筋トレで力が入らない原因。筋肉の限界や横紋筋融解症が考えられる?
筋トレで力が入らないなら、原因を究明するのが大切
トレーニング中に、急に力が入らなくなって焦った経験をしたことはありませんか?
ただ、そのままにしておくのは避けること。
原因がわからないままトレーニングを続けて、重い負荷をかけたウエイトトレーニング中に力が入らなくなると、マシンを落としたりして、大きな怪我に繋がる可能性があります。
筋トレの時に、力めない、力が入らない時は、原因が何なのかを究明し、対策を立てることが大切。
力が入らないことがある方は、必ず原因を究明するようにしましょう。
筋トレで力が入らない原因とは?
筋トレをした後であれば、脱力感があり、身体がだるく感じることはよくあります。
ただ、トレーニングの時に力が入らなくなるのは、どうしてなのでしょうか?
ここでは、筋トレで力が入らない原因を詳しく解説!
安全にトレーニングするためにも、力が入らない理由を解明していきましょう。
筋トレで力が入らない原因1. 筋肉の限界を迎えている
筋トレは筋肉に負荷をかけて、追い込むトレーニングです。
ただ、その追い込みが力が入らない原因の一つ。
筋繊維が破壊されて修復途中で、回復しきっていない状態です。これは筋肉が修復され強化される過程なので、しっかりトレーニングの効果が出ているという証拠。
ただ、追い込みすぎてオーバーワークになると回復が間に合わず、力が入らないという状況になります。
筋肉は通常2〜3日で回復しますが、この回復期間を無視した時にパワーが発揮できなくなることはよくあります。
しっかり回復させてからトレーニングを再開するか、きつすぎないかなど内容を見直してみましょう。
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筋トレで力が入らない原因2. 栄養が足りていない
筋力を適切に発揮するには、やはりパワーを発揮するのに必要となる栄養が蓄えられていることがとても大事。
栄養が不足していると、筋力が低下し、体の機能低下が発生。それによって、身体に不調が起きて、筋トレで力が入らない状態になります。
疲れが取れない、だるい、力めないなどの動けない原因は、栄養不足かも。脂肪を減らしたいからと言って食事量をゴッソリ減らしたりしていないか、振り返ってみましょう。
筋トレで力が入らない原因3. 体のコンディションが悪い
「今日はなんだか力が出ない日だな。」と感じた時は、自分の健康状態に目を向けてみましょう。
特に睡眠時間が短かった翌日は、力めないことが多いです。
また、風邪を引いたりしている時も同様で、身体に怠さを感じて、パワーを発揮できません。
無理にトレーニングをしても効果が出ないどころか、脱力感が酷くなったり、最悪バランスを崩して怪我をすることも。
原因が体のコンディションによるものだった場合は、無理せず筋トレを休んで疲労回復に努めましょう。
筋トレで力が入らない原因4. 横紋筋融解症という病気
筋トレを行う人が知っておきたい病気「横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)」。
過度なトレーニングや、初心者が体に合わないハードな筋トレを行うことでなりやすい病気です。
極端に筋肉に負荷をかけて酷使した結果、筋肉細胞が破壊されて血中に流れ出し、横紋筋融解症の症状が出ます。また水分補給を行わず、トレーニングを行うことでも、なる可能性があるので注意。
症状は
- 身体に力が入らない
- 脱力感や倦怠感が続く
など。症状が重くなるとコーラ色の尿が出ます。
上記の症状に加えて腎機能に障害が出る可能性もあるので、速やかに病院で検査を受けましょう。
筋トレで力が入らない時の対処法|パワーを発揮できるようになる方法とは?
ここまで、筋トレで力が入らない原因を解説してきました。
横紋筋融解症が疑われる場合は病院にすぐ行くこと。それ以外の原因が考えられる場合は、工夫次第で力を発揮できるようなることはあります。
では、筋トレで力が入らない時はどうすれば良いのか?
ここでは、筋トレで力が入らない時の対処法について解説していきます。
自分のコンディションの整え方、生活習慣の改善など、いろいろな角度から対策を考えてみましょう。
対処法1. トレーニング前にストレッチをして身体をほぐす
筋トレ前にストレッチを行うことで、血流が良くなり体が温まります。すると、筋肉や関節を滑らかに動かせるようになり、力を入れやすくなります。
筋トレで力が入らない理由の一つが、筋肉が回復していないこと。筋力が落ちている状態の時は、関節の可動域も落ちています。
少しでも可動域を回復させるために、やはり筋トレ前のウォーミングアップはすごく大事。必ず準備体操を行いましょう。
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筋トレ後のストレッチも行うこと
トレーニング前にストレッチを行っておけば、力を入れやすくなります。
ただ、筋トレ後のストレッチも重要。
そもそも、ストレッチは血流を促して疲労物質を溜まりにくくする効果があります。つまり、筋トレによって蓄積した疲労が排出されやすくなり、回復が早くなるということ。
力が入らなくなる原因に「筋肉の限界」が挙げられますが、これは筋肉が回復しきってない時に起こります。
筋トレが終わったらストレッチを行えば、筋肉が回復しやすくなり、次回の筋トレでも力を発揮しやすくなりますよ。
ぜひクールダウンもしっかり行いましょう。
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対処法2. 力まずに行える筋トレにシフトする
筋トレ時に力が入らない場合、ウエイトトレーニングを行っても、良いパフォーマンスを発揮できません。思わぬケガをする可能性もありますので、ダンベルやマシンを使ったトーレーニングは控えるのが良いでしょう。
おすすめなのが、自宅でできる「自重トレーニング」。
過度に力むことなくトレーニングができるので、力が入りにくい時でも体を鍛えることは可能です。
無理せずに、力の入り具合をコントロールしながら自重トレーニングをやってみましょう。
対処法3. 筋肉痛がある時はトレーニングをしない
筋肉痛があるということは、その部位の筋繊維の修復が終わっていないということ。
筋肉痛がある状態でトレーニングを行うと、オーバートレーニングになり、さらに力が出なくなる状態になるかもしれません。
力が出ないのは、筋肉が回復していないからという可能性もあるので、筋肉痛が出ている間は、トレーニングをお休みしましょう。
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対処法4. 栄養バランスのとれた食事を心がける
身体を作るためにも、疲労回復を促すためにも食事は大切。
体調にも筋肉にも良い栄養素を摂取して、パワーを発揮できる状態に持っていきましょう。
- 身体を動かすエネルギー源となる主食:ご飯やパン
- 筋肉や血液の材料となる主菜:肉類や魚、卵、大豆製品
- 体を整える野菜:ブロッコリー、レタス、きのこ、海藻
など、バランス良く栄養を摂取すること。
トレーニングの後だけではなく、1日3食の食事内容も見直してバランスの良いメニューをとりましょう。
対処法5. トレーニング前日は6〜7時間以上睡眠をとる
睡眠不足は、筋トレに与えるデメリットが多く、絶対避けたいことの一つ。
睡眠不足の時に筋トレを行うと、終わった後の脱力感が酷く、頭痛や吐き気を感じる場合もあります。トレーニングの効率が低下して、集中力の低下による怪我の可能性も。
寝不足の時は特に力が入らなくなる傾向にあるので、しっかりと質の良い睡眠をとってトレーニングに望みましょう。
トレーニング前日には、6~7時間以上の睡眠をとることが理想。
十分な睡眠は体の疲労回復に効果的で、筋トレの効果もアップしていきますよ。
筋トレ中に力を発揮できるように備えておきましょう!
筋トレ中に力が入らない原因は、疲労が回復していない、栄養が足りていない、睡眠不足など、いろいろな面で考えることが大切。
原因を究明して、正しい対策をたてることで、理想的なパフォーマンスができる体になります。特に横紋筋融解症の症状が出ている人は、早急に病院に検査に行くこと。
正しく力を発揮できるように、しっかりと対策を取りましょう。
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