病んでる人の12の特徴。精神的に落ち込んでいる人へ“接し方の正解”とは?
病んでしまう人は限界が近づいてきた時の前兆がある。
メンタルがやられて、精神的に病んでしまう人は、いきなり心が折れるというより、徐々に精神的ダメージが積み重なってしまうことがほとんどです。
精神的に追い込まれている時には、何をやってもダメなような気がしてネガティブな言動が増えたり、些細なことで感情的になったりします。
その他にも、無表情が続くなど、前兆が見受けられることが多いです。
もし周囲にストレスが溜まっていそうな人がいたら、できる範囲ですぐにメンタルケアをしてあげましょう。
病んでる人の12の特徴|精神的に追い込まれている人の共通点とは?
「精神的に病んでる人ってどんな感じだろう?」
「職場で落ち込んでる人がいるけど、メンタルケアしたほうがいいのかな?」
そんなふうに、友達や職場の人の変化を感じ取り、心配する方も多いのではないでしょうか。本記事では精神的に病んでる人の特徴について詳しくご紹介していきます。
周りに当てはまる人がいないか、チェックしながら確認してみてくださいね。
- 何事も悲観的でネガティブに考えがち
- SNSで意味深な投稿をするようになる
- まともな食事をとらなくなる
- 急に落ち込んだり、怒ったりする
- 趣味や好物に対して急に興味がなくなる
- 身だしなみを気にしなくなる
- 明るい話題でも笑顔を一切見せない
- リアクションが適当で上の空
- 眠れなくて寝不足が続いてる
- 急に、何かに依存し始める
- 周囲に対して疑心暗鬼になる
- 注意されたことでも何度もミスをする
特徴1. 何事もネガティブに考えてしまう
精神的に病んでる人は、トラウマを抱えていたり、被害妄想が激しかったりする節があります。たとえ周囲の人に褒められても否定する他、すぐにヒステリックになったりすることも。
具体例としては、職場で「いつも仕事早いですよね!」そんなふうに言われても、「仕事が雑ってこと?嫌味?」と思ってしまうのです。
また、友達から連絡が少し返ってこないだけで「嫌われたに違いない…」とネガティブに受け取ってしまうのも、気持ちが落ち込んでる人の特徴です。
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特徴2. SNSで意味深な投稿をする
周囲から心配されたい、自分のことをもっと気にかけてもらいたいという気持ちが強いのもメンタルが弱くなっている人にあるあるです。
例えば、SNSで黒背景に「もう疲れた…」という意味ありげな投稿をしたり、ただの風景写真に「もう嫌だ」「しんどい」など、一言ネガティブなコメントを添えて投稿する**ことがあります。
精神的に弱っている人は、「この人大丈夫だろうか?」「放っておくと大変なことになるのでは?」と周囲がザワつくようなことをしてしまうのです。
特徴3. まともな食事をとらない
気持ちが落ち込んでる人は、基本的にあまり食欲が湧かない傾向にあります。料理をしようという気やレストランに行こうとする活力も起きず、食事をすることさえも面倒に感じてしまいがちです。
とりあえず、「明日に備えて何かお腹に入れておかないと…」という義務感だけで食べるため、手軽なお菓子やインスタント食品などで済ませて、きちんとした食事を取ろうとしません。
急に見た目がほっそりしてきて、顔つきも不健康そうに見えることも多々あります。
反対に、暴飲暴食になる人も危ない
心が病んでいると何も食べたくなくなる人がいる一方で、辛い気持ちを紛らわすかのように食べていないと落ち着かない人もいます。
好きなだけ飲み食いしたり、一日に何度も冷蔵庫を開けて食べ続けたりと、暴飲暴食になってしまうこともあります。
前までは普通体型だったのに、急に太った人がいる場合は要注意。ストレスにより衝動的に食べてしまうのも、メンタル面での危険信号です。
特徴4. 急に落ち込んだり、怒ったりする
心に余裕がなくセルフコントロールができないのも、精神的に病んでる人の特徴です。
些細なことで落ち込んだり、いきなり怒ったり、感情のアップダウンが激しくなります。急にイライラしたと思ったら、次の瞬間には自己嫌悪に陥ってしまうことも多いでしょう。
友達や職場の同僚などの前でも顔つきが変わり、「もう、ほっといて!」などきつい言葉を放ったかと思うと、すぐに泣いて謝るというケースも少なくありません。
このような時は、相手を刺激しすぎずに、状況に応じて共感して寄り添ってあげると、気持ちが落ち着きやすいですよ。
特徴5. 趣味や好物に対して、急に興味がなくなる
今まで夢中になっていた物事に対し、全てがどうでもいいと感じて投げやりになってしまいやすい精神的に病んでる人。
自分でも気づいていないところで、「好きなものどころじゃない」と何かに追われていたりと、精神的に限界が来ている証拠です。
例えば、時間さえあれば打ち込んでいたテニスやダンスといった趣味も、パタンと興味を示さなくなります。また、スイーツが大好きだったのに、そこまで食べたいと思わなくなるなど、食に対する執着も薄れていくのです。
特徴6. 見た目にこだわっていた人が身だしなみを気にしなくなる
精神的に病んでる人は、気持ちが追い込まれているため、身なりに気を配る余裕がなくなります。
「髪が整っているか」「他人にどう見られているか」と言ったことがあまり気にならなくなります。
以前は身だしなみに人一倍気を配っていたにもかかわらず、急に寝癖のついたボサボサ頭で現れて、周囲を驚かすことも少なくありません。
その他、ヨレヨレな服装で出歩いたり、女性ならすっぴんで会社に出勤してくることもありますよ。
特徴7. 明るい話題でも笑顔を一切見せない
ストレスが多いと暗い気持ちになり、顔つきにも覇気がなくなります。友達と集まりみんなでワイワイガヤガヤしていたとしても、笑顔を見せることなく、一人つまらなそうにしている印象です。
職場でも急に笑わなくなり、性格が変わったように見えてしまうことも。
あきらかに以前と様子が違うと感じた場合は、「最近、調子はどう?」など声をかけてみましょう。
無理に言わせるのではなく、「しゃべりたくないならいいよ」というスタンスで寄り添ってあげると、相手も話す気持ちになるかもしれませんよ。
特徴8. リアクションが適当になっている
精神的に病んでる人は、ネガティブな妄想で頭がいっぱいになっている場合もあり、集中力が欠如したり上の空になったりすることが多々あります。
そのため、いくら友達から話を振られたとしても「うん」「そうだね」など、リアクションが適当なことも少なくありません。
また、話をしていても視点が合っていないことも多く、何度話しかけても目を合わせてくれないということもあります。
特徴9. 毎日睡眠不足が続いている
必要以上にいろいろなことを深く考えすぎて、よく寝れない状況が続きやすいのが心が病んでる人。
次の日が早い時は、「寝たら起きれないのでは?」と不安になって、寝付けなくなることも少なくありません。
今まで健康的な生活を送っていた友達や職場の人が、「急に寝不足が続いて…」と悩みを話してきた場合は、精神的に疲弊しているかもしれないと気づいてあげましょう。
反対に過眠になってしまう人もいる
メンタルが弱くなって寝不足になる人もいますが、反対に自分でも気づかないところで体も心も疲れた結果、いつもより深く眠ってしまうという人もいます。
具体的には、今まで仕事や学校に遅刻をしたことがないような人が、急に朝目覚ましをかけても起きれなくなったり、二度寝したりするようになることがあげられます。
周りで急に朝寝坊が増え始めた人がいたら、精神的に病んでいて、体からSOSのサインが出ているのかも。
特徴10. 急に、何かに依存し始める
精神的に病んでる人は、常に不安にかられています。そのため、安心感を得ようとして、何かにしがみつきたいという心理になりやすいことが特徴です。
アルコールの過剰摂取やギャンブル、衝動買いや暴飲暴食などが一般的に多いもの。
一時的には、気持ちがスッキリするものの、多くの場合は後悔も伴いやすく、依存してしまった自分にまた落ち込むという負のループに入ってしまいます。
特徴11. 周囲の言葉に対して「本当?」「何で?」と疑心暗鬼になる
極端なネガティブ思考から何も信じられなくなって、何事にも疑心暗鬼になってしまうのも、精神的に落ち込んでる人あるあるです。
仕事で先輩や上司に褒められても「何で褒めてきたの?」と勘ぐったり、告白されても「こんな私のことを本当に…?」と相手の言葉や行動全てを疑います。
相手が病んでいて疑い深くなっている場合は、不愉快な態度は見せずに、丁寧に理論立てて話をしましょう。不安要素がなくなれば、きっと相手も納得してくれますよ。
特徴12. 一度ミスをして怒られても、すぐにまた同じミスをする
精神的に病むと、頭の中で様々な情報が飛び交い、集中力が散漫になりやすいです。前は几帳面な性格だったとしても、うっかりとしたミスを起こしがちに。
職場でも、何度も同じ記入漏れを繰り返すなど、周囲に迷惑をかけてしまうことも多くなります。
本人は一生懸命取り組んでいるつもりでも、すぐに忘れたり混乱したりして、明らか普段より凡ミスが多発してしまうでしょう。
病んでる人に接する時の正解とは?|相手のためになる対処法5つ
「メンタルが病んでる人への接し方が分からない。」
「友達の性格が最近暗いんだけど、元気づける方法ってあるの?」
精神的に不安定になっている人に対して、どんなふうに接するべきか悩みますよね。相手は傷付きやすくなっているので、言動を間違ってしまうと関係にヒビが入ってしまうことも。
ここでは、心が病んでる人への上手な接し方をご紹介していきます。少しでも力になれるよう、ぜひ参考にしてみてください。
接し方1. とにかく相手に共感しながら話を聞いてあげる
精神的に病んでる人は、常に不安を抱えていて、「自分のことなんて誰も分かってくれない」そんなふうに自信を失っているケースが多いです。
話をする時は、相手の目を見て「うん、そうだね。気持ちすごく分かるよ。」「すごく辛かったよね。」など相手に共感することを意識しましょう。
「自分の話を聞いて、肯定してくれている」と思うと、心の底から安心します。また、自信にも繋がり、メンタルが弱っている人を元気づけるきっかけになるはずですよ。
接し方2. 2人きりで食事に誘ってみる
食べるということについて興味を失いやすい精神的に落ち込んでる人。どんどんやつれていく姿が気になった場合は、その事には触れず食事に誘うのも効果的です。
「前から気になってるレストランがあるんだけど、一人じゃ入りにくいから一緒に行ってくれないかな?」そんなふうにお願いするような言い方がおすすめ。
ポイントは2人で誘って行くこと。大人数で行ってしまうと自分の思っていることを話せないストレスでよりしんどくなってしまうので、配慮してあげましょう。
楽しくおしゃべりしながら美味しいご飯を食べることで活力が湧いて、少しでも前向きになれることもありますよ。
接し方3. 相手の気持ちが落ち着くまで距離を置いてみる
相手の気持ちがあまりにも沈んでいる場合、何を言っても心に響かないこともあります。そして深く関わりすぎてしまうと、自分も精神的にしんどくなるケースも。
病んでる相手がふさぎ込んでいる状態だったら、無理に干渉せずほど良い距離を保ちつつ、様子を見るのもアリ。
例えば、同じ職場の人なら、最低限の会話に留めるなどして、あえてそっとしておくようにしましょう。
一時的に病んでいる場合は、少し時間が経てば復活するケースも多いです。まずは一週間距離をとってみてくださいね。それでも変わらないようなら、他の対処法を試してみて。
接し方4. 一緒に息抜きできるよう連れ出してあげる
精神的に病んでる人は、どうやって自分の心を解放すれば良いかがよく分からない場合も多いです。頑張りすぎて、息が詰まりそうになっていることも。
ずっと顔つきが暗い友達がいる場合は、どこか自然の多い場所へ連れ出してみましょう。また、温泉などリラックスできる場所へ誘うのがおすすめ。
いつもと違う景色や時間の流れの中で、一緒に息抜きをしてあげることで、きっと明るい雰囲気になり、表情も変わってくるはずですよ。
接し方5. 「休んだほうが良いよ」と休養を勧めてみる
周囲から見ると病んでることが明白でも、自覚できていなくて限界を超えるまで頑張り続けてしまうこともあります。
友達や職場の同僚などが辛そうにしている姿を見ていられないと思ったら、
「今は疲れてるからゆっくり休んでみたら?」
「焦る必要はないから、気分転換しておいでよ」
など、さり気なく休養を進めてみるのも効果的です。
しっかりと心も体も休めたら、暗い気持ちも晴れて、きっと元気になりますよ。
病んでる人に絶対しちゃいけない“3つのNG行動”とは?
「精神的に参っている友達を励ますべき?でも、やっちゃいけない言動もあるのでは…?」
そう感じている人もいるのではないでしょうか。
病んでる人は普通の精神状態ではないため、気持ちを逆なでするようなことはしたくありませんよね。
ここからは、メンタルが弱っている人に対してのNG行動を解説していきます。
NG行動1. 励ましの言葉をかける
精神的に病んでる人は、性格的にまじめな人も多いことが特徴です。そのため、深く考えずに励ますと、相手にとってかえってプレッシャーになる恐れもあります。
無責任に「頑張って!」「絶対に大丈夫だよ。」といった言葉を安易にかけるのは控えたほうが賢明です。
NG行動2. 「もしかして病んでる?」と切り込む
辛い時に周りに真正面から指摘されると、現実と直面することになるため、余計に塞ぎこんでしまう可能性もあります。
「病んでるの?」「落ち込んでるの?」といったデリカシーの無い質問や切り込みは避けるようにしましょう。
NG行動3. キツい言い方をしたり、厳しい言葉を言う
相手を追い込むような言い回しは、前述の心ない指摘と同様で、よりネガティブな思考へと発展していきやすいです。
特に繊細な性格で病んでいる人に対して、「そんな事くらいで悩んでんの?」「いつまで落ち込んでるの?」など、キツイ言い方をするのは絶対に止めましょう。
病んでる人には正しい接し方をしつつ、立ち直るのを待ってあげよう。
精神的に病んでる人の特徴や対処法について、具体例を挙げながら解説してきました。
「友達の性格や雰囲気が変わったような気がして、病んでいないか心配…。」
「病んでる人を元気づけるにはどうしたら?」
といった心配や疑問があった方も、接し方をはじめ、励ますべきかどうかも把握できたのではないでしょうか。
相手の様子をよく観察した上で適切な接し方をして、早く回復するのを願いましょう。
【参考記事】はこちら▽
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