらい?

礼服のおすすめ宅配クリーニング

冠婚葬祭で着る礼服。礼服におけるクリーニング頻度の目安はどのくらいなのでしょうか。

礼服は連続して着続けないからこそ、1度使用したらすぐにクリーニングに出すのがおすすめです。

多くの場合、数時間程度しか着用しないですが、やはり汗やホコリといった汚れは付着しています。

次にいつ使用するか予測のつかない礼服は保管する期間が長いため、汚れが付着したまま保管することでシミや変色、虫食いなどが発生してしまう可能性があります。


礼服を長持ちさせるためのクリーニングは主に3種類

比較的高価なものが多い大切な礼服を長持ちさせるためのクリーニング方法は「宅配クリーニングに依頼する」「店舗型クリーニングに持ち込む」「自宅で洗う」の3種類があります。

それぞれのクリーニング方法にどんな特徴があるのかメリットとデメリットも解説していきます。

また、クリーニングの種類に関しては基本的に礼服のクリーニングは、水を使用しない「ドライクリーニング」で行います。しかし、ドライクリーニングでは水溶性の汚れを落とすことができません。

ドライクリーニングだけでは汗汚れが落ちないため、夏場の使用で汗をかいたときには「汗抜き」をしてもらうと良いでしょう。


礼服をクリーニングする方法① 宅配クリーニングに依頼する

毎日遅くまで仕事をしている社会人や、子育てや介護で自由に外出ができない方から、最近支持を得ているクリーニング方法が宅配クリーニング。

もちろん礼服も、自宅まで引き取りにきてくれる、便利な宅配クリーニングに出すことができます。24時間受け付けているWEB申し込みなら、自分の好きなタイミングでクリーニングを依頼できるので、手間がかかりません。

それでは、どんなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。


宅配クリーニングのメリット

宅配クリーニングのメリットは、なんと言ってもその利便性です。

24時間受け付けている申込みフォームから依頼し、自分の好きな時間に集荷してもらいます。そしてクリーニング後は、自宅まで礼服を届けてもらえるのでわざわざ自分でクリーニング店まで持っていく手間がかかりません。

また、繊細な扱いが必要になる礼服でも、専用フォームでしっかりとヒアリングをして、対応してくれる会社が多いので、大切な礼服でも安心して預けることができます。


宅配クリーニングのデメリット

宅配クリーニングのデメリットは、クリーニング会社によって送料がかかるところがあること。礼服のクリーニング代よりも送料がかかってしまっては元も子もないですよね。

ただし、大体の宅配クリーニング会社でまとめ割を行っています。これは他の衣服とまとめて出せば、送料が無料になるサービス。

値段が気になる方は、送料がかからない宅配クリーニング会社にするか、礼服を出すタイミングで他の衣類もクリーニングに出すようにすれば、送料に関して気にならずに利用できますよ。


礼服をクリーニングする方法② 店舗型のクリーニングへ持ち込む

礼服をクリーニングに出す方法として多くの方が利用しているのが、お近くの店舗に持ち込む方法ではないでしょうか。

急に使用することになった礼服でも、好きなタイミングでお店に持って行くことができるので、店舗型のクリーニングは便利ですよね。

ついつい取りに行くのを忘れてしまう、なんてこともありますが、丁寧な扱いが必要な礼服は信頼できるクリーニング店できれいにしてもらうと良いでしょう。


店舗型クリーニングのメリット

店舗型のクリーニングのメリットは、お店の方の顔をみて預けられるところです。

大切な礼服だからこそ、気になるシミがあるときなどは、直接話して依頼したい方も多いはず。直接店に行けるからこその安心感は店舗型クリーニングの大きなメリットです。


店舗型クリーニングのデメリット

店舗型クリーニングがデメリットとなるのは、好きな時間に取りに行けるとはいえ、お店の営業時間内に行けなければいけないこと。

仕事で残業が続いた場合や体調を崩した場合など、なかなかお店まで足を運べずに引き取りに行けない経験がある方は多いのではないでしょうか。


礼服をクリーニングする方法③ 自宅で洗う(お手入れをする)

礼服は一般的なスーツよりも、丁寧な扱いをする必要があるため、クリーニング代金も高くなる傾向があります。自宅で洗うことができれば節約になりますよね。

洗濯表示が水洗い可能な場合は、洗濯機のドライコースで洗うことが可能。水洗いが不可な場合は、クリーニング店にお任せした方が良いでしょう。


とはいえ難しいので、結構手間と時間がかかる

礼服は高額で生地が繊細ですし、シワができると目立ってしまいます。家で洗濯をして失敗してしまう危険もありますので、最悪の状況を考えるとやはりクリーニング店に出しておいた方が安心です。どうしても、といった場合でない限りはできるだけプロにお願いしましょう。


礼服のクリーニングにかかる料金・平均相場は?

まだまだ馴染みのない宅配クリーニングだと、「礼服のクリーニング料金は店舗型に比べて高いのではないか?」と不安に思う方もいるはず。

そこで、礼服のクリーニングにかかる料金や平均相場がいくらくらいなのか「宅配クリーニング」と「店舗型クリーニング」を比較しながら見ていきましょう。


宅配クリーニングにかかる料金・平均の予算相場

まず大前提として、宅配クリーニング会社によってクリーニングにかかる料金や平均の予算相場は全く変わってきます。また、礼服と言ってもジャケット・パンツ・ワンピースと物の種類によって価格帯も様々です。

その上で、大体宅配クリーニングでは1,000円〜2,000円でクリーニングを受け付けている会社が多いようです。ジャケットだけ、パンツだけなど、パーツの数が減るとその分料金も半額になってきますよ。

逆に生地が高価なものになるとその分クリーニング料金も高額になるので事前に宅配クリーニング会社に問い合わせをしてみると良いでしょう。


礼服は『せんたく便』の定額パックを利用することが吉

価格:698円(10点パック6,980円の場合)

『せんたく便』の10点6,980円のパック料金なら、礼服1点698円でクリーニング可能なので超お得です。10点も出すものがないこともありますが、礼服を連続で使用することは滅多にないので、クリーニングに出したい衣料が溜まったタイミングで一緒に出せばOKでしょう。

礼服はめったに使わないくせに料金が高いので、定額のパック料金制にしている宅配クリーニング業者がおすすめです。定額のパック料金なら何を出しても同じ金額なので、何かの衣類と一緒に“ついで出し”すればお得にできます。

せんたく便に依頼する

店舗型クリーニングにかかる料金・平均の予算相場

店舗型クリーニングも宅配クリーニングと同様に、クリーニング会社やパーツによって値段は様々です。

平均の予算相場だと、大体700円〜2,000円ほど。宅配クリーニングとそこまで価格は変わりません。

また、生地が高価なものになると宅配クリーニング同様にクリーニング料金も高くなります。こちらも近くの店舗に問い合わせをしてみると良いでしょう。


礼服クリーニングが仕上がるまでにかかる日数や期間とは

宅配クリーニングと店舗型クリーニング、料金や平均相場に関してはそこまで大差がないことがわかりました。

それでは、礼服のクリーニングが仕上がるまでにかかる時間・日数・期間に関してはどうでしょうか。2つのクリーニング方法を比較しながら解説していきます。


宅配クリーニングにかかる日数・期間

宅配クリーニングは集荷と配送があるため、即日仕上げが難しくなります。そのため、平均日数や期間は2日〜5日。礼服なので、連続して使用することはまず無いと思いますが、そのようなときは注意が必要です。


『リネット』のプレミアム便なら翌日に届く

最短納期:翌日夜(条件あり)

宅配で送る関係でどうしても即日は厳しいですが、『リネット』であれば、

  • プレミアム会員(4,680円/年)になる
  • プレミアム便を利用する
  • さらに即日仕上げ(300円)のオプションをつける
  • 東京23区在住

の条件を満たせば、朝出した礼服が翌日の夜にクリーニングされた状態で届きます。コストがかかるものの、店舗の営業時間に合わせる必要がなく、自宅から発送と受け取りができるので、一刻を争う状態ならぜひ利用してみて下さいね。

リネットに依頼する

店舗型クリーニングにかかる日数・期間

店舗型クリーニングはクリーニングに出す時間によって即日仕上げが可能。平均日数や期間は即日〜3日ほどです。明日急遽礼服が必要になった場合は、宅配クリーニングでなく、店舗型クリーニングに依頼すると良いでしょう。


宅配クリーニングを利用すれば、忙しくても礼服が綺麗に。

着用したあとはクリーニングに出したい礼服ですが、クリーニング店に行くのが面倒だったり、時間がなかったりと、いつまでも先延ばしにしてしまうことがありますよね。そんなときに便利なのが宅配クリーニングです。


礼服クリーニングにおすすめのサービス1. リナビス

礼服のクリーニングはリナビスがおすすめ

リナビスは兵庫県西脇市にある株式会社東田ドライが運営。創業55年以上の歴史あるクリーニング店で、職人の手間暇かけた「おせっかい」が人気の会社です。

会社の特徴でもある、この丁寧さを維持できるクリーニングを実施するため、会員数を10,000人に限定しています。公式サイトにあるさまざまな言葉からも、会社のクリーニングにかける誇りが伝わってきます。


『リナビス』は、礼服向きな丁寧な仕事ぶり!

礼服のような、高級素材を使用した衣類には、リナビスのような手作業を重視したクリーニング店にお願いするのが安心です。リナビスのおすすめポイントは、圧倒的な仕事の丁寧さにあります。

クリーニングに関する質問は、メールだけではなく電話でも受け付けています。シミ抜きや壊れたボタンなどの修復も無料。乾燥機を使用すると生地が傷んでしまうことを考え、自然乾燥にこだわりをもっている点も好感が持てますね。

さらに嬉しいポイントは、最長6ヶ月の預かりサービスを利用できる点です。衣替えのシーズンにお願いすれば、次のシーズンまで預かってもらえますよ。

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礼服クリーニングにおすすめのサービス2. Lenet(リネット)

礼服のおすすめ宅配クリーニングにリネット

リネットは東京都品川区に本社がある株式会社ホワイトプラスが運営する宅配クリーニングです。クリーニングを行なっているのは、会社がさまざまなクリーニング工場を探して厳選した、信頼しているプロのクリーニング業者。

そのため、技術面でも自信を持っています。プレミアム会員限定ですが、業界内でも最速2日で仕上がることが大きな特徴。料金面もわかりやすく、初めてでも利用しやすいお店です。


Lenet(リネット)は圧倒的にプレミアム会員がお得

リネットを利用するならプレミアム会員になるとお得です。通常会員でも、もちろんクリーニングの技術面での差はありませんが、プレミアム会員になると会員だけの特別サービスを選べるようになります。

例えば、まるで新品に戻ったかのような仕上がりで「クリーニングで初めて感動した」といった声もあるプレミアム仕上げを選択できるようになったり、最速2日の仕上がりになったりと、リネットをお得に利用できるようになります。

最初の2ヶ月が無料になるのも嬉しいポイント。リネットを今後も利用する予定があるのでしたら、月額の会費を支払ってもすぐに元が取れてしまうでしょう。

リネットに依頼する

【参考記事】

礼服と一緒に出したいワイシャツやネクタイ。リネットならいくらなのかまとめました。


礼服クリーニングにおすすめのサービス3. Nexcy(ネクシー)

礼服のおすすめ宅配クリーニングにネクシー.jpg

ネクシーは長崎県南島原市にある株式会社クラスタスが運営する宅配クリーニングです。クリーニングを行うのは、南島原市で80年以上も営業を続けている、歴史と技術力があるお店。

80年という長い時代を経て地元から愛されてきたお店は、全ての仕上がりは人間の手で行うといったこだわりや技術力の高さ、顧客に対する姿勢を貫いています。業界内でもトップレベルのクリーニング技術でぜひ礼服をキレイにしてみて。


Nexcy(ネクシー)手作業ならではのクリーニング

シミ抜きひとつとっても、ネクシーはできることはとことんやる、といった姿勢がみられます。なかなか落ちないシミであっても、できる限りの努力をしてくれる会社です。

料金面では、初回の安さがポイント。初回利用に限られますが、安さは他社と比較しても圧倒的です。

さらにリピーターでもお得になるような会員制度が設けられています。年会費は必要になりますが料金単価が安くなるので、使い続ける予定がある方は会員になった方がトータルで見るとお得ですよ。

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礼服クリーニングにおすすめのサービス4. KAJITAKU

国内で抜群の知名度を誇るイオングループが展開する家事サービス『KAJITAKU』。メディアに取り上げられるなど、多くの人に使用されている人気のサービスです。

kAJITAKUの魅力といえば、スーツ類も1,000円前後でクリーニング出来ちゃうコスパの良さ。15点パックにすれば、1点あたり800円まで単価を下げることが可能です。

ただし、10点パック、15点パックはお得ですが一人では多いため、ファミリー層におすすめの宅配クリーニングサービスですね。


到着後最短2日で返送してくれる

宅配クリーニングでは、運送会社による送配があるので、どうしても仕上がり日数がかかってしまうことはネックですが、『KAJITAKU』は、回収日から最短2日で仕上げて返送してくれます(地域による)。

そのため、翌週必要な衣類がある場合でも、出した日を含めて3日で返ってくるスピード仕上がりが実現しています。

ワイシャツ3枚で1点扱い、ネクタイも3本で1点扱いとコスパもいいので、ビジネスウェアをまとめて出すときに重宝しますよ。

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礼服クリーニングにおすすめのサービス5. せんたく便

全国に30店舗展開している人気の宅配クリーニングサービス『せんたく便』。皮革製品や着物など、特殊な衣類や素材を除くほとんどのアイテムをクリーニングに出せるため、スーツ以外にも綺麗にしたい衣服が沢山ある人におすすめです。


ハンガー仕上げもできて低料金

最速パックは最短5営業日かかりますが、クリーニング1点あたり698円と破格のコスパを誇ります。コートやダウンと一緒にスーツを出しても値段は変わらないので、シーズンが変わる時期に利用すると、最大限メリットを受けられますよ!

しかも全品ハンガー仕上げなので、届いたらそのまま吊るせる手間いらずな仕様も忙しい主婦にとっては嬉しい配慮ですね。

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礼服クリーニングにおすすめのサービス6. キレイねっとライン

田舎の小さな町にある創業68年のクリーニング工場がお届けする宅配クリーニング。計画生産・品質を守るための機能を重視させ、「高品質+納期重視」を維持するために、1工場「1日50客程度まで」限定にしています。

トヨタ生産システムによる「ジャストインタイム」方式を導入して品質とスピードを担保している、常に新しいことへの挑戦を忘れない宅配クリーニング店です。


保管サービスを利用するのが吉

『キレイねっとライン』は、10点で12,000円(1点1,200円)で送料無料の良心的な価格となっています。最大9ヶ月の保管期間を設けているほか、田舎ならではの広大な土地を利用した保管倉庫で衣類同士にゆとりをもたせた管理をしてもらえます。

『キレイねっとライン』が他社よりも保管クリーニングで優れている点として、お届けのときの細かい日時指定に対応している点。他社では◯月上旬などのざっくりとした日時しかわからないところもある中で、申込時にお届け日時を指定できるのは安心ですね。


礼服クリーニングにおすすめのサービス7. クリコム

練馬区を中心に9店舗展開しているドライクリーナーワールドを運営している株式会社光栄舎が運営している『クリコム』。創業30年余りの歴史があるので安心して任せられますね。

クリーニング特有のいやな臭いやべたつき。かさつきを防ぎ、着心地よいクリーニングを提供してくれる理由は、洗剤や溶剤を24時間コンピュータで管理しているから。切る人の気持ちに寄り添った宅配クリーニング店ですね。


しみ抜きに自信あり

クリーニング宅配ドットコムはしみ抜きに一番に力を入れています。最新のしみ抜き機の導入によって、袖や襟などの汚れが出やすい水溶性しみや、メイクや食べこぼし、インクなどによる油性しみなど、ありとあらゆるしみに対応してくれますよ。

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店舗型クリーニングに礼服を出すなら大手チェーン店がおすすめ

自宅近くにある店舗型クリーニングに依頼する場合は、大手チェーン店がおすすめです。店舗数が多いだけでなく、礼服をクリーニングした回数・実績が違います。また、店舗がスーパーの近くにあったりと、買い物ついでにクリーニングに出せることが多いため、便利に利用できます。


店舗型クリーニングおすすめ1. ホワイト急便

東京都内だけで250店舗近く営業している全国規模の『ホワイト急便』。大きな特徴としては、住んでいる地域の生活価格に合わせてクリーニング料金を決めていること。全国一律ではないため、HPで自分の住んでいるエリアの料金を確認してみましょう。

また、クリーニング店では珍しい即日仕上げを行っている店舗もあります。ただ、HPでは即日仕上げ可能な店舗がわからないので、自宅近くにあるホワイト急便の店舗に問い合わせてみてくださいね。

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店舗型クリーニングおすすめ2. 白洋舎

ホワイト急便同様に、東京都内だけで250店舗近くある『白洋舎』。店舗型クリーニングだけでなく、集配サービスや宅配クリーニングまで行っています。

白洋舎も礼服の即日仕上げが可能。ただし、白洋舎は他のクリーニング店に比べて料金がお高めです。パーツによりますが、大体5,000円くらいはかかると考えましょう。

ですが、料金が高い分、丁寧に仕上げてくれるので、高価な礼服で長持ちさせたいものであればぜひお願いしましょう。

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クリーニングから戻ってきた礼服にするべきこと

クリーニングで礼服が綺麗になったからと言って安心してはいけません。みなさんやりがちですが、安心してクリーニング戻りのままクローゼットに入れてしまうのは絶対にNG。

クリーニングから戻ってきた礼服には、まだやることが残っているんです。大切な礼服長持ちさせるために、クリーニングから戻ってきた礼服にすべきお手入れ方法を見ていきましょう。


クリーニング後にすべき事① ビニールのカバーは外す

礼服がクリーニングから戻ってきたときは、大体の場合は透明のビニールカバーが着いていると思います。このビニールカバーは速やかに外すのが正解。

汚れや外気から礼服を保護できると思って次に着用するまでかけたままにする方も多いですが、この行為は礼服にとって良くないことなのでくれぐれも注意してください。


なぜ、カバーは外す方がいいの?

ビニールカバーを被せたままでは、クリーニングで完全に取り切れなかった湿気などがこもって蒸れてしまい、カビの発生などに繋がる恐れがあります。

特に礼服はクリーニング後、長期保管する事が多いため、クローゼットへ収納する前に、しっかり湿気を飛ばすようにしましょう。


クリーニング後にすべき事② 礼服のチェックをする

これは当たり前のことですが、礼服がクリーニングから戻ってきたら仕上がり具合を細かくチェックしてみましょう。

依頼したしみ抜きができているか、ほつれやボタンの縫い付けはされているかなど、自分の目で確認することが大切です。


なぜ、隅々までチェックするの?

万が一、クリーニングから戻ってきた礼服に不備があったらすみやかに連絡をして再クリーニングを依頼する必要があります。

その再クリーニング期間も、クリーニング会社によっては到着後何日までと決まっている場合があるので、できるだけ早く確認をしましょう。


クリーニング後にすべきこと③ 不織布カバーをかけて風通しの良い場所に保管

着る機会が少ない礼服だからこそ、不織布のカバーに掛けて、風通しの良いところで保管することで礼服を長持ちさせられます。

不織布のカバーは100均ショップでも手に入りますし、クリーニングサービスにある場合も。有料でカバーをつけてくれるところがあるので、直接問い合わせをしてみましょう。


なぜ、不織布カバーをかけて風通しの良い場所に保管した方がいいの?

クリーニングから戻ってカバーをかけたまま保管すると湿気がたまってしまうため、外すことが大切。ですが、何もカバーを付けないまま次にいつ着るかわからない礼服を保管するのはリスクがたくさんあります。

保管をする際は、ほこりや汚れ、色あせから礼服を守るために、通気性の良い不織布カバーをかけましょう。風通しの良いところなら、カビや湿気臭さも防げますよ。


クリーニングと合わせて実践!自宅で簡単にできる礼服のお手入れ&保管方法

礼服を期間を開けずに使用する予定がわかっている場合は、わざわざクリーニングに出さずに、自宅でケアできればきれいな状態を保ったまま使用できます。そんなときに役立つ、自宅での礼服のお手入れ方法をご紹介します。


自宅で簡単にできるお手入れ① 着用後はブラッシングをかける

礼服を着用したあとは、きちんとブラッシングをかけるようにしましょう。ブラッシングをして、ホコリなどの汚れを払い落とし、毛並みを整えます。

ブラッシングをする際に注意したいのは、ブラシの毛質によっては生地を傷めてしまうことがあるので、礼服の生地にあったブラシを使用するということ。動物性のブラシがおすすめです。

さらに、気になる汚れが付着していた場合は、固く絞った布を利用して、着用したその日のうちに落としておきましょう。


自宅で簡単にできるお手入れ② 風通しのいい場所に陰干しをする

汗をかく夏場の着用でなくても、自分では気づかないうちに汗をかいていることがあります。湿気を含んだまま収納してしまうと、カビの原因になりますよ。汗の湿気を含んでいますので、風通しの良い場所で陰干しをしておきましょう。

また、お葬式に出席した後には、お線香の香りやタバコの臭いがついている場合もあります。匂いを消すためにも陰干しは有効です。


自宅で簡単にできるお手入れ③ スーツ用の不織布カバーに入れて防虫剤もかける

保管する際は、虫食いを避けるために防虫剤を使用しましょう。クリーニング店でもらったビニールのカバーは湿気がこもってしまうので、保管にはおすすめできません。

ホコリを避けたい場合は、不織布のカバーを使用すると良いでしょう。それに加えて湿気対策としてクローゼットの中に除湿剤を入れておくのも効果があります。


宅配クリーニングに礼服を依頼するときの注意事項まとめ

極めて便利な宅配クリーニングですが、はじめて利用する方には馴染みのないサービスのため、いくつか注意点も頭に入れて置かなければいけません。

めったに出さない礼服だからこそ、ここでまとめた注意点を参考にして効率よくきれいに仕上げてもらいましょう。


【忘れずチェック】礼服をクリーニングに出す前に確認することまとめ

まずは、実際にクリーニングへ出す前に確認して欲しいポイントについてお届けします。スーツをクリーニングへ出す時は、

  • ① ポケットの中に物が入っていないか
  • ② 染みができていないか
  • ③ ほつれや穴がないか

の3点をチェック重点的にチェックしましょう。店舗・宅配どちらにも共通する大事な項目なので、事前に確認を忘れないでくださいね。


① ポケットの中に物が入っていないか

スーツをクリーニングへ出す際は、ポケットの中が空になっているかきちんとチェックしておきましょう。もちろんクリーニング業者も事前にしっかり確認してくれますが、ポケットの構造が複雑な場合、見落としてしまうケースもあります。

中でもハンカチやレシート、ポケットティッシュ、ガムのゴミは見落としやすいので、心当たりのある方はぜひとも注意したいところです。


② 染みができていないか

スーツをクリーニングへ出す時は、染みがないかもチェックしておくのがおすすめ。洗濯のプロが染み抜きを行ってくれるため、事前に把握しておくと添え状などで説明がしやすく、相手も適切な処置を施してくれるでしょう。

宅配クリーニングの場合は、箱詰めの際にメモ書きを残して一緒に入れておくと気づいて貰える確率が高くなるのでおすすめです。

染み抜きを無料でしてくれる業者も多いので、もし汚れが気になるなら事前にくまなく確認して、メモにしておくひと手間をするとよりきれいに仕上がって返ってきますよ。


③ ほつれや穴がないか

スーツの裾や襟にほつれや穴がないかチェックしましょう。ワンシーズンも着用していれば、いくら丁寧に着こなしていても傷んでいる箇所が出てきても不思議ではありません。

全部の業者とはいきませんが、現在はほつれや穴、ボタンを修理・修正してくれるクリーニング店が多いので、シミと一緒にメモに残しておくと修理してくれますよ。

特に宅配クリーニングでは、気がついたら無料で補修してくれるサービスを行っている業者が多いので(あくまで無料サービスの範囲ですが)、ほつれやボタンの取れかかりが気になるならあえて、宅配クリーニングに出すことで無駄な費用を浮かせられますね。


【絶対忘れないで】礼服がクリーニングから返ってきたら確認すること一覧

一方で、クリーニング後きれいになって返ってきた礼服にも必ずやってほしいことがあります。

① 出した礼服や衣類が全部あるか必ず確認 ② 仕上がりに問題はないか確認 ③ 再仕上げの期間はいつまでか確認

これらはお金がかかっている分、納得できる仕上がりになっているか必ず確認をして、必要であれば再仕上げを依頼するようにしましょう。


確認すること① 出した礼服や衣類が全部あるか必ず確認

今ではしっかりとした管理体制ができているので、紛失は限りなく無いに等しい状態ですが、店舗型でも宅配型でも極稀なパターンで紛失事故が発生する可能性は捨てきれません。

クリーニングから礼服が返ってきたら、必ず出したものが全て戻ってきているか、確認をしましょう。万が一足りない場合は直ぐに連絡をして探してもらうか補償の申請をしてくださいね。


確認すること② 仕上がりに問題はないか確認

人によって基準は様々ですが、きれいになっているかも確認が必要です。落とせるはずの汚れが落ちていなかったり、やや型崩れを起こしていたり、の可能性もあります。

ちなみに宅配クリーニングのシミ抜きやほつれ修正は無料ですが、あくまで無料の範囲のみ。気づかない場合や生地が傷むのでやらなかったなども考えられますので、無料サービスでラッキーくらいの認識でいましょう。決して無理強いするものではありません。

どうしても落としたいシミがあるならシミ抜きの専門業者に依頼するほうがおすすめです。


確認すること③ 再仕上げの期間はいつまでか確認

万が一、仕上がりに不備があるときは、再仕上げを依頼できるパターンもあります。宅配クリーニングでは、一定期間内であれば再仕上げ無料を行っている業者が多いため、届いたらすぐにチェックをして連絡をしましょう。

再仕上げの依頼は大体届いてから1週間〜2週間の間に申請が必要なので、2〜3日吊るしても改善されないようなら連絡を入れてみてくだいね。


宅配クリーニングで楽に礼服を綺麗にできますよ

ネットで簡単にオーダーができる宅配クリーングを利用すれば、家で待っているだけで礼服をきれいな状態にして手元に届けてくれます。いざというときに困らないためにも、礼服は安心の宅配クリーニングに出してから次の使用まで保管しましょう。

【参考記事】はこちら▽

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