筋トレでオーバーワークした時の症状|やりすぎかどうかの見極め方とは?

織田琢也 2024.02.26
筋トレでオーバーワークした際の症状について詳しく知りたい方へ。今記事では、筋トレでオーバーワークに陥る原因から、オーバーワークした時の症状ややりすぎた時の対処法まで詳しくご紹介します。

筋トレにおけるオーバーワークとは?

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筋トレは、トレーニングを行うことで筋繊維に傷をつける行為。

傷つけられた筋肉繊維が回復することで、筋肉を強くしていくのです。

この回復を待たずにさらに強い負荷をかけすぎて、筋トレをやりすぎてしまう行為がオーバーワーク

きちんとした休息を入れず筋トレを続けることで、回復が追いつかなくなってしまい、常に疲労が蓄積した状態に。

そして慢性的な疲労になると、免疫が落ちて熱や風邪の症状が現れたり、体調を崩してしまったりと、「オーバートレーニング症候群」といわれる症状になることがあり、体全体に影響を及ぼす危険があります。

放置すると疲労が抜けないだけではなく、治療が必要になることもありますので、少しでも症状が見受けられたらトレーニングはストップしましょう。


筋トレでオーバーワークに陥ってしまう原因とは?

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どうしてオーバーワークになってしまうのか?

ここでは、オーバーワークに陥りやすい原因について、解説していきます。

日常的に筋トレをしている人は、ぜひ参考にしてくださいね。


オーバーワークの原因1. 負荷が大きすぎる

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トレーニングに慣れていない初心者の方は、なんとなく「負荷が大きければそれだけ効果も大きいはず。」と考え、自分に合わない負荷で筋トレをしてしまうことがあります。

負荷は大きすぎれば良いものではなく、自分に合った負荷でトレーニングを行うことが大切

過負荷状態のトレーニングを続けると、疲労が蓄積しやすくなり、オーバーワークに陥ることがあります

早く筋肥大させたいと考えて高重量のダンベルやバーベルなどでトレーニングしても、オーバーワークを促進してしまうだけ。

筋肉は急に育てるのではなく、あせらず時間をかけて鍛えることを念頭にトレーニングしましょう。


オーバーワークの原因2. 筋肉が回復する前にトレーニングしている

筋トレの後の筋肉は、筋繊維が傷ついている状態。筋肉痛でトレーニングをした部位が痛いことから、自分でも実感できますよね。

この状態のまま、休むことなくさらにトレーニングをしてしまうと、筋繊維の回復が追いつかず、オーバーワークになってしまいます

トレーニングを行う際には、前回のトレーニングからきちんと回復していることが大切。休息期間を作らずに筋トレをするのは控えましょう。

【参考記事】はこちら▽


オーバーワークの原因3. 正しいフォームで行えていない

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崩れたフォームで筋トレを行うと、必要のない筋肉を使ってしまい、余計な部分に疲労を溜めてしまいます。

筋肉痛になる必要のない部分まで痛みを感じるため、通常よりも疲れやすくなるというわけですね。

前述の通り、筋肉に疲労が溜まればオーバーワークになる可能性が出てきます。

特にトレーニング初心者は、回数や負荷のことばかり考えてしまいがちですが、筋トレでしっかりと効果を出すためには、正しいフォームで行うことが重要。

まずは正しいフォームを身につけることを大切にして、トレーニングを行いましょう。


オーバーワークの原因4. 同じ部位ばかり鍛えすぎている

「脚をほっそりさせたい!」
「胸板を厚くしたい!」

など、理想の体を目指してトレーニングをすると、同じ部位ばかり毎日続けて鍛えてしまうことがあります。

筋肉は回復するまで時間が必要です。同じ部位だけ鍛えると回復が間に合わず、オーバーワークに陥ります

日によって部位ごとに分けてトレーニングを行ったりして、一度鍛えた筋肉をしっかり休ませるようにしましょう。


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