"お伺いします"の意味/使い方。メールで使える例文集|ビジネス敬語ガイド

長谷川大輔 2018.09.01
行く、訪問する、聞く、尋ねるの意味を持つ謙譲語、伺う。「お伺いします」は、伺うをさらに丁寧に表現した敬語になります。今回は、お伺いしますの意味から正しい使い方、二重敬語となる表現、ビジネスメールで使える例文まで徹底解説。言い換えできる類語まで確認しましょう。

メールでも使える「お伺いします」を使った例文とは?

お伺いしますの例文① 「行く」の意味で使う場合

お伺いしますを使った例文
  • 今月中にはお伺いしますのでよろしくお願いいたします。
  • 契約するには私だけでなく上司もお伺いします。
  • 本日の午後にお伺いしますが、ご都合はいかがでしょうか。
  • 弊社のスタッフがお伺いしますので、不明点などありましたら遠慮なく質問してください。
  • このたびの失敗は我が社に責任がありますので、お詫びにお伺いします。

「お伺いしますのでよろしくお願いいたします」というのは相手に最大級の敬意を払った言い方で、特別な地位にある相手に対してメールを送るときなどに使います。

例文2つ目では、とても大事なことを伝えるタイミングで相手方に行くことを伝えています。本日の午後の例文では、突然行くと相手の都合が悪い場合があるので、事前に確認するタイミングでの使用です。

例文3つ目では、ビジネス上の取引でこちらから行って説明するタイミングでの使い方。最後はお詫びにいくタイミングで「お伺いします」を使っています。

【「例文」で使われている敬語】
「よろしくお願いいたします」は目上にも使える?正しい使い方から類語まで解説

「弊社」と「当社」の使い分けの仕方。話し言葉で使えるのはどちら?


お伺いしますの例文② 「聞く」の意味で使う場合

お伺いしますを使った例文
  • 当方のミスについてはじっくりお伺いしますのでよろしくお願いいたします。
  • この地方の風習について、次の機会に改めてお伺いします。
  • 部長に来ていただいて、立ち会いの元でお伺いしますがよろしいですか。
  • 恥を忍んでお伺いしますが、私が犯したミスとは一体どのようなものでしょうか。
  • なぜこのような失敗が起こったのか調査する必要があるので、明日から詳細についてお伺いします。

「お伺いします」には「聞く」という意味があり、1番目の例文では自分たちのミスについて何が原因なのかを相手に聞きたいタイミングで使っています。よろしくお願いいたしますをつけることで、相手への敬意を表しています。

例文2つ目は、改めてという言葉を使ってもう一度聞かせて欲しいと頼むタイミングで使っています。3番目はビジネスシーンで、相手の会社とのやり取りのタイミング。

4番目は自分がどのようなミスをしたのか、相手に問うタイミングで使ってます。最後の例文は、詳細を聞きたい場合に丁寧な言い方をしてます。メールなどよりは会話で多く使う言葉です


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