心理学は15の種類がある!仕事と恋愛で役立つ心理学の活用方法とは

HaRuKa 2022.03.17
心理学は私たちの日常でも多く活用されているのはご存知ですか?本記事では、心理学の種類や仕事や恋愛で活用できる心理学から、知ってるだけで得をする面白い心理学まで解説!さらには、心理学を勉強する方法や、仕事に役立つ資格や検定、心理学を学びたい人におすすめの本もお教えします。

【仕事/恋愛/人間関係】日常で役立つ心理学20個

ここからは、仕事や恋愛、人間関係で役立つ心理学をそれぞれのジャンルごとご紹介します。簡単な心理学は、日常生活でも応用することが可能です。

ぜひ、使えそうな心理学がないかチェックしてみてくださいね。


仕事で役立つ心理学とは

まずは、仕事で役立つ心理学をご紹介します。商談や交渉、マーケティングなど、ビジネスシーンで活用できる心理学を厳選しました。

覚えておけば簡単に活用できる心理学ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


仕事の心理学1. 「希少性の原則」

希少性の原則とは、需要よりも供給される量の方が少ない場合、そのサービスや商品の価値が上がる、上がったような気になる心理学です。

例えば、昨日まで普通に販売されていた商品が「残り10足」と言われた途端に、「もう手に入らないかもしれない」という心理が働き、価値が上がったような気になります。

マーケティングに使うことで、商品の価値をコントロールできる心理学です。


仕事の心理学2. 「ダブルバインド」

ダブルバインドとは、あえて2つの選択肢を与えることで断りづらくする心理テクニックです。例えば、「Aの商品を買いませんか?」と言われたら「はい」か「いいえ」で回答できます。

しかし「AかBどちらの商品を買いますか?」と聞かれると、どちらか一つを選択しなければならないという心理が働くところがポイント。

断りづらくなることで、選択しなければならない状態を作ります。


仕事の心理学3. 「ドア・イン・ザ・フェイス」

日本語で「譲歩的要請法」と呼ばれる心理テクニックです。初めは高い要求をしてそれをどんどん下げていくところがポイントです。

例えば「1年間契約してみませんか?」と言われると抵抗がありますが「今回だけ、半年で大丈夫です」「上司に相談した結果、まずは1か月で大丈夫だと許可が出ました」など、どんどん下げていくことで「ここまでしてくれたなら、好意で返さないと」という気持ちにさせます。


仕事の心理学4. 「フット・イン・ザ・ドア」

フット・イン・ザ・ドアは、相手が受け入れやすい小さな要求からスタートし、目標である大きな要求を達成させる心理学です。

家を購入する時に、「まずは見学会から」と手軽な要求からスタートします。見学会に参加したところで、次に見積作成、借入の計画、そして契約と段階を追って要求を高めていくケースがあります。

これも、フット・イン・ザ・ドアを上手に活用している例でしょう。


仕事の心理学5. 「返報性の原理」

人は誰かに何かをしてもらったら、その分返したくなるという習性を持っています。それを活用したのが返報性の原理です。あえて自分から相手のためになることや相手が喜ぶことをします。

そうすると、次にお願いをする時や依頼をする時に「あの時の恩を返さないと」と思ってもらうことができ、スムーズに通りやすくなるのがポイントです。


仕事の心理学6. 「単純接触効果」

別名で「ザイオンス効果」とも言われる心理学で、単純に回数を重ねて接触することで好感度がアップするというものです。

例えば、テレビCMや広告などもそうで、1回の放映時間や目に触れる時間は短くても、繰り返し接触をすることで「あの商品が気になる」「見たことあるから買ってみようかな」という気持ちにさせます。


仕事の心理学7. 「作業興奮」

作業興奮とは、やる気が出ない状態でも無理やり始めることで、脳が興奮しやる気が出てくる状態を指します。

やる気はなかったけれど少し掃除をし始めたら夢中になってしまったことや、料理を作り始めたら楽しくなってしまったことは、誰にでもあるのではないでしょうか。

作業興奮を有効活用することで、苦手な仕事や勉強も、効率よく終わらせることができます。


仕事の心理学8. 「ロー・ボール・テクニック」

ロー・ボール・テクニックとは相手が承諾しやすい条件から提示し、その後ろに本来の条件を隠している心理テクニックです。

例えば、「本日70%オフ」と書かれていると入口が広く手軽に入店することができます。しかし、店内には70%オフ以外の商品があり、本来は定価商品を購入させることが目的なのです。

このように本来の目的を提示しないまま、一貫性のある本来の目的へと誘導することが目的となる心理学です。


仕事の心理学9. 「イエス誘導法」

イエス誘導法は、相手が思わずイエスと答えてしまう質問を立て続けにすることで、本来の意思と背いたことにもイエスと答えやすくなる心理テクニックです。

あらかじめイエスと答えやすい質問を多く用意しておくことが大切で、最後のほうにイエスと言わせたい重要な質問を入れ込みます。

相談や上司、部下の説得などに応用できる心理学です。


仕事の心理学10. 「ミラーリング」

人は自分と似ているものに、興味や好意を抱きやすいという特徴があります。それを利用して、相手と同じ仕草や姿勢、言葉遣いをすることで、親近感を持ってもらう心理テクニックです。

仕事での商談や交渉などは、親近感や興味を持ってもらったほうが上手くいきます。ミラーリングし、相手の動作をさり気なく真似することで、心を開いてもらえる可能性がアップします。


恋愛や人間関係で役立つ心理学とは

ここからは、恋愛や人間関係に活用できる心理学をご紹介します。相手の気持ちをコントロールできるかもしれない心理学を集めてみました。

簡単に実践できる方法ばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。


恋愛心理学1. 「初頭効果」

恋愛や人間関係では第一印象が大切だと言いますが、出会って1秒から6秒の間で自ずと相手の印象を決めています。それを、初頭効果と呼びます。

たった6秒のうちに印象が決まってしまうと分かれば、身だしなみや言葉遣い、立ち振る舞いなど見直したくなるはず。出会ってからの6秒を意識することで、恋愛で優位に立ちましょう。


恋愛心理学2. 「スリーセット理論」

スリーセット理論とは、人は出会って3回まででその人のイメージや価値を決めてしまうという心理学です。そのため、好意を持った相手や付き合いたい相手とは、出会って3回までが勝負!

ここでいい印象を与えられれば、相手の中にもいいイメージが刻まれているはず。スリーセット理論をあらかじめ知っておくことで、様々な策略を立てて置くこと可能です。


恋愛心理学3. 「ゲイン・ロス効果」

ゲイン・ロス効果とは、初めの印象をあえて下げて、その後に好感度を高めることをすると、より好意を持ってもらいやすくなる心理テクニックです。

初めて会った時や2回目に会った時にあえて印象を下げ、その後に好感度を高める行為を取ることで、ギャップを感じてもらえます。

ギャップがあると人の印象に残りやすいので、恋愛に発展しやすくなるかもしれません。


恋愛心理学4. 「ランチョン・テクニック」

ランチョン・テクニックとは、その名の通りランチや食事をしながら交渉する心理テクニックです。美味しい食事をすることで自然と楽しさや快楽を感じ、交渉の内容もポジティブになるというもの

会議や会談を食事とともに行うのは、このテクニックを応用しているからです。少しでも、相手と良好な関係を築きたい時は、美味しいレストランなどで食事をしながら話してみましょう。


恋愛心理学5. 「ピーク・エンドの法則」

ピーク・エンドの法則とは、ある物事の良し悪しを判断する時に絶頂の時と最後の瞬間が大きな判断材料になるというものです。

例えば、デートをする場合、二人で楽しく遊んでいる絶頂の瞬間と、デートが終わる別れ際の瞬間がデートの良し悪しを判断する材料となります。この2つを意識して印象づけることで、相手にいい印象を持って貰えます。


恋愛心理学6. 「ロミオとジュリエット効果」

ロミオとジュリエット効果とは、目標を達成する時に何かしら障害があったほうが、障害を乗り越えるために行動を起こそうとする心理テクニックです。

例えば、恋人といつも会える状態にあるよりも、遠距離恋愛でなかなか会えない状態のほうが二人の気持ちが持続しやすいそう。

あえて障害物を設定することで、二人の恋が燃え上がるかもしれません。


恋愛心理学7. 「好意の返報性」

好意の返報性とは、男性と女性の間で成り立つ心理テクニックです。どちらか片方が好意を伝えることで、相手も「もしかしたら好きかも」と好意を持っているような気持ちになります。

これは、お互いに印象が固定されていない二人の関係が浅いときに有効です。好きかもと思ったら、早めに意思を伝えてしまうのも一つの方法です。


恋愛心理学8. 「アンダードッグ効果」

アンダードッグ効果とは、不遇な人や敗者に同情をして、ついつい応援したくなる心理テクニックです。不遇な話や報われなかった話を聞くと「どうにかしてあげたい」「サポートしなきゃ」と感じる人が多いでしょう。

それと同じで、失恋した話や上手くいかない恋の話をすることで「どうにかしてあげたい」と思わせるテクニックです。


恋愛心理学9. 「ウインザー効果」

ウインザー効果とは、直接本人に真実を伝えるより、第三者を介して話したほうが影響を与えることができるというもの。

友人や同僚などを通じて「〇〇くん、〇〇さんのことが好きみたいだよ」と聞くほうが、真実味があるように聞こえるよう。

そのため、人間関係や恋愛において大切なことを伝えたい時は、あえて誰かに代弁してもらうのも一つの方法です。


恋愛心理学10. 「類似性の法則」

類似性の法則とは、自分と共通点がある人に興味や好意を持ちやすいというもの。同じ食べ物が好きだったり、似たようなアイテムを持っていたりすると、それだけで親近感を抱くようになります。

そのため、恋愛や人間関係においても相手と同じ趣味や似たような性格をしていると、それだけでも好意を持ってもらいやすくなります。


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