転職のスキルは参考程度?本当に大切なこと、重視されるポイントとは

長谷川大輔 2018.02.15
転職を成功させるためには、立派なスキルや資格がないと難しいのでは?と考えてしまう方は多いのではないでしょうか。自分にはアピールできるスキルや資格がないからといって、転職を諦めてしまう方もいるかもしれません。転職においてスキル・資格はどの程度重視されるのかを確認してみましょう。

そもそも転職活動でよく言うスキルとは

転職で必要なスキル

転職活動で言うスキルというのは、経験や訓練などによって培われた能力のことを言います。例えば長年営業の仕事をして来た人には、他の人よりも優れたコミュニケーションスキルが身についているかもしれません。また、英語を使用する仕事を続けてきた方には、英会話や英語文章を読み解くスキルが身についていると言えます。それらを転職活動ではスキルと呼んでいます。


何をスキルと見るのかは、相手企業次第な部分もある

スキルがあれば転職に有利だと考えてしまう方が多いと思いますが、実はスキルと見るかどうかは、相手企業が求めている人材によって変わるものなのです。英語を使用する環境にない企業には英語ができると言うことは、さほどプラスのスキルにはなりませんし、事務仕事を求めている企業にとっては営業のスキルはあまり必要とは言えませんよね。


スキルは一つの物差し、プラスの材料に過ぎない

もちろん企業側が求めているようなスキルを持っていることは、転職には有利に働く可能性があります。しかし、スキルがないからといって企業側は採用を見送るのかというと、そんなことはありません。スキルは採用の決定材料になるものとは限らず、あくまでプラス材料のひとつに過ぎないのです。企業にとってプラスになるようなスキルを持っていない人であっても、他の部分で企業側にプラスになると判断されれば、採用される可能性はもちろんあります。


転職でスキル以外に大切なこと① やりたいことの明確なビジョン

自分の将来についてのビジョンを持っている人と持っていない人は面接で差がつくとも言われています。5年後10年後の自分の姿を想定し、そのためにどのようなキャリアを積んで行けば良いのかといった具体的な理想像をキャリアビジョンと言います。自分のキャリアビジョンを持っていることは、企業によってはスキルよりも重要視されることがあります。明確なキャリアビジョンを描いている人は案外少なく、多くの人は漠然としたイメージしか持っていません。面接でも将来のビジョンについて聞かれることもありますので、自分でしっかりとイメージを作っておきましょう。


転職でスキル以外に大切なこと② 会社の社風や風土にフィットできるか

面接では、その人が会社の社風に合う人材なのかどうかを重視されることがあります。さらに社風にフィットするかどうかは、面接を受ける側にとっても大切な要素のひとつです。自分とは合わない社風の会社には長く勤めることができない可能性がありますし、やはり企業側はそういった人間を採用したいとは思わないはずです。面接を受ける前に自分自身を客観的に観察してみて、自分とあった社風の会社なのかはしっかりと調査しておきましょう。


転職でスキル以外に大切なこと③ 事前の準備をしっかりとする

転職活動が上手くいっていなかったり、とにかく早く転職を成功させたかったりと焦りの気持ちが先行してしまうと、面接を受ける会社についての準備を怠ってしまうことがあります。経験豊富な面接官に、準備不足なことを簡単に見抜かれてしまうでしょうし、そうした場合の面接結果は自ずと見えて来てしまいます。相手企業にも失礼な行為にもなりかねませんので、面接を受けると決めた企業についてはしっかりと準備してから面接に挑むようにしましょう。


転職でスキル以外に大切なこと④ コミュニケーション能力

一般的なコミュニケーション能力は、やはりどういった企業であっても重視されます。どの企業にとっても必要な能力として考えられていることは、今や常識とも言えるかもしれません。顧客対応だけではなく社内の人間関係の構築、プレゼンの際や会議で発言をする際など、仕事内容の違うさまざまな業種で、コミュニケーション能力は必要不可欠となっています。企業によっては面接合否の判断基準にもなりますので、スキルはそれほど自慢できるものがなくても、コミュニケーション能力が高いと判断されれば面接も成功するかもしれません。


まずは大手の転職エージェントに登録して相談してみましょう

スキルや資格は、企業側が最も重視している項目ではないことがお分りいただけたのではないでしょうか。「スキルが判断基準にはならなくても、自分にはアピールできることが何もない」と考えている方は、本当の自分の価値をわかっていないのかもしれません。転職のプロが在籍している転職エージェントにお任せすれば、自分では見えていなかった自分のアピールポイントが発見できるかもしれませんよ。そんな方のために、後悔しない大手転職エージェントをご紹介します。


業界最大手の【リクルートエージェント】

「株式会社リクルートキャリア」が運営するリクルートエージェント。業界内でも最大規模の転職エージェントで、転職実績は国内No.1です。誰もが知っているリクルートブランドの影響が大きく、企業に対する営業力も高いです。そのため扱っている業種も幅広く、特殊な業界までもカバーしています。また、東京などの都市部中心の転職エージェントも多くありますが、リクルートエージェントは地方企業にも対応しているので全国各地で利用できます。


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業界2位で若手転職者に強い【DODA】

転職業界で大手のひとつであるDODAは、「パーソルキャリア株式会社」が運営する転職エージェントサービスです。2017年にインテリジェンス株式会社から社名変更されています。パート・アルバイト情報誌のanでも有名なので、過去に利用した経験がある方も多いのではないでしょうか。リクルート同様、転職業界での実績のある会社が運営する転職エージェントなので信頼も厚く、扱っている求人情報も多種多様に揃っていて、非公開求人も多数用意されています。


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DODAは転職情報や求人を掲載している転職サイトとして利用することもできますし、専任のアドバイザーからサポートを受けられる転職エージェントとしての利用もできます。求人情報も豊富で、エージェントは出し惜しみせず次から次へと仕事を紹介してくれるといった声もあります。転職エージェントに登録するのは少し躊躇してしまうといった方でも、DODAの場合は転職サイトとしての利用だけでも可能。そこが他社サイトとは違った点です。初めての転職は緊張してしまうものですので、敷居の低いサービスは転職初心者にはうれしいですね。

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初めての転職に心強い【パソナキャリア】

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スキル以外にも自己分析を進めましょう。

転職を成功させるために必要なのは、優れたスキルだけではありません。自己分析をして自分を客観視することで、自分の良さを再確認できるかもしれませんよ。しかし、自分を客観視するのは案外難しいもの。そんなときは転職エージェントを利用するなどして、他者の目から自分を評価してもらうと良いでしょう。転職エージェントサービスを上手く活用し、転職を成功させてくださいね。

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