"ご入用"の意味とは?使い方&言い換えできる類語付き|ビジネス敬語ガイド
「ご入用」を使った丁寧な例文一覧
- ご入用の際には、ぜひ弊社にお声がけください。
- ご入用の際には、またいつでも連絡の上でご利用いただけます。
- ご入用の品がありましたら、ご用意させていただきますのでお申し付けください。
- ご入用でしたら、こちらのブザーをお使いください。
- またご入用の際には、いつでもお力添えいたします。
- レシートはご入用でしょうか?
- ご入用はございますか、何なりとお申しつけください。
「ご入用の際には、ぜひ~」は相手に対して、今後自分や自分の会社の力が必要になった時にはぜひ声をかけて欲しい、という状況に対して有効なフレーズです。
この時の「ご入用」とは、相手が自分の会社の力、つまり事業やサービス、商品が必要になったときを指すため、ビジネスの営業活動でのフレーズとして活用されます。
「ご入用でしたら」または「ご入用の○○がありましたら」は、これから相手が何か必要になる可能性を踏まえて声がけする時の表現です。
例文の「レシートはご入用でしょうか」は、レシートは必要かの確認、「ご入用はございますか」は、自分で何か役に立てることはあるか、必要なものはあるか相手に対して伺う意味を持ちます。
【「例文」で使われる敬語】
・「弊社」と「当社」の使い分け方|ビジネスシーン別に使える敬語を解説!
「ご入用」と「ご用命」との違いとは?
「ご入用」と似たフレーズに類語の「ご用命」があります。
類語「用命」とは、「用事を申し付けること」。用命に敬語の接頭語である「ご」をつけた「ご用命」は、目下の人が自分を下げて相手に敬意を表す、謙譲語表現です。
「入用」は名詞であるのに対し、「用命」は動名詞のため、「ご用命ください」と言います。目下の人が目上の人に対して「用事があれば申し付けて下さい」と伺うときには、「何かございましたら、いつでもご用命ください」の使い方をします。
また、例文として「ご用命の品」とすれば、「相手に用意するように命じられた品物」を表現できます。口頭のほかメールでも使用可能な言い回しです。
「ご用命」を使った例文とは?
- 今後ともお客様の役に立つサービスを展開して参りますので、いつでも当店にご用命ください。
- ご用命を賜りたく、お願い申し上げます。
- いつもお世話になっております。本日はかねてよりご用命のお品を届けに参りました。
【参考記事】「ご用命」の意味から正しい使い方までをまとめました▽
「ご入用ですか?」への正しい返事の仕方
自分が目上の人に対して使用する以外にも、誰かから「ご入用ですか?」と聞かれることがあります。
「ご入用ですか?」は、メールなどのビジネスシーンだけでなく、店舗や飲食店など、日常生活の中でも多く使われるフレーズです。自分が正しく使えるだけでなく、正しく返事を返すのもビジネスマンとしては必要です。
もしも「ご入用ですか?」と聞かれたときの正しい返事の仕方を、入用である場合、入用でない場合のシチュエーション別に例文を紹介していきます。
例文を参考にして「ご入用ですか?」と聞かれた時にも、スマートに返せるようになるために参考にしてくださいね。
「ご入用ですか?」に肯定する場合の返事の仕方
- よろしくお願いします。(もの- 助力の申し出に対して)
- ありがとうございます、いただきます。(ものが必要かの申し出に対して)
- ぜひ力を貸してください。(助力が必要かの申し出に対して)
- 助かります、ありがとうございます。(もの- 助力の申し出に対して)
「ご入用ですか?」に否定する場合の返事の仕方
- 必要ありません。(申し出がしつこい時など、しっかり断りたい時)
- 結構です。(入用ではない時)
- 今は必要ありませんが、また必要になったら声をかけます。(相手の声がけに対して、またあとで必要になるかもしれないという気配りの気持ちを込めて断る時)
- お心遣いは嬉しいのですが、遠慮しておきます。(相手の申し出に対して感謝しつつ、必要でないことを断るとき)
【「例文」で使われる敬語】
・「結構です」の使い方|言い換えできる類語から例文まで解説します
・「お心遣い」の使い方ガイド。ビジネスで使える例文まで解説!