自分を知る方法とは?自己分析のメリット&自分を知りたい人にオススメの本を解説
本当の自分ってどんな自分か気になる時ってありますよね。
「まずは自分を知ることが大切」という言葉をよく耳にします。しかしそんなことを言われても、実際何をすれば良いのかわからないですよね。本当の自分を知るには、具体的にどんな方法があるのでしょうか。
本記事では、本当の自分を知るための方法や、本当の自分を知るために読むべきおすすめの本について解説していきます。
本当の自分を知ることができれば、もっと前向きで楽しい人生を歩むことができるはずです。
自分を知るとはどういうこと?
自分を知るとは、自分に関する全てを知るということです。自分の好きなもの、嫌いなものくらいであれば、少し考えれば思いつくでしょう。
一方で、自分の価値観や考え方、性格といったものは、考えてもなかなか明確な答えが出てきません。
客観的な評価が必要なことも含めて、自分に関する全てのことを知るということが、自分を知るということになります。
自分を知ることの大切さとは?
自分を知ることは、自分の幸せに繋がります。自分の価値観や考え方、性格を知っておくことで、より正しい行動や選択ができるようになり、人生をより豊かにすることができるはずです。
ここでは、自分を知ることの大切さについて解説していきます。
大切さ1. 自分という人間を他人に知ってもらえる
まずは自分で自分のことを知らないと、自分という人間を他人に知ってもらうことはできません。自分の長所・短所や性格など、自己分析が不十分だと、他人に自分のことを説明したりアピールすることはできません。
自分という人間を他人に知ってもらいたかったら、まずは自己分析が必要です。自分で自分のことを知ることで、初めて自分という人間を他人に知ってもらえます。
大切さ2. どうやって生きれば良いかが分かる
人生の歩み方は、人それぞれです。結婚して子供を持ち、幸せな家庭を築くという多くの人が描く幸せな人生も、全員に当てはまるわけではありません。
その人の価値観や考え方、性格によってどんな人生が幸せなのかは変わってきます。自分で自分を知らないと、自分にとってどんな人生が1番幸せなのかがわかりません。そういった意味でも、本当の自分を知ることが大切なのです。
大切さ3. 人間関係への不満が少なくなる
人間関係への不満を抱えている人は非常に多いです。自分の好きな人とだけ関われば人間関係への不満はなくなるはずですが、仕事や学校では自分の苦手な人とも関わらなければいけません。
そんな時、自分の思い込みやクセを把握しておくことで、人間関係で生じる問題に対処しやすくなります。自分を知ることで、人間関係への不満を減らせるというメリットがあります。
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大切さ4. ポジティブな考え方で人生を歩める
人は自分で自分のことを褒めてあげられないと、日々ネガティブな気持ちになってしまいます。
しかし、自分の魅力や長所を知っていれば、自分で自分を褒めてあげるのが簡単になります。自分で自分を褒める回数が増えれば、日々ポジティブな気持ちで過ごすことができるようになります。
自分を知ることで、ポジティブな考え方で人生を歩めます。
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大切さ5. 目標を定めて行動できるようになる
仕事でもプライベートでも、目標を定めることで、前向きで楽しい人生を歩むことができます。
目標の定め方は人それぞれですが、自分のことを知らないと、どんな目標を定めて良いのかわからないはずです。
自分を知ることで、自分にはどんな目標が合っているのかが分かるようになり、最適な目標を定めて行動できるようになります。
【自分を知る方法】自分を理解するための10の質問
自分を知ることの大切さを理解していても、実際に自分を知るのはそう簡単ではありません。
自分を知る方法として、自分自身に対してある質問を投げかけ、その答えによって自己分析をするというやり方があります。
ここでは、**自分を知るためにする10の質問について解説していきます。
質問1. あなたの今一番欲しいものは何ですか?
今欲しいものや買いたいものをぼんやりと考えることはよくありますが、心の底から欲しいと思っているものをじっくり考える機会はあまりないはずです。
一番欲しいと思っているものは人それぞれ。車や高級時計のようにお金を稼げば手に入るものもあれば、恋人や友人のようにお金では買えないものもあります。
この質問で、あなたが今の人生において最も必要としているものを改めて考えることができます。
質問2. 人に言われて今まで一番嬉しかった言葉は何ですか?
「人に言われて嬉しい言葉」は、あなたの価値観に繋がります。その言葉に関連するものが、自分が大切にしている価値観と言えるでしょう。自分の仕事を褒められて嬉しかったという人は、自分の能力を伸ばすことに重きを置いています。
例えば、恋人に「好き」と言われたことが嬉しかったという人は、人との繋がりやコミュニケーションに重きを置いていると言えます。
「人に言われて嬉しい言葉」を考えるというやり方は、自分が大切にしている価値観を再確認することがでます。
質問3. 自分の得意なことは何ですか?
自分の得意なことは、「自分がどんなことに向いていているのか」に繋がります。
自分の得意なことを整理しておくことで、複数の選択肢がある時に自分に最も適正のあるものを選択できるでしょう。また、自分を知っていることで新たなチャレンジをする際のきっかけにもなります。
自分の得意なことがパッと浮かんでこなかったという人は、これまでに努力したことや経験してきたことについて改めて考え直してみましょう。
質問4. 自分にとって人生における最大の危機とは何ですか?
人生における最大の危機について考えることで、自分はどんな時に危機と感じるのかを知ることができます。
また、その危機をどのように切り抜けたのかを振り返ることで、次に同じような危機に陥った時に対処が容易になります。
人生における最大の危機が思い浮かばなかったという人もいるでしょう。これまでに最大の危機なんてなかったという人は、危機を危機と感じない強い精神を持っているか、危機があってもそれを乗り越える力を持っていると言えます。
質問5. もし明日世界が終わるなら何をしますか?
もし明日世界が終わるなら、最後の瞬間に悔いは残したくないもの。世界が終わる日にしたいことは、あなたが人生において最も大切にしていることに繋がります。
例えば、大切な人に感謝の気持ちを述べたいと思っている人は、人生において人との繋がりを大事にしている人です。自分の好きなことを思いっきりしたいという人は、人生において自分の好きなことを大事にしている人と言えるでしょう。
質問6. 今どんな映画を見たいですか?
見たい映画は、その時の感情や気分に左右されるものです。今見たいと思っている映画を想像することで、自分が今悲しいと思っているのか、それとも勇気が欲しいと思っているのかなど、自分の今の感情を自己分析することができます。
一方で、見たい映画が毎日のようにコロコロ変わるという人は、感情や気分の変化が激しい人と言えます。
質問7. どういう人と一緒に過ごしたいですか?
一緒に過ごしたい人は、近くにいて心地が良い人、自分のやる気や能力を高めてくれる人など、人によって様々です。一緒に過ごしたい人のタイプは、自分が他人に求めることに繋がります。
恋人や友人などの具体的な人の名前や顔が思い浮かんだ人は、その恋人や友人が自分にとってどんな人なのか考えてみましょう。「どういう人と一緒に過ごしたいか?」を考えることで、自分が他人に何を求めているのかを知ることができます。
質問8. 子供の頃に抱いていた夢は何ですか?
子供の頃の欲求は、少なからず今の自分に繋がっています。例えば、スポーツ選手であれば活躍して目立ちたい、弁護士や医者であれば困っている人を助けたいなどの欲求が隠されています。
子供の頃の夢をそのまま実現した人もいれば、全く違ったことをしている人もいるでしょう。
しかし、子供の頃の夢を思い出すことで、自分が自分の人生に何を求めているのかという本質が見えてきます。
質問9. 他人からどのような性格と言われることが多いですか?
自分の性格は、自分ではよくわからないものです。自分は優しいと思い込んでいても、他人からはお節介な人と思われているかもしれません。他人が思う自分の性格こそ、客観的に見たその人の真の性格と言えます。
他人からどのような性格と言われることが多いのかじっくり考えてみることで、自分の本当の性格を知ることができます。
質問10. 幸せを感じる瞬間はどこですか?
幸せの基準は人によって様々です。小さなことで幸せを感じることができる人もいれば、何か大きなことを成し遂げた時に幸せを感じる人もいます。
自分が幸せを感じる瞬間を考えることで、自分の幸せの基準について知ることができます。幸せの基準について知っておくことで、より自分が幸せを感じる選択や行動ができるようになります。
自分を明確に知りたいならノートに書き出してみよう
自分について改めて考えてみても、自分を知ることは難しいと思う人は多いはずです。そこでおすすめなのが、自分を明確に知るためにノートを書くことです。書くことで、思考は整理されます。
ここでは、自分を明確に知るためのノートの書き方について解説していきます。
書き方1. 10の質問の中の答えを書く
まずは「自分を知るためにする10の質問」の答えをノートに書いてみましょう。
1つの質問に対して答えが複数あっても構いませんので、とにかく自分の考えを文字に起こすことが重要です。ぼんやりした考えでも、文字にすることで思考は整理され、具体化されます。
思いついたことをとにかく書いていくことで、「自分はこんな人間だったんだ…」と驚かされるかもしれません。
書き方2. 答えに関連する画像を貼る
自分の考えは文字に起こすだけでも具体化することができますが、考えをより具体的にするやり方があります。それは、写真や画像を使用することです。
「自分を知るためにする10の質問」に対する答えを書き終えたら、次は答えに関連する写真や画像をノートに貼り付けてみましょう。写真や画像を貼り付けることで、より具体的な自分像が描けるというメリットがありますよ。
書き方3. 生活の中で起きた時の感情を付け加えていく
感情や考え方は日々変わっていくものです。日々の生活の中で何か思いつくことがあれば、新たにノートに書き足していきましょう。
ノートへの書き足しを長い間続けていくと、自分の感情や考え方が日々少しずつ変化していることに気づくこともあるかもしれません。その変化を含め、自分という人間を知ることができます。
自分を知るために読んでおきたいおすすめの本3選
自分を知るためには、自分を知るのに有効な自己啓発本を読んでみるのもおすすめです。自己啓発本は、自分を知るためのヒントをもたらしてくれます。
ここでは、自分を知るために読んでおきたいおすすめの自己啓発本を紹介していきます。
おすすめの本1. 『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』ジュリア・キャメロン(著)
「ずっとやりたかったこと」を実現して生きていく方法論を書いた本です。
子供の頃から描いてきた夢があるけど、「自分には無理だ」と決めつけて生きている人は多いはずです。やりたいことはあるけれども、周りの意見や評価に縛られて行動に移せないという人もいるでしょう。
「自分は自分の人生を生きていない」と日々感じている人におすすめの本です。
Amazonで詳細を見るおすすめの本2. 『ハーバードの自分を知る技術』ロバート・スティーヴン・ カプラン(著)
ハーバード・ビジネススクールの教授、ロバート・カプラン氏がハーバード流の人生戦略の立て方を教えてくれる本です。
現状に行き詰まった人が、どのようにそれを打開すれば良いのかということが詳しく解説されています。
現状の自分に満足ができない人、自分にはもっと活躍できる場所があるのではないかと思い悩んでいる人。そんな人にぜひ読んでほしい1冊です。
Amazonで詳細を見るおすすめの本3. 『ゼロ秒思考』赤羽 雄二(著)
思考の質とスピードを上げる「ゼロ秒思考」について解説している本です。
著者が提唱しているのは、悩んだことがあったら自分の考えていることをとにかく紙に書き出してみるという方法です。
自分の考えていることを紙に書き出してみることで、自分という人間を知るきっかにもなります。シンプルかつすぐに実行できる方法なので、本を読んでぜひ実践してみてください。
Amazonで詳細を見る自分を知って、人生を思い通りに過ごしていきましょう。
自分を知ることは、幸せな人生を歩むための第一歩となります。自分を知ることで、新たな可能性や楽しい人生の生き方を発見できることもあります。
なかなか自分という人間がわからず、苦労している人も多いことでしょう。
しかし、自分を知る努力をしてみると見えてくるものがあります。自分という人間を少しずつ知っていくことで、人生は少しずつ良い方向に向かっていくはずです。
【参考記事】はこちら▽
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