ギリシャのおすすめ観光名所30選。美しい絶景スポットの見どころとは
ギリシャってどういうところ？
美しい海に囲まれて神話の国として知られる『ギリシャ』は、観光地として非常に人気があります。エーゲ海に浮かぶ数々の島は国土の20％以上を占めていて、どれもが開放感あふれる素晴らしい魅力を持っています。
観光のベストシーズンは6月から9月で、美しい海でアクティビティをするのにぴったりな季節。反対に冬はオフシーズンになり、閉鎖している観光地も多くなってしまうため要注意。
今回は魅力溢れるギリシャを5つに区切って、おすすめの観光名所やその見どころを、定番から穴場までご紹介します。
アテネのおすすめ観光スポット7選
ギリシャの首都である『アテネ』。約3400年もの歴史があるこの都市は、「世界最古の都市」の1つとしても知られています。長い歴史を持つだけに古代遺跡が多く、古代ギリシャの息吹が感じられる街並みが残っています。
注意点としては、あまり治安が良いとは言えず、スリや置き引きが多いので、観光の際は貴重品の管理には気をつけたほうがいいでしょう。そんなアテネのおすすめ観光スポットを厳選して7つご紹介します。
スポット1. アクロポリス
アテネで一番有名な観光地といえば『アクロポリス』。古代ギリシャ文明最盛期に築かれたアクロポリスは、海抜約156mの石灰岩でできた丘にあります。最初の神殿が建てられたのは、紀元前12世紀頃。現在残っている主な遺跡が建設されたのは、紀元前450年頃だと言われています。
アクロポリスは、「高い丘の上の都市」という意味。自然の要塞の上に砦や神殿を造り、敵からの侵入を防ぐ役割もしていました。通常、見学できるのは8時から19時までとなっていますが、冬期は8時半から14時半に短縮されるので要注意。
アクロポリスの詳細
公式サイトで見るスポット2. パルテノン神殿
アクロポリスを象徴するように建っている世界遺産『パルテノン神殿』。こちらも大人気の観光名所です。ドーリア式建築の神殿は、その重厚な作りから最高傑作と言われています。かつては色鮮やかな彫刻で華やかでしたが、ビザンチン時代に神殿の女神像が持ち去られ、1203年には破壊されてしまいました。
その後、神殿はイスラム教のモスクやキリスト教会として利用されていましたが、戦争によって建物が大きく損傷を受けてしまったという過去があります。そのため、1983年から現在も神殿の修復作業が続いています。
パルテノン神殿の特徴は黄金比。神殿の長さなど、人間が最も美しいと思う比率が建物のいたるところに使われていて、見るもの全てを魅了します。
パルテノン神殿の詳細
Acropolis | Top of Dionyssiou Areopagitou, Athens 105 58, Greece
公式サイトで見るスポット3. ヘロディス・アッティコス音楽堂
紀元前161年に建設された野外音楽堂。ギリシャ人貴族だったヘロディス・アッティコス氏が、亡き妻との思い出として建てたものです。アクロポリスの南西の傾斜を利用して建設されています。
約5000人を収容するキャパシティがあり、古代には音楽の演奏会や朗読コンクールの場として使用されてきました。戦争時にかなりのダメージを負いましたが、1950年代に観客席と舞台部分が改修され、今でも毎年アテネフェスティバルでコンサート会場として使用されています。
観光のためだけに入場することはできませんが、アクロポリスから全貌を見下ろすことができます。その大きさに圧倒されることでしょう。
ヘロディス・アッティコス音楽堂の詳細
Areopagitou Dionisiou, Athina 105 55 ギリシャ
公式サイトで見るスポット4. リカヴィトスの丘
アテネで最も標高が高い観光地である『リカヴィトスの丘』。標高277mの松の木で覆われた岩山で、頂上まではケーブルカーか徒歩で登れます。丘の中腹には野外コンサート会場があり、頂上には聖堂や教会、劇場、カフェ、レストランなどがあります。
ぜひ注目していただきたいのは、頂上。アテネを一望できる絶景スポットで、特に夕焼けと夜景はかなりの美しさですよ。レストランで食事を取りながら、アテネの美しい夜景を堪能してみてはいかがでしょうか。
リカヴィトスの丘の詳細
公式サイトで見るスポット5. 古代アゴラ
アクロポリスと並ぶアテネの観光名所といえば『古代アゴラ』。アゴラとは「人の集まる場所」を意味する言葉で、古代ギリシャでは「市場」や「公共広場」の意味を含んでいました。
古代ギリシャ時代の政治・経済・文化全てにおいての中心地で、ソクラテスやプラトンもこの場所で暮らしていたと言われています。
見どころは『ヘファイストス神殿』。紀元前5世紀の建築物とは思えないほど良い状態を保っていて、屋根やレリーフの装飾は見応えがあります。パルテノン神殿よりも観光客が少ないので、ゆっくり観光できる穴場的スポットです。
古代アゴラの詳細
公式サイトで見るスポット6. Oineas
アテネには遺跡だけでなく、美味しいレストランもたくさんあります。特に『Oineas』は、「本場のギリシャ料理を堪能できる」と人気の高いレストランです。店内の雰囲気もよく、壁一面に飾られたレトロでポップなイラストが印象的な空間になっています。
料理だけでなくサービス面でも非常に満足度が高いと評判なので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。ただし、かなりの人気店なので予約をしてから行きましょう。
Oineasの詳細
公式サイトで見るスポット7. フォリフォリ
ギリシャ発、世界的に人気のファッションブランド『フォリフォリ』。フォリフォリの腕時計はボリュームのあるデザインが特徴で、1つつけるだけでも華やかな印象になります。世界24カ国に480の販売拠点を持っていて、日本にも出店しています。
しかし、本拠地ギリシャでしか購入することのできない商品もあるって知っていました？
しかも、日本で販売されている価格の半額から3分の2ほどで購入できるため、かなりお得。自分用に買うのも良いですし、お土産として購入するのもおすすめですよ。
フォリフォリの詳細
公式サイトで見るサントリーニ島のおすすめ観光スポット7選
エーゲ海に浮かぶ『サントリーニ島』は、ギリシャ1の絶景がみられる島として人気があり、新婚旅行で訪れる人も多くいます。紀元前1628年頃に起きた海底火山の爆発によってできたので、カルデラ型の地形をしているのが特徴です。
白と青のコントラストが美しい街並みやビーチリゾートの他にも、歴史的な遺跡など見どころがたくさん。サントリーニ島までは、アテネから飛行機もしくはフェリーでアクセスできます。そんなサントリーニ島のおすすめ観光名所を厳選して7つご紹介しますね。
スポット8. The famous church in Oia
イアの青い屋根の教会として親しまれている美しい建造物は、絵葉書や旅行誌、テレビなどで1度は見たことがあるであろう観光名所。ブルーの海とホワイトの建物がとてもきれいな風景を作り出しています。
サントリーニ島には、いたるところに青い屋根の教会がありますが、1番の人気スポットがこの教会なのです。
撮影するのにおすすめの時間帯は、人が少ない朝から昼にかけて。イアは世界一の夕日が見られる場所とも言われているため、夕方以降はかなり混雑してしまいます。場所が少々入り組んでいてわかりにくいので、時間に余裕を持って移動するのがおすすめです。
The famous church in Oiaの詳細
Main Square, Oia 847 02, Greece
公式サイトで見るスポット9. レッドビーチ
海といえば白い砂浜をイメージする人が多いかと思いますが、サントリーニ島には世界的に見ても珍しい赤土のビーチがあるんです。その名も『レッドビーチ』。赤い岩肌の崖や青く透き通る海、広がる青空のコントラストは美しく、一見の価値ありです。
波も穏やかなので泳ぐのにも適しており、夏場には有料でパラソルの貸し出しも行われています。レッドビーチまでのアクセスは、フィラからバスに乗り終点で降りて、ボートに乗り換えるか徒歩になります。
レッドビーチの詳細
公式サイトで見るスポット10. ワイン博物館
ヨーロッパで最初にワインが作られたと言われているギリシャ。実はサントリーニ島は、ギリシャワインの発祥地なんです。そんなヨーロッパ初のワインの歴史を学べるのが『ワイン博物館』。
洞窟の中にある面白い作りが特徴です。ガイドブック・音声ガイドともに日本語対応しているので安心ですね。
どんどん地下へ降って館内を進んで行くと、人形やイラストでワインの歴史が展示されていて、最後にはワインの試飲が待っています。もちろん、お土産としてワインの購入もできますよ。
ワイン博物館の詳細
Epar. Od. Messarias - Archeas Thiras, Vothonas 847 00 ギリシャ
公式サイトで見るスポット11. アクロティリ遺跡
サントリーニ島には美しい風景だけでなく、先史時代がよくわかる遺跡も残っています。『アクロティリ遺跡』は紀元前1500年に繁栄した街でしたが、地底火山の噴火によって街ごと火山灰に埋もれてしまいました。そして、1967年に発掘調査で発見され、現在は屋根を設けて見学できる形になっています。
アクロティリ遺跡までのアクセスは、フィロから出ている直行バスを利用するといいでしょう。ここから出土したものは新先史期博物館に展示されているので、そちらも合わせて見学してみることをおすすめします。
アクロティリ遺跡の詳細
公式サイトで見るスポット12. サントリーニ火山
サントリーニ島には、今もなお活動している火山があります。『サントリーニ火山』は、元は1つの島でしたが、海底火山の大噴火によって島の真ん中が沈み、2つに別れた形になりました。火山の山頂まで登れば、サントリーニ諸島を見渡すことができます。
火山へ行くには、旅行案内所からツアーに申し込みましょう。ツアーに参加すると、道中の海に湧いている温泉にも立ち寄ってくれます。とはいえ着替えるような時間はなく、「入りたい人は飛び込んでね」というようなイメージ。服の下に水着を着ておくか、泳げるような服装で行くといいでしょう。
公式サイトで見るスポット13. イアの古城
美しい夕日の絶景スポットが『イアの古城』。昼間に訪れると、白い街並みがまるで模型のようで可愛らしい雰囲気です。しかし、日が沈む頃になると一変。幻想的で美しい景色が浮かび上がります。海にくっきりとした夕日が沈んで行く様はまさに絶景。
そして、夕日が沈んだ後も見どころで、街に灯りが点り始める光景もまた絶景なんです。日が沈んだ後の景色も幻想的で、ギリシャ旅行の忘れられない思い出になるでしょう。
夕方は観光客でかなり混み合うので、いい場所を確保したいなら少し早めに行くことをおすすめします。
イアの古城の詳細
公式サイトで見るスポット14. SEAGULL CAFE
先述した『The famous church in Oia』を間近に見ながら食事が楽しめる穴場的レストラン。「SEAGULL」とは「カモメ」という意味で、テラス席に座るとその名前にふさわしく、まるでカモメになったような気分で街並みを見下ろせますよ。
もちろん景色だけでなく、料理も絶品。お値段もリーズナブルなのが嬉しいですね。メインの通りから少し入ったところにあるので、入り口を見落とさないように注意しましょう。
SEAGULL CAFEの詳細
OIA, Santorini, Thira 847 02 ギリシャ
公式サイトで見るミコノス島のおすすめ観光スポット3選
エーゲ海に浮かび、サントリーニ島と並んで人気の高い『ミコノス島』。サントリーニ島と比べて日本人観光客が少ないので、穴場な観光名所。ミコノス島の特徴は、白で統一された街並みです。一面に広がる真っ白の建物と、エメラルドグリーンの海のコントラストは絶景ですよ。
運が良ければ、島のマスコットであるペリカンにも遭遇できるかもしれません。アテネからのアクセス方法は飛行機・高速船・フェリーの3つがあり、飛行機なら40分前後で到着します。
スポット15. カトミリの風車
ミコノス島の観光名所といえば『カトミリの風車』は外せません。この風車を目当てにミコノス島を訪れるという人も大勢います。島のほとんどの場所から風車が見られるので、島のシンボルとも言えるでしょう。
元々は小麦を挽くために使用されていた風車ですが、現在では観光地化されていて、6つあるうちの1つは博物館になっています。入場料無料でミコノス島の地方の歴史を学べるので、ついでに覗いてみてはいかがでしょうか。ミコノス港から歩いたら、数分で到着します。
カトミリの風車の詳細
Kato Mili, Mikonos 846 00 ギリシャ
公式サイトで見るスポット16. パラポルティアニ教会
ミコノス島では、昔、船乗りたちが航海を無事に終えると教会を建設する風習がありました。そのため、島の中に300以上もの教会があります。その中でも最も有名なのが、まるで雪が降り積もったかのように真っ白い『パラポルティアニ教会』。
リトル・ヴェニスという入江の先端に建っていて、5つの礼拝堂が集まってできています。青い海とのコントラストが美しく、絶好の写真撮影スポットですよ。ミコノス港から歩くと、3分ほどで到着します。
パラポルティアニ教会の詳細
公式サイトで見るスポット17. パラダイス・ビーチ
ミコノス島で最も有名なビーチといえば『パラダイス・ビーチ』。透明度が高く、紺碧色が深く美しい海です。パラダイス・ビーチの特徴は、とても賑やかな雰囲気。パーティー音楽が1日中鳴り響いていて、美しい海をゆっくり静かに眺めるというよりは、みんなでワイワイ盛り上がっています。
また、ヌーディストビーチとしても有名なので、知らずに行くとちょっとびっくりしてしまうかも。ミコノスタウンからはバスで15分ほどで行けます。
パラダイス・ビーチの詳細
公式サイトで見るテッサロニキのおすすめ観光スポット3選
ギリシャでアテネに次ぐ大都市である『テッサロニキ』。街の名前はアレクサンドロス大王の妹の名前に因んでつけられたもので、数々の世界遺産、伝統や芸術などの文化に溢れた街です。
アテネは古代ギリシャを象徴する街だと言われていますが、テッサロニキはビザンティン時代を象徴する街で、数多くのビザンティン建築が現存しています。
スポット18. アギオス・ディミトリオス教会
テッサロニキには多数の教会がありますが、『アギオス・ディミトリオス教会』はギリシャでも最大規模を誇る教会。テッサロニキの観光名所であるこの場所は、1996年に世界遺産にも登録されています。
教会は1917年に街の大火災で一度全焼しましたが、1926年から1948年にかけて焼け残った資材を利用しつつ再建されました。
教会の中には、火災の際に残った5枚のモザイク画が飾られています。他にも豪華なシャンデリアや高い天井など、荘厳な雰囲気が漂う場所です。
アギオス・ディミトリオス教会の詳細
Agiou Dimitriou, Thessaloniki 546 33 ギリシャ
公式サイトで見るスポット19. ホワイトタワー
テッサロニキのランドマーク的存在の『ホワイトタワー』。テルマイコス湾沿いに建てられた塔です。オスマン帝国時代には砦として用いられ、後には牢獄としても使用されていたことから「ブラッドタワー（血の塔）」と呼ばれていました。
牢獄としての役目を終えた後、1912年にギリシャ領となった際に改修。洗浄されて塔の白さを取り戻したことから、現在の呼び名がついています。
最上階へ登れば360度街を見渡せるようになっていて、塔の中はテッサロニキの歴史が展示される博物館となっています。夜には塔がライトアップされるので、そちらも見どころ。
ホワイトタワーの詳細
Leoforos Nikis, 54640, Thessaloniki 546 40, Greece
公式サイトで見るスポット20. ガレリウスの凱旋門
この古代ローマ式の凱旋門は、ローマのガレリウス帝がメソポタミアやアルメニアなどとの戦いに勝ち、領土回復したことを祝って303年に建てられました。今では3本の柱のみ残っていて、それ以外の部分はすべて失われています。
しかし、遺跡を保存するため、凱旋門の核部分のレンガは、新しく追加して補強されている箇所もあります。門の見どころは表面に施されたレリーフ。ガレリウス帝や当時の戦闘の様子を伝えるシーンの数々が刻まれています。夜にはライトアップもされるんですよ。
ガレリウスの凱旋門の詳細
Egnatia 144, Thessaloniki 546 22 ギリシャ
公式サイトで見るアテネ・サントリニート島・ミコノス島・テッサロニキ以外のおすすめ観光スポット10選
ギリシャにはまだまだおすすめの観光スポットがたくさんあります。中世の歴史が未だ濃く残るロドス島、ギリシャとヨーロッパ文化が共存するケルキラ島、リゾート地として知られるクレタ島、映画『紅の豚』の舞台とも言われるザキントス島、断崖絶壁に建てられた世界遺産メテオラなど。ここからは、まだまだ日本人旅行者が少ない穴場観光スポットも紹介していきます。
スポット21. 騎士団長の館
エーゲ海南部に浮かぶロドス島は、旧市街を中心に中世の街並みが多く残されていて、世界遺産にも登録されています。そんなロドス島の中でも一際目立っているのが『騎士団長の館』。
文字通り、歴代ヨハネ騎士団長の館として使用されていました。石造りの城壁は圧巻で、どこか現実離れした雰囲気すら感じさせてくれます。
館の中には150以上もの部屋があるのですが、そのうちの24部屋が一般に向けて公開されています。中にはロドス島や聖ヨハネ騎士団などに関する歴史的展示物や、美しいモザイク画、16世紀から17世紀あたりの家具や甲冑などが展示されていて、見どころ満載です。
騎士団長の館の詳細
公式サイトで見るスポット22. クノッソス宮殿
地中海に浮かぶギリシャの島々の中で1番大きいのが『クレタ島』。古代ミノア文明が栄えた場所で、他のギリシャ各地とは違う独自の文化が育まれてきました。そんなクレタ島を代表する観光地が『クノッソス宮殿』。クレタ島最大の都市イクラリオンにあり、ヨーロッパ文明発祥の地と言われています。
残念ながら保存状態が悪かったために、現在見られる遺跡は主に修復を施したものです。しかし、美しいモザイク画をはじめとして、古代の高度な文明を感じられます。イクラリオン考古学博物館と合わせて観光するのがおすすめです。
クノッソス宮殿の詳細
公式サイトで見るスポット23. ディクテオン洞窟
『ディクテオン洞窟』は、自然が作り出した観光地。ギリシャ神話では、ゼウスが生まれ育った洞窟としても有名な場所で、「ゼウス神殿の洞窟」と呼ばれることもあります。
洞窟内部に入ると、見たことがないような幻想的な空間が広がっています。洞窟内は滑りやすく、急な階段があるので歩きやすい靴を履いていくといいでしょう。
また、中は夏でも涼しいので、羽織りものも忘れないように。イクラリオンから55km離れているので現地のツアーに参加するのがおすすめ。ツアー代金を支払ってでも行ってみる価値のある絶景スポットと言えるでしょう。
ディクテオン洞窟の詳細
公式サイトで見るスポット24. オールド・ベネチアン・ハーバー
クレタ島の港町『ハニア』。そんなハニアで最も人気のある観光地が『オールド・ベネチアン・ハーバー』です。ゆったりとした空気が流れている街並みを散策してみたり、港沿いにあるカフェやレストランで景色を眺めながら食事を楽しんだりするのがいいでしょう。
16世紀頃に建てられたベネチア風の建物や、船の修理場として利用されていた建物が残る街並みは、どこか懐かしいような雰囲気を感じさせてくれます。青い海も透き通るほどに綺麗で、小さな魚が泳いでいる様子も見られますよ。
オールド・ヴェネチアン・ハーバーの詳細
Agiou Markou 8, Chania 731 32 ギリシャ
公式サイトで見るスポット25. サマリア峡谷国立公園
クレタ島南西部にある『サマリア峡谷国立公園』へは、ハニアからアクセスするのが一般的です。ギリシャといえばビーチでのアクティビティがメインですが、他にもトレッキングなど、大自然を満喫できるアクティビティがあるんです。
サマリア渓谷は毎年5月にオープン、10月末にクローズし、オープン期間中にトレッキングを楽しめます。トレイルは整備されていますが、石が多く足に負担がかかるので、ソールが厚く滑りにくい靴を履いていくといいでしょう。
サマリア峡谷国立公園の詳細
Info- Zoran Paljevic- Milia Restored Village, Vlatos, Kissamos 734 00 ギリシャ
スポット26. メリッサーニ洞窟
観光ガイドにはあまり掲載されていないギリシャの穴場観光地『ケファロニア島』。ケファロニア島にある宝石庫のような美しい景色が見られる洞窟が『メリッサーニ洞窟』です。
島の中心地から10kmほど離れた場所にあります。ボートに乗って観光するスポットなんですよ。
ぽっかりと空いた穴から差し込む光と、浮いているかのように透明度の高い湖は、まさに絶景。地震によって地上が崩落したことで、美しい光が差し込む神秘的な洞窟ができたと言われています。ギリシャの島を巡る旅のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
メリッサーニ洞窟の詳細
公式サイトで見るスポット27. メテオラ修道院
ギリシャのテッサリア地方にある世界遺産『メテオラ修道院』は、ギリシャ旅行で外せない観光地。「メテオラ」とは「空」という意味を持っています。奇岩群の上にそびえ立つ修道院は、まるで空中に吊り下げられているかのよう。
遠くから見るだけではなく実際に近くへ行ってみても、吊り下げられているような不思議な光景は変わりません。
修道士たちにとっても、俗世から離れたこの場所は、祈りを捧げ瞑想する場としてぴったりだったのでしょう。現在は6つの修道院が残っていて、どれも拝観可能になっています。
メテオラ修道院の詳細
公式サイトで見るスポット28. ナヴァイオビーチ
ジブリの名作映画『紅の豚』のモデルになったと言われている『ナヴァイオビーチ』は、ザキントス島の北西にある入江です。アテネからは飛行機に乗って30分ほどで到着します。
切り立った崖から下を眺めてみると、まるで絵の具を溶かしたかのように鮮やかなスカイブルーの海が広がっています。白い砂浜とのコントラストを見れば、一生忘れられない思い出になることでしょう。
また、ビーチの真ん中には座礁した難破船が置き去りになっています。どこか悲しげに見えるこの難破船も、ナヴァイオビーチの美しさを引き立てていると言えるでしょう。
ナヴァイオビーチの詳細
公式サイトで見るスポット29. アート＆ワイン
ザキントス島は、ワインの名産地でもあります。『アート＆ワイン』は、ご夫婦で経営されている見学可能なワイナリーです。
旦那さんはアーティストで、奥さんは英語が話せるそう。旦那さんのアートギャラリーやオーガニック栽培をしているブドウ園、ワイン樽を貯蔵している地下室が見学できます。
アートが好きな人にもワインが好きな人にも、おすすめできるスポットです。美しい景色を堪能した後に、美味しいワインを堪能しに行ってみてはいかがでしょうか。
アート＆ワインの詳細
Maries 29091,Zakynthos, Greece
公式サイトで見るスポット30. アギオス・イオアニス教会
数多くの映画のロケ地があることで知られている『スコペロス島』。そんなスコペロス島のロケ地の中でも最も人気があるのが『アギオス・イオアニス教会』です。なんと岬の上に建つ美しい教会なんです。
映画『マンマ・ミーア！』のラストシーンで、主人公の結婚式の場として使用されています。そのため、今では愛を誓うカップルにとって聖地のような場所に。
この教会だけでなく、スコペロス島には、外観が統一された美しい街並みや綺麗なビーチなど見どころ満載です。ぜひ訪れてみてくださいね。
アギオス・イオアニス教会の詳細
まとめ
ギリシャのおすすめ観光スポットを厳選して30カ所ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ギリシャの島の数は約3,300と言われていて、全て制覇することは困難ですが、せっかく訪れたからにはアテネだけでなく、地中海に浮かぶ美しい島々も巡ってみてくださいね。
同じギリシャでもそれぞれ違った特徴を持っていて、その場所でしか得られない発見や感動が待っていますよ。
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