ヒョウモントカゲモドキの飼育環境から餌まで飼い方の教科書
ヒョウモントカゲモドキの飼育を全て解説します
一人暮らしをしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。ホームシックになったり、寂しくなったりもすると思います。「犬とか居れば寂しくないだろうな〜」という方も居るかと思いますが「飼育費が高いし・・・」「吠えるし・・・」「長時間のお留守番もさせられないし・・・」と思ってしまうと思います。そんなあなたににオススメのペットがヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)です。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)とは
日本名は”ヒョウモンモドキトカゲ”。英名は”レオパードゲッコー”。
通称”レオパ”と呼ばれ根強いファンを持ってます。古くからペットとして飼育されていて、日本にも欧米から輸入されています。
レオパの魅力「5選」
① 動きが遅いため扱いやすい
突発的な動きをしない生き物です。餌を捕らえるときは別ですが、とにかく動きがスローです。爬虫類では考えられない「ハンドリング」が可能なのは魅力のひとつ。ちなみにハンドリングとは、触ったり、持ったり、遊んだりとスキンシップを楽しむことです。一緒に遊べるのは大きな魅力ですね。
② 基本的に噛まない
私も長い間飼育していますが、噛まれたこと、噛まれそうなことはまったくありません。噛まれたという例もほとんど聞いたことがありません。(※ベビーの時は神経質な時期で、口を開けて威嚇することがあります。その時に手を出せば噛まれるかもしれません。)
③ トイレを覚える
ヒョウモントカゲモドキはうんちをする場所が固定されます。一度覚えるとほとんど同じ場所でするようになります。賢いですね。
④ 長寿
10年程度生きるのが通常ですが、中には30年近く生きているのも記録されています。オスで29年、メスで約22年が寿命として記録されています。「長く付き合えるペット」として有名です。
⑤ とにかくカワイイ!
まぶたがあって、まるで人間のようです。小さいのに頑張って動いている姿を一度見たらトリコになってしまいます。小さな手やパクパク餌を食べる口にファンになる人多数。とってもかわいいですよ。
あの新垣結衣さんもヒョウモントカゲモドキに夢中
あの新垣結衣さんも、ペットとしてヒョウモントカゲモドキモドキを飼っているそうです。本名は「心(しん)」。「シーちゃん」と呼び、2007年から飼っています。すでに8年間も一緒に暮らしているんですね。「目がきれいだったり、笑ったりしないのによく見ると表情が見えたり。脱皮するときの一生懸命さもかわいい」と可愛がっているようです。
”ヒョウモントカゲモドキのシーちゃんです!
カワイイでしょ!? すっごい黄色でしょ!?
さっき脱皮したばっかりなんだよ!
ヒョウモンってのは「豹の紋」。豹柄ってこと。
あ、「モドキ」だからトカゲじゃないんだけどね (笑)”
出典:http://www.tfm.co.jp
飼育ケースなど必要なものは?
1. ゲージ
ケースやケージは案外小さいサイズで大丈夫ですし、俗にいうプラケースでも大丈夫です。最低限20cm〜30cm程度のサイズがあればいいと思います。飼育ケージが大きければ大きいことに越したことはありませんが、あまりに大きいサイズだと保温の管理が大変ですしなによりもレオパ自体がそこまで移動や行動をしないので必要ないでしょう。
私は一般的な観賞魚用のガラス水槽を使用しています。価格帯は2000〜5000円です。
2. 床下、底床(ケース内の地面に敷くもの)
おそらく一番メジャーなのはキッチンペーパーかなと思います。
砂に関しては意見が分かれていまして「細かい専用の砂を入れた方がいい」という意見もあれば、「砂の誤食があるからいれないほうがいい」という意見もあります。現在は技術も発展して”カルシウムで出来たダミーの砂”などもあるので、そちらがおすすめかもしれませんね。私はダミーサンドを使用しています。価格帯は1000〜3000円です。
3. 保温器具
ヒョウモントカゲモドキは変温動物なので自身で体温をかえることができないため、自らが場所を移動して体温調整をします。
環境によって変わりますが基本的にはパネルヒーターだけで十分です。
パネルヒーターはケージの中に敷くのではなく、ケージ外の底に敷きましょう。また、敷く位置は全体ではなく、ケージの半分か1/3程度にパネルヒーターを置きます。全体を温めてしまうと体を冷ませなくなってしまうので注意しましょう。価格帯は5000円前後です。
飼育環境は乾燥させすぎない。適度な湿度が大切です。
ヒョウモントカゲモドキは乾燥系のヤモリと言われていますが、鵜呑みにしてはいけません。ヒョウモントカゲモドキはインド、アフガニスタン、イラン、パキスタン等が生息地で俗に乾燥系と言われていますが、砂漠等に住んでるわけではないので適度な湿度が必要です。
さらに、日本で入手できるのは人間の飼育下で生まれ育ったものがほとんどなので、原種と同じ考えはしないほうがいいと思われます。また脱皮をよくするのですが、その際に乾燥した環境だとうまく脱皮ができなくて、脱皮不全という症状を起こすことがありますので注意が必要です。
湿度管理のために、適切なのがこちらです。
ウェットシェルター
素焼きでできたウェットシェルターこれは上のへこんだ部分に水をいれておけば、素焼きが水分を吸収して適度な湿度を保ってくれるという優れものです。価格帯500円〜1000円です。
餌は何をあげればいいの?餌の頻度は?
餌は虫が基本になるので、虫が苦手だとここが大きな壁になります。著者も虫は苦手でしたが、結局は慣れちゃいました。
メインはコオロギ・ミルワームです。
餌の頻度はベビーの時は食べるだけ食べさせます(といってもある程度の限度はあります)。ほぼ毎日バクバク食べちゃいます。大きくなると週に2回で問題ないと思われます。
また旅行とかで外出することがあっても、1ヶ月くらいは何も食べないでも生きれるので安心です。
どうやらプリプリとした尻尾に栄養を溜めているかららしいです。
虫がどうしてもダメなアナタに
生きてる虫が苦手な方の為に、乾燥コオロギや半生タイプの缶詰コオロギとかもあり
これらを食べるヒョウモントカゲモドキも結構います。
著者は冷凍タイプのコオロギをあげています。
レオパードゲッコーフード
最近では水と混ぜて練ってつくる練り餌みたいのが出ていますが私は試したことがありません。調べて見る限り、食べる生体もいれば食べない生体もいるので注意が必要だとは思います。
ヒョウモントカゲモドキを変える場所は?値段は?
以前はネット通販でも購入できたのですが、法改正に伴い対面販売のみとなりました。ちなみに、気になるレオパの値段ですが、種類にもよりますがノーマルタイプで5000円前後。レアな種類となると10万を超える個体も存在します。
オススメは即売会
ネット販売が禁止された事もあり、最近では即売会が盛んです。各シーズンごとで開催されています。販売会が気になる方は”レプタイルズショー”をチェック。
ペットショップ
最近ではホームセンターのペットコーナーにも置いてあります。ただ、種類がそこまで多くはないのでレア個体をお求めの方にはオススメできません。
専門店
最近ではレオパ専門店なども都内にあります。各地方の爬虫類専門店でも多数取り扱いあるので、ぜひ近所のショップを検索してみてください。
まとめ
いかがでしょうか?著者も最近ではレオパにどっぷりハマっております。
「爬虫類とは思えないチャーミングな姿」「のんびり歩く姿」には仕事の疲れも吹き飛びますよ!手の掛からないペット”レオパ”で新しいライフスタイルを送ってみてくださいね。
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