買い物依存症になる3つの原因。自己診断できるチェック方法&直し方を紹介
自分で「買い物依存症かも?」と感じている方へ。
買い物が好きという人は多いでしょうが、アルコールやギャンブル依存症と同じように、買い物も度が過ぎれば依存症と言われてしまうことがあります。
ひょっとしたら自分は買い物依存症なのかも?と心当たりのある人がいるかもしれません。そこで今回は買い物依存症になる原因を紹介していきます。
自己診断チェック方法や直し方も併せて紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
前提として「買い物依存症」の意味とは?
買い物依存症とは、単なる買い物好きではなく、自分にとって必要がない物を異常なほどたくさん購入して後悔する症状の事を表します。
依存症という言葉がついていることからも分かるように、とにかく買い物をすることに執着してしまうのです。
物を買うという行動自体が目的になるため、自分自身をコントロールできなくなり、その結果経済的に破綻してしまう場合もあります。
買い物依存症の症状や特徴とは
買い物依存症になると具体的にどのような症状や特徴があるのか、気になる人もいるでしょう。ここでは買い物依存症の症状や特徴を詳しく紹介していきます。
自分や自分の家族に当てはまる特徴がないか、しっかりと確認していきましょう。
特徴1. お金に余裕がないのに衝動的に買ってしまう
買い物依存症になると、お金の余裕に関係なく衝動的に物を購入して欲求を満たそうとします。自分が今、どのくらいのお金を使えるのかについても把握していないことも多いです。
そのため、クレジットカードの請求が来てから、その金額の多さに慌てることも珍しくありません。
買い物したい気持ちを抑えられないので、お金に余裕がないのに衝動的に買い物をしてしまいます。
特徴2. 購入することに意味を見出しており、購入後は使わないこともザラにある
買い物依存症は、買うという好意に快感を覚えるため、目的の商品を手に入れるということよりも買うこと自体が目的になっています。
そのため、たくさん買い物をしても、購入後は全く商品に手をつけないこともザラです。
この他、限定品だったり同じものを色違いで買ったりするなど、何かと理由をつけては購入して、結局は使わずに終わってしまうことがあります。
特徴3. 購入した後に「なんで買ったんだろう」と自己嫌悪に襲われる
購入すること自体が目的になっているため、必要のないものでもどんどん購入してしまうのが買い物依存症の特徴です。
そもそもストレス解消のために買い物をしてしまうのですが、自分に必要のないものまでどんどん購入してしまうため、購入した後には「なんで買ったんだろう」と自己嫌悪に陥ってしまうことも良くあります。
特徴4. 既に持っているのに同じものを購入してしまう
買い物依存症になると、必要かどうかよりも「買いたい!」「今買わないと!」という気持ちが強いため、同じものをいくつも購入してしまいます。
同じようなパターンで、同じ商品でも色違いなど、何種類かある場合にはコレクションしたくなるなど、何かと理由をつけては使うあてにないものを購入してしまうのが特徴です。
特徴5. イライラするとすぐに買い物がしたくなる
買い物依存症になる人の多くは、買い物をすることでストレス発散をしています。
買い物によってストレスが忘れられる経験をすると、また同じ快感を味わいたい衝動に駆られてしまうことも珍しくありません。
イライラするのは何らかの欲求が高まり、ストレスが溜まっている証拠ですから、それを解消する目的で買い物をしたくなってしまいます。
買い物依存に陥る主な原因はなに?
買い物依存は、ギャンブルやアルコール依存と同じように、気がついたら陥っているケースがほとんど。
必ず何かしらの原因があるため買い物依存になってしまうのですが、ここでは買い物依存に陥る主な原因について詳しく解説していきます。
原因1. 無意識のうちにストレスが溜まっているから
日常生活を送る上で、何かしらのストレスを感じてしまうのは仕方の無いことです。
日々のストレスを自分の中に溜め込んでしまう人ほど、ストレスのはけ口として買い物に走りがちになってしまいます。
ストレスと買い物依存症は深く関係しているため、無意識のうちに溜まったストレスを買い物で発散しようとするのです。
原因2. スマホ1つで簡単に決済ができてしまうから
最近ではスマホ1つあれば、店頭では電子マネーをつかって簡単に決済できたり、インターネットを利用して、ネットショッピングを手軽に楽しむことができます。
使い方によってはとても便利なサービスですが、買い物依存症の人にとっては、いつでもどこでも簡単に買い物が出来てしまうので、欲しい物を見つけたら深く考えずにすぐ購入できてしまいます。
原因3. クレジットカードを筆頭に簡単にお金が借りれてしまうから
クレジットカードは、決済が飛ばせるため、現在の預金を気にしなくても買い物ができます。また、クレジットカードに付いているキャッシング機能も簡単に現金を借りられるでしょう。
どちらも手軽に使えるため、借金をしているという感覚がないままお金を借りられてしまいます。
使った金額の大きさを実感できないため、さらに買い物依存症を加速させてしまう原因になるのです。
買い物依存になった後の恐ろしい末路とは
買い物依存症になるとお金に対して正しい感覚が失われ、欲望を満たすためにどんどん買い物をしてしまいますが、その先には一体どんな事が待っているのでしょう。
ここでは買い物依存になった後の恐ろしい末路を紹介していきます。
末路1. 借金をしてでも買い物をしてしまう
自分が持っているお金以上に買い物をしてしまう買い物依存症。手持ちの現金がなくなればクレジットカードの限度額いっぱいまで使い切ってしまうことも珍しくありません。
1枚のカードを使い切れば、また次のカードというように、気がつけばクレジットカードだけで10枚以上になってしまうケースもあります。
さらにクレジットカードについているキャッシングで借金をしてまで買い物をするなど、使えるものは全て使い尽くすまで買い物を続けてしまうのです。
末路2. お金がない場合、親や友達に借りようとするパターンもある
学生や専業主婦など、自分自身に収入がない場合はクレジットカードの限度額が少なかったり、キャッシングができない場合があります。
業者からお金が工面できない人が買い物依存症になると、親や友達など誰彼構わずにお金を借りようとするパターンもあり、とにかく何としても買い物をする資金を手に入れようとするのです。
末路3. 最終的に返済が出来ずに自己破産をする
クレジットカードやキャッシングなどで借金を重ねるのにも限界があります。金額が多額になれば支払いが滞ってしまい、気が付いたら返済不能状態に陥ってしまうことも。
早い段階で家族や信頼できる人に相談できれば良いのですが、現実には人に相談することは難しく、突然多額の借金をしてまで買い物をしていたことが明らかになるケースが多いのです。
最終的にはどうすることもできず、自己破産に追い込まれることになってしまいます。
半数以上該当したら要注意。買い物依存診断をチェック!
買い物が好きな人は多いでしょうが、中には自分も買い物依存症なんじゃないかと心配になっている人がいるでしょう。
ここからは、買い物依存症診断として自己診断を行っていきます。3つ以上該当する項目があれば買い物依存症が疑われるため、ぜひチェックしていきましょう。
診断1. 現金が手元になくても、お金を借りたりカードを使ったりして買い物をする
手元に現金が少ない状態でも、買い物したいと思ったら衝動を抑えられず買い物をしてしまうことはありませんか?
現金が手元にないのに、クレジットカードを使ったり、キャッシングで借金をして買い物をすることに抵抗を感じないのであれば危ないでしょう。
親や兄弟、友達など身近な人にまでお金を借りようとしている場合は、買い物依存症になっているかもしれません。
診断2. 嫌なことや落ち込むことがあっても、買い物をすれば改善される
仕事やプライベートなど、普通に生活をしていても何かとストレスが溜まりがちになることがあるでしょう。
嫌なことは落ち込むことがあった時、無性に買い物がしたくなったり、買い物をすると気持ちが改善されることはありませんか?
それは買い物がストレスのはけ口になっているため。ストレスを解消するために買い物に依存してしまっている可能性があります。
診断3. 買うだけで満足して、使わないものが家にたくさんある
自宅がたくさんの物で溢れかえっている人は要注意です。物を見直した時に、タグがついたままの洋服や同じアイテムがいくつもある場合には、使わないモノを無意識に購入してしまっているかもしれません。
物を使うために買うのではなく、買うという行為を楽しむために買い物をしている人は、気がつけば使わないものが家にたくさんある状態になるのです。
診断4. 買い物をするために、周囲の人にお金を借りたりする
クレジットカードやキャッシングが利用できない場合、お金を借りる手段といえば親や兄弟、親戚や友達など周囲の人にお願いすることになるでしょう。
親しい人ほどお金を貸してもらうことに対して抵抗を感じるものですが、それよりもお金を借りて買い物したい気持ちが強いのであれば、買い物依存度が高い可能性があります。
診断5. 買い物をした後に、後悔や罪悪感に襲われることが多い
買い物がしたくて好きなものを買っているはずなのに、気がつけば後悔や罪悪感に襲われることが多いと感じることはありませんか?
自分の感情をコントロールできないゆえに、買った後に後悔や罪悪感に襲われることが多いようです。
寂しさや不安、イライラなどの精神的なストレスを解消させるためだけに買い物を繰り返す人は、買い物依存症かもしれません。
今すぐできる買い物依存の直し方や対処法
もしかしたら自分は買い物依存症に当てはまるかも、と気がついたのであれば、早めに対処して悪化させないことが大切です。
ここでは、今すぐできる買い物依存の直し方や対処法を紹介します。心当たりのある人はすぐに実践して買い物依存症にならないよう対処しましょう。
直し方1. クレジットカードを持たないようにする
買い物依存症を直すためには、買い物ができない状況にすることが効果的。
特にお金を使った感覚を実感できにくく、気軽に買い物ができるクレジットカードは、全て解約して持たないようにするのも対策の一つです。
どうしても必要な場合は家族カードを作ってもらい、家族に管理をお願いするなど、自分が簡単に使えない状態にすることが大切です。
直し方2. 定期的に体を動かすなど、買い物以外のストレス発散法を見つける
買い物に依存してしまう原因にはストレスが大きく関わっています。買い物以外でストレスが発散できる方法を見つけることで、買い物に依存しなくても良いようにするのも効果的な対策です。
例えば定期的にスポーツなどで体を動かすなど、気分転換になるような趣味を見つけることで、ストレスが発散できるように心がけましょう。
直し方3. 家計簿を作成して、お金の収支を常に把握する
買い物に依存している状態は、お金を正常に管理出来なくなっていることも原因の一つと考えられます。
正常な金銭感覚を取り戻すためにも、家計簿をつけて何にいくらお金を使っているのか具体的に把握しておきましょう。
収支をつけることで、お金を使いすぎた場合には気がつくことが出来るため、使いすぎの予防にも効果的です。
直し方4. 欲しいと思った時、何に使うのか?なぜ必要なのか?を今一度考える
衝動的に買い物をしてしまうのが買い物依存症の特徴。欲望のままに購入するのを防ぐために、物が欲しくなったら一旦時間を置いてみましょう。
目安として2日ほど待ってみて、改めて何に使うのか、なぜ必要なのかを今一度考えてみると、本当に購入する必要があるかどうか判断できます。
例えもう一度買いに行って売り切れてしまっていた場合でも、その時は自分とは縁が無かったものだと諦める気持ちが大切です。
直し方5. 定期預金を活用するのも有効な手段の一つ
買い物依存を防ぐためには、計画的に貯金をする習慣をつけることも効果的です。
浪費をしてきた人にとってお金を貯めるということは大変なことですが、収入が入ったらすぐに決めた金額を貯金する習慣をつけましょう。
自分で管理する自信のない人は、簡単には引き出しできない定期預金を活用するのも友好的な手段の一つです。
買い物依存症に当てはまったら、早めに対処法を試して脱却しましょう。
買い物依存症はただの買い物好きとは異なり、異常なほどに買い物へ執着してしまうのが特徴です。
最初はちょっとした買い物がストレス解消になっていたとしても、気がつけば自分でも異常だと思うほどエスカレートしてしまいます。
今回紹介した内容を参考に、少しでも心当たりのある人は早めに対処して、買い物依存症にならないよう心がけましょう。
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