婿入りとは?婿養子との違い&婿入り婚のメリット・デメリットを解説
婿入り婚を考えている男性へ。今記事では婿入りで起こる変更点やメリット、デメリットから、婿入り婚をする際の注意点や親に反対された時の解決法まで詳しく解説していきます。幸せな結婚生活を送るためにも、ぜひ婿入り婚に関する知識を深めてくださいね!
婿入りするとどうなるの?独身時代や嫁入り婚との相違点とは
価値観が変化し、以前よりも婿入りは一般的になりつつある現代ですが、まだまだ具体的なイメージが分かりにくいのが実情です。
婿入りと嫁入りとの違いや、独身でいることからの変化、気をつけることをご説明します。
相違点1. 入籍した際、奥さん側の苗字を名乗る
婿入りと嫁入りの違いの中で、もっとも分かりやすいのは名乗る苗字です。
嫁入りの場合は妻になる女性側が男性側の苗字に変更していましたが、婿入りではその立場が逆になります。
夫になる男性側が妻の苗字に変えることで婿入り婚が成立します。
現代の日本では結婚する際に男性・女性どちらの苗字を使ってもいいとされていますが、まだまだ夫が妻の苗字に変えることは珍しく、初婚の場合3%しかいないとされています。
相違点2. 戸籍の筆頭者は男性ではなく女性側の名前を書く
男性が女性の家に婿入りすることで、戸籍の筆頭者も嫁入りの場合とは変わってきます。
戸籍の筆頭者も妻の女性になり、役所の手続きなどで代表者の名前を書く際には妻の名前を書く必要があります。
妻側が世帯主になることも珍しくありませんが、世帯主は婿入り結婚をした後でも変更可能です。
しかし、あくまでも名前が変わるだけで、税金などが変化するわけではありません。
相違点3. 結納金は女性側の家族から、男性側の家族へ渡す
結婚する上での儀礼的な流れも、嫁入りと婿入りとでは流れが逆になります。
嫁入りの場合、結納金は男性側の家族から女性側の家族に渡すものですが、婿入りではそれらの流れが変わるのです。
女性側の家族から、男性の家族に結納金が渡されることで結納がなされます。
しかし近年では結婚の際の結納を省略する傾向も強まっているので、両家の話し合いによって結納の有無や金額は変わってくるということも念頭に入れておきましょう。
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