同棲に必要なお金はいくら?一緒に住むカップル必見の“お金で喧嘩しないルール”とは

高峰ナナ 2021.11.06
同棲に関するお金や細かい内訳について詳しく知りたい方へ。今記事では、同棲でかかる生活費の内訳や上手にお金の分担をするコツを詳しくご紹介します。お金は喧嘩やトラブルにもなりやすいため、これから恋人との同棲を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

そもそも、同棲する前に必要な初期費用は?

同棲カップルのお金の内訳とは

同棲を始める前にいくらお金を用意したらいいのかは気になるところですよね。

まず、部屋を借りるための敷金・礼金と不動産会社に支払う手数料を合わせて、おおよそ家賃の3~5カ月分のお金がかかります。さらに引っ越しするための費用、家具・家電を買い揃えるための費用がかかるため、合計で家賃の6~7ヶ月分のお金が必要になります。

仮に家賃10万円の場合、同棲にかかる初期費用だけで約70万円かかると見込んでおくと良いでしょう。

しかし、家具・家電をお互い持ち寄るケースや、彼氏または彼女が既に住んでいる部屋で一緒に住むなど同棲の始め方によって内訳のパターンは様々です。

人によって状況は異なりますが、まずは同棲前にもお金がかかる事を理解し、事前に貯金するなどしてまとまったお金を用意しておきましょう。


初期費用は基本的に折半が好ましい。

同棲に掛かる初期費用は、どう分担するのかが難しいところ。事前に話し合わないと、喧嘩になってしまうことがあります。できるならお金の話で喧嘩したくないですよね。

基本的には平等に割り勘をするのが好ましいです。どちらかの収入が多かったとしても、2人で住む家だからこそきっちり折半することで、揉めることも少なくなりますよ。


同棲をする際に必要な生活費|どんなお金が必要になってくるの?

初期費用を把握した後は、実際に同棲をするにあたってどのくらいの生活費が必要なのかが気になるところですよね。

そこでここからは、同棲でかかる生活費の内訳を可能な限り詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。


必要な生活費1. 家賃

住む場所や間取りによって費用は異なりますが、家賃は毎月かかる固定費なため、2人の収入で無理のない値段設定のお家に住みましょう。

ちなみに一般的に家賃は、2人の手取り額の20~25%までに抑えるのが目安です。一度決まると退去するまで変えられないため、お家を決める時には家賃の上限をあらかじめ設定しておくと良いでしょう。


必要な生活費2. 光熱費

光熱費とは、電気代・ガス代を合わせた費用のことです。2人に共通してかかるため、負担方法をどうするか決めておくべき項目です。

家にいる頻度や使い方によって異なりますが、冷暖房を使う夏や冬は金額が高めになりがち。しかし、契約する会社を変える、使いすぎに注意するなど節約もできる部分でもあるため、2人でルールを決めて費用を抑えましょう。


必要な生活費3. 水道代

地域によって多少差は出ますが、水道代は月に数千円が平均と言われています。これは日常生活で水を使用するのに必要な料金なので、あまりケチケチしても心が疲れるでしょう。もちろん無駄遣いはする必要はないですが、節約のしづらい項目です。


必要な生活費4. ネット通信費

ネット通信費はお互いのスマホ代が主ですが、必要に応じて回線を開通するという場合もあるでしょう。

最近はネットが最初から繋がっている物件もありますが、自分で開通する場合、月額で数千円ほどネット通信費がかかります。


必要な生活費5. 食費

自炊して一緒に食事を食べることが多いカップルの場合は共同で食費を出し、それ以外で会社の人や友人と外食をする場合は自分で支払うケースが多いです。

食費は自炊と外食のバランスによって金額に大きく差が出る項目です。外食が多いカップルと毎日自炊するカップルでは、月に2~3万円の差がつくこともあるので注意しましょう。


必要な生活費6. 日用品などを買う雑費

洗剤やシャンプー、ティシュや電球など、生活に必要なこまごまとした日用品を購入するのに必要な費用で、月に1万円前後を目安にするカップルが多いです。

ものによってはハズせないこだわりのものを使用している場合もあるため、内訳を決め、どこまでを共同に費用にするかを決めておくと後で揉めることが少なくなりますよ。


必要な生活費7. 車維持費(お持ちの場合)

車をお持ちの場合、駐車場代、ガソリン代や車検代、地域によっては冬用タイヤ代などが別途で必要なため、同棲する前に2年分程度準備しておくと安心です。

車1台の年間維持費は、車検のない年で10万~20万円程度と言われています。そのため、車を1台お持ちのカップルの場合、事前に20万~40万円あれば安心して生活を送れるでしょう。


必要な生活費8. 交際費

交際費は基本的には絶対に必要な費用ではないので、上記の生活費を払って残ったお金の中で、友達と遊んだり、自分の欲しいものを購入したりしましょう。

この部分は今まで過ごしてきたライフスタイルによって大きく異なるので、お互いにきちんと予算の上限を決めて管理しておかないと、無制限に使ってしまうので注意が必要です。


【喧嘩予防】同棲をする際に決めておきたいお金のルールとは?

ここからは、同棲をする際にあらかじめ決めておきたいお金のルールを4つご紹介します。

「初めにお金の話をするのは…」と躊躇する人もいるかもしれませんが、お金が原因で喧嘩をしたりするのを予防するためにも、事前にお金に関するルールをカップル内で決めておくと安心ですよ。


同棲する際のお金のルール1. 基本は折半する

彼氏・彼女の収入額が同じくらいなら、家賃や光熱費など、あらゆる支出を完全に折半するのが一番揉めにくいです。

どちらか片方が収入が多い場合、少し多めに出したり、家賃は半分と光熱費払うなどの独自のルールもありですが、基本は2人で住む家だからこそ、お互いにお金を半分ずつ出しあって、快適に過ごすのがおすすめですよ。


同棲する際のお金のルール2. 共同の銀行口座を作る

2人で必要な固定費を計算したら、共同の銀行口座を作りましょう。そこにお互いに決まった額を毎月入金し、家賃や光熱費、水道代やネット代などを引き落としてもらうシステムにするのがおすすめです。

こうすることで生活費と個人の出費の区別を明確にできるため、お金の管理がしやすくなり、不要な喧嘩をする必要もなくなります。


同棲する際のお金のルール3. 毎月、固定額を貯金する

2人が欲しいものを買う時もそうですが、家電や家具が壊れた場合に買い替えられるように貯金をしておく必要があります。しかし「余った分を貯金すれば貯まるだろう」という気持ちではお金を貯めることはできません。

おすすめは、お互いの給料から必要な生活費を引き、さらに、残ったお金の中から1ヶ月生活する分のお金も差し引いた上で、無理のない範囲で固定額をお互いに貯金する方法。

こうすることで毎月決まった額が貯まる仕組みをつくれます。「いくらずつ出す」とあらかじめ決めておくのが、お金が貯まるポイントです。


同棲する際のお金のルール4. 無理のない範囲でお金を使う

お金を貯めるのも大切ですが、彼氏・彼女に節約を強いられるのも疲れるもの。

あまりにも収支の管理が厳しかったり、節制が過ぎると楽しいはずの同棲生活が苦しくなったり、喧嘩が増えたりもしやすくなってしまいます。

事前に使えるお金を把握した上で、無理のない範囲でお金も使い、楽しい生活を送ることも心がけましょう。


同棲する時はパートナーとしっかり話し合ってからスタートさせよう。

同棲はカップルで過ごす時間が長くとれる幸せな時間。しかし、お金の話で喧嘩をしてしまい、別れ話になってしまっては最悪ですよね。

「やっていけるかな?」と不安もあるかもしれませんが、同棲を始める前にかかる費用とルールについて話し合っていれば、いきなりつまづくことはなくなります。同棲後も相手の金銭感覚に何か違和感を感じれば、その都度改めてルールについて話し合えば、お互いのお金についての価値観も徐々に合ってくるはず。

「お金のことは話しにくい…」という気持ちもわかりますが、生活に絶対必要なもの。しっかりと話し合って、大好きな人と楽しい同棲生活を送ってくださいね。

【参考記事】はこちら▽

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