婿養子の意味とは?必要な手続き&婿養子になるメリット/デメリットを解説

結婚する場合、婿養子を検討している方へ。今記事では、婿と婿養子の違いから、婿養子のメリット、デメリットまで詳しくご紹介します。さらに、婿養子になるための手続きについても徹底ガイド!結婚は人生における一大イベントだからこそ、しっかりと理解を深めてくださいね!

婿養子に入ろうか悩んでいる方へ。

婿養子のメリット・デメリット

世の中の多くは、女性が男性側にお嫁に行くというのが一般的ですが、男性が改姓して結婚することだって悪いことではありません。

しかし、婿養子にはデメリットもあるのも事実です。ここでは、「婿養子とは?」という意味の部分から、なかなか知る機会がない婿養子のメリットやデメリットを徹底的に紹介していきます。

婿養子とは、一体どのようなものなのでしょうか。


大前提として「婿養子」とは?

婿養子とは、女性側の両親と養子縁組をして結婚し、苗字も女性側の姓に変わることを言います。例えば男性が「田中」、女性が「鈴木」だった場合、男性が婿養子となった場合には、二人の苗字は「鈴木」となるのです。

一般的に多いのが、女性が男性側の家に「お嫁に行く」というものですが、単純に逆バージョンとなっています。


「婿」と「婿養子」の意味や違い

婿とは、男性が女性と結婚をした際に、女性側の苗字になる事を言います。それに準じて婿養子とは、入籍の際に女性側の両親と養子縁組をすることです。

単に苗字を変えるだけでなく、養子となった場合には、義両親であっても親族という扱いになります。同じ意味合いで使われることの多い、婿と婿養子ですが、養子になるのとならないという違いがあるのです。

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「婿養子」になる主な理由とは

主に女性側に、男性や長男がいない場合や一人っ子の場合に多く見られます。家系的に男性が居なければ、苗字が途絶えてしまうからです。

長男が居れば、一般的にはお嫁に来てもらうケースが多いため、苗字は残り続けますが、女性しかいないと苗字が無くなる可能性が非常に高くなります。

女性が一人っ子の場合も同様に、苗字を残せる可能性は女性一人しかいないので、婿養子を考える両親や女性も多いです。


善し悪しは何?婿養子のメリット・デメリット

苗字が変わるというのは、人生のビッグイベントです。婿や婿養子になるのにメリットやデメリットがあれば、事前に知っておきたいはず。

「苗字が変わるくらいいいや」と思う方もいますが、もちろんそれだけではありません。ここでは、婿養子の善し悪しを更に詳しく紹介していきます。


婿養子のメリット

婿養子とは、一見どのようなメリットがあるのか分かりづらいです。特に男性にとっては、苗字を変えてもらうのが一般的ですよね。

男性的には苗字が変わってしまったというデメリットが目立ちがちですが、もちろんメリットも多くあります。

まず最初に、婿養子のメリットを一つずつ確認していきましょう。


メリット1. 奥さんの両親の相続の権利が発生する

養子縁組となれば、戸籍登録して親族という扱いになります。つまり女性側の両親からの正当な相続の権利が発生するのです。

他にも姉妹がいる場合は、全体の取り分が少なるので、姉妹からするとあまり喜ばしいものではないかもしれません。

しかし、女性が一人っ子の場合、男性と女性で遺産を全て頂けるのはもちろん、相続人数が増えたことにより、相続税の控除額が増えるというメリットがあります。


メリット2. 嫁姑問題で悩むことがない

昔から結婚後の夫婦間以外のトラブルで多いのが嫁姑問題です。男性が婿養子として女性側の家に入れば、もちろん嫁、姑という関係は出来ず、あまり接触回数も多くならないでしょう。

女性側もストレスがなくなるのはもちろんですが、男性も嫁姑問題に頭を悩まされる心配がなくなります。男性が板挟みになってしまい、意外と一番ストレスを感じているというケースもあるので、夫婦二人にとってメリットと言えるでしょう。


メリット3. 名家に嫁げる人も多い

名家というのは血筋や、家系を大切にするものです。「先祖代々から受け継がれてきた苗字を途絶えさせるわけにはいかない」という思いを持っていることが多いでしょう。

男性が名家の女性と結婚をした場合、戸籍上でも正真正銘の名家の親族となる事が出来るのです。

家系が立派だと場所によっては出世にも役立ちますし、いろんな人脈を手にすることが出来るかもしれません。とにかく社会的な信用が一気に高まるのです。


婿養子のデメリット

遺産の相続や戸籍上でも名家に入れる可能性のある婿養子。金銭面や社会的な面でメリットがあるのは嬉しいですよね。

しかし、実際にはデメリットが存在するのも事実。男性が長男の場合は、実家に対して引け目を感じてしまう方もいますよね。

ここでは、婿養子のデメリットについて紹介していきます。一体どのようなデメリットが発生してしまうのでしょうか。


デメリット1. 奥さんの両親への扶養義務も発生する

婿養子とは、養子縁組をすることですので、女性側の両親の子供という扱いになります。相続の権利があるということは、扶養の義務も発生するのです。

扶養義務は、たとえパートナーの女性が亡くなってしまったとしても残るので、言葉は悪いですが、自分の両親ではない人に対する義務が発生してしまいます。


デメリット2. 立場的に肩身の狭い思いをすることが多い

嫁姑問題がない代わりに、男性が相手の家に住むことが一般的な婿養子。養子となるのですから、可能性が高いのは事実です。今まで赤の他人だった複数人と一緒に生活をしていくのは、羽を伸ばせず、肩身の狭いストレスがかかる生活を強いられるかもしれません。

新しい輪に加わるというのは難しいものですので、相手の家族に受け入れてもらえるかどうかは、男性のコミュニケーションにかかっているのです。


デメリット3. 義両親の家業が経営不振に陥った場合、マイナスの資産を相続するリスクがある

相続というと一般的には、良い面を想像すると思います。しかし相続には、マイナス面である負債も相続されるのです。

婿養子入りした家が、家業の経営不振で多額の負債を抱えてしまったり、元から多くの借金を抱え込んでいたりする場合も少なからずあるでしょう。両親が亡くなった時に、負債を相続するのは子供、つまり養子なのです。


デメリット4. 万が一離婚する場合、少し手続きが面倒になる

肩身が狭い思いをして、相手の義両親とうまくいかなくなる場合や、奥さんとうまくいかなくなる場合もあるでしょう。仮に婿養子となったうえで離婚となった場合、離婚届を出す手続きだけでは完結しません。

市区町村へ離婚届とは別に、離縁届というものを出す手続きが必要になるのです。つまり奥さんだけでなく、義両親との話し合いも必須となります。


婿養子になるために必要な手続きとは

婚姻届だけでなく、養子縁組届を提出する必要があります。婿養子とは、婿とは違い、法的に義両親の養子になるので、手続きが必要なのです。

養子縁組届を出すにあたって、結婚のご挨拶だけでなく、新たな家族になる話し合いをする必要があります。また、男性自身の両親とも養子について話し合う必要があるでしょう。


結納を行う場合、一般的な結納との違いは?

基本的な結納の流れは、婿養子になる場合でも、お嫁に行く場合でも変わりません。しかし、家が担当する役割が異なる箇所が存在します。

結納会場に到着したら、お嫁側が手土産を渡し、婿方が玄関まで迎えます。そして飾りつけなどのセッティングは嫁方が行うのです。

そして、進行や締めのあいさつなども嫁方が行うので、嫁方リードで進めていく結納となります。


婿養子でも円満な結婚生活を送るための秘訣とは

婿養子となれば避けられないのが、相手家族との共同生活。一生一緒に生活するわけですから、うまくやっていけるかどうか不安になるのは当然です。

コミュニケーションに失敗したら、生活しづらくなってしまいますよね。最後に、婿養子でも円満な生活を送るための秘訣を紹介しましょう。


秘訣1. 奥さんの両親と積極的にコミュニケーションをとり、良好な関係を築く

夫婦間は交際期間もありますので、十分なコミュニケーションがとれているはずです。相手方の両親とはコミュニケーション回数が少ないというのがほとんど。

お互いの事を知らなければ、余計なストレスや詮索の仕合いになってしまい、とても良好な関係を作れる状態ではなくなってしまいます。

何気ない会話でも、積極的に話しかけに行くことにより、人となりを良く知ってもらう必要があるのです。


秘訣2. 奥さん側の家族のルールやしきたりは、きちんと守る

ルールを守らないものは、仲間として認めてもらえず省かれてしまうのという危険性があります。いくら義両親といえど人間です。和を乱すものに嫌悪感を抱くのは仕方のないことでしょう。

また家族というのは、何十年も一緒に過ごして作ってきた暗黙のルールなどもあり、婿養子のような新参者には気づきにくい部分もあるので、注意して観察し、いち早く順応できるようにする必要があります。


秘訣3. 義両親だけでなく、奥さんの親戚とも円満な関係を築く

親戚との繋がりが多い家の場合は、親戚からの評価が家庭生活にも影響します。もともと関りが深ければ、義両親と親戚同士会話もするし、奥さんとも会話もする可能性が高いからです。

親戚からの評価が悪くなってしまえば、陰で悪口を言われる可能性も増え、知らないところでマイナスの印象が植え付けられていく危険性があるのです。

逆に、親戚とうまくいけば、義両親と同様に家庭生活の良き支援者となってくれるでしょう。


好かれる婿養子になってくださいね。

婿養子には、様々なメリットデメリットがあります。一生に一度の結婚ですので、お互いに後悔のないように取り進めていきたいですよね。

今回紹介した婿養子になるポイントを押さえることで、お嫁さんに来てもらう方も、婿になる方、婿養子になる方もいずれも幸せになる事が出来ます。

ご自身の状況を理解して、皆が円満に行くような行動をしていきましょう。


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