反省しない人の10の特徴|職場の懲りない部下を改善させる対処法とは?

高峰ナナ 2022.02.27
この記事では、反省しない人の特徴を心理的な面から掘り下げ、上手な対処法まで解説しているので、気になる方は是非参考にしてください。

反省しない人への9つの対処法|部下や後輩に改善させる方法とは?

反省しない人の対処法

「注意しても全く反省の色が伺えない部下への接し方に迷う」

「同じミスを何回も繰り返す部下への効果的な対処法ってあるのかな?」

注意してもどこ吹く風で学習しない後輩や部下をどう取り扱うか、悩んでいる方も多いでしょう。

何度も同じ失敗を繰り返されたら仕事に支障をきたすし、頻繁に注意するのもストレスになりますよね。

そこで、ここからは反省しない人への効果的な対処法をご紹介します。


対処法1. チームを組ませる

反省しない人の多くは、人が見ていない場所で手を抜く傾向があります。

チームワークではさぼったり言い逃れしたりするのは難しく、自分の失敗がチーム全体の成果にも影響するので、自分の行動に責任感を抱きやすくなるでしょう。

そのためには、

  • 仕事を1人に任せるのではなく、3人以上のチームで行わせる
  • 小規模の職場でもなるべくペアを組ませるようにして1人で行う業務を減らす
  • 1人の言動がチーム全体の責任となることを共通認識させる

などの対処法がおすすめ。

チームを決める時には、反省しない人にきちんと意見が言える先輩や責任感の強い人と組ませるのがベストです。


対処法2. 「3点フィードバック」をさせる

注意されても学習しない人の特徴の一つに、自分のミスに対する言い訳が多いことがあります。

そのため、責任転嫁するような言い訳が通用しない状況を作るのも効果的です。

例えば、

  • 「誰が」「何を」「どのような考えで行ったのか?」という3ポイントを報告させる
  • 注意する時には事実関係をはっきり把握し、論理的に注意できるようにする

などで対応してみましょう。言い逃れしにくい状況を普段から作ることで、責任感を抱かせることができるでしょう。


対処法3. できる仕事しか任せない

反省しない人の対処法は出来る仕事しか任せない

注意しても懲りないで過ちを繰り返したり、勤務態度が改善しなかったりする場合は、思い切って業務を制限してしまうのも良いでしょう。

できる仕事だけをやらせることで職場への影響を減らせる上に、本人にも危機感を抱かせることができるからです。

そのためには、

  • 完璧にこなせる仕事のみを任せて、他の業務からは手を引かせる
  • 1か月ごとや3か月ごとなど、定期的に業績を見直す機会を設ける

などがおすすめ。

ただし、切り捨てられたと感じさせてはやる気を損ねてしまうため、自分の働き次第では徐々に仕事の幅を広げる可能性もあることを伝えるようにしましょう。


対処法4. 注意する時は、「シンプル」に伝える

注意をする時にダラダラと長く説教しても、重要なポイントが分かりにくくなってしまうもの。

また、いろいろな事例をあげて注意しても、「いや、あの時は~」などと言い訳するチャンスを与えてしまうだけです。

注意する時には、

  • どこがどう悪かったのかを簡潔に伝える
  • ミスを指摘するだけでなく、そのためにどう対応すべきかを伝える
  • 今注意していること以外の、過去の失敗などには言及しない
  • 注意をする時は5分以内にするなど、時間を決める

などを試してみて。

要点を押さえて手短に注意をすることで注意する側のストレスも減るし、言い訳をしたり反論をしたりする余地もなくなりますよ。


対処法5. メモを取って見返す習慣をつけさせる

反省できない人は、上司や先輩に言われたことをすぐに忘れてしまう傾向があります。

なので、注意した内容を忘れない習慣を身に着けさせるのがベスト。

例えば、

  • 注意する時には指摘された内容をメモを取って見返す習慣をつけさせる
  • 注意して終わらせるのではなく、1週間後に仕事を見直すなどフォローアップをする

などの対処法がおすすめ。

一度言われたことはメモを取り、何回も同じミスを繰り返さないことが大切だということを、しっかり伝えましょう。


対処法6. 監視役をつける

反省しない人の対処法は監視役をつける

上司や先輩の目の届かないところで手を抜いてしまうタイプの人に対しては、手が抜けない状況を作ってしまうのがベスト。

例えば、

  • 経験があり信頼できる社員にお目付け役として、問題のある部下の業務をチェックしてもらう
  • チーム作業やペアでの業務を増やして、一人で仕事する機会を減らす

などを試してみましょう。

先輩の目や同僚の目が常に向けられていると意識させることで、勤務態度の改善を促せるはず。


対処法7. 反省文など形に残るペナルティを与える

「上司や先輩に注意されても大したことない」と思っている人に対しては、何度注意しても学習しないのは当たり前。

ミスを繰り返しても懲りない人には、ミスに対するペナルティを与えるのが効果的です。

例えば、

  • 反省文や始末書などを書かせて形に残す
  • 同じミスを繰り返さないためにするべきことをリストアップさせる

などがおすすめ。

注意されるだけならまだしも、反省文を書いたり改善策を出したりするのは面倒なこと。

ただ書かせて終わりにするのではなく、1か月後、2か月後にきちんとフォローアップして、改善されているかチェックすることも忘れずに。


対処法8. 根気強く叱り続ける

1度や2度言ったくらいでは、なかなか学習しない人もいるでしょう。そういう人に対しては、ひたすら根気強く叱り続けることが唯一の対処法なのかもしれません。

  • 「これで4度目だぞ」と、何度も同じ間違いをくりかえしてることを指摘する
  • ただ注意するのではなく、どの部分がどう悪いのかを分かりやすく説明する

など、注意する方も辛抱強さが肝心

何回も同じ注意をしていると精神的にストレスが溜まりますが、くれぐれも感情的にならないよう気を付けてください。


対処法9. 責任のある立場に置く

反省しない人の対処法は責任のある仕事につける

自分のミスだと分かりにくかったり、何か問題があっても先輩や上司が迅速に対処してくれたりする環境では、どうしても責任感が芽生えないもの。

ミスをしても自分の責任ではないと考えるから、懲りないのです。

そんな態度を改善させるめには、

  • 一つのプロジェクトを丸々任せるなど、責任のある立場につける
  • 自分の仕事には自分で責任を持つことを意識させる

など、責任ある立場につけてみるのもおすすめ。

この時に「やればできると思っているから任せるんだよ」と伝えると、部下のプライドをくすぐり、やる気を引き出すことができるかもしれません。


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