36歳の転職は難しい?転職が成功した人の特徴とやるべきことを紹介

長谷川大輔 2018.10.01
転職業界では、35歳転職限界説がささやかれています。36歳になってからも、転職に成功しているケースはたくさんありますが、1つの転職デッドラインであることは確かなようです。そこで今回は36歳になり、アラフォー世代でも転職に成功している人の特徴とおすすめ転職エージェントを解説します。

36歳の転職は厳しい?転職が成功した人の6つの特徴を解説!

36歳で転職を成功させる転職エージェントの選び方

36歳の転職は男性も女性も難しいと言われますが、実際に転職を成功させている人もたくさんいます。そのような人はどのように転職したのでしょうか。

年齢のせいにして諦めるのは簡単ですが、自分が本当にやりたい仕事に就くためには成功者の体験がとても参考になるはず。

そこで、転職を成功させた人にはどのような特徴があるのか詳しく説明しますので、転職を失敗させないためにも役立ててみてくださいね。


① 安易な理由ではなく、確固たる意思を持って転職に取り組んでいた

転職を成功させた男女に共通しているのは、その場の安易な思いつきで転職活動をしていないという点です。36歳であろうと20代であろうと、この点は同じです。

「なぜ自分は転職するのか」について、ハッキリとした理由と目的を持っている人が転職を成功させています。

目的を持つということは、転職のモチベーションを保つ効果があります。確固たる意思を持って転職活動をするので、36歳という年齢の壁を意識することはありません。

そのパワーと活力が採用する企業にも伝わり、転職が成功するのです。


② 自己分析を怠らず、自分自身の強みや弱みをしっかりと把握していた

36歳という年齢は、会社人間としての経歴や実績をそれなりに積んでいます。この年代で転職に成功した人は、自己分析を通して自分の強みと弱みをしっかり把握しています。

自分の強みをもっと発揮したいという思いが転職へつながりますし、自分の弱みを知っているからこそ、それをカバーするような転職活動ができます。

36歳で転職を考えた時、自分の強みも弱みもまだ把握できていないのなら、自分がどのように仕事と向き合ってきたのかを考えてみましょう。

もし真剣さが足りなかったら、転職活動が失敗に終わる可能性があります。男性も女性も転職を考える前に、自分の強みとは何かを自己分析してみる必要があります。


③ 応募企業の採用ニーズを理解し、正確に応えていた

36歳で転職に成功した人は、たとえ未経験業界・未経験職種だとしても応募企業の採用ニーズを充分に理解し、またそのニーズに正確に応えています。

採用ニーズを理解するというのは、その企業についての情報をちゃんと分析し、どのような人材を求めているかを正確につかんでいることです。

それによって自分の強みをいかに活かせるかを考え、行動しているのです。採用ニーズを理解していない人は、面接の段階で振り落とされます。

面接では転職後の目標について述べることが大切ですが、それができるのは採用ニーズを理解しているからです。面接でニーズに合った提案ができる人が採用されていますよ。

未経験業界・未経験職種への転職だとしても、自分が転職先でどんな働きができるのか的確に答える必要があることを頭に入れておきましょう。


④ 転職に求める理由が、年収やキャリアアップ以外にあった

転職理由の一つとして多いのが、年収アップや役職を上げるキャリアアップを求める転職。

36歳という年齢は、上司と部下の間に挟まれた微妙な立場です。今の会社で上のポジションを狙えないという焦りが転職行動へと向かうのでしょうが、このような動機だけでは成功がおぼつかないことも。

確かに転職を意識したきっかけとして年収アップやキャリアアップは絶対にランクインするのだと思いますが、採用企業が欲しているのは即戦力となる人材です。すなわち、仕事への理解と情熱およびスキルをどの程度持っているかが重要になります。

実力が備わっているなら話は別ですが、年収やポジション目当てだけの求職者は採用する意味がないのです。即戦力になる人材は、自ら求めなくても自然に年収やポジションが与えられます。


⑤ 転職のゴールや期限を明確に定めていた

転職を成功させたい方におすすめしたいコツは、目的を定めて集中的に活動することです。転職を失敗してしまった男女と成功した男女の違いは、スケジュールを立ててゴールを決めてから転職活動を行っているかどうか。

スケジュールを無視して転職しようとすると、なかなか転職先の企業が決まらず、ダラダラと長引いてしまいます。36歳で転職しようとしたのが37歳になっても転職先が決まらない事態に陥ります。

ダラダラといつまでも転職活動をしていると緊張感がなくなり、活動していることに意味があると錯覚しやすいのです。ゴールがないと決断を先延ばしにして、結局良い条件の会社を逃してしまいます。


⑥ 退職後に転職活動をせず、在職中に内定を決めきった

転職をする場合に最も避けたいのが、退職後に転職活動を行うことです。なぜ多くの人がこのような行動をとるかというと、会社の同僚や上司に気を遣うから。比較的気弱で正直な人が陥りやすい間違いと言えるでしょう。

退職後に転職活動をしてうまくいかないと、最悪の場合、生活が苦しくなる危険性があります。20代の若い時ならまだしも、36歳という年齢は独身の男女だけでなく、結婚している男女も多いでしょう。

養わないといけない家族がいる中で、先に退職をしてから転職活動を進めるのは無理なことだと思いましょう。

転職で成功しようと思うなら、同僚や上司を気遣うのではなく、知られないように上手に行う賢さが必要です。


⑦ 既婚女性・独身女性も転職先の企業に何を求めるか優先順位を決めた

女性で転職を考えている人は、自分が転職先の企業に何を求めているのかを明確にしましょう。

既婚女性であれば、妊娠出産してからも仕事を続けられるような環境なのか、子育てをしていても正社員のまま時短で働きやすい会社なのか。

独身女性であれば、いずれ結婚したとしても融通が効く会社なのか、女性でも管理職を狙えるようなキャリアアップ・年収アップが可能なのか。

このように、女性は自分の状況によって仕事に求める内容がガラッと変わります。そこを理解した上で、自分がいま転職先に求めるべきことは何かを考えてみましょう。


36歳で転職を成功させるためにやるべきこととは?

サラリーマンの36歳は微妙な年齢で、転職は無理なのではないかと考える人も多いでしょう。つまり、転職する最後のチャンスと言っても過言ではありません。

このまま今の会社で働き続けるか、それとも新天地で自分の可能性を試すのか。どちらにせよ迷う年齢です。

このような迷いが生じる時に転職をしようとする人は、一体どのようなことを意識して考えるべきなのでしょうか。うまく転職を成功させるためには何が必要なのか、この点について説明していきます。


① 「どこでも良い」ではなく、しっかりと転職したい理由を決める

36歳で転職しようとするのは難しい決断です。家族がいるかもしれませんし、転職のデッドラインといわれている年齢なので慎重にならざるを得ません。本気で転職をするのなら、周りが納得のいく転職理由が必要です。

それは、退職理由とも関連してきますよ。「ただ単に今の仕事が面白くないから」、「転職できるならどこでも良い」という考え方では転職はうまくいかないでしょう。

転職理由は面接で必ず問われる質問です。その場しのぎのあいまいな答えは通用しません。なぜ転職したいのか、なぜこの会社なのかを明確に理由付けすることが必要です。


② 家族やパートナーの理解を得る

20代の転職と36歳の転職の最大の違いは、責任の重さです。20代の独身者なら自由に転職にトライできますが、36歳は家族への責任を考えて行動する必要があります。

男性も女性も子供がいるのなら、まだ手がかかる年代ですし、教育費の負担も大きくなります。転職をして本当に年収アップができるのか、未経験職種に転職をしても年収は下がらないのかをよく考える必要があるでしょう。

36歳の転職でやるべきことは、家族と良く話し合って理解を得ることです。家族の反対を押し切って転職活動をすると、気持ちが後ろ向きになりマイナス思考に陥ります。

家族の同意を得て、家族の応援をバックにして初めて転職活動が前向きに進むと考えましょう。


③ 転職先が決まらないうちに辞めない

家族の理解を得ることにも通じますが、36歳には家族に対する責任がある年齢です。転職先が決まらないうちに退職してしまうと、家族に生活への不安を与えてしまいます。

たとえ独身であっても、転職前に仕事を辞めてしまうと、万一の時はフリーター状態になってしまいますよね。

やはり転職を成功させるにはきちんと計画的に進めることが大事で、転職先が決まらないうちに辞めてしまうのは無理な話。しっかりと準備して万全を期し、転職活動するという心構えが大事です。


④ 今の会社で築いた人脈や実績を捨ててまで、本当に転職したいのか考える

転職するには入社してから3年目が良いといわれますが、それは会社の中での人脈や実績がまだ積み上がってないためです。36歳になるとそれなりの人脈や実績があるので、転職するとなるとそれらを捨てることになります。

裏切られた思いがする上司や同僚もいるかもしれません。今まで築いてきた人間関係は、手放すのが惜しい人脈かもしれません。

36歳で転職を決断するということは、それらの人間関係を全てを捨てることを意味します。それだけの覚悟を持てるかどうか、そこが重要です。


⑤ 40代以降になると更に厳しくなるため、転職するなら36歳のタイミングでもある

36歳はまだ30代の半ばです。転職するには最後のチャンスかもしれません。迷いに迷って結局40代になってしまうと、求人数もガクンと減ってしまいます。

転職するかどうか迷うのなら、思い切って転職エージェントを利用するのもおすすめの方法です。客観的に転職すべきかどうか教えてもらうことで、自分ではわからなかったことに気付けますよ。

本気で転職をするなら36歳というタイミングを逃さないことが大事です。36歳の転職は厳しいと言われていますが、まだまだ可能性があるということを忘れないようにしましょう。


転職を失敗させないために、客観的なアドバイスをくれる転職エージェントがおすすめ!

決断力のある人でも、いざ転職するとなると迷いが生じるものです。特に36歳という微妙な年齢は、家族や同僚や上司などの人間関係が絡んできます。

転職するかどうか迷った時は転職エージェントを利用すると、自分の進む道が見えてきますよ。

一人で悩むと冷静な判断ができなくなりますが、転職エージェントを利用して客観的な第三者の意見をもらうことによって転職イメージが具体化しますよ。

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36歳のおすすめ転職エージェント① リクルートエージェント

転職エージェントを選ぶ時は求人数の多さと実績を見ることが大事です。この2つを満たしているのがリクルートエージェント。求人数が非常に多く、転職支援実績もナンバーワンです。

特に求人数では、全体の80パーセントが非公開求人数になっています。大手企業や人気企業は非公開求人にしていることが多いので、そのような企業でキャリアアップ・年収アップを考えている人には有利。

優秀なキャリアアドバイザーが面談でサポートしてくれるので、不安なく転職活動ができます。


リクルートエージェントのおすすめポイント

転職する時に自分のアピールポイントがわからないケースはかなり多いです。リクルートエージェントでは豊富な実績のあるキャリアアドバイザーが、プロの目でカウンセリングするので、転職希望者の強みや適性を読み取ってサポートします。

自分でも気づかないアピールポイントを指摘してくれるので、自信を持って転職活動に臨めます。

さらに、転職では面接が鍵となりますが、リクルートエージェントでは面接力向上セミナーを用意しているので、面接が苦手な人も徹底的にサポートします。

公開求人数が32,000件以上、非公開求人数が174,000件以上と多いので、転職先の幅が広がり、希望の企業を見つけやすいです。

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36歳のおすすめ転職エージェント② マイナビエージェント

マイナビエージェントもリクルートエージェントと同じく、非公開求人数が全体の約80パーセントと数が多いので、大企業や有名企業などへの転職に有利です。

紹介先企業には誰でも知っている名前がたくさん並んでおり、自分のスキルや実績を大きな舞台で試してみたい人に適しています。

また、プロのキャリアアドバイザーが揃っているので、転職希望者が気づかないウィークポイント、強み、適性などを引き出してくれます。

1対1の面談では悩み事や迷っていることなど何でも相談でき、メンタル面のサポートが充実していますよ。

キャリアアドバイザーに相談するだけでプラス志向になれるので、キャリアや実績にふさわしい転職先が見つかりますよ。


マイナビエージェントのおすすめポイント

マイナビエージェントのおすすめポイントは年代別のサポートがあることです。30代のサポートでは、30代の転職市場の状況について詳しい説明があり、20代とは違う転職活動のポイントをアドバイスしてくれます。

例えば、転職デッドラインといわれる36歳でも、それまでのキャリアを生かした戦略を立て、履歴書や職務経歴書の書き方、面接のポイントまでアドバイスを受けられます。

36歳は中間管理職として難しい立ち位置ですが、仕事のことや人間関係などを考慮した上で最善の転職サポートがあります。プロのキャリアアドバイザーがしっかりヒアリングするので、30代後半でも、未経験職種への転職でも、安心して転職活動ができます。

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36歳のおすすめ転職エージェント③ JAC Recruitment

JAC Recruitmentはハイクラスの転職を希望する人に適している転職エージェントです。国内の大手企業だけでなく、外資系や海外進出をしている企業の求人情報がたくさんあります。

36歳で転職に悩んでいる人にはおすすめのエージェントで、実際に転職が成功した人の約70パーセントが35歳という実績があります。

この実績から、35歳から39歳の働き盛りの転職成功者を数多く生み出していることがわかりますね。特に、一家の大黒柱として働いている男性や、グローバルに活躍したい独身女性には最適の転職エージェントといえます。


JAC Recruitmentのおすすめポイント

JAC Recruitmentのおすすめポイントは、ミドル層からハイクラス層に特化していることです。現状の給与や待遇に不満の36歳におすすめの転職エージェント。マネジメント職やスペシャリストの経験がある人なら、年収アップ・キャリアアップの転職が可能です。

また、財務や経理専門のキャリアコンサルタントが主催するセミナーがあるので、英語力を生かした外資系や日系グローバル企業へ転職したい人にも最適です。

外資系やグローバル企業で求められる人材や転職のタイミング、事前準備などトータルにサポートしてくれます。定期的に企業説明会を行っており、大手や優良企業情報を直接知ることができるのもポイントです。

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36歳のおすすめ転職エージェント④ DODA

DODAは転職・求人情報のサイトやスカウトサービスなどを総合的に運営しており、その中でも力を入れているのが転職エージェント部門です。年間18,000人以上の転職サポートの実績があり、求人情報も豊富。

特に大手企業や有名企業が参加している非公開求人数が多いので、現状からランクアップを狙っている転職希望者におすすめできます。

求人は、大手総合商社をはじめとして大手自動車メーカー、総合電機メーカー、大手都市銀行など誰もが知っている超一流企業の求人が目立ちます。


DODAのおすすめポイント

DODAのエージェントサービスは転職に不安を抱いている人でも満足できるサポートをしてくれます。それは豊富な経験と専門知識を持った転職のプロが多数在籍しているから。

2人の担当者が企業へのエントリーから選考結果の通知、面接日程の調整など内定が決まるまで支援してくれますよ。きめ細かなサポートがDODAのおすすめポイント。

例えば応募書類を添削指導するだけでなく、提出後も企業に人柄や強みなどを伝えて、無事に内定が取れるようにサポートしてくれます。

初めての転職や2度目3度目の転職回数が多い男女でも、安心して任せられる転職エージェントです。

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36歳のおすすめ転職エージェント⑤ パソナキャリア

転職エージェントを利用する利点は専門のキャリアアドバイザーに相談できることです。パソナキャリアでは過去の25万人分の転職ノウハウがあり、それに基づいた的確なサポートを行います。

初めての転職でも転職を繰り返している転職回数が多い人にも、親身になった支援をしています。パソナキャリアの求人件数は25,000件以上で、取引実績企業は16,000社以上もあります。

実際に年収がアップした人は転職者全体の67.1パーセントにも上ります。無料サポートでこれだけの実績を残せるのがパソナキャリアの強みです。


パソナキャリアのおすすめポイント

パソナキャリアでは業界別の転職特集があるので、自分が希望する転職先情報が見つけやすくなっています。例えば人気のIT・WEB業界では最新の転職情報を見ることができます。

さらにその業界での転職成功事例が掲載されているので、これから転職活動をする人に非常に役立ちます。女性の転職に特化した特集もあるので、独身のキャリアウーマン志望者にもおすすめ。

また、エリア別の転職情報もあり、特に関西エリアと東海エリアで転職を希望している人には見逃せない情報がたくさんあります。

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