「お腹の中にいる赤ちゃん、性別ってどうやって分かるの?」僕は彼女に妊娠を告げられた|第22話

もしも彼女が妊娠したら、男にはこんな現実が待っている。父親になる男のリアルに描く体験記「僕は彼女に妊娠を告げられた」第22話。

妊娠22話


安産祈願から二週間が経過し、彼女が妊娠18週目を迎えた頃。

彼女の定期検診と会社の休みが重なった僕は、久しぶりに診察へ同行することにしました。

「もしかしたら、今日で赤ちゃんの性別が分かるかもしれん(笑)」

僕が身支度をしていると、彼女が嬉しそうに話しかけてきます。

人によって個人差はありますが、一般的には、妊娠18週目から20週目あたりで赤ちゃんが男の子か女の子かを判別できるんだとか。

「そんなすぐ分かるものなの?けどまあ、男の子だと思うんだよな〜(笑)」

自分が男三兄弟だったこともあり、なぜか男の子が産まれてくる予感しか湧きませんでした。

「男の子でも全然嬉しいけどな(笑)とりあえず、準備したら病院行こっか。」

朝からそんな会話を交わしつつ、お互いに準備を済ませると、歩いて10分程の距離にある産婦人科へ向かいます。

病院へ到着すると、診察券と保険証を提出し、ソファで名前が呼ばれるのを待つことに。

平日の朝一で訪れたおかげで、10分も待たぬうちに診察室へと案内されました。

部屋へ通されると、彼女は慣れた様子で診察台に横たわり、エコー検査の準備を開始します。

看護婦さんが彼女の服をまくると、機械と肌との密接度を高めるゼリーをお腹周りに塗り、上から機械で超音波を当てていきます。

「(エコー検査って、こんな感じでやるんだ・・・)」

初めて目にする光景に感心していると、先生がモニターを指差しながら、赤ちゃんの説明をはじめました。

「ここが赤ちゃんの頭部ですね、この当たりが腕とか肩です。」

ぼんやりとではありますが、そこには赤ちゃんの骨格のようなが映像が映し出されています。

「心臓も元気に動いてますし、問題なさそうですね。特に何もなければ、また2週間後に検診来てください。」

あっという間に診察は終わり、看護婦さんも彼女のお腹を拭こうとしていたので、

「あの、ちなみに性別って分かったりしますか!?」

僕は思い切って、先生に性別を尋ねてみました。

「明確に判断できるか分かりませんけど、一応確認してみましょうか?」

彼女も快諾してくれたので、そのまま寝転んでもらい、もう一度エコーを見てもらうことに。

「医師とはいえ、産まれてくるまで絶対とは言い切れませんが、この突起部分は、おそらく男性器でしょう。したがって、9割方、男の子だと思いますよ」

股の部分にフォーカスすると、たしかに突起物のような影が確認できました。

「思いっきり男の子じゃないですか!(笑)」

淡々とした先生の口調とは対象的に、僕たちは性別が分かって舞い上がります。

「言ってた通り、男の子みたいやな(笑)」

診察台から降りた彼女も、かなり喜んでいる様子。

「なんとなく、男の子だと思ってたよ(笑)とりあえず、元気に育ってるみたいだね。」

検診を終えると、受付で診察代を支払い、病院を後にしました。

「(年内には、自分に息子が誕生するのか・・・!どんな息子なんだろう・・・!)」

彼女のお腹の中で動いている我が子の姿を初めて目の当たりにして、父親になる実感が更に強まった僕は、とても幸せな気持ちで家路へと着くのでした。

<続く>


僕は彼女に妊娠を告げられた

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