自己保身が強い人の5つの心理。自分を守ることに必死な人への対処法とは?

HaRuKa 2024.06.24
保身的なのは構わないけれど、迷惑はかけないで欲しいですよね。この記事では、自己保身が強い人について詳しく解説します。

そもそも「自己保身」の意味とは?

自己保身とは?

「自己保身」とは文字通り、自分の身分や利益を守ることを意味する言葉。

つまり、自己保身が強い人は自分のことが一番大切で、リスクに感じる行為を避けるのが特徴です。

一般社会では自分の地位や名誉を守る人のことをいい、責任転嫁をする人と認識されているため、ネガティブなイメージの言葉として使われています。


自己保身が強い人の4つの特徴|性格や行動で分かる共通点とは?

自己保身が強い人の4つの特徴

「そもそも自己保身が強い人ってどんな人?」

「自己保身が強い人ならではの行動パターンってあるの?」

自己保身の意味が分かっていても、性格や行動からどんな人に当てはまるのか見分けるのは難しいですよね。

自己保身が強い人は、どんな対応をするのでしょうか?

ここではまず、自己保身の強い人の特徴を解説します。どんな人が自己保身の強い人といえるのか、早速チェックしてくださいね。


特徴1. 長いものに巻かれて、意見をコロコロ変える

自己保身が強い人は、立場が上の人に歯向かうことはリスクだと考えています。

例えば、会社の同僚からアドバイスを受けても自分の意見を変えないのに、相手が上司だった場合にすぐ意見を変えるのはよくあることです。

いわゆる権力者に弱く、長いものに巻かれるタイプ。

自分の評価を下げないためにも、そういう人の意見はあてにしないことが大事。

「そうなんですね〜」「わかりました〜」と話し半分で聞いておけば、後であなたがかっかりすることもありません。


特徴2. 「でも、〜〜」とすぐに言い訳する

自分を守りたいゆえに、なるべく被害を最小にしたいという心理が働き、常に自分を正当化しようとします。

相手に対して、仕方のないことだと理解してもらいたいと思っているのでしょう。

そのため、同僚や彼女から問題点を言われても、「でも、それは〇〇なので〜」と口を開けば言いわけが出てくる始末です。


特徴3. 責任を他人に押し付ける

自己保身が強い人の4つの特徴は責任を他人に押しつける

自己保身的な性格の人は、我が身可愛さあまりに自分の評価を下げたくない一心で行動します。

そのため、職場でミスが発覚したことが分かると、「〇〇のせいで〜」と他の人に責任転嫁をはじめます。

自分の責任を少しでも軽くして、昇進などに響かないようにするのです。

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特徴4. 「だと思います」が口癖

自分の立場を守ることが第一優先にあるため、事なかれ主義になりやすいのが特徴です。

特に職場でうえの立場の人から意見を求められる場面では、決して断定的な口調で返答するようなことはしません。

「〜だと思います」などのあいまいな表現で答える特徴があるので、すぐに見分けられるはずですよ。


自己保身が強い人の5つの心理|自分を守ってしまう理由とは?

自己保身が強い人の5つの心理

自己保身が強い人の特徴をつかめたのであれば、どんな人に当てはまるのか見分けがつくようになったと思います。

一方で、なぜ自己保身に走ってしまうのか。ここからは、「自己保身が強くなってしまう人の深層心理」を解説。自己保身が強い人の心の中を探っていきましょう。


心理1. 常に逃げ道を確保しておきたい

自分の評価が下がることはデメリットしかないと考えるため、自分の意見を求められた時には「予防線を張っておきたい」という心理が働きます。

たとえ、自分の軸がぶれたとしても構わないと思っており、リスクを負うような行動は一切しません。


心理2. 責任を負いたくない

自己保身の強い性格の人は挑戦して失敗するくらいなら、自分は楽な立場でいたいと考える傾向にあります。

自分が責任を負うくらいなら、他の人に責任を押しつけたいとさえ思うことも。

自分が挑戦しなければいけない場面から逃げ続け、安全な環境でおさまることを望みます。


心理3. 上司の機嫌を損ねたくない

自己保身が強い人の5つの心理は上司の機嫌を損ねたくない

自己保身が強いと自分の評価を下げたくないという心理が働き、職場では上司へのゴマすりに走りがちです。

上司に「怒られたくない」「機嫌を損ねたくない」と言う思いから、生意気に思われないようにどんな時でも同じ意見にするでしょう。


心理4. 都合のいい方に肩入れしたい

自分を常に優位な立場するために、曖昧な態度をとるのは自己保身の強い人ならよくあることです。

曖昧にしておくことで、風向き次第で都合のいい方につこうと考えています

また、仕事の楽さや報酬の大きさなど、メリットのある方につくずる賢さがありますよ。


心理5. 楽に昇進したい

失敗を嫌うあまり、闇雲な努力をせずに簡単な方法で昇進しようとします。

そのため、上司にいい顔をすることが1番の目的に。「上司が守ってくれるから自分は常に安全圏にいる」と思いこみたいのです。

職場でのメリット・デメリットを考慮して、立ち回ろうとします。


自己保身的な人の4つの対処法|上手に付き合うコツとは?

自己保身的な人の4つの対処法

「職場の上司が自己保身の強い人...。どう付き合えばいいのだろう?」

「自己保身の強い相手との上手なコミュニケーションの方法はない?」

身近な人に自己保身の強い人がいると、どんな付き合い方をすべきか悩みますよね。

上手に付き合っていかないと、今後の関係性が悪化してしまうかもしれません。

ここからは、自己保身の強い人への上手な対処法を解説していきます。


対処法1. 議事録をしっかりと取る

保身の強い人が言い逃れできるのは、責任に関する証拠がないから。

「そうは言っても、相手のいいように言われちゃう...。」って方は、何を言ったかメモをとっておきましょう。

  • 相手の言った言葉をメモしておく。
  • メモった後に内容を確認してもらう。

このようにきちんと証拠を残しておけば、言い逃れできない状況になるので保身の強い人には最適な対処法です。

責任の押し付け合いがなくなるので、余計なストレスから解放されるでしょう。


対処法2. 保身的な相手に対して、曖昧な表現は避ける

自己保身的な人の共通点は、自分の立場を常に優位にしたいこと。

そのため、良かれと思って曖昧な表現で伝えてしまうと、都合のいいように解釈されてしまうのがオチ。

責任を押しつけられたくないのであれば、しっかりと自分の意見を伝えるべきです。

  • 「〜かも知れない」「〜だと思う」などの表現はしない。
  • 「〜です」「〜である」と伝える。
  • 結論から話すようにする。

このように、相手に隙を見せないように、揚げ足を取られないように話せば、責任を押しつけられることもなくなりますよ。


対処法3. 間違っていることはハッキリ伝える

自己保身的な人の4つの対処法は間違っていることははっきり伝える

自己保身が強い人は、事なかれ主義に走りやすい傾向にあります。

大多数の意見に流されやすいからこそ、自分のダメな部分にも気がつきにくいのです。

間違っていることをはっきり伝えてあげなければ、いつまで経っても自分のダメな部分に気がつくことができません

相手の間違った点を伝えるのは億劫にもなりますが、時にははっきりと伝えるのも優しさです。自分のダメなところに気づけば変わってもらうきっかけになるでしょう。


対処法4. 逃げ場のない立場に置く

責任を転嫁できる相手がいると、楽な立場に逃げるのが自己保身の強い人の特徴です。

この機会に成長して欲しいと思うのであれば、思い切って逃げ場のない立場に身を置いてもらうのはどうでしょうか。

リーダーなどの責任者であれば、そう簡単に逃げることはできません

それでもやめたいと相手が言うのであれば、それまでと考えて付き合えばいいのです。

リーダーを立派にできるようになれば、本人にとっても殻を破るいい機会になるでしょう。


【番外編】自分が自己保身に走る場合の3つの対処法とは?

自分が自己保身に走る場合の3つの対処法とは

「私って意外と自己保身的な性格かも...」

「自分の自己保身が強い部分は、どう直していけばいい?」

もし、自分が自己保身の強いタイプだった場合、どう改善すればいいか悩みますよね。

自己保身が強いままだと、多くの人に迷惑かけてしまうかも知れません。

では、どうすれば極度の自己保身をやめられるのか?

自己保身の緩める方法を確認していきましょう。


保身を緩める方法1. 自分で決めたことを最後まで曲げない

相手と意見が違うことは決してデメリットではありません。むしろ意見をコロコロ変えてしまうと、正しいことが分からなくなるばかりか、相手の信用を失うことも。

「自分の意見は変えればいいや」という思考を変え、自分の意見を曲げない軸の強さを身につけましょう。

  1. 自分が本当に伝えたい意見は何なのか。
  2. 相手の意見を聞いても、自分の考えは変わらないか。

この2つを意識して、自分の意見を決めましょう。

最初のうちは自信がないかと思います。その時には、別の信頼できる人に自分の考えを話してみて。

第三者の意見を的確に言ってくれるはずですから、自分の意見に対する反応を知ることができますよ。


保身を緩める方法2. 「失敗してなんぼ」と思っておく

自己保身に走ってしまうと、失敗への恐怖が出てきてしまうものです。

でも、他の人は本人が思うほど完璧な結果を求めていないので、失敗への考え方が変ればビクビクする必要もなくなります。

  • 失敗するのは当たり前。
  • 失敗しても次の作業に引きずらない。
  • 失敗は成功の母と捉える。

この3つを意識して挑戦してみてください。

最初のうちは失敗への恐怖心やトラウマが出てくるかも知れませんが、意識している内にトライできるようになりますよ。


保身を緩める方法3. 責任を負うことに慣れる

自分が自己保身に走る場合の3つの対処法とはは責任を負うことになれる

過去に何かしらの責任を負った経験がないと、知らず知らずのうちに責任へのハードルが高くなってしまうもの。

新たな挑戦には、失敗もつきものだと考えておく必要があります。

  1. 自分が責任を取れる範囲で行動を起こす。
  2. 失敗したら潔く謝る。

この2つを念頭において、行動を起こして責任を負ってみましょう。

こうした小さな責任を積み重ねることで、不安や恐怖などが当たり前のようになっていき、リスクにも立ち向かっていけるようになりますよ。


自己保身が強い人の心理を知って、上手に付き合ってみて。

自己保身が強い人は、自分が安全な立場にいることを望みます。そのため上司へのごますりを一生懸命したり、他の人に責任を押し付けたりすることも。

そんな行動に巻き込まれて困っているという方は、自己保身の強い人の特徴や心理を理解した上で上手に対処しましょう。

今回ご紹介した情報を参考にすれば、自己保身の強い人との付き合いを上手にできるようになりますよ。


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