ボキャブラリーの意味/使い方とは|例文&言い換えできる類語まで解説!

長谷川大輔 2019.07.28
「ボキャブラリー」とはどんな意味なのかご存知ですか?本記事では、ボキャブラリーの意味や英語スペルから、使い方や例文まで解説!さらには、類語も合わせてお教えしますので、ぜひ参考にしてマスターしてくださいね。

ボキャブラリーの意味とは?

ボキャブラリーが豊富な男

ボキャブラリーとは、日本語で語彙や語彙力を意味しています語彙とは、地域や人・作品などの一定の範囲で使われる単語の総体のこと。例えば、社会生活に必要とされている基本的な語彙を基本語彙と言い、1500~3000語ほどにのぼります。

たくさん単語を知っていることを、「ボキャブラリー(語彙)が豊富」「語彙力が高い」などとあらわし、褒め言葉としても用いらることも。たくさん言葉を知っているどうかあらわしたい時には、ボキャブラリーは欠かせない言葉です。


ボキャブラリーの英語スペルは「vocabulary」

もともとは英語の名詞が語源のボキャブラリーとは、英語スペルはvocabularyで、語彙や用語数、用語範囲などを意味しています。もともとの語源は、ラテン語の「vocābulum」で、「vocāre(呼ぶ)」が語源のvocと、名前の後に親愛の情をあらわす意味の「bulum」が組み合わさりできた「言葉を集める」を意味する言葉です。

ラテン語が変化して英語のvocabularyになり、現在はカタカナ英語として使われています。


ボキャブラリーの語源|どんな言葉から生まれたのか?

ボキャブラリーとは「名前・語」の意味が変化して「言葉を集めた」という意味になったラテン語(スペル:vocābulum)が語源。いつ頃生まれた言葉なのかははっきりとはわかっていません。ラテン語が英語に変化し、さらに日本に入ってきたことでカタカナスペルの「ボキャブラリー」になりました。

日本語でボキャブラリーが一般に浸透したのは、番組名に「ボキャブラリー」を使ったテレビ番組「ボキャブラ天国」の影響が大きいと言われています。日本語でも「語彙」「用語範囲」などの意味で用いられており、もともとの語源とさほど意味に変わりありません。


ボキャブラリーの使い方|使われやすい例文集

  • ボキャ貧と言われるので、ボキャブラリーの増やし方を知りたい
  • ボキャブラリーが豊富な人と話していると尊敬してしまいます
  • ボキャブラリーを 増やすためにはどんな努力をすればいいのでしょうか
  • 大人として恥ずかしくないボキャブラリーを身につけておきたいものです
  • ボキャブラリーを増やすのに役立つ方法を教えてください
  • ボキャ貧とはボキャブラリーが劣っている人のことです

日本では、「ボキャブラリー = 引き出す言葉の力」として完全に定着しているため、「ボキャブラリーが良い!」と言われたら「いろいろな言葉で説明してくれて面白い!」と褒められていることになります。

話が面白い人を形成するステータスの1つとして非常に重要な要素としても知られているので、「語彙力あるね!」と「ボキャブラリーが豊富だね!」だと、もしかしたら後者の方が良い印象を与えられるかもしれません!


ボキャブラリーの類語|同義語として使われる言い換え表現とは

ボキャブラリーは一般的にはよく知られている言葉ではありますが、カタカナ言葉を使うことに抵抗がある人もいるでしょう。そこで、ボキャブラリーから言い換え可能な類語の使い方を紹介していきます。詳しく見ていきましょう。


ボキャブラリーの類語① 「用語」

ボキャブラリーとは、特定の範囲の言葉全体を指します。特定分野の言葉の違いをよく知っていて語彙力がある場合、「〇〇についてのボキャブラリーが豊富だ」という意味で類語である「用語」を使って、「〇〇用語をよく知っている人だ」などと表現できます。

しかし、ボキャブラリーを「語彙力」の意味で用いる場合、「用語」にそのまま言い換えると、少し不自然になってしまいます。例えば、「ボキャブラリーの増やし方を知りたい」を言い換えたい場合は、「たくさんの用語知識をつけるための方法を知りたい」となり、別の言葉を使った方がスムーズでしょう。


ボキャブラリーの類語② 「単語」

一定の範囲で使われる単語の集まりをあらわす言葉である「ボキャブラリー」は、使い方によっては類語の一つである「単語」とも言い換え可能。例えば、「専門知識についてのボキャブラリーをよく知っている」は、「専門知識についての単語をよく知っている」とスムーズに言い換えできます。

しかし、ボキャブラリーを「語彙力」の意味で用いる場合、「単語」を用いてしまうと、後に続く言葉の調整が不可欠です。例えば、「ボキャブラリーを増やすにはどうすればいいのか」を言い換えると、「単語の知識を豊富につけるにはどうすればいいのか」となり、あまりスムーズではなくおすすめできません。


ボキャブラリーの類語③ 「イディオム」

イディオムとは慣用句を意味するカタカナ英語で、 英語スペルはidiomです。イディオムだとボキャブラリーとは、一定範囲の単語の集合体なので、慣用句も含まれています。例えば、「ビジネス英語のボキャブラリーの増やし方を知りたい」は「ビジネス英語のイディオムを習得したい」はほぼ同義です。

一方、単語も含めた場合や、語彙力を指す場合には、慣用句をあらわすイディオムを用いるのは適切ではない場合が多いでしょう。例えば、「あの人はボキャブラリーが豊富だ」を言い換える場合に、イディオムを用いると慣用句をよく知っているという意味になり少し意味が変化するため適切ではなく、別の類語で言い換えるのがおすすめです。


ボキャブラリーだけではなく、言葉は正しく使える大人に!

最近では、ボキャブラリーだけではなく、言葉の意味を間違えて使う大人の人が目立つようになってきています。

確かに、全ての言葉をいちいち調べるのは途方もない作業になってしまいますし、そんなことをした方が良いとも思いません。ただ、1回調べたことは二度と調べずに済めば良い。

ボキャブラリーだけではなく、間違った言葉を指摘された時などは、もう二度と間違えないよう、しっかりと理解していきましょう!

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